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四年振りに訪れた台北はすでに梅雨に入っていた。当地繁華街、林森北路(リンセンペールー)の夜はあちらこちらで傘の行列、マクドナルド前でタクシーを降りそそくさと行きつけの飲み屋に駆け込んだ。そこには10年も前からやっていたようなママが相変わらずのだみ声で「やあNちゃん、お久し振り、良く来てくれたね」との第一声、この声で我が家に帰ってきたような想いにさせてくれるのだから、台湾の飲み屋はすごい。 店の女の子は全員顔ぶれが変わっていたが、もう40も超えただろうと思われるこのママは、すでに酒も入っていたせいか上機嫌であった。台湾の顧客と夕食を終え、日本語・英語混合の「ビジネストーク」で疲れた身には心地よい賑わいである。 いつもの通り台湾式に女の子(小姐)と乾杯を繰り返し、シンガポールの話やら、下ネタやら、台湾市長の話やらして良い気分になって、ふと気づいた。そうなんだここは日本語圏なのだ。いつものように英語で返事する必要はないんだと。日本語の魔力。そう考えると女の子がウィスキーを注ぐ作法でもシンガポールとは大分違う。 下記記事、「大陸」人のマナーのひどさに触れているが、これはシンガポールとて似たり寄ったり、違いはちょっと金があり、且つ罰金が法外にきついこと。これが無ければシンガポールも間違いなく「大陸」化していたと断言できる。かつてシンガポール政府はトイレ美化運動を起こしたことがあり、現在でもホッカー(屋台食堂)のトイレ美化に補助しているくらいだ。それであっても夜のトイレの汚さはなのめならず。人為的としか考えられない。 それに比べ林森北路の飲み屋のトイレは、古い建物であっても清潔に保たれていた。「また近々来るよ」と言って別れた台北の夜空はすでに雨も上がり、爽やかな風が頬の火照りを冷やしてくれた。 ◆中国新幹線 マナーぼろぼろ 備品持ち去り相次ぐ ■トイレットペーパー・センサー式蛇口… 【北京=野口東秀】日本やフランスなど各国の技術を導入したのに「国産」と宣伝している中国版新幹線が早くもピンチだ。4月18日から各地で時速200キロ以上の高速運転が始まったが、乗客による車内の備品持ち去りが後を絶たない。来年の北京五輪に向け、どうすればマナーが向上するのか中国指導部も頭が痛い。 「社会公民の恥。中国人のイメージに悪影響を与える。五輪に向けこうした非文明的行動は注意しなくてはならない」。国営新華社通信(電子版)は乗客のマナーに疑問を投げかけ、処罰が有効策と指摘している。 新華社によると、河南省鄭州市の検査場で検査員約100人は車内を点検して嘆いた。手洗い場のセンサー式蛇口、手洗いや排水の備品が消え、飲みかけのジュースが座席に放置されていた。 中国各紙によると、信じられないほど備品が持ち去られている。トイレットペーパーに緊急脱出用のハンマー、便座の温度調節用つまみ、トイレットペーパーホルダーの軸など。センサー式蛇口のように持ち去っても何に使うのか想像もつかないものも含まれている。 座席の物入れ網が破かれたり、トイレで喫煙したり、通風孔へのごみ投入、緊急用ボタンへのいたずら、トイレの水を流さない−など悪質なマナー違反も目につく。さらには大声を出したり床にたんを吐くなど傍若無人に振る舞う、足を前の座席に投げ出して足のにおいを発散させるなど周囲の迷惑を省みない行動もあるという。 日本の新幹線車両をベースにしたCRH2など高速列車の愛称は「和諧(わかい=調和)」号。名前は立派だが、車内の様子は公共精神の欠如を物語っている。 Copyright; 2007 The Sankei Shimbun
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2007年05月21日
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