|
今、どのくらい読まれているのだろう。
少なくとも日本では、研究者か小説家以外にそれほど読んでいる人がいるとは思えない。 いわゆる初期作品(習作ですね)を除き、作品の数は少ない。一作に数年をかけて書いているためである。「ボヴァリー夫人」「サランボー」「聖アントワヌの誘惑」「感情教育」「トロワ・コント」、そして遺作となった「ブヴァールとペキュシェ」。 「ボヴァリー夫人」と「感情教育」がまあ読まれているほうか。 「ブヴァールとペキュシェ」は「紋切り型辞典」が付属していて、とんでもない試みなのだが、完成していない。 フロベールのどこが新しいのか。私もフロベールを専門として卒論、修士論文を書いたが(論文まがいのものだが)、どこまで分かっているのか心もとない。写実主義の作家として日本には紹介され、そういう読まれ方がされてきたが、フランスでは20世紀半ばからヌーヴェル・クリチック(新批評)の批評家・研究者によって見直しがされ、現代小説の祖と看做されるようになった。「ボヴァリー夫人」「感情教育」は読んでおいた方がいい。小説を書く人なら。 普通の小説だが、自由間接話法を駆使し、それがのちの内的独白の先駆になった。 また思いついたら書き足す予定。 |
フロベール
[ リスト ]



ななななんと『感情教育』は岩波文庫絶版なのですよ。
おかげで高い値段で売れました。
フロベールは自分では読んだことありません。『ボヴァリー夫人』は持ってるから、切り崩そうかな。
2007/11/5(月) 午後 3:38 [ 吉田ツグオミa.k.a.伊丹甚左 ]
岩波は生島遼一訳でしたか。「ボヴァリー夫人」も生島訳がベストです。
2007/11/5(月) 午後 3:46 [ 遠い蒼空 ]
すみません読んでないので。伊吹武彦訳で文字のコマイのをつんどくしてました。今の私にはこの文字は苦しいのですが。挑戦すべきか、それとも推奨訳でいくべきか、ですが。
2008/10/2(木) 午後 8:18 [ hiroaki_noji ]
長編小説をお書きになるならば「ボヴァリー夫人」は一応読んでおかれた方がいいかと思います。
2008/10/2(木) 午後 8:24 [ 遠い蒼空 ]