|
原作・脚本=三谷 幸喜
監督=星 護
主演=役所 広司 、 稲垣 吾郎 他
舞台は昭和15年。日本が戦争へ向かっている時代である。国民の娯楽演劇も規制され、上演前に台本の検閲を受けなければならない。
この時世に喜劇など無意味と考える検閲官、向坂睦男(役所広司)は「笑の大学」を上演中止にするため、座付作家の椿一(稲垣吾郎)の台本に無理難題を押し付ける。
それでも椿は、向坂の仕掛ける難題に立ち向かっていく。
椿の熱意に打たれ、向坂の気持ちも喜劇の楽しさにのめり込んでいくのだが・・・。
何本も三谷幸喜の映画を観たが、最後にこれほど号泣したことはない。
それは戦争という悲惨な背景が、私の心の中に埋め込まれているからである。
私の祖父は67歳の若さで亡くなった。
私は初孫だったこともあり、祖父母には本当に可愛がられた。
祖父は空軍に任命され、満州へ兵役された。
家族はもう戦死したものと思っていたが、突然、帰ってきたらしい。
私が産まれて何年かは、家の敷地内に防空壕がまだ残っていた。良く遊んだものだ。
祖父は酔うと、いつも私に戦争の話しをした。
戦地で使った飯盒や、軍服の一部も見せた。
仕事中、高齢者の患者さんから戦争の話を良く耳にする。
良く耳にすると言うより、彼らの人生の大半が戦争なのである。
高齢者の患者さんには無口な方もいて、そういう方は娯楽施設の参加などを拒否することも多い。
脳の疾患から上手く話せなかったり、意欲や活動性が低下していることもある。
そして、家に引き篭もりになってしまう。
訪問看護の仕事ではそのような患者さんの家に、安否確認や健康状態のチェック、リハビリなどの
目的で訪問することもある。
ただ信頼関係が築けなくては、何も語ってはくれない。リハビリにも拒否的になる。
悲しいことだが、そんな時は戦争の話を持ち出してみる。
すると次から次へ、戦時中の体験談が出てくるのだ。軍歌を歌う方もいる。
私が想像した以上に凄まじく、あまりにも悲しいことが多い。
何より楽しいハズの青春時代が、戦争という悲惨な思い出でしかないのである。
多々の苦労をして今の日本を支えてくださった高齢者の方々に、
私はいつも敬意を表しつつ看護をさせて頂く。
今の時代も楽しんでもらえるように・・・・。
映画の感想からかなりズレてしまったが、戦時中の娯楽について考えさせられた1本だった。
|
さすがの仕事振りですね。一日にあるいは半日に何人?何軒位まわるんですか?じゅんちさんは、経験を生かして、たくさんの人と信頼関係を築いていますね。医者もそうでないといけないのですがねー。。
2006/1/30(月) 午後 10:45
先生、今はパート&リハビリの時にて、1日3〜4件です。患者さんによって訪問目的が異なるので、時間もマチマチですね!! 大概が1時間半コースの方が今は多いです。何と言っても、移動距離があるとキツイです”” 戦争がコミニュケーションの内容って本当は辛いことなんですが、今の高齢者の方々はそんな時代を歩んできたから仕方ないんですよねぇ。。。
2006/1/30(月) 午後 10:59
うちのじいさんも戦中派(他界しましたが)。浅草の下町いわゆる東京大空襲を父も経験し、隅田川が地獄の釜風呂の如く沸騰していたそうです。焼夷弾の熱さに耐え切れず【川=冷たい水】と信じ何千人もの人が飛び込み焼け死んだそうです。当時の勲章も今となっては耐え難い傷になってるひとも多いようです。
2006/1/31(火) 午前 1:06
この映画見たかったんだけど見て無いなぁ〜…DVDでてるかな?今度捜してみます。この「笑い」がふつうに市民権を持ちなんの規制も無く行われている時代が恵まれた良い時代である事を僕達はありがたく思う必要があると思う。多分いまでもどこかの国では「リアル」にこの映画のようなことが行われてる訳で…
2006/1/31(火) 午前 2:09
外来でもおじいさんがそういう話をしたがってるのはわかるんだけど、時間がなくて聞いてあげれないんですよね。。最近は、分刻みの予約なもので。。。
2006/1/31(火) 午前 5:36
>昔を回想してもらうことは脳のリハビリにもなるんだよね。 そうねんですね。じゅんちさん。やっぱり、サイコーの看護師さんですね。号泣するくらいすごい悲惨なお話しを聞いたのですね。きっとわたしもその場にいたら号泣ですね。「みんなの家」楽しいですよね。。アバター変身してますね。かわいい。
2006/1/31(火) 午前 6:59 [ kasainoe ]
じゅんち、素晴らしいわ〜。高齢者から辛い戦争の話を聞くことも口を開かせるというリハビリになるのね。じゅんちはお年寄りからは癒しの看護士と呼ばれてるんじゃない?看護師の鏡じゃ。ところで私は今やってる「有頂天ホテル」が観て見たい。
2006/1/31(火) 午前 7:21 [ - ]
じゅんちさんの真摯な働く姿にはいつも胸を打たれます。人生経験の多い高齢者には敬意を持って接したいです。話は変わりますが、「THE 有頂天ホテル」も面白かったですよ!! たくさん笑って、最後にほろっと泣く映画でした。
2006/1/31(火) 午前 9:53 [ jin*eiz*m*2000 ]
三谷幸喜氏の作品どれも好きですね。
2006/1/31(火) 午前 11:20 [ 夏川ゆう ]
見たい映画はたくさんあるけど、なかなか見れない。 特に邦画は難しいなぁ。。。
2006/1/31(火) 午後 5:41
みっきーさん、同じような体験したおばあちゃんの話で号泣したのよ!! 浅草あたりは、東京大空襲では本当にひどかったらしいね!! 隅田川の浮いた死体がすごかったみたいね。。。 繰り返してはいけないのね!!
2006/2/1(水) 午前 11:17
bdさん、実はDVDで観たんですけどね(^_^; 娯楽の規制を受けてる国はたくさんあるんでしょうね・・。今の私達は本当に恵まれていることを、もっと感謝しなきゃいけませんね?
2006/2/1(水) 午前 11:20
先生、まぁ私も今の仕事だからいろいろ聞いて上げれるんですね。。。病棟時代は聞いてあげたくても、時間がなかった(;_;) だから今、そういう時間を大事にしているのかも・・・。
2006/2/1(水) 午前 11:23
まちこさん、最高のNsでは・・・。恥ずかしいでつ。回想法は脳のリハビリとして良くやられてますよ!! 「みんなの家」の田中邦衛の演技が好きなんです!!
2006/2/1(水) 午前 11:25
むんさん、癒しの看護師なんて恥ずかしい(@@; 病棟の時は忙しくて、なかなか高齢者のお話は聞いて上げられなかったからその時の教訓かな・・・。病棟で勤務外で聞いたこともあったけど、そうすると他の患者さんからクレームがくるからね。難しいとこだわ・・。有頂天ホテル、面白そうだね?
2006/2/1(水) 午前 11:30
ジンベイさん、高齢者に対する敬意は大切ですね!! 有頂天ホテルは、あちこちで耳にするので、観に行きたいんですが何せ長時間座ってるのが。。。 DVD生活です(泣””
2006/2/1(水) 午前 11:37
フィジーさんも三谷幸喜好きなんですね? 私もかれこれ、小林聡美と結婚する前からのファンですよ!!
2006/2/1(水) 午前 11:39
機関長、邦画が難しいんですね? そりゃあ、そうか・・。でも洋画は観れるんでしょうか???
2006/2/1(水) 午前 11:40
この映画はとても好きです。それから、軍歌ですが、結構歌えるのは僕らの世代が最後かもしれません。子供のころには当時のおじさんたちは軍歌か童謡くらいしか歌えないといっていましたから。
2006/3/19(日) 午後 4:57 [ bat**yu2*01 ]
bataiyuさん、私も何曲か歌えます。アルツハイマー、脳梗塞後、パーキンソンで自発性がない高齢者の方でも、「ここはお国の何百里・・・」と歌うと乗ってきます! 悲しい事ですが、彼らの青春なんですよね?! そう童謡も好きですよね?
2006/3/19(日) 午後 8:08