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やっぱり、超えてはいなかったのか
なんとなく分かってはいたけれど
君が前の彼女を忘れきれてはいないこと
思い出すとまだちょっと胸が痛むこと
だからあのとき 私は急に真面目な顔して
ぎゅっと君の手を握っていたんだ
君はなんだか分からずに驚いていたけど
手放したくなかったんだ
先輩と話していて急に思い出したという
自分で自分の胸のうずきにびっくりして
私に申し訳なかったといった
本当にしょげて
電話の向こうで泣きそうな声だった
わざわざ言わなきゃ、いいのにさ
君は真面目で正直すぎる
君が失恋したあのときに
惨めなくらい落ち込んでいた
まっすぐな君を私は好きになったんだ
だから泣くな
私は君の名をよんだ
君が返事をする前に
「好きだよ」
君はもっと泣いてしまった
もし今、前の彼女が好きだといっても
好きな人がいるからと
断る自信が今はあるといった
君を信じきれていなかった自分に
私はそのときさよならをした
好きだという自分の気持ちじゃなくて
好きだという君の言葉を信じよう
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