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◆「泣いて馬謖」より… 石原知事“浜渦問題”語る 「人事一新が最大の履行」
泣いて切った馬謖より大事な人材を失う思い−。石原慎太郎知事は三日、都政混乱の責任を取って辞表を提出した浜渦武生副知事を擁護した記者会見で「都政を投げ出すのでは」との観測に対し、情熱を失っていないことを明言した。「何だったら、もう一回選挙をしてもいいよ」などと冗談を述べるとともに「人事を一新することが最大の履行」と語り、都政のトップの責任を果たしたことを強調した。
石原知事が浜渦副知事の辞任について語ったのは初めて。スーツ姿で会見に臨んだ石原知事はまず、浜渦副知事のこれまでの功績を披瀝。「彼の名誉のために言いますが、これほど幅広いところで活躍した副知事はいなかったし、これからもいないでしょう」と述べた。
浜渦副知事は、元官僚らによる石原知事の顧問団をコーディネートし、国に対して積極的に働きかけを行う仕事もしていたという。
石原知事は「今後もいろんな問題が国絡みでありますが、誰がこの役職を果たせるか心配」とし「そういう人材を育てていなかければならないが、なかなか至難でしょう」と語った。
「知事に従う」としてきた浜渦副知事に辞職を求めたときのことについては、「最後は、深夜に浜渦と二人で涙を流して話をした。私としては、『泣いて馬謖を切る』より大事な人材を失うことになるからね」と述べた。
また、石原知事は週に二、三日しか登庁していないことについては「毎日毎日同じ机に座っていることが能じゃないだろう。都庁にいてはできない仕事はたくさんあるよ」などとした。
今後の都政運営は「最高幹部の合議の形を変えなければいかんと思っている」とした上で、「私の責任で私も出ますし、遠慮なく言えるように私が主導していく」と意思疎通の体制を変革していく考えを示した。
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