セッション (2014)【WHIPLASH】
偉大なジャズドラマーを夢見て、全米屈指の名門シェイファー音楽院に入学したニーマン(マイルズ・テラー)。
ある日、フレッチャー教授(J・K・シモンズ)の目に止まり、彼のバンドにスカウトされる。
そこで成功すれば、偉大な音楽家になるという夢は叶ったも同然。
自信と期待を胸に、練習に参加したニーマンだったが、そんな彼を待っていたのは、わずかなテンポのずれも許さない、フレッチャーの狂気のレッスンだった。
それでも頂点を目指すためと、罵声や理不尽な仕打ちに耐え、フレッチャーのイジメのごとき指導に、必死で食らいついていくニーマンだったが…。
(allcinemaより)
デイミアン・チャゼル監督作。
脚本も担当しています。
サンダンス映画祭での、グランプリと観客賞のW受賞を始め、数々の映画祭で評価され、先日のアカデミー賞では、作品賞他5部門でノミネート。
J・K・シモンズの助演男優賞、編集賞、録音賞を受賞しています。
これは面白かった〜〜!!
まさに、「圧倒的」という言葉が相応しい作品でした。
監督のデイミアン・チャゼルは、撮影当時28歳。凄いねぇ。
高校時代に、厳格な音楽教師にジャズドラムの指導を受けた経験が、本作の基になっているとの事です。
もちろん、その厳格な音楽教師そのものではなく、練り上げられたキャラクターではあるのでしょうけど、フレッチャー役のJ・K・シモンズの演技は、まさに圧巻。
鍛えられたカラダにタイトなTシャツを着て、スキンヘッドで眼光鋭く、その風貌だけでなく、歯切れの良い高圧的な台詞回しや立ち居振る舞いからして、鬼教授のオーラと存在感がハンパないっす。
マイダーリンとの共演作「ザ・メキシカン」のインチキ野郎や、「とらわれて夏」の桃を持ってきた近所のオッサンと同じ人とは思えん(笑)
大学時代は、作曲を学んでいたそうで、音楽感覚に優れてるんですねぇ。
↓これ、私にもやって欲しい(笑)
J・K・シモンズが圧倒的で、主役ながら存在感が薄く思われがちですが、ニーマンを演じたマイルズ・テラーもとっても良かったと思います。
努力ももちろんするけど自信家で、ぶっちゃけ小生意気な学生だけど、己の才能を開花させるには、それも必要。
見出した師の指導だけでは、突出できないもんね。
作品の中の、ニーマンというキャラクターを、生きたものにしていたと思いました。
好演ですね〜
フレッチャーのシバキ、いや、シゴキがあんまりにも凄いので、あれ、マジ泣きしてんじゃ?と思ったところもあったけど(笑)。
特にラストの、ドラムのバチさばきは、ホント凄かった。
巧みなカット割り効果もあって、本当に彼本人が叩いているように見えましたがな。
映画界には、ブラックリストというのがあるそうです。
映画化されていない優れた脚本のリストなんだそうですが、本作もその1つ。
(ちなみに、「イミテーション・ゲーム」は、その第一位だったそう)
出資してくれる所が見つからず、映画化できないものですね。
製作総指揮に、ジェイソン・ライトマンが名を連ねていますが、彼の助言で、監督のデイミアン・チャゼルはまず短編を製作し、それがサンダンスで評価されて、本作の製作に至ったんだそうです。
いやはや、世に出て良かったよ〜〜
使用される曲たちが、これでもか的な押し付け感もなく、これまた良いのよねぃ。
サントラ欲しいっす。
ストーリー展開も、テンポ良く無駄なく、冒頭からラストまで、スクリーンに釘付けになりました。
2時間足らずの上映時間の中に、エピソードをテンコ盛りにせず、興奮を途切れさせる事なく、圧巻のラストまで魅せたのは、お見事!!
近くの劇場で公開がなく、おまけに上映館が少ないので、ちょい遠出をして、初日に観てきましたが、レイトショーでなかったら、も一回続けて観たかったぐらい(笑)
この興奮を、また劇場で味わいたいです。
拡大上映してくれる事を期待します(^ー^)
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