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外出して本屋の前に来ると立ち止まってしまう。
中へ入ったら、何か買わずにはでてこられない。
「文芸」を手に取った。恩田陸特集は気にならないが、高橋源一郎と綿矢りさの対談をちらちらと見ていたら、フロベールの作品についての言及がある。
詳しくは帰宅後に引用しよう。久しぶりに携帯から書き込み。
続きです。
対談は「21世紀版・日本の感情教育」と題されていたので読まないわけにはいかない。
で、読んでみた。
なぁんだ、綿矢りさを持ち上げているだけの「ヨイショ」対談じゃないか。
大げさだよなぁ、綿矢りさの新作を「この小説はフローベールの「感情教育」なんじゃないかって思いました」と源一郎が言う。
あとの方で、「あんな完璧な小説があるのにさ、何で今さら僕らが書かなきゃいけないの、って思っちゃう」と言い、更に「そう考えるとなにも書けません。でも大丈夫だよ、同時代にフローベールはいないからさ(笑)。フローベールとかカフカとかがいたら「ごめんなさい」っていう感じだよね」とのたまう。
だから「文芸」は嫌なんだ。こういう売るためのみえみえのものが載っているから。
綿矢りさの新作はそんな傑作に比較できるような作品じゃない。読むのはご自由に。
そして、フロベールは同時代人であることが分からないのはどうかしているね、源一郎は。
フロベールの弟子はモーパッサンだが、実際は違う。
文学的系譜から言えば、プルースト、ジョイス、カフカ、トーマス・マン、ヘンリー・ジェイムズ、フォークナーなど、20世紀の巨匠たちはみなフロベールの熱心な読者で、直系の弟子なのだ。カフカが「感情教育」を愛読していたのはよく知られている。中途半端な知識は間違いの元だから、騙されないように気をつけましょう。
それに年下だからといって、話し方が気安過ぎるよ。もっと丁寧に話さないと駄目さ(笑)。
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引用楽しみにしています。 どんな対談になっているのか非常に気になります。 引用は、スキャナでやっても誤字が多いし、 手打ちでやるぐらいしか方法が無いのがしんどいですね。 最近は、結構スキャナも進化しているようですが。 頑張ってください。楽しみにしてます。
2007/1/19(金) 午後 7:15 [ ryuuninn ]
私は全部手打ちです。技術がないということもありますが、一字一字書くような感覚を失いたくないからでもあります。
2007/1/19(金) 午後 8:44 [ 遠い蒼空 ]
トンでもないことを言ってますね高橋氏は(笑)。ついに商売人に成り下がったか。言うに事欠いてフローベールとはね。大げさすぎますよ。
2007/1/20(土) 午前 2:40 [ bat**yu2*01 ]
めっちゃくっちゃお詳しいのですね。 尊敬します。 カフカには、影響を受けた一人で、 「変身」にはついていけたのですが、 「城」には、手こずりながらも何とか読んでおります。
2007/1/20(土) 午前 3:34 [ ryu*ni*n ]
源一郎は勉強しているから、ついあれこれと大作家の名前を出したくなるのでしょう。商売上手なのは以前からではないでしょうか。
2007/1/20(土) 午前 5:47 [ 遠い蒼空 ]
一応、文学を学んできたので、読む必要のあるものは読まざるをえなかっただけです。カフカは正統的な作家で、影響を受けるのは当然ですね。「城」よりも「審判」の方が読みやすいのでは?
2007/1/20(土) 午前 5:54 [ 遠い蒼空 ]