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節約型社会建設を加速、上海に改革モデル地区創設 FujiSankei Business i. 2005/6/24
中国の温家宝・首相は22日、国務院常務会議を開き、節約型社会の建設と循環型経済の発展の政策を研究するため、上海の浦東新区に総合的な改革モデル地区を設けることを承認した。
会議では、中国国家発展改革委員会が節約型社会と循環型経済の建設について報告。急速な工業化や都市化に伴い、各種資源の需要は引き続き増大しており、エネルギーなどの需給ギャップも拡大し、環境汚染も深刻化している実態を明らかにした。
これら高度成長の負担を軽減し、持続的な成長を可能にするため、現在の浪費型の経済、産業構造を改める必要が緊急の課題となっている。
会議では、各種資源の節約を最優先の政策課題に位置づけ、効率の向上を図るとともに経済、法律、行政、科学技術、教育などさまざまな側面から取り組むことを決めた。
節約型社会と循環型経済の実現のため、(1)マクロ経済による誘導(2)水資源、原材料、土地などの節約と効果的な利用(3)新技術、新製品、新素材の積極的な応用(4)科学的な管理、浪費の防止−などの施策を推進していく。
都市化が進むなか、資源の浪費が顕著になっていることから、広く国民に節約意識を啓発し、政府、企業、都市、地域での節約運動を強化する方針だ。また、これまで放置されていた産業廃棄物のリサイクルも進め、資源の再利用を図る。過剰包装なども自粛するように指導していく。
中国の経済発展は大量の資源を投入しているが、生産効率は低く、環境汚染による問題は社会問題となっている。今回の会議は、政府が節約型社会と循環型経済の建設を加速する姿勢を明確に打ち出したものといえる。
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