田部井淳子の山旅日記

田部井淳子の山や旅での写真をご紹介しています

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田部井 淳子のHPはこちら→ http://www.junko-tabei.jp

(その1からのつづき)

【2008年12月31日(水)】

大晦日。
今日はルソン島の最高峰プログ山中にテントを張って泊まる予定です。
ホテルにいらない荷物をあずけ、山登りの姿で出発。
マイクロバスで約2時間半で登山手続きをするステーションに着きました(1450m)。
ステーションの所長(女性)から入山前の注意を受けるのですが、実にしっかりしていました。

まず15分間ビデオで山中での注意事項を見るのです。
プログ山は聖なる山であり、村人の命の水の源ともなっているので、山は尊敬の念をもって登ること、
ゴミはすべて持ち帰ること、トイレの紙ももって帰ること、たき火は禁止、大きな声を出さないこと、
大声でさわぐと嵐が来たり雷に出会うと言われている、
炊事の洗い物をする時の石ケンは最小限にするなど、細かく具体的な注意を言いわたされました。

入山料は外国人の場合一人15ドル(フィリピン人は100ペソ(200円))。
それにキャンプ代が50ペソ(100円)と環境保護費25ペソ(50円)。
合計15ドル+150円
(フィリピン人もキャンプ代、環境保護費は同額。)
で、一人350円を支払うことになっています。必ず現地のガイドをつけることというのも条件でした。
このステーションからジプニーに乗り換えてさらにガタガタ道を1時間かけて1000m登り登山口へ向かいます。

12時10分、登山口の所でランチをとり、そこに集まった村の人たちに荷物を持ってもらいつつ、いよいよプログ山のキャンプ地に向かいます。

登山口となる所
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村の人たちがポーター(荷物運び)としてやって来た
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この日は下のほうは晴れていました。野いちご、野ボタン、シダ類が繁り、はるか下になった田畑を
見下ろしつつ山道の森へ入ってゆきます。

野ボタン
イメージ 3

イメージ 4

登山口から歩いて15分↓
イメージ 5

サルオガセが下がる雲霧林の中を約2時間歩くといきなり、大きな木がなくなり、稜線に出ました。
濃い霧が小雨のように降りかかっている中でテントを建ててくれた村人に感謝し、また明日、荷物をとりに来てくれるというので、手を振って別れました。藻李の中にあずま屋があり、そこでコックさんやガイドさんが料理を作ってくれるのです。

各々がテントに入った後、熱いコーヒーとお菓子を配りました。

イメージ 6

男女別トイレも作られているのですが、屋根はないので雨の時は傘が必要です。
霧が時に厚く、時に薄くなりながら、稜線を通り過ぎてゆきます。霧が高く上ると
ちぎれた雲のすきまから青空が見えたのですが、またたくまに霧におおわれるという
雲霧林独特の天候でした。

今日は大晦日なので夕食時に年越しそばを各人に配りました。
赤米、コンビーフの玉ねぎ煮、ゆでえび、煮豆、豚肉煮、鶏のまるごと煮など
山の中とは思えぬゴウセイな夕食でした。

2008年1年もいろんな山に登れ、たくさんの人との出会いがありました。
いいこといっぱいあった年だったなぁーと思い、感謝の気持ちでいっぱいです。
夜半は強い風が吹き、横なぐりに時折雨が降ったのですが、
2009年元旦は頂上へ向かうことにしました。

【2009年1月1日(木)】

当初は4時に起き、4時半の出発で日の出を見る予定だったのですが、雨で足元が悪いので
明るくなるまで待ち、朝食をとってから頂上へ向かうことに変更しました。

元旦の朝食はお雑煮と大皿にこぶ巻き、田作り、黒豆、なます、紅白のかまぼこと
出し巻き玉子に干支の牛のヨウカンで色どりを添え、正月らしい雰囲気を出しました。

イメージ 7

日本酒のおとそを飲んでいよいよ山頂へ向かいます。
今までの密林とはまったく異なる草原状の道でゆるやかなカーブを描く山の稜線が美しいところでした。
おわんをふせたような形の山が続き、晴れていればさぞかし気分のいい所だろうと思います。
山頂直下だけが急登で、あとはなだらかな道でした。

8時35分プログ山山頂着。

イメージ 8

山頂は風が強く、写真をとってすぐに下山。
濃霧でまわりの風景が見えなかったのは残念でしたが、穏やかな風景と思われる山でした。

テント場まで約2時間の下りです。
村の登山口に近づくころから霧は薄くなり、陽も射してきましたが、山頂付近は黒い雲で見えませんでした。

【2009年1月2日(金)】

今日はバキオからマニラへ戻る移動日デス。

吊るしてあったのは、ニンニクと玉ねぎ
イメージ 9

ピラツボ火山の灰でおおわれた地面やタバコ、トウモロコシ畑や水田を見、バナナ、マンゴー、
マホガニー、タマリンドウ、アカシアなど、フィリピン特有の並木を眺めつつ、
大都会のマニラに戻りました。


雨で濡れたせいか39度の熱を出した方がおり、すぐに病院へ直行。
入院し、点滴を受けることになりました。
マニア記念病院は設備も整っており、日本語がよく判り看護の資格をもったリカさんという女性が
通訳兼看護で付き添ってくれることになったので安心でしたが、ボホール島への旅は断念してもらいました。


【2009年1月3日(土)】

早朝の飛行機でマニラからボホール島へ飛びました。
約1時間半のフライトでしたが、満席です。
フィリピンで10番目に大きい島のボホール島では、チョコレートヒルズと呼ばれる
円錐形の小丘群へゆきました。
200万年以上前の海底火山で出来たと言われますが、まるでおまんじゅうをふせたように
大小の小丘が1268もあるという風景は圧巻でhした。
雨上がりのせいか、霧が丘をなめるように立ちのぼり、まるで蒸し器の中の巨大なおまんじゅうのようです。

イメージ 10

今日の宿泊先パングラオ・ネイチャー・アイランド・リゾートは広大な敷地の中にコテージが点在しているところで、プライベート・ビーチもあり、プールから海へと続いています。
この日は、ボディ・トリートメントを予約しました。


手前がホテルのプールでその先が海↓
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ホテルの部屋とベランダ
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ニッパヤシの実
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マングローブ
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