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◆【主張】日本海海戦100年 考え直したい戦いの意義
日露戦争の日本海海戦から明日二十七日で、ちょうど百年になる。この海戦で圧勝したことにより、日露戦争の勝利を決定的にし、日本は独立を守ることができた。世界の歴史も大きく変わった。百年という節目のときに、その意味を国民みんなで考えたい。
日露戦争はロシア軍による満州(現中国東北部)の占拠や朝鮮半島への進出に対し、日本が異議をとなえる形で始まった。
満州を舞台とする陸の戦いでは、日本軍は苦戦を強いられながらも、ロシア軍を北方へ押し戻すことができた。しかし、日本海の制海権を握ることで挽回(ばんかい)をはかるロシアは欧州からバルチック艦隊を派遣し、これを阻止しようという日本軍との間で戦われたのが日本海海戦だった。
日本軍は、東郷平八郎連合艦隊司令長官らの卓越した指導力や兵員たちの高い士気や戦闘技術などによって、海戦史上例のない一方的勝利をおさめ、ロシア艦隊を壊滅させた。
司馬遼太郎氏は『坂の上の雲』の中で、海戦で負けていたときの「想像」として、陸軍が満州で孤立し日本は降伏するとし、こう書いている。
「最小限に考えて対馬島と艦隊基地の佐世保はロシアの租借地になり、そして北海道全土と千島列島はロシア領になるであろうことは、この当時の国際政治の慣例からみてもきわめて高い確率をもっていた」
日本にとっては間違いなく国の存亡をかけての戦いであり、大きな勝利だった。だが、先の大戦で日本が敗れると同時にその意味はほとんど語られなくなった。東郷司令長官の名前もほとんどの教科書から葬られた。
百年目の今年も、政府主催による記念の行事は行われない。他国の戦勝記念式には小泉純一郎首相がかけつけているだけに残念である。
しかし、「日本海海戦100周年記念大会実行委員会」主催の記念式典が二十七日、横須賀市の記念艦三笠で開かれるのをはじめ、対馬沖など各地で追悼行事や記念講演が行われる。
この機会に、一人でも多くの国民に日露戦争や日本海海戦について、もう一度学びなおしてほしい。そして、少しでも自国の歴史に誇りを取り戻したいものである。
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日本海は韓国や中国と直接つながっています。
日本海側に多く存在する原子力発電所は、朝鮮などからの魚雷等の攻撃に対して弱いのではないでしょうか?
大切な発電所なので瀬戸内海や太平洋ならこの点は安心ですね。
2010/7/31(土) 午後 9:16 [ エネルギーを考える ]