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寒い一日でした。少々風邪気味なのでたくさん服を着て過ごしました。夕刻には、みぞれまじりの冷たい雨になりました。
松下幸之助氏が書かれた本に、とてもよいお話が載っていましたので紹介させていただきたいと思います。
松下氏の知り合いの方に一人の中堅の人がありました。その人は望まれてある会社の社長に就任されました。社長になることを望まれたときに、色々な友人に相談されたそうですが、友人たちは社長になることを勧められたとのこと。そして、自分も決意し社長に就任されたそうですが、最初のうちは会社の成績も上々だったのですが、社長に就任してわずか2年ほどでその会社がだんだん左前になってきたそうです。結局その人は、社長の責任を問われるようになり、最終的には辞任しなければならない状態になったのです。
その原因は、その人は社長としての適正をもっていなかったからだと松下氏は言います。社長になったことは失敗であり、その人はもとの会社の中堅幹部として活躍しているのがその人の幸せだったのです。
自分は社長にふさわしく、十分にやりこなせる。成功を夢見て赴任をし、友人たちからも勧められたのです。しかし、そのときに自分の適性をもう一度冷静に考え、今の仕事に本当の適正を持っていることに気がついていれば、このような失敗にはならなかったということです。確かに、社長という立場は世間的にもいいし、収入もいいかもしれません。しかし、社長には社長の責任があり、その責任をはたせるかどうかということについては、自分の適性がはたして合うかどうかということであるという考えがその人にあれば、失敗はなかったと松下氏は言われます。ところがその人は、そこまで自己というものを考えず、喜び勇んで行ったところが、結果は失敗であったということです。
こういう実例は世間にはたくさんあります。たとえ、今の仕事が地位が低くても、その仕事があまりほめられないことであっても、それが適正ならば、生きがいを感じることになり、そこからその仕事に、誰よりもうまいという自信が生まれてくると説かれます。名誉・利欲に動かされることなく、そこに信念を持つということが必要であると。
いわゆる成功というものがあるとすれば、それは社会的地位や収入で論ずるのではなく、自分の天分を十分に生かしきること。つまりみずからの適性に生きることこそ成功であると。そして、そのためには、自分の適性がどこにあるのかということを求め続けるとともに、名誉や利欲というものに動かされず、みずからの適正に従うことが大切であると説かれています。
すばらしい教訓であると思います。自分自身を見つめなおし、謙虚な気持ちで生きていかなくてはならないと思いました。
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