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3月27(水)
雨の中、銀座一丁目から四丁目まで、歌舞伎役者63名の『お練り』に、銀座中央通りは
沢山の見物客で埋まった。僕もそのひとり(^_^)。
関西から坂田藤十郎、地元の中村勘九郎、七の介、市川染五郎、中村獅童等々が傘を手に、
見物客に手を振りながらゆっくりと三越の前まで。
外国のオペラなど、殆どは國の補助を受けて伝統を守っている。
日本の歌舞伎は國などの補助を受けずに続いている。
役者たちの芸に対する精進が伝統を支え、この観客たちが支えているのだ。
圧倒的に年配のご婦人が多かった。
東銀座の地下鉄改札口が歌舞伎座のビルに繋がり、新しい店が開店する。
広く取られたスペースは地震などの時の帰宅難民の避難所となるのだそうな。
3月30日(土)
妻の友人のお宅を訪問。
老後の夫婦が夢であった豪華な住まいのリフォームを見学のため。
マンションは築30年と古いのだが、ドアを開けると1LDKの部屋が、シティーホテルの
スイートのような様相。
そっと尋ねると、1000万以上の費用とか。
折角やるのだからとことん理想に近くとの潔さに感服。
僕が幼い頃、尊敬していた従兄が某新聞社の記者だった。
毎晩、帰りは午前様。いつも顔は酔いで紅潮し、老後のために金を貯めるなどとは
考えもせず、「到底贅沢は無理さ。毎晩飲むのが現実的な贅沢」というような
ことを言っていたのを思い出した。
自分も尊敬していた従兄に分類されると感じた。
昼になったので夫婦で中華料理店に寄って、餃子と天津丼を食べながら将来を話合う。
「水回りが劣化してるから、リフォームは必要なの」
と現実的なことを妻は言う。
近くの桜並木を見ながら、「年に何度かシティーホテルに泊まる方が贅沢さが満喫
できると思うよ」と結論づけて、買い物があると言う妻と別れる。
で、さくら並木の写真を撮ろうとしたら、カメラの前に自転車が止まり、トレーナーを着た
老人が空き瓶を漁って撮影の邪魔になった。
で、フレームに入らないように前に出てその人の顔を見て驚いた。
先日、近所のパブで水割りを一杯薦められた老人だった。
見たくない姿を見てしまった気まずさで、気付かれないように、そっとそこを去った。
3月31日(日)
清澄庭園で年一回の会社OBの総会に参加する。
その会では若手だ。
年一回、その会でしか顔を合わさない方々も多い。
歳が歳だけに、姿を見ないと心配したりする。
そういう自分もそういう年齢に差しかかっているのだが。
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