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〜ふぇいの小窓〜
運河に来るイソシギ

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「トウキョウソナタ」

もう一昨日ですが・・やっと観てまいりました!シネカノン有楽町1にて。
期待を裏切ることなく、見応えある映画でした。

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<あらすじ>
電車が通ると,家全体が揺れるのではないか・・線路沿いの相当な築年数と思しきマイホーム。
ここに暮らす4人家族の物語です。
父佐々木竜平(香川照之)はある日、突然リストラされるが、専業主婦の妻・恵(小泉今日子)に、そのことを言い出せずにいた。毎日スーツを着て、出勤するふりをし、ハローワークに日参するも思うような仕事が見つからない。それは、総務課長だったプライドが、一家の主としてのプライドが邪魔しているのですが・・
小学6年生の次男・健二(井之脇海)は授業中に漫画を回し読みしているところを担任の小林先生(児嶋一哉/アンジャッシュ)に見つかってしまう。自分一人が叱られてしまったことに納得いかない健二は、以前、小林先生が電車の中でエロ雑誌を読んでいた事をその場でばらしてしまう。その学校からの帰り道、ピアノ教室の前を通りかかった健二は、生徒に教えている金子先生(井川遥)と目が合う。
その晩、ピアノを習いたいと両親に話すが・・いい返事はもらえなかった。
一方、大学生の長男・貴(小柳友)は、夜中もバイトしており、朝帰りの生活が続き、家族の食卓にはいない・・
やがて、竜平のリストラは妻の知るところとなり、次男・健二は給食費をピアノ教室につぎ込み、母に知られるところとなり、長男・貴は大学生活に疑問を感じ、アメリカの外人部隊に志願したいと言い出す・・平凡な専業主婦だった恵はそんな家族達と、どう立ち向かうのか・・

混沌とした閉塞感が漂う時代。この4人家族の日常はそんな世情とも無縁ではない。リストラ・失業・就職難・学校関係の諸問題・そして戦争・・・外部の大きな力に翻弄されながら生きている。(パンフレット参照)

映画の冒頭・・部屋に風が吹き込み、徐々に強くなった風はカーテンを大きく揺らし、書類が舞い、やがて、開け放した窓から雨が吹き込む・・嵐だ・・。それはこの家族のこの先の不穏さを表すかのよう。

自分自身も平凡な「主婦」から脱したい想いを持っている妻・恵のある日の言葉
「自分は一人しかいません。信じられるのはそれだけじゃないですか」夫ではない誰か(ちょっと事情は伏せますが^^;役所広司)と過ごす一夜。
夜の海辺、、打ち寄せる波の音・光る波がしら、、そこに立つ小泉さんが美しい。

竜平は同じリストラ仲間の黒須(津田寛治)の無理心中に直面し、自分の明日を見るようで愕然とする。
どうにかしなければ・・プライドを捨てようと努力はします。ビルの清掃員として働く事になるのですが・・この父役の香川照之さん、男の哀愁漂ってました・・上手いですよね。

次男・健二とピアノの先生の関わり・・ちょっとミステリアスな美しい先生へのあれは初恋なのか・・
ちょっとサスペンス(?)な雰囲気もあって、ドキドキしました(^^ゞ

長男・貴・・母・恵とは、いい関係を保ってるように思えました。自己の思想に燃えて軍隊に入りますが、、派兵された国の事情を知る事となります。が、無事帰還出来るんでしょうか・・

家族みんながバラバラになり、収拾つかない様に思えます。が、なかなかの展開です。

黒沢清監督・・「アカルイミライ」「叫」のみの鑑賞ですが^^;これにも恐怖感もありつつ、心がチクチクする話。なのに、エンドロールの終わる頃にはちょっと和んでました!


ああ、観てよかったです。

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    もしかしてこれでコメント2000になるのかな?
    私も昨日観て来ました♪
    うん、分かる分かるって感じで観て来ました^^;
    家族でも子供が思春期くらいになる頃からズレが
    出てくるんだよね。
    ポチりん!

    nene☆shironeko

    2008/10/2(木) 午前 9:30

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    そうそう冒頭のシーンがこの映画の全体を象徴していましたね。
    セリフばかりでなく、風や音、風景も雄弁で味わい深い作品でした。ちょっと暗いですが、映画通には納得のいく映画ですね。
    TBさせてください。

    car*ou*he*ak

    2008/10/2(木) 午前 11:43

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    neneさん、そうだったですね〜コメント2000でした〜\(^o^)/
    これも、ひとえにneneさん達のお陰でございます m(_ _)m

    この映画はお母さん達にもOKなんですね〜。ちょっと一般受けしないように思ったのですが・・そうか〜ヒットするといいな〜。
    ポチりん、ありがとうございました♪

    ふぇい

    2008/10/2(木) 午後 8:16

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  • 顔アイコン

    cartoucheさん、はい!ちょっと暗いけど・・好きだなぁ〜これ。
    サスペンスなシーン、黒沢監督上手いですよね!!
    静かに怖い・・。そしてあの海辺の一連の映像が綺麗でした!
    むなしいシーンなのに車の輪だちの陰影が忘れられません。
    ホント、納得のいく映画でした!!
    TBありがとうございました♪

    ふぇい

    2008/10/2(木) 午後 8:25

    返信する
  • バラバラなようでいて、皆家族のことを考えてはいました。
    そのせいか、緊迫感はありますが、突き放したようなところは無いように思いました。
    母親は家族の要です。でも、最初に出て行くとしたらキョンキョンのような気もしますけど。

    『アカルイミライ』当然観てますよね。オダジョーでは二番目に好きな映画です。トラバしますね。

    [ - ]

    2008/10/2(木) 午後 9:07

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    YAZさん、そうでしたね。チクチクしたけど、陰惨さが無かったのは、思いやりの無い暴力が無かったからかな?
    最初に出ていくとしたら妻?・・別ヴァージョンで一晩家出しましたが(^^ゞうん、夫に内緒で免許取ったり、車とかショールームに見に行ったりしてましたよね。ひょっとして、夫がリストラされなかったらあり得ることだったんでは?この事態になったからこそ、あのラストに繋がったのかも・・ま、妄想の域ですが(笑)
    ↑の記事の最後に書きましたが『アカルイミライ』勿論観てます。
    浅野さんも藤さんもいいんですよね〜!!
    因みに、一番目に好きなのは『ゆれる』でしょうか?
    TB返し、ありがとうございました〜♪

    ふぇい

    2008/10/2(木) 午後 10:15

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  • ハズレでした。
    『スクラップ・ヘブン』です。あの切れ具合が丁度良いかな(笑
    全くの不評でしたけど、本人も映画も好きなのです。
    加瀬亮も良かったです。

    [ - ]

    2008/10/2(木) 午後 11:43

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    わっ!!ハズレ(^^ゞ
    「スクラップ・ヘブン」、、テツですね〜♪
    切れ具合・・あ、DVDを手に持ってますが、今。
    もう眠くて、観られないですが、トイレを覗いて、トイレットペーパーヒラヒラ〜が目に浮かんでますよ〜テツ・・好き。加瀬君も!

    ふぇい

    2008/10/3(金) 午前 1:02

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    うーん、良さそうですよね〜、これ。
    雰囲気がなんとも好みな感じです。 ^^;
    ぜひ劇場で観たいです〜〜。 ^^

    サムソン

    2008/10/4(土) 午後 4:21

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  • 無駄のないキャスティングでしたね〜♪ 特に香川さんの得意なイヤ〜な感じが最高でした(笑)
    キョンキョンも女優でしたね〜!
    役所さんとの逃避行(笑)は圧巻でした。
    次男くんもうまくて適役だったし、津田寛治さんも今まで観た中で一番良かったかも(笑)
    ほんとに黒澤監督の素晴らしさを再確認しましたね(^-^)

    yasuyo

    2008/10/4(土) 午後 6:11

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    サムソンさん、いいんですよ〜、これ(^-^)
    お時間が出来たら是非ご覧になって下さいね!

    ふぇい

    2008/10/4(土) 午後 9:10

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    yasuyoさん、はい!香川さんの独特のアレは誰にも真似できませんよね〜最高っす♪キョンキョン、いいよね〜〜女優よね(笑)
    役所さんとのカッコいい車のシーン、好き!!あの状況で楽しそうに見えた(爆!)圧巻でしたね〜〜。
    津田さん!泣けたよね〜あの一家は悲惨だった。。出演時間も長かったしね・・津田さんの演技も堪能できて・・黒沢監督\(^o^)/です!

    ふぇい

    2008/10/4(土) 午後 9:20

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    こんにちは〜。
    きゃ、冒頭の部分見そびれたんですよ〜。ちょっと、ひざ掛け取りにいって戻ったらちょっと始まってて・・・(TT)。そういう感じだったんですね〜。食卓に長男が戻って来れたら、もっといいですよね〜。でも、とても判りやすい映画に思えました^^。
    TBさせてください♪

    fennec

    2008/10/11(土) 午前 10:02

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    fennecさん、こんにちは〜〜♪
    冒頭部分・・なかなかだったんですよ〜不穏感漂って・・
    長男クン・・無事還ってきたと思いたいですよね〜(^_^;)
    黒沢監督、色々考えさせられる深い作品ばかりですよね!
    ホラーとはいえ「叫」も好きなんです。未だに謎も残ってますが。
    『アカルイミライ』は男性ファンが多いですが、これは女性も男性も思うもの多しなんじゃないかしら?
    TB返し、ありがとうございました〜♪

    ふぇい

    2008/10/11(土) 午前 11:11

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    自分もこれは、観てよかったな〜と、強く感じましたです〜〜。
    私的には、香川照之さんの巧さに惚れました〜。 ^^;
    リアルな内容の映画で、賛否分かれるかもですが、自分はツボでした。 ^^;
    TB、お願いします〜。 ^^

    サムソン

    2008/10/12(日) 午前 10:53

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    サムソンさん、10/4にコメント下さってたので・・
    観に行かれたんだわ〜〜って、嬉しかったです^^。
    香川さんは、いつも期待を裏切られない演技で・・凄いっす!!
    私も好きな作品なんですよ。あの家の場所からしてツボッたです。
    家族それぞれが非日常な一日を経験し・・あんな風に納まるなんて・・う〜〜ん、いい!!TBありがとうございました〜♪

    ふぇい

    2008/10/12(日) 午後 9:09

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    この作品でも、香川照之、小泉今日子の演技は光りました。
    バラバラになった家族の再出発のキッカケは、
    やっぱり家族の一員である次男の存在のようでしたね。

    ffa**77

    2008/10/19(日) 午前 0:33

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    ふぁろうさん、見応えある映画でしたね〜♪
    香川さんを始めとして、津田寛治さんも良かったですよね。
    あちらの一家は暗く沈んだまま最悪の結果になりましたが・・
    ラストシーン・・次男の奏でるピアノ曲と揃って立つ両親の姿に救われました。TBありがとうございました(_ _)

    ふぇい

    2008/10/19(日) 午前 9:00

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    他人事じゃないですね。だれにも起こりうる事です。

    mossan

    2009/4/30(木) 午後 10:36

    返信する
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    mossanさん。
    ホントですね〜!昨年暮れごろのリストラ騒動を先取りって言うか、今にして思えば…ですけど、、
    いつどうなるか分からない怖さが詰まってましたね。この映画には。
    TBありがとうございました〜♪

    ふぇい

    2009/5/1(金) 午前 1:56

    返信する

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