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旅人は、今宵が最後
かも知れぬ〜祖国の夜を・・・
アスファルトジャングルの
高層ビルで過ごす。
見慣れた山並み・聞きなれた都会の騒音・
夜中にもサイレン鳴らしパトが駆ける。
酔っ払いグループたちが、
それぞれの声を挙げあって、
タクシー乗り場や
飲み屋の暖簾に消えては、また、
路上に現れたグループがさざめく。
普段なら、あぁ、またか・・・
見過ごす光景も、
旅人にとっては、何故か
新しく目に映る。
いいじゃないか。
人間、生まれるのも
死ぬるのも・・一人さ。
運命の扉を開けるのは、己自身だ。
あっは♪
旅人は愉快になって
大の字になってしまった。
・・・・
気がつくと、朝になっていた。
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