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穏やかな夏の午後。 バカンスのため、湖のほとりの別荘へと向かうショーバー一家。 車に乗っているのはゲオルグ(ウルリッヒ・ミューエ)と妻アナ(スザンヌ・ロタール)、息子のショルシ、 それに愛犬のロルフィー。 別荘に着いた一家は、明日のボート・セーリングの準備を始める。 そこへ、ペーター(フランク・ギーリング)と名乗る見知らぬ若者がやって来る。 はじめ礼儀正しい態度を見せていたペーターだったが、もう一人パウル(アルノ・フリッシュ)が姿を現す頃には その態度は豹変し、横柄で不愉快なものとなっていた。 やがて、2人はゲオルグの膝をゴルフクラブで打ち砕くと、突然一家の皆殺しを宣言、 一家はパウルとペーターによる“ファニーゲーム”の参加者にされてしまう。 (allcinemaより) ミヒャエル・ハネケ監督作。脚本も担当しています。 カンヌ映画祭に出品された作品ですが、観客があまりのショックに席を立ってしまったという作品ですね。 とうとう、観ちゃいました、この作品。 ずっと前からリストインしてたのですけど、在庫薄で届かなかったところ、「NEW」でもう1本あるというのを 教えてもらって、早速チェンジ!(笑) いやぁ、凄かったです…。不快感極まりない。 かなり前からリストインしていたものの、キャストなどはまったく知らず、袋をかぶせられた姿のジャケと 「とにかく不快」らしいというのだけ知っていて、去年だったかな、この作品の予告を観たのですけど、 パパ役は 『善き人のためのソナタ』 『わが教え子、ヒトラー』 のウルリッヒ・ミューエだったんですね〜 冒頭は、別荘へと向かい、車の中で曲当てクイズをしている、幸せそうで楽しそうな家族のシーン。 そしてオープニングタイトルと共に、神経を逆なでされるようなヘビメタの音楽が挿入され、 この後、家族に起こる出来事を暗示させるような、不気味な感覚にさせられます。 「卵を分けて欲しい」 と、ペーターが訪ねてきたところから、彼らによる“ファニーゲーム”が 開始されます。 もうこれね、理由なんて何もないんですよね。 タイトルにもあるように、ペーターとパウルにとっての、“楽しいお遊び”。 理由のない、理不尽で残虐極まりない暴力ほど、恐ろしいものはないですねぇ…。 何より怖いのが、残虐なシーンを‘見せない’演出。 それは、音だったり声だったり、そのシーンを見せない事によって、一層効果的に恐怖を煽ります。 ‘その結果’を充分に想像させるものが映し出されるもんだから、なおさら恐ろしい感じがします。 そして、この“ファニーゲーム”を、ある意味‘演出’している パウルの、カメラ目線がこれまた不快。 挑発的な視線が、不快感をマックスにしますねぇ。 解説にもありましたけど、監督が 「暴力が不快なものであることを再認識してもらいたかった」 との事ですが、 再認識するには、充分すぎるほどの不快感です。 この作品は、1997年製作。 ‘見せない’演出と、挑発的な作りで、‘暴力が不快なもの’という事を描き出したのは、 残虐でグロいシーンが、エスカレートして描かれていくものが多くなっている現在の映画に、 先に釘を刺しているかのような、そんな感覚にもなりました。 この作品ほど、賛否両論に分かれる作品もないんじゃないでしょうか。 「賛」にしても「否」にしても、ハネケ先生の思惑は見事に成功していると思いますねぇ。 いやぁ、ホント凄い作品でした…。 この感覚は、「もう二度と味わいたくない」 と思わせるほどの不快感ですが、 アタクシ、監督自身によるアメリカ版リメイク 『ファニーゲーム U.S.A.』 もリストインしてますけど、何か…(爆) |

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ハネケ監督作品はどの作品も衝撃的ですが、この作品は負の要素がてんこ盛りでしたね。あれはもう、映画における「禁じ手」ですよねぇ(^_^;リメイク版は未見なので、そろそろ観てみようかと思います。
2009/8/19(水) 午後 1:20 [ ひで ]
一人ハネケ祭りをしたころ(ブログ始める前ですが)、この作品だけは見つけられずに未見なんですよね。う〜ん、いつか深夜放送でもあれば見てみよう・・・
2009/8/19(水) 午後 8:03
お〜ご覧になりましたか。
これは怖くていまだに観れません。
アメリカ版も話題でしたが、同じく未見。
やはり誰もが不快とおっしゃるので、観るの無理かも〜(-"-)
2009/8/19(水) 午後 10:16
ひゃ〜ハネケですね。
私は彼の作品には惹かれるところはあるものの、やはりご遠慮
したいです。
でも気になる・・(矛盾)
2009/8/19(水) 午後 10:28
うわ〜〜! 観ちゃったんですね、これ!
ハネケ作品は前に一度観て、10分くらいでリタイアしちゃったんですよね。
んん、、不快感に耐え抜いたあなたはすごい! (笑)
あ、リメイクもリストインしてるんですね! んん、、(/∀\)アァー
2009/8/19(水) 午後 10:30
そそ・・ウルリッヒ・ミューエなんですよねw
いや〜不快指数半端じゃーないですよね、これ。
いっちゃいますか、U.S.A!!^^
TB,させて下さい☆
2009/8/20(木) 午前 0:00
Kaz.さん
いやぁもうここまでとは思いませんでした〜(^-^;
不快なのに見入ってしまう、ハネケマジックまさにですねぇ。
リメイク版もいっちゃいまっす!o(≧∇≦o)
トラバありがとうございます♪
2009/8/20(木) 午後 10:55
SHIGEさん
お〜!手元にあるですね!( >▽<)σ
私リメイクがまだ届いてない(笑)
いやはや、やっぱり凄い作品でした〜
2009/8/20(木) 午後 10:56
PU-KOさん
ほんと、不・快!!(≧∪≦)
そうそう、私も最近知ったのですけど、ハネケ先生作品に出てるですよねぇ、ミューエさん。
あ、その作品って、最初は彼を想定した作品だったですか。彼の演技観たかったなぁ…
2009/8/20(木) 午後 10:58
らぐなさん
はい〜!おかげさまで「NEW」チェンジしましたよ〜!教えてもらってよかったわ〜^^
ほんと不快極まりなかったですねぃ。
その同じリメイクも確認致しまっす!(笑)
マイケル・ピットのあの視線は画像観たことある〜。ぎゃはは、またむかついちゃうのね(爆)
トラバありがとうございます♪
2009/8/20(木) 午後 11:01
恋さん
いやいや、この機会に恋さんもいかが?( ̄∀ ̄*)フフッ
あ、無理にとは言いませんが…。凄いからね(^-^;
そうそう、あの冒頭のタイトルの出し方からして神経逆なでよねぇ。
かなりキマすね、これは…。
トラバありがとうございます♪
2009/8/20(木) 午後 11:05
syowさん
かな〜り不快です…(笑)←笑ってる場合ではないが…
お、いっちゃう?( >▽<)σ
2009/8/20(木) 午後 11:06
ひでさん
いやぁ〜ほんとテンコ盛りなんてもんじゃなかったですねぇ。
ハネケ先生ったらぁ〜って感じですよ(爆)
お、リメイクもいきますか!( >▽<)σ
トラバありがとうございます♪
2009/8/20(木) 午後 11:07
オネムさん
ひょ〜!一人ハネケ祭り!o(≧∇≦o)
私もやっと観れた作品ですけど、かなり凄いですよ。
放送あったら観ちゃってくだは〜い♪
2009/8/20(木) 午後 11:09
Choroさん
はい〜!観ちゃいました!o(≧∇≦o)
そうそう、評判どおり不快でした…。
体調万全で、勇気が出た時にでも観てみます?(←悪魔のささやき(爆)
2009/8/20(木) 午後 11:17
カルさん
ハネケ先生ですよ〜!
ほんとに不快極まりないんですけど、惹き付けるものがあるですよねぇ。
いっとく?( ̄∀ ̄*)フフッ
2009/8/20(木) 午後 11:19
サムソンさん
とうとう観ちゃいましたよ〜!
あら〜リタイアしたハネケ先生作品あったですか。どれだろ?という私あまり観れてませんけど(笑)
いやぁ、不快なんだけど目離せなくなるものがあるですよねぇ、これ。
はい!リメイクもリストイン済よ!(/∀\)アァー
2009/8/20(木) 午後 11:21
アコさん
この作品知った時には、ミューエさんの事知らなかったのよねぇ。
ほんとほんと、不快指数マックスです(爆)
はい〜U.S.Aもいっちゃいますよ〜!
トラバありがとうございます♪
2009/8/20(木) 午後 11:32
いや〜、あえて見せない演出はこれ、ハネケ監督の巧さを感じるところでもありました〜。
こんな理不尽な映画、あまりないですよね〜。 んもう、不快も深いです。(?)
んん、、TBさせてください〜。
2010/6/19(土) 午後 3:35
サムちゃん
そうそう、あの見せない演出がかえって恐ろしさを増しましたよねぇ。
ハネケ先生凄いです。
ほんとに不快も深いよね〜(?)(笑)
トラバありがとうございます♪
2010/6/19(土) 午後 11:01