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2004年の春みすずを介護し一月近く体力も戻りつつ元気になりました。

そして元気になった証なのか発情が始まります。

夜昼関係なく盛りの特徴の鳴き声、大きく唸るように鳴き続けます。

さすがにこれには堪らず、そろそろ帰す事に。

外へ出すと素直に出て行きました。

そして数日経っても戻って来る事もなく姿が見えなくなりました。

寂しいような喜ばしいような複雑な思いです。

しかし4、5日した朝、玄関前に座っていました。

扉を開けるとそそくさと家の中に入り食事をねだった後は

自分の定位置でぐっすりと休む始末。『なんだね、この猫』と呆れます。


季節は初夏を過ぎみすずの体格も大きく元へ戻ると言うか以前より

大きくなった感じです。少し嫌な予感.....。かなり嫌な予感。
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かなり嫌な予感と言うか確実に妊娠!?
近くの獣医に相談するとレントゲンで子供の数が大体判るよとの事。
レントゲン映像では3匹らしい.....。
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2005.8.20 生れて来たのは6匹もいました。レントゲン写真は....。
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小さいです。
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この仔も。
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この仔も。
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私も。
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おっぱい吸ってるの。
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先住のゴン:あんた誰?どこからきたん?
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おっぱいの時間。
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皆でお遊びの時間。
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先住のゴン:近寄り難い状況。
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みすずは体調の為か年の為かオッパイ全てが出ず飲みあぶれる仔が。

あわててお腹に優しい特殊なミルクあげたりとてんやわんやでした。

ミ、ミルク。
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う、んぐんぐ。
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飲んでるよ。
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ミルクの次はお遊び探検の時間。
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少し大きくなったけどやっぱりみすずママが好きかな。
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みすずは盛りが来て数日の外出で子供を宿し、6匹も私達にプレゼントしてくれました。

しかしミルクの出が良くなく哺乳瓶で3時間おきの授乳作業と言う大変な目に合いますが

5日で亡くなる仔や少し大きくなり机から落ちて事故に遭う仔など

毎日がパニックに。


その後、弱い仔はガンで亡くなり現在は2匹が残っています。
2003年の秋頃からマンションのゴミ置き場や中庭に三毛猫がやって来るよと聞いていました。

もともとマンションには半飼いされている主猫がいるのですが

この三毛猫の方が遥かに強いようで大抵の猫が逃げるようです。


私がこの三毛を見たのが1区画隣の場所でちょうど魚屋からの帰りでした。

人には非情に愛想が良くまるで飼い猫のようになれ慣れしく付きまとってくれます。


『ウニャ、ウニャ』と変わった鳴き声でどこまでも付いてくる愛敬のある三毛です。

偶に見掛けては向こうから寄ってきたり、少し魚の分け前を与えたりと親睦が深くなるのに

時間は掛かりませんでした。

どうも小さな一角のボス猫らしく子供か子分かわからないですが5、6匹の猫を従え

他でエサを貰った時には口から戻して分け与えたり、皆でエサを貰った時には

先に食べるもののすぐに他の猫に譲ってやるなど親分肌のようでした。


身体つきは良く肥えており直感的に『みすず』と呼ぶようにしました。

昔の漫画で私が学生だった頃に花の応援団と言うものがあり、その中の

登場する怪物みたいな女性のイメージに何故かダブったかもしれません。

もちろん猫のみすずの方が可愛いですがね。悪かったかな。


そして季節は冬を迎え合う回数も減りました。

『この寒さにどうしているのかな』と少し心配になったり。


季節は春を迎えるようになりすっかり姿が見えなくなっていました。


ある日近くの駐車で偶然みすずと再会しましたが

その姿は見る影もなく痩せ細り呼んでも聞こえないのか反応せず

下を向いたまま倒れそうでした。

急いでキャットフードを与えると我武者羅に食べるので

安心しましたが厳しい冬を上手く越せなかったようです。

しかし食べっぷりは凄まじく、小さな丼に山盛り2杯のフードを平らげてしまうほど。

暫くは通い猫のように餌だけを与えたり、自分のマンションの前まで

食べに来る関係になりました。

そんな日々が少し続いたある日、マンションの管理会社から連絡が入りお叱りを貰う事に。


我が家にはすでに2匹の猫がおり、内1匹が非常にやきもち焼きなので

これ以上飼える筈もなくと随分悩みましたが元気になるまでの介護とし保護を決めました。

家に来たみすず。人には優しく猫には狂暴なので私の仕事机に括っています。
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以前から住んでいたように安堵しています。
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先住の2匹の猫達は『一体誰なの。』と少し離れて見ています。
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こんな奴が来ました。食べ過ぎですね。
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先日の夕方、みすずは家内に看取られようやく開放されたように永い眠りに着きました。


癌を発症してから一年になりますが何度と持ち直しては元気になったものの

病気に勝てる事ができなかったようです。


亡くなる前日は朝から外へ出たいのか玄関先で寝そべって外を見ていたので

午前中のまだそんなに暑くない日陰の芝へといつものように出していました。


針金のぬいぐるみのように細く痩せ衰えた身体では這うのがやっとな状態だったのですが

芝の上に寝かせて10数分の間に居なくなりました。

そして行きそうな場所をあちらこちら探す事に。


家の周辺を探してもおらず、結局は道路脇の側溝の中で見つけました。

側溝の先は川のたもとへと続き人が入れる所ではないのを知っているように

『みすず』と呼んでもちらっとこちらを見てよろよろと先へ。

ご近所の方に少し手伝っていただき何んとか溝蓋を開けて連れ出したり。

『どこにそんな体力があるの。』と感じつつ逝き絶える場所を求めていたのかもしれないと。


その日は持てる体力を使い果たした様子で横になっていました。

亡くなる当日は朝から少しのミルクも昼前には吐き出してはいましたが

相変わらず玄関先から外を覗き、すずめの声に反応したり舞い込む風を感じていた様子。


私は午後からの仕事で外出しましたが気掛かりで急いで帰る始末。

しかし意に反したように相変わらず玄関先で外を機嫌よく眺めていました。


いつも無理な介護ではないのと叱られるので獣医と相談し、

引き際の見極めは確認しているつもりでした。



暑く喉が渇くだろうと水を少し飲ませてから本当は買いたくない物を買いに出掛けました。

切れた電球を買う素振りで家を出、亡くなったみすずの子供達と同じように埋葬の事を考えて

墓を掘るスコップを買いに。これほど躊躇う買い物は無いです。


帰路につき西の山を見て、もうすぐあの麓へ...と見ていると家内から電話が。

『今亡くなったよ。』.....。


私の与えた水を吐き戻し、少し唸り、大きく数回の息をした後に逝ったようです。

先程までは買い物へ出る私を見送り、頭を撫でると目を細めて小さく喉を鳴らしていたのに

信じられない思いですが、急いで帰ると穏やかそうに息が無く横たわっておりました。



みすずの病気の事では色々な方に声を掛けて頂き本当に感謝しています。

心配してくださった皆さんありがとうございました。

少し安堵感と言うか開放されたようにも感じています。


気持ちも落ち着き、気がむけばもう少しみすずの事を書こうかと思います。


みすず:2008年8月11日夕刻 永眠。

今日のみすず

毎日格闘しつつ、できるだけミルクと栄養剤を与えてきましたが痩せ衰える早さは
恐ろしくなるほどです。

数週間前とは比べる術もない現状をあえて撮る事を決めました。
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必要なカロリーや栄養素と言うレシピと現状とのギャップに情けないかなただただ他耳漏だけですね。

夕方には外をせがむ瞳に抱いて芝の上に置くと安らぐようです。
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昨日は家内に嘆願され苦しみが長らくだけとミルクの強制給餌を止める事にしました。

水分の補給をしてやる事がやっとです。


この数日、甲子園では夕立が嵐のように酷く

芝の上のみすずも急な豪雨に這って避難する程。僅かでも力が残っているのかと

うつろな瞳をうかがって命の線を眺めていたり。

『たかが元野良の命に何を』と野武士に感じたり。

粛々と死に向かうのか、言い聞かせのように新しく生まれ変る事に祝福するのか

どうする事もできない事実を直視できないのは自分だけかもしれない。

今日のみすず

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横になりピクリともせずに居ると『今晩か明日あたり....。』と思ったり。

食事どころか水も呑めなくなり数週間、無理矢理のミルクと栄養剤で

もっているんだけど、朝になると『活きてるか』との問いかけに

軽く瞬きしてくれたりと何んかギリギリの所で踏ん張ってくれている感じです。


毎夕、抱っこして中庭に連れて出ての夕涼みが楽しみなようです。

忘れていると玄関まで這って外を眺めるポーズ。

芝生の上では一番のご機嫌だけど

日に4回のミルクの時間だけは最高に不機嫌になります。

与えるミルクもハチミツを入れたり、フードを柔らかくして少し混ぜたりと

私の悪あがきのような試行で様子伺い。


朝、昼、夕方、そして夜の4回の時間になるとお互い格闘。

注射器にソフトチューブを付けて喉に流し込む食事は

ドリフの志村けんみたいに『おえっ』と盛大に吐き出してくれるし

こちらは負けじと『お願い、呑み込んでね。』とチューブを喉の奥へ。

病気で弱った猫の介護なのか虐待なのか、短い格闘の後にいつも思ってしまう。


風が吹きぬける夕方の中庭は気持ちよく、みすずの見張りをしながら

新聞や本を読んだり。色んな人や他の動物も通り皆と顔見知りになったり。

そんな事はともかく本人も心地よいのだろう。

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