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早稲田大学院に入り直したお嬢さん二世もいましたね。政治を甘く見ているとしか言いようがない。
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◆【断】勉強してから立候補しろ!
今回の衆院選でも、前議員の妻、息子が次々と出馬を表明している。国会議員の仕事は、家族が代わりにできるほど楽なものなのだろうか。
たとえば、町工場の経営者で熟練工でもある父親が急死、または引退したとしよう。経理の仕事をしていた妻や見習い工の息子が跡を継いで、父親と同じような製品が作れるわけがない。工員を嫌って会社勤めをしていた息子ならなおさらだ。プロの技量が求められる職業は、すべからくそういうものなのである。
その点国会議員は、昨日まで内助の功だけしていた妻やサラリーマンだった息子が跡を継げるのだから、アマチュアでもできる簡単な仕事と言われてもしかたない。本来、政治家としての能力を選別するのが選挙なのに、ド素人の候補者でも当選させてしまう選挙民にも責任がある。
彼ら彼女らが当選すると、「これからいろいろと勉強したい」などと抜かすが、「勉強してから立候補しろ!」と言いたい。議員歳費は国民の税金だ。税金を使って二世三世の議員を育てる義理など我々にはない。
落語の世界も二世、三世が増えている。しかし、売れっ子は林家三平の息子の正蔵、柳家小さんの孫の花緑、桂米朝の息子の小米朝くらいで、あとの十余人は鳴かず飛ばずだ。それに落語家は前座修業から始め、二つ目、真打と昇進を重ねて地位を得る。何よりも実力の世界である。
国会議員になりたければ秘書、市会議員、県会議員と修業を重ねてから立候補すればいい。下手な二世落語家は客を不愉快にさせるくらいですむが、無能な二世政治家は国を滅ぼしかねない。(作家・吉川潮)
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