田部井淳子の山旅日記

田部井淳子の山や旅での写真をご紹介しています

2008

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(その2からのつづき)

2008年10月6日(月)
雪は雨に変わりましたがかなりの強風で、夜半何度も起きました。
それでも山頂へ向かう人、涸沢へ下る人とたくさんいるので、おどろきです。

天気予報によれば、午後から回復するとのことで、午前中はストーブの前で読書三昧。
こういうのもやってみたかったです。

午後1時30分、雨はほとんど上がり、風もおさまったので涸沢へ下山開始しました。
ザイテングラードの下りは思っていたより滑らず、内多さんも快調に下りました。
下るにつれて天気は良くなり、なんと時折、青空が見えてきました。再び紅葉のトンネル
に感激しつつ、撮影も順調に進み、無事ヒュッテに入りました。

イメージ 1

再び登山客の間から声がかかり、記念撮影。
生ビールや日本酒を飲みつつ、紅葉を眺めているグループからぜひ来てと声がかかり、
私も一パイいただきました。
新潟から来たパーティ4人組に東京から来た2人がジョイントして日本酒やワインで盛り上がってました。山菜の「みず」に出来る緑色のムカゴをしょう油に漬けたものがとてもおいしくびっくりしましたね。「みず」のムカゴ食べたことありますか?
ムカゴとはムシのかごという意味で、中に虫が入っているという人もいるのですが、イヤイヤ結構うまいものでした。

イメージ 2

紅葉まっさかりで、有名な写真家の方達も続々涸沢に上がって来ました。
涸沢は巨匠カメラマンの集団でうまりました。
見たこともないデカイカメラで撮っている人達もたくさんいました。

黄色に色づいたナナカマドの葉に赤い実がつき、それを前面に出してカールと奥穂、北穂を
撮るのがよいようです。

イメージ 3

10月7日(月)
朝5時、ディレクターの苅田さんが部屋に来ました。昨夜稜線付近に雪がかかり、青空と雪と紅葉の
三段染めを撮りたいと話され、大急ぎでヤッケを着て、昼寝岩へ直行しました。
すばらしい!のひと言でしたね。

イメージ 4

朝食後、カメラ班は屏風の頭から涸沢を撮影する為、出発。私と内多アナと同室になった70代の女性と
三人でカメラ班の後を追い、屏風へ向かいましたが、ここもまた見事な紅葉のオンパレード。

足元は所々にロープもあり、狭く悪いですが、来る価値は充分にありました。

北尾根で事故があったらしく、ヘリコプターが来てマイクで話している声も聞こえました。
山は安全第一です。
直接、徳沢へ下る人達も結構いました。

イメージ 5


今日も青空。午後は昼寝岩を使ってボルダリングの練習をする山小屋の若い人を取材しました。
その後、私も易しいルートを登ってみました。
年とるとバランスが悪くなり、お尻も重くどうかなと思いましたが、なんとか登れました。

イメージ 6

10月8日(水)
カメラ班は撮影のため残り、私と内多アナは下山です。
帰りたくないと思える程の紅葉の風景を眺めつつ、横尾経由で無事下山。

中の湯に寄って、露天風呂に入りました。後から入ってきたおばさまグループに気付かれ、
ワァー握手してー、と裸でお湯をかきわけ迫ってくる姿は迫力ありましたよ。

6日間の涸沢、穂高がどんな風な番組に仕上がるか楽しみです。

NHKテレビ放映予定
◎放映予定日:2008年10月24日(金)19:30〜20:43
NHK総合テレビ【東海北陸の7県と長野県での放映】
番組名『金とく 北アルプス錦秋の絶景』http://www.nhk.or.jp/nagoya/kintoku/
(当日のニュースなどの関係で変更になることもあるそうです)


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(その1からのつづき)

2008年10月4日(土)
涸沢の日の出の瞬間を撮影するので5時30分に昼寝岩と呼ばれる岩の上で
山々に日が射すのを待ちました。
日が昇ると黒かった山々の稜線がピンクに染まり、これも見事でした。

イメージ 1

11時、いよいよザイテングラードを経て奥穂山荘へ向かいました。途中、黄色や赤のナナカマドが
緑のハイマツの中に光り輝き、本当に美しく、ひと登りする度に歓声をあげてました。

イメージ 2

内多アナは岩のほうが疲れないねと軽快に登ってました。
昨日の疲れもないというので山に向いてますね。
奥穂山荘もたくさんの人で大賑わい。
韓国語も飛び交ってました。

イメージ 3

夕方、ガスが湧いたり消えたりしていたのですが、日没の時には雲が消え、幻想的で本当に感激し、
涙が出ました。

10月5日(日)
山小屋の朝食は朝5時。並んだ順に椅子に座り、早々と出発してゆきます。
午前中、天気がもちそうなので私達も6時30分には奥穂高岳の山頂を目指しました。

まずは山頂からの風景を撮り、はしごの所の狭い場所は登山客がいなくなってから撮影しようとなりました。

高ぐもりですが、視界は良く、一歩ごとに風景が高くなり、気分は最高でした。
小屋に重い荷物を置いてきているので、背中のザックはテルモスと雨具、そしてカメラにおやつのみです。

カメラ班は先行し、私達が登ってゆくのを撮ってました。はるか下になった涸沢のテント場のテントの色もオレンジ、黄色、緑と紅葉しているようできれいでした。

次第に大きくなるジャンダルム、そして槍ケ岳が見えてきました。撮影しながらも1時間弱で山頂へ。
内多アナと思わずバンザーイです。

はるか下に上高地や梓川が見え、遠くは南アルプスまで見えました。折り重なる山並みの果てになんと富士山が!内多さんは今夏、この撮影の訓練にと富士山に登ったそうです。そして今、三番目に高い奥穂高の頂上にいるのだから、二番目の北岳にも登るようですね、と話したら、なんと「次はジャンダルムをねらいたい」と!  強気でした。岩登りっぽいほうが合っているようです。

イメージ 4

若いころに歩いた槍、穂高、白馬岳や燕岳、常念岳などそうそうたる山々の群は立派ですね。
笠ケ岳も大きくびっくりしました。私はまだ笠ケ岳に登ってないので、ぜひ笠ケ岳から
双六岳、槍ヶ岳と縦走したいと思いました。

イメージ 5

立ったままじっとしていると風が強いのでかなり体は冷えました。
テルモスに入れてきたお湯が温かく、皆で分けあって飲みました。さ湯がこんなにおいしいのですね。
苅田(かんだ)ディレクターはびっくりしてました。

韓国のパーティは岳沢へ降りるコースへ行きましたが、大体の人は奥穂山荘へ戻りますね。
10時すぎても涸沢から山頂めざす人が続々と登ってきます。

「あっ、田部井さんだ」と声かけられたのは、なんと私が講師をしている
NHKカルチャーの山歩き講座の教室の方や昭和女子大オープンカレッジの山歩きコースの人たちでした。
涸沢ヒュッテに2泊して北穂と奥穂に分かれて登ってますと元気に握手して山頂へむかってゆきました。

人が少なくなったところで、一番急峻な鉄ばしごと鎖場の通過の撮影です。

イメージ 6

無事終了し、お昼に私は温かいうどんを食べました。
午後からガスが湧き始め、視界不良となり、なんと雪が降り始めました。
早く山頂へ行って本当に良かったです。

濃い霧の中で降る雪を見ながら、ストーブの前で抹茶をたてて飲みました。
甘い和三盆のお菓子が舌にとろけ、おいしかったですね。

穂高山荘ではテルモス1本分のお湯が200円でした。
水も燃料も山では本当に貴重です。

雪の中で小屋の裏に石を積む支配人の宮田さんの苦労話を聞きました。
小屋を作った今田重太郎さんの孫娘にあたるめぐみさん(23才)が小屋を継ぐ決心をした話も伺いました。

北アルプスの山小屋は各々が本当に苦労し、努力しているのです。
昔は強力(ごうりき)と言って、人が食材などの荷を運んできたのですが、今はヘリコプターで
運ぶので食事も本当においしくなりました。
山小屋で酢の物から魚のフライ、鶏肉などがキャベツの千切りと共に出され、小さいじゃがいもを揚げて
みそをからめたものや漬物なども各テーブルで取り放題なのですよ。
むろん、ごはん、みそ汁おかわりありです。

年配の人達も快適に山小屋を利用して山登りを楽しんでましたが、骨折などの事故もあるので
一歩一歩慎重に歩きたいですね。(その3へつづく)

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2008年10月2日(木)
NHKの番組『金とく』のロケで奥穂高岳に登るため、さいたま市で講演の後、
大宮から長野、そして松本へ移動し、中の湯温泉に直行。20時30分に到着と遅かったのですが、
夕食待っていただき、その後、ゆっくり温泉に入りました。
いつ来てもいいお湯だなぁーと思います。

イメージ 1

10月3日(金)
5時30分に起床し、6時15分には中の湯を出て上高地に入りました。カメラマンの方は
私達が上高地の入るのを撮影するため、5時30分にはもうすでに出発してました。
すばらしい快晴で、早朝にもかかわらず河童橋はにぎわってました。

イメージ 2

内多アナウンサーと記念撮影。
「うしろに穂高が映ってますよね。あそこに登ります」と言ったら、
内多さん「えっ! あんなに高いの」と驚いてました。
途中の風景を撮影しながらだったので涸沢着は16時45分でした。
11時間近い撮影でした。

『氷壁』(井上靖著)の宿で有名な徳澤園にお邪魔し、井上氏の写真や直筆の原稿なども
見せていただきました。
社長の上条氏も私と同じ日本山岳会の会員です。
井上先生より偉くなれるようにと靖大と名づけられたご長男がキビキビと働いておられました。
〈名前に負けないようがんばります。お客様に喜んでもらえる宿にしたい〉と力強く語ってくれたのが
印象的でした。

梓川は岩石がたくさん押し寄せ、清流が道から見えない所が多くなりびっくりしましたね。

横尾から涸沢までの道は長く登りも急で内多アナも少しくたびれた様子でした。
暮れはじめた涸沢ヒュッテにもカメラマンが待ち構えており、何度か降りては登るの繰り返しが
ありました。TVの制作は本当に大変だなぁーとつくづく感じましたね。

イメージ 3

上高地から同行した桐谷カメラマンはず〜っと重いカメラをさげたまま、10時間以上の行動です。
三脚を持つ人、音声担当の人、そしてディレクターなど、力持ち男と一緒に紅葉真っ盛りの
涸沢に入りました。

ヒュッテに入るやすぐに、くつろいでいた登山客に取り囲まれ記念撮影の連続となってしまいました。
受付の前で大混乱し、涸沢ヒュッテのスタップの皆さん、ゴメンナサイ。

イメージ 4

ザックを部屋に置いてすぐテント場へ直行しました。色とりどり80張以上のテントが
所狭しと張られた涸沢テント村は大賑わいでした。むろん、紅葉もすばらしかったですね。

イメージ 5

テントからいい匂いが立ち上っているテントを訪れると、女性二人(千葉から来たという方)
で、おでんを作ってました。むろんビールもありましたよ。
初めて涸沢に来たとかで、とても感激してました。
「なぜテントなの?」ときくと、小屋はいっぱいで入れないと思ったので。。。と言ってました。
確かにこの日はヒュッテも300名近いお客さんだったようです。一畳に三人でも涸沢の紅葉みたいという
思う気持ちもわかりますね。

イメージ 6

年配の方達もテント組にたくさんいました。
にぎやかに盛り上がっているテントを訪れたら香川県からきた人達で、おじさん四人、おばさま三人。
2張のテントの間にコンロを置いて鍋がグツグツ煮立ってました。〈塩なべ〉だそうです。
来る前に豚肉のかたまりに塩をたっぷりすりこんで持参し、人参や大根、しめじ、ネギなど刻んだ野菜の中に大きめにこの豚肉を切って入れるそうです。
この豚肉の塩だけの味。少しこしょうも切れてましたが、さっぱりと温かくおいしかったですね。
私と内多アナウンサーがごちそうになりました。
食べている所を撮影するのですが、スタッフの皆さんに申し訳ない思いでした。
最後にウドンを入れて食べるそうです。
テントも楽しいですね。(その2へつづく)

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小笠原の旅日記

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2008年5月21日(水)
「おがさわら丸」に乗り26時間かけて小笠原に行ってきました。
5月20日の低気圧通過による余波がまだ残っていて一見静かに見えた海も結構うねりがあり
揺れました。一緒に行った人の半数以上は船酔いでベットに入ったままでしたが、私はにぶいのか
平気で昼食、夕食、朝食と全部食べました。

1045人は乗れる大きな(7000トン)船でも結構揺れるものです。

22日午後1時に父島二見港に着き、すぐ民宿へ。二時には南島へ向かいました。
その途中でイルカと一緒に泳ぐ人はウェットスーツを着て下さいと案内され、
私は生まれてはじめてウェットスーツなるものを来ました。


私は泳げないのです!水の上で仰向きになっていれば浮くというのは
出来るのですが、顔を入れるのが駄目ですね。

でもインストラクターの人が一緒なのでおもい切って海に飛び込みました。
勇気入りますね。でも見ました。イルカがすぐ側を泳いでいるのを。

イメージ 1

海の中は深く蒼く足は着かずでこわかったです。はじめての体験でした。

翌日は父島の最高点中央山(319・5m)へ登りましたが、頂上直下まで車が入るので
往復15分という手軽さでした。

イメージ 2

24日(土)9時40分発「ははじま丸」に乗って母島へ渡り、現地のガイドさんと
乳房山(463m)へ登りました。こちらは自然観察もあって往復6時間の歩き。
日本とは思えぬ風景の所です。

イメージ 3

巨大がガジュマルの樹、タコノキ、ビロウ、ネムノ木、ヒメツバキ、ノボタン、木生シダ
などにおおわれた森の中で大汗をかきながら歩きました。体中の液体が入れ替わったように
爽快で青い海を見ながらの下山はすばらしかったですね。

↓ガジュマルの木

イメージ 4

下山後、生ビールで乾杯。この瞬間もいいです。飲んだ後で再び夕日を見に
尾根まで登りました。

イメージ 5


25日(日)母島から二時間で父島に渡り再び「おがさわら丸」で竹芝桟橋へ。

帰りは静かな海で、揺れませんでした。

東京都に所属する小笠原はすばらしい自然に恵まれていました。


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小笠原続き

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2008年5月24日(土)
昨日は父島の最高山に登りイルカとも泳ぎました。
↓この船で母島へ行きます!

イメージ 1


母島最高峰 乳房山463mに登りました↓

イメージ 2


2008年5月25日(日)

見事な見送り↓

イメージ 3



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