|
本日10月4日は日本の広い範囲で好天に恵まれました!当方は山口県の海自岩国基地で開催された航空祭をはじめ山口県内で空+鉄撮りに励んでおりました、快晴の空の下で絶好の撮影日和になりましたね。
さて山口県と言えば先週月曜日の9月28日、航空ファンに気になるニュースが飛び込んできました、下関市の海上自衛隊小月航空基地に着陸しようとしたYS-11輸送機がオーバーランして敷地外の水田に突っ込むという事故が発生しました。
詳しい事故の経緯はこちら↓
海自輸送機 田んぼにオーバーラン 山口・小月基地
9月28日午後0時40分ごろ、山口県下関市松屋本町の海上自衛隊小月(おづき)航空基地で、着陸した輸送機が滑走路上で停止できず約150メートルオーバーランし、敷地外の田に突っ込んだ。海自隊員11人が乗っていたがけがはなく、停止後、自力で機外に出た。防衛省が事故調査委員会を設置し、原因究明のため調査を始めた。
同基地広報室によると、オーバーランしたのは海上自衛隊厚木基地(神奈川県綾瀬市)所属で73年就航の輸送機「YS11M」。乗員は2等海佐の機長(50)、3等海佐の副操縦士(39)ら6人で、海自隊員5人のほか航空機の部品や隊員の衣類など物資を運んでいた。
事故当時は曇りで風はなかった。機長はYS11型機の飛行経験3000時間超のベテランだという。
厚木基地第61航空隊の森田陽一司令は「基地周辺の皆様にご心配をかけた」と謝罪するコメントを発表した。
2009年9月28日 毎日新聞
さらに今回のオーバーラン事故の原因についての続報
海自輸送機オーバーラン 原因は着地点ミス
山口県下関市松屋本町の海上自衛隊小月(おづき)航空基地で輸送機(YS―11型機)が着陸時にオーバーランした事故で、海上幕僚監部の事故調査委員会は2日、事故機が通常の着地地点を200メートル以上越えた滑走路のほぼ中央に着地したことを明らかにした。
滑走路の距離を十分確保できずオーバーランした人為的ミスの可能性が高く、海自佐世保地方警務隊は航空危険法違反容疑での立件を視野に調べている。
2009年10月3日 読売新聞
事故から約1週間経ったのですが未だ小月基地には事故を起こしたYS-11がそのままの状態になっているということで本日夕方現地で撮影して参りました、このブログをご覧になっている方々の中には今回の事故でYS-11がどのような状態なのか気になっている方も多いと思うので3日夕方撮影の最新の現場写真をご覧下さい。
2009年10月4日(日)小月基地で撮影
海上自衛隊厚木航空基地第61航空隊 YS-11M-A(#9044) c/n:2182
小月基地に到着すると、基地北側の水田地帯に機首から突っ込んだYS-11の姿が!
事故機に最も近づいて撮影した写真、着陸時にオーバーランした機体は基地の外周フェンスをなぎ倒し道路を突っ切って水田に突っ込んだようです、車輪が全く見えず一見胴体着陸したかのように見えますね。
機体左側のエンジン部分のアップ写真、胴体着陸をした際に見られるようなプロペラの折れ曲がり方をしていますね、エンジン下部に格納されているはずの車輪が今どのような状態なのかこの角度からは分かりません。
オーバーラン時になぎ倒した外周フェンス部分は既に撤去されていました、写真右側が滑走路(R/W17)になります。
事故機を正面から見たところ、左右のプロペラの先端が曲がっていることがよく分かります、自衛隊が所有するYS-11は1965(昭和40)年に初導入されて以来全損事故はおろか目立った重大事故を発生させていなかっただけに今回の事故は非常に残念でなりません。
今回事故機となってしまったYS-11(#9044)は海上自衛隊が現在運用する全10機の中の1機であり、1973年5月から運航を開始、官民両用合わせて全182機が生産されたYS-11の最終号機に当たる機体になります。
小月基地のYS-11事故について#9044は今後スクラップになるような記事をブログ等で書かれていた方もいらっしゃいましたが実際に現地で事故機を見ると機体の車輪部分、プロペラ、下部の損傷部分以外に目立った損傷部分は見られませんでした。
過去に航空自衛隊のYS-11(#62-1154)が1974年6月に鳥取県の美保基地で胴体着陸した際は、機体は修理されて復帰した経緯があります(現在は埼玉県入間基地の飛行点検隊で運用中)。#9044が今後復帰できるかは海自の方々の判断なので不透明ですが何とか修理して復帰してほしいものですね!
最後に今回のオーバーラン事故で犠牲者が出なかったことは不幸中の幸いでした、来週日曜日の11日にはここ小月基地で航空祭が開催されます。
なお今週末に出撃した福岡空港と岩国基地祭の出撃リポートは明日以降に記事更新致します!
|