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尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件のビデオ映像がインターネット上に流出したとの今朝のニュースは国民を驚かせた。
国民が一番知りたかったことを世界中に知らしめようとネットに投稿した投稿者の勇気は天晴れである。 最大級の極秘映像を誰がどんな目的で投稿したかはこれから喧しく捜査するだろうが、権力はぜひ寛大な扱いをして欲しいと思う。 事件がおきてからもう2ヶ月近くも経ってしまっている。その間、中国はレアアースの禁輸や政府首脳との会見拒否や報復と見られる日本企業社員の拘束などを繰り返し、中国の正当性を執拗なまでに日本はじめ諸外国に発信してきた。日本(民主党政権)はなすすべもなく有効な対抗措置もとらないまま、逮捕した船長を十分な取り調べをしないで釈放するなど、国民から見るとなんとも不甲斐ない対応をとってきた。 国民がこのような民主政権の対外政策に嫌気がさしていたところに追い討ちをかけるように、ロシアのメドベージェフ大統領までが現職として初めて北方4島の国後島を訪問して、日本の外交は南と北から揺さぶりをかけられた状況となっていた。これも、民主党政権の弱腰な外交姿勢を嘲るような出来事である。
投稿者は海上保安庁か検察の内部関係者だと推量するのが妥当だろうが、日本が中国から受けた暴挙に、彼は憂国の念已み難くこのような行動に出たものだろう。国民が最も知りたかったことを投稿者はかなりの覚悟でやったことを国民は支持するであろう。そもそも民主党政権がこの映像を秘匿し続け、中国の暴挙に対してなすすべを持たなかったことが原因である。 石原東京都知事は「結構ですね。これは内部告発。みんな知りたいことなんだから。相手の実態を知るためにはそういう映像が一番確か。それに注釈を加えることをみんなが(映像を)見て判断すればいい」と産経新聞などの取材に賛辞ともとれるコメントをしている。 それにしても超極秘情報がこのようにあっさりと暴露されるということに、民主党政権の情報管理の脆弱さ杜撰さに危機感を感じる。 このビデオ映像が犯罪的にYouTubeで流出するよりも、政府自らがきちんとした形で世界に発信するべきであったと国民は思っている。 政治には、古来から国民に「知らしむべからず、依らしむべし」との風潮がある。 しかし、現代においては国民は賢くなってきており、このようなやり方は通用しないことは言うまでもない。 政府・民主党政権は、今回のこの事案を教訓に情報公開の在り方、情報管理の在り方をもっとよく考えて、国民の知る権利を奪わないでほしい。 |
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