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993エンジン積んだバケモンナロー君ですが、先週末、現車確認・試乗頂いた方に熟慮を重ねて頂き、 |
ポルシェ75ナロールック3.6
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久しぶり(?)にナロー君の記事です。 ウチにやってきたナロー君、軽量化のためにフロントガラス以外は横も後ろも全部ポリカになってますけど、 ドアのポリカのウインドウの開け閉めをどうやっているかをご紹介します。 ドアの内張りはこーゆーワンオフで作った軽量のドアパネルになってますけど、 この部分がウィンドウの上下させたりする部分になります。 そう、パワーウインドウでもクルクルでもなく、『ヒモ』なんです。 ここのロックを外すとウィンドウがスルスルと下がり、 こーゆー風に『ヒモ』を下に引っ張ると、ポリカのウィンドウが上がります。 ググッと『ヒモ』を引っ張った状態のまま先程のロックをカチンと固定すると、全閉になります。 シンプルな機構ですが、こうする事でレギュレーター等の余計な重量物を取っ払う事が出来、 ドアの中身を空っぽに出来るので、ノーマルのスチールのドアでありながら、めっちゃ軽いです。 何度も書いてますけど、この車はあくまでもストリート用として煮詰めてきているので、 ドアは敢えてスチールのままにして、強度や安全性を犠牲にせずに、軽量化してあります。 レーシングカーならサイドバー付きのロールゲージで安全性を確保した上で ドアはFRPやカーボン製にして軽量化してしまう所なんでしょうけど、 この車は街乗りでも使えるようにロールゲージは入れてないので、 ドアそのものの強度を保ちつつ、軽量化する工夫がされています。 ホント細かいところまでこだわってます。
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このナロールック、走る楽しさはもちろんの事、観る楽しさへのこだわりも随所に確認する事が出来ます。 ベースは’75の930ボディですけど、限りなくオリジナルのナローの雰囲気に近づけるために、 様々な工夫がされてます。 たとえば・・・ フロントフェンダーはナローオリジナルをそのまんま移植。 こんな事してたら高く付いてしまうから、フツーは社外のFRP製を使うか、 ウインカー部分をエクステンションで処理してしまうんですけどねぇ。。 ウインカーハウジング(アルミダイキャスト製)もナロー純正。 メッキのウインカーレンズは1969〜72のナロー用。 ホーングリルは’73用です。 ドアミラーやウインドウモール、ドアノブも勿論ナロー用のメッキをそのまんま移植。 リヤのアルミフードは、ナント70S用の超軽量なアルミ製純正フードを移植。 こんなのよく見つけてきましたねぇ。。 テールランプはR仕様ですが、とっても希少なヘラー製のバックライトとブレーキランプのハーフを 使ってます。 フツーのR仕様はアーバンが一般的です。 フロントフードはFRP製ですが、オリジナルのナローの雰囲気を崩さないように、 ボンピンは付いてません。 その為にボンピン無しで高速走行出来るように930純正のロックとキャッチを改造してます。 ココにはなんと、こんな加工が・・・ サイドにロックの解除が付いてます。。(- -; エンジンルームは993のエンジンが鎮座してしまってるので雰囲気はかなり違ってますが、 それでもオリジナルのままの配電盤や、シュラウド&エンジンオイルクーラー移植をして オリジナルっぽい眺めになるよう工夫がされてます。 排気系もナロー用ヒーターダクト系を使って、こんなとこにもナローっほい自然さが出るよう かなり気を遣ってます。 と、ここまで書きましたけど、まだまだ書ききれない事がいっぱいあります。 オーナー氏とレスモアート橋本社長のこの車に対するこだわりは、とどまる事を知りません。。 変態!(爆)
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今年の春ごろ、はじめてこのナロールックを試乗した時にも記事にしましたけど、 このポルシェ、走りがとんでもなく楽しいです。 乗った瞬間、ちょっと動かしてみただけで、車重がメチャメチャ軽いって事がすぐにわかります。 その感覚は、ボクの964とは全く異質なもので、ポルシェというより軽四でも動かしてるかのような身軽さです。 そんな超軽量ボディに積まれた993のM64ユニットに一旦鞭を入れると・・・ そりゃーもう、とんでもない加速をして、すっ飛んで行きます。 1速2速は、レブリミットまで一瞬です。 公道では不用意な1速2速の全開は危険すぎます。 フツーの人ならアクセル全開してみても、自分の体がいきなりシートバックに叩きつけられるような加速Gにビックリして 思わずアクセルを戻してしまうと思います。 そのくらい、この加速は強烈です。 ボクの964も、軽量化にファイナル変更で以前に比べればかなり加速はよくなりましたけど、 この車の加速は全く異次元です。 こんなバケモンみたいな加速をするこのナロールックですが、 かといって決して街乗りしにくい訳ではなく、アクセルをラフに踏まないように気をつけてさえいれば、 超軽量ボディに鬼トルクの組み合わせで、低速ノロノロ運転でも超乗りやすいです。 このへんは、敢えてチューニングエンジンを積まず、993のノーマルエンジンをコンピュータやハーネスごと 移植した事による利点ですね。 街中では、1速でも2速でも3速でも4速でもどっからでも、踏めばグイグイ加速していきます。 驚いたのは、普通なら2速で走るような小さな曲がり角では、2速で曲がるより3速や4速で曲がったほうが 曲がりやすい事がよくあります。 2速だと駆動力がありすぎて、ラフなアクセルコントロールだとパワースライドしてしまう事があるからです。(^^; 峠では、そりゃーもう楽しいの一言。 2速でパワースライドを楽しみながら、アクセルコントロールで車を曲げる感覚が思う存分楽しめます。 個人的には、この車を一番楽しめるステージは、サーキットよりも峠だと思います。 足回りがストリートを念頭に置いたセッティングになっているので、サーキットだと若干柔らかすぎると思います。 でも、この車は元々ストリート用に造った車両ですので、サーキット用のガチガチの足を入れるよりは、 このくらいの適度な硬さのほうが正解だと思います。 ブレーキもメッチャ効きます。 フロントは928S4のデカキャリパー、リアは993カレラのデカキャリパーに加えて マスターシリンダーの容量もバランスよく上げてあるので、ブレーキを踏めば踏んだだけキッチリ止まります。 ブレーキの利きがいいのは、ブレーキシステムそのものもいいものが奢られている事も勿論ですが、 軽量なボディによる事の恩恵がかなり効いています。 この車に乗ると、車で一番大切なのは、やっぱ車重だという事が思い知らされます。 走って楽しい、曲がって楽しい、止まって楽しい、観て楽しい・・・ そんでもって、ノーマルエンジンだから安心して乗れるなんて、この車、かなりの反則です。
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このポルシェのオーナーは、964〜930〜74カレラまで乗り継いできた生粋のポルシェマニア(変態)です。(笑) |


