宇野系らんちゅう飼育!

ランチュウの飼育法から、病気の治療まで何でも書いてます。

らんちゅう

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久しぶりに「ランチュウ」の話題です:笑。

冬の間はランチュウの世話をすることが無く、楽なのは確かですが寂しいのも事実です。それなら家の中に水槽でも置いて、その中に持ってるランチュウでも入れておけば良いじゃないという話になりますが、宇野系ランチュウで持ってるのは種用に大切なやつらばかりですし、他系統のランチュウも去年の品評会で上位入賞したのがほとんどで、家の中に遊び用として置いておくにはもったいなさ過ぎです。

それと裏の納屋周りには雪が2m以上積もっていて、納屋に入ることができないので、江戸錦を持ってくるわけにもいきません。

そんな時、久しぶりにyahoo オークションを覗いてみたら、尾筒はちょっと細いですが、まとまった型をしていて、背なりから腰折れ、尾型や頭、模様のまあまあなのが1000円で出ていて、まだ入札が無いではありませんか!
ランチュウ代が1500円になったとして送料込みで2500円か?うーんとは思いましたが、「このレベルのランチュウを金魚店で買ったら、確実に5000円以上はするな」、それなら買いだということで入札し、1000円で落札してしまいました。

家に着いたランチュウを見てちょっと驚いたのは、写真よりも本物の方が良いのです。

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写真がピンボケなのと、右の尾に捲くれがあるように見えるので「フン」と言われそうですが、本物は尾も悪くないですし、なにより型がまとまっています。
今は10cmくらいですが、14cmくらいにして太みと頭を出せば、去年持っていった品評会の中盤辺りに入賞する可能性があります。心の中では「やったね」と思いながら、喜んでしまいました:笑。

「お前は宇野系の金魚飼いだろ、なら何故宇野系のランチュウを買わなかったのか?」って言われそうですが、宇野系ランチュウで型の良いのは非常に高いですし、種に使いたくなりますから、「確実に筋の分かるランチュウ」以外は入れたくないのです。それと病気も怖いので、基本的にはHさんかT君の所のランチュウしか入れません。だから、こんなランチュウを買って冬場は眺めて楽しんでいます。
僕の家には、FRP製、グラスファイバー製、普通のプラスチック製の舟があり、僕がランチュウを飼い始めた15年前から使用しています。

この中で一番強度に優れているのは、普通のプラスチックのタフ舟だろうと思います。元々、コンクリートを練るための用具ですので、強度に優れていて辺り前かもしれません。しかし、このタフ舟にも欠点があり、深さが21cmしかないことと、排水用の穴が無いことです。
深さのカバーは、アルミ製7cmのL字棒を使用し、排水口には市販のものを使用することにしました。L字棒は120×70cmの舟で約4000円、排水口が1500円とそれほど高価ではありませんが、いかんせんL時棒の切断と穴あけ、それと舟に穴をあけて、裏面を水が漏れないように加工するのは非常に面倒でしたね。

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でも、この舟に5cmの発砲スチロールをきっちり張った舟は、水温の上下動が緩やかなので、ランチュウの状態は非常に良いですよ。

さて、グラスファイバー製の舟ですが、これは業者さんがランチュウ用に作成されたもので、裏面の4辺と十字に強度を上げる太い棒みたいなものがあります。
去年、一つの舟に水を張り忘れてこの春になった時には驚きましたよ、舟が割れていたのはまだ良かったですが、強度を上げるのは「タル木」で、かなり腐っていたのです。

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まだ補修して使用可能だと思いましたので、木工用ボンドを大量に使用して補修しました。

3つの舟の中で最ももろいと思ったのはFRP製の舟でした。これは水を張らなかっただけで、舟が大きく割れてしまいました。この舟はエポキシ系接着剤を大量に使用し補修しましたが、今年また割れ目ができて水が漏れるようになってしまいましたので、普通のボンドを流しこんで補修しました。

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これらの3種共に、水を張って丁寧に扱えば20年以上持つとは思います。ランチュウ飼いって、15年、20年の飼育では「ハナタレ小僧」だと思いますので、ランチュウ用の舟も大切に扱い、一生使用したいものだと思いました。
冬になるとランチュウネタが無くなりますねえ:笑。

とは言いながら、見える場所でランチュウがいるので、ついついランチュウの様子を見に行ってしまいます。2週くらい前にエラの完治した宇野系の種魚の舟は、調子もまずまずのようで、明日50Wのヒーターにして、その2日後に30W、その2日後にヒーターを抜いて、冬眠にもっていこうと思っています。

180Lの舟ですからもう少し急に水温を下げても大丈夫とは思いますが、万全にしたいので少しずつ温度を下げていきます。
何故ここまで水温を下げるのに気を使うかというと、ランチュウは魚類で変温動物ですから、水温上昇には結構強いのですが、水温低下は内臓機能の低下も引き起こすと考えられるからです。

調子も悪く無さそうなので、「こいつは抱卵していそうだ」という3匹を洗面器に上げてみました。

これは約11cmくらいの3歳の関西方面の宇野系の筋魚です。間違いなくメスですし、この春も産みましたので、来春もきっと産卵してくれると思います。

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大分綺麗にはなりましたが、フンタン部分が黒くなっていて、メチレンブルーに漬けられていたのがわかります。

2匹目、これは1匹目と同じ筋ですが2歳で、こいつも抱卵していると思います。

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この2匹、頭の出方も悪くないですし比較的晩成ですので、これからますます頭の発達はのぞめそうですが、僕の目指しているランチュウ造りにどのように使用する予定かというと、京都の古い血筋の宇野系の筋魚と交配して、尾型の良い京都筋ができればと思っています。

3匹目は京都の古い血筋の筋魚の、多分メスだと思います。

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このランチュウはできれば北陸の宇野系筋魚と交配したいと思っています。それだけで尾の弱さが解消できるかどうかは不明ですが、京都の古い血筋の筋魚たちの胴造りが良いので、なんとか物にしたいですね。

本当なら、ある一つの宇野系の筋を守っていく方が確実ですし、失敗することも余りないとは思いますが、いかんせん「理想とするランチュウ造り」には、リスクを覚悟で望むしかないように思いますので。

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正直なところ、2〜3年前までは「品評会で良い成績をあげたい」という気持ちが非常に強かったと思います。しかし、この頃は「自分の理想とするランチュウを造りたい。品評会は遊び程度で良い。」と思うようになりました。

今の僕は何を目指しているかと聞かれたら、「ウチワ」と呼ばれるフンタンと大きなトキンの乗った頭を持ち、胴はビール瓶のようで、鱗は非常に細かく、筒に太みがあり、尾はお先の1/3〜1/2程度を降ろして泳ぐランチュウを造ることです。
これに近いランチュウを造ってらした方もいらしたようですが、その筋がどうなったのかは僕は知りません。これまで15年くらいランチュウを飼っていますが、1匹として「これが僕の理想のランチュウだ!」と呼べるランチュウができたことはありません。

仮に尾一つだけでも、本当に満足できるランチュウは5匹くらいしかできたことがありませんし、フンタンは2〜3匹、トキンや胴造りにいたっては1匹もいないと思います。
このように見ていくと、僕の苦手なのはトキンと胴造りだと思いますので、まずは頭造りと胴造りから始めないといけないようですね。
15年かかって1匹もできてないのですから、この後何年経てば「これ」というのができるのか非常に不安ではあります。
多分、一生できないのでしょうね。

それを考えると、江戸錦や桜錦、黒ランチュウの改良は楽そうです。桜錦だったら1代で良いのは何匹か出るでしょうし、それに江戸錦と教会系のランチュウでも2〜3代かければ、満足できるのができそうですもの!

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まあ、この程度の江戸錦で十分だと思ってますから、こちらは5年くらいでできそうですね。

黒ランチュウとランチュウを交配したらどうなるのか実験したことはありませんが、来春は 黒ランチュウ×ランチュウ を3腹くらい採る予定なので、満足な形の黒ランチュウができてくれるのではないかと思っています。それを2〜3回戻し交配したりすれば、ランチュウ型の黒ランチュウが完成するように思います。

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瑪瑙錦×江戸錦ですらこの程度のものができてくるのですから、黒ランチュウ造りもそんなにはかからないように思います。

少なくとも体が良くならない限りランチュウや江戸錦は造れませんので、まずはこの3ヶ月で体を治すことからはじめなければなりませんが、「焦らず」「騒がず」「諦めず」にきっと元の体に戻していこうと思ってます。

らんちゅうを50年以上飼ってらっしゃる方がいるというのは、結局「思うようにできない難しさがある」からだろうと思います。人間て「限界」を悟ったときか、「完成したとき」には趣味に興味を失うことが多いと思いますから。

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3週くらい前に納屋に入れた宇野系ランチュウの種魚たちが「エラ」になっていましたが、昨日でほぼ完璧に治ったと思います。

今回もそうですが、皆さんもエラになる前の餌の与え方を思い出していただければと思います。エラになる前は「餌食いが良い」ので、ついつい餌を与え過ぎていませんでしたか?
今回の僕の失敗は、メスのお腹が今一小さくて、「本当に抱卵しているのかな?」という不安から、12〜13℃で餌を食わせこめば、卵持ちがよくなるので餌をかけようというあせりからでした。

その結果はエラを起こし、卵持ちを良くするどころか、逆に痩せさせてしまうことになりました。

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結果的にエラは完治させられましたが、エラになる前と比較すると悲しいくらいの細さになってしまいました。唯一の救いは2歳魚としてなら、まあまあの頭だったランチュウ達の頭が小さくならなかったことくらいでしょうか?
宇野系ランチュウって、品評会用に造り込むのでなければ普通に餌を与え、普通に水を換えていれば、勝手に良いランチュウになってくれるように思うようになってきました。逆に言えば「買い方一つでランチュウは別物になる」ということですかね。

そのためにはまずは体を治さないと「普通の飼い方」さえもできませんから!

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