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◆中露首脳会談 「ソ連は勝利に貢献」 胡主席、対日参戦を評価
【モスクワ=伊藤正】対独戦勝六十周年記念式典出席のためモスクワ訪問中の中国の胡錦濤国家主席は九日、クレムリンでロシアのプーチン大統領と会談し、第二次世界大戦末期に、ソ連軍(当時)が対日参戦したことを高く評価する発言をした。中国の最高指導者が旧ソ連の対日参戦を賛美したのは異例。
会談冒頭、プーチン大統領が式典への参加に礼をいい、中露関係の順調な発展を歓迎すると述べたのに対し、胡錦濤主席は「今年は抗日戦争勝利六十周年。日本侵略者との八年間の戦いで、(中国は)貴国同様に多大の損害を被った」と強調。さらに「ソ連はわれわれの勝利に貢献した。中国人民はそれを決して忘れない」と述べた。
「ソ連の貢献」について、胡主席は具体的に述べなかったが、終戦直前、ソ連軍が日ソ中立条約を破って参戦、旧満州(中国東北部)に侵攻し、関東軍を武装解除したことを指しているのは確実だ。胡主席は八日、モスクワの中国大使館に旧満州に侵攻した元ソ連兵を招いて懇談、その功績をたたえていたからだ。
中国は、ソ連の対日参戦や北方領土占領について批判的な立場を取った時期もあったが、最近の中露関係改善を背景に、ロシア寄りの姿勢に転じつつあった。胡主席の対日参戦支持は、中国の反日傾向の反映といえる。
会談内容は未発表だが、北朝鮮の核をめぐる六カ国協議再開問題や日中が競合している東シベリアの石油パイプライン問題などが議題になったもよう。ただ会談時間が短く、突っ込んだ意見交換にはならなかったようだ。胡主席は七月にロシアを公式訪問、諸問題を討議したいと表明した。
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◆中国マスコミ 歴史認識、独と比較し日本批判
【北京=野口東秀】中国中央テレビは九日、モスクワでの対独戦勝六十周年記念式典を特別番組として中継放送するなど強い関心を示した。中国の公式マスコミは、式典報道を通じて戦後ドイツの歴史認識を評価することで、“反省しない日本”を印象づけることに焦点を当てた。
国営新華社通信は、八日配信の「われわれはなぜ六十年前の勝利を記念するのか」と題した論評で、戦勝国として中国の功績を誇示する一方、日本については「侵略の歴史を隠し、アジアの国々と人民の感情を傷つけた」と非難した。
九日付の共産党機関紙「人民日報」も「反ファシズム勝利」などとして式典を大きく報道。社説では「歴史を正確に認識し、反省を実際の行動としてこそ国際社会の信頼を得られる」と日本を批判した。
中央テレビも九日の番組で「小泉首相は靖国神社に参拝しないとは明言しようとしない。こうした姿勢はドイツと異なる」と指摘し、日独の差を強調した。
中国では戦後六十年にあたる今年、「抗日戦争勝利六十周年」として展覧会や討論会など日本に焦点を当てた記念活動がめじろ押しとなっている。「愛国主義」を掲げた日本批判は、モスクワでの式典を終えてこれから本格化しそうだ。
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ったく、何を考えてるんでしょうか。
2005/5/10(火) 午後 1:29 [ - ]