保守の源流を訪ねて

いざいざと友に盃すすめつつ泣かまほしかり醉はむぞ今夜

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◆【断】中国が著作権遵守だって?

 中国に進出した日系企業が、反日行動の高まりに苦しんでいることはあちこちで報道されている。だが問題は目に見える反日デモだけではない。政府当局からの有形無形のプレッシャーもある。

 たとえば、上海市にオフィスを構える日系企業のケース。ある日突然、上海市政府から「あなたの会社はビジネスソフトを違法コピーして使っている」と指摘され、家宅捜索を受けた。東京の本社があわてて調べてみたところ、現地採用の中国人管理職が経費を浮かすため、ソフトをコピーして社員に使わせていた事実が確かにあった。申し開きのできない法令違反で、莫大なソフト代金追加購入費を求められたのも当然だった。

 しかし問題は、ソフトの違法コピーがほとんど野放しになっている中国で、なぜこの日系企業だけが捜索を受けなければならなかったのかということだった。中国では著作権法をまじめに遵守している企業は少なく、違法コピーは事実上野放しになってしまっている。中国ビジネスに携わる関係者は「これは政治的な問題だ」と前置きし、こう説明してくれた。

 「中国政府も、自国企業の著作権意識の低さについては頭を抱えている。その一方で欧米や日本からは違法コピーの放置をさんざんに追及され続けている。そこで中国政府は、他国から進出している外資企業の現地法人をやり玉に挙げるという戦術を考えた」

 要するに日系企業をスケープゴートにして、「そうやって中国を批判しているおまえの国の会社も、法律に違反しているじゃないか」と反論する道具にしているというのである。なんとしたたかな国なのだろう。(ジャーナリスト・佐々木俊尚)

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◆【外信コラム】台湾有情 靖国擁護の台湾人

 「それこそ歴史歪曲じゃないか」。総統府や二二八記念館で、日本から訪れる参観者をボランティアで案内している蕭錦文(しょう・きんぶん)氏(79)は怒りをあらわにした。

 小泉純一郎首相の靖国神社参拝は違憲で精神的苦痛を受けたとして、靖国神社などに損害賠償を求めた控訴審が大阪高裁で結審する十七日、蕭氏は補助参加の形で意見陳述することになった。

 原告は台湾の女性立法委員(国会議員)で父親が中国大陸出身、母親が台湾先住民タイヤル族の出身という高金素梅(そばい)さん(39)。高金さんらは「太平洋戦争で台湾人は無理やり戦地に送られたのに、靖国神社に三万人近くの台湾人の魂がまつられているのは許しがたい」などと主張している。

 しかし蕭氏は同じ台湾人でも、靖国神社を擁護する立場から意見陳述する。

 「戦時中は日本人だったわれわれも国を守る気持ちは同じ。私も陸軍志願兵として、台湾も含む日本のために命をかけて戦った」と蕭氏は言う。

 蕭氏によれば、徴兵制のなかった台湾で昭和十七年に始まった陸海軍の志願兵募集に何十万人もの台湾青年が殺到した。「それを今になって『無理やり』とは、歴史への冒涜(ぼうとく)だ」。蕭氏は裁判にも「志願」して立ち上がった。(河崎真澄)

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◆【湯浅博の世界読解】中国が投げた小石の正体

 日本代表は「ニッポン・コール」のない無人のスタジアムでよく戦った。日本の三大会連続W杯出場を決めたバンコクでのサッカーアジア最終予選のことである。このゲームをテレビ観戦しながら、なぜか中国で起きた反日デモのことが頭に浮かんで消えなかった。

 ひょっとして中国は、無観客試合のつもりで日本たたきを考えていたのではなかろうか。観客がいない試合なら、審判の目を盗んで禁じ手を使っても、外部世界には分かりにくい。

 北京などで反日デモを誘発させ、彼らに「日本の常任理事国入り反対」を言わせるのはたやすい。せっせと愛国教育で「反日」を刷り込んであるから、マッチを投げ込めばたちまち発火する。

 中国は、アジアの政治大国として日本が国連安保理の常任理事国(P5)に割り込んでくることが許せない。P5は戦勝国にして核保有国クラブであり、世界の指導的な地位にある。日本とだけの試合なら、反日デモで揺さぶり、歴史認識のカードでトドメを刺せばいい。

 しかし、悪いことはできない。デモの狙いが常任理事国入り阻止であることを米欧のメディアに見破られてしまった。無観客試合とばかり思っていたら、どこかに監視人が潜んでいたようなものだ。透明性こそ悪事の敵である。

 監視人による摘発で反日デモが腰砕けになっては、別の方法で日本の理事国入りを阻止しなくてはならなくなった。

 小泉純一郎首相の「靖国参拝」に焦点を当て、日本の有力な政治家を招いて暗に影響力行使を期待する。中国が小石を投げ込んでやりさえすれば、あとは日本で勝手に波紋を広げていく。

 河野洋平衆院議長が歴代の首相を呼んで、「靖国阻止」に動いたのは上々だろう。日本遺族会会長の古賀誠元自民党幹事長が「近隣諸国に配慮を」と発言すると、遺族全部が反対しているかのような印象がひとり歩きする。

 いま中国は、日中対立のスタジアムを飛び出して、決議案つぶしを公然と実行している。

 日本、ドイツなど四カ国グループ(G4)は今月中に枠組み決議案を国連総会で採択し、常任、非常任理事国の拡大を確定することを狙っている。採択には加盟国一九一カ国の三分の二以上の支持が必要である。

 広く世界で展開されているのは、日中の歴史認識などではない。それらを利用した国益激突の外交ゲームの方である。

 日本のターゲットは二つ。これまでのゼロをプラスに持ち込む常任理事国入りと、マイナスをゼロに押し上げる国連憲章の「敵国条項」の削除である。

 日本が常任理事国になれば、北朝鮮の経済制裁に国連を巻き込む手立てが可能になる。イランの核開発の阻止も安保理で拒否権をちらつかせる中国への圧力となる。常任理事国とはそれほど強力なパワーなのだ。

 一方、日本が標的の「敵国条項」の削除は、決して譲れない一線である。戦勝国がつくった国連とはいえ、六十年を経ていまだ「敵国」のレッテルのままでよく我慢してきたものだ。

 まして、米国以外の四つの常任理事国の総額を上回る分担金を負担しても、いまだ「敵国」とは笑止だ。いま国連改革のチャンスを逃せば、十年後の七十周年まで来ない。わが政治家よ、観客のいないスタジアムを飛び出して外のゲームに挑んだらどうか。(東京特派員)

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◆サントリー、日本初の最高金賞

 サントリーは14日、酒類・食品などの国際的な品評会「モンドセレクション」(本部・ブリュッセル)で、同社のビール「ザ・プレミアムモルツ」が最高賞にあたる最高金賞を受賞したと発表した。日本企業がビール部門で同賞を受賞するのは初めて。1961年に創設されたモンドセレクションは世界的に権威のあるコンテストとして知られ、ビールやワイン、菓子、たばこなど幅広い商品を対象としている。サントリーは初めての出品で受賞した。

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◆町村外相「強気」で存在感 “親中派”議員と一線 宰相レースへ試金石

 町村信孝外相がここに来て、教科書問題や歴史認識をめぐり、強気の発言を繰り返し、対中配慮を見せる与党政治家が多いなかで、存在感を強めている。外相という立場での発言に、「言いすぎ」という批判がある一方で、毅然とした発言に、評価する向きも多い。将来の宰相レースに名乗りをあげられるかどうか、「凛とした外交」を掲げる町村外相の手腕が試されている。(笠原健)

 町村外相は月刊誌「文芸春秋」七月号に「対中国『へりくだり外交』を排す」と題したインタビュー記事を掲載。日中や日韓関係について、「一方的に日本がへりくだり、おもねることでしか友好関係が成立しない、ということであれば、これは長続きしない関係になってしまう」と指摘、国際社会に対して日本の立場や意思を明瞭に表明すべきだとの考えを示した。

 町村外相は六日には、「靖国神社に行ったから、日本は軍国主義だとか批判もあるが、とんでもないことだ」として、対日批判を繰り返す中国などの姿勢を牽制。さらに、自民党議員らが相次いで訪中していることについても、「中国に無用のゴマをする人がいるから日中関係がおかしくなる」と喝破した。

 十四日の参院外交防衛委員会では、「わたくしの表現力のなさ、不徳のいたすところだと反省している」と釈明はしたが、“親中派”議員とは一線を画した格好だ。

 町村外相は文相だった平成十年六月にも「否定的要素をあまりにも書き連ねている」と、歴史教科書の内容が自虐史観に染まり過ぎているとの認識を示すなど、「自民党内でも歴史問題などで明確な主張を展開する人物」(与党幹部)との評価が高い。

 今年三月に出版した「保守の論理」でも、失った国家の品格を取り戻すべきだと主張するとともに憲法改正や教育改革などに取り組む必要性を強調している。

 官僚出身だけに、外相就任当初から国会答弁や国際会議では「安心してみていられる」(外務省幹部)と評価されていたが、政治家としては目立たなかった。一連の発言が「政治家・町村信孝」を際立たせ始めたのは確かなようだ。 

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