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文庫版の「弱法師」冒頭と、あとがきの冒頭を引用。 「きみは雪を見たことがないと言ったね。ぼくは海を見たことがないんだ。だからきみとぼくが死ぬと きは、きっと海と雪とを一緒に見よう。海に降る雪を見ながら、この世界におさらばしよう。」 「「魂は肉体の中にある」という言葉を、わたしは「感情教育」のなかで書いた。恋愛とセックスは切り 離せないものであり、性描写ぬきの恋愛小説はどこか嘘っぽいと思っていた。どちらかといえば、真摯に 熱意をこめて性描写を書いてきたつもりだし、いかにリアリティと説得力のある性描写を書けるかという 点に文章修業の大半を費やしてきたような気さえする。努力の甲斐あってか、中山可穂の小説には過激な 性描写がつきものだといういささか不名誉なレッテルを貼られるようにもなった。喜ぶべきことなのか、 悲しむべきことなのか、わからない。」
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中山可穂
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弱法師というと俊徳丸と四天王寺をすぐに思い起こします。芸能の始まりみたいな感じです。この本、読んでみたいです。
2007/3/16(金) 午後 9:37
短編集です。あと「卒塔婆小町」と「浮舟」の二作が収録されています。中山可穂版・現代能楽集というキャッチコピーです。
2007/3/16(金) 午後 10:13 [ 遠い蒼空 ]