|
桜桃忌は過ぎたが、太宰の短編「美男子と煙草」の冒頭を引用。
この短編、好きなのです。
「私は、独りで、けふまでたたかつて来たつもりですが、何だかどうにも負けさうで、心細くてたまらなくなりました。けれども、まさか、いままで軽蔑しつづけて来た者たちに、どうか仲間にいれて下さい、私が悪うございました、と今さら頼む事も出来ません。私は、やつぱり独りで、下等な酒など飲みながら、私のたたかひを、たたかひ続けるよりほか無いんです。
私のたたかひ。それは、一言で言へば、古いものとのたたかひでした。ありきたりの気取りに対するたたかひです。見えすいたお体裁に対するたたかひです。ケチくさい事、ケチくさい者へのたたかひです。」
読点は少なめか。
|
太宰特有の、良い意味でのナルシシズムが漲っていますね。
2008/6/20(金) 午後 1:49 [ 吉田ツグオミa.k.a.伊丹甚左 ]
そうですね。
この短編のオチが好きなんです。
2008/6/20(金) 午後 2:02 [ 遠い蒼空 ]
「じょっぱり」結構!
2008/6/21(土) 午前 0:52 [ voyager07200 ]
太宰には「津軽」という名作がありましたね。
2008/6/21(土) 午後 1:58 [ 遠い蒼空 ]
たしかにオチはお茶目でした。気が滅入る作品もいいですが、こんな小品も粋ですきです。
2008/6/21(土) 午後 6:39 [ カオル ]
多様な面を持つ作家ですね。ユーモアの感覚もなかなかです。
2008/6/21(土) 午後 6:42 [ 遠い蒼空 ]
「美男子と煙草」は、最近ムリソウさんに教えて頂いて読みました。
音読してみると、何か楽しいです。
2008/6/21(土) 午後 6:50 [ MoranAoki ]
そう言われれば、音読にも耐える文章ですね。
2008/6/21(土) 午後 6:54 [ 遠い蒼空 ]
あ、モランさんがコメントしていただいてる通り僕も「美男子と煙草」は大好きな一篇です。初めて読んだ時は最後で大爆笑してしまいました。確かに文章のリズムも絶妙だと思います。
2008/6/22(日) 午後 1:43 [ - ]
太宰の文章のリズムと読点は関係がありそうですね。
2008/6/22(日) 午後 1:50 [ 遠い蒼空 ]
書き出しからオチまで,いかにも太宰治らしい小品ですよね。私も記事を書きましたので,トラックバックします。
2008/6/25(水) 午後 6:35
読みました。分析が見事ですね。
トラックバック、ありがとうございます。
2008/6/25(水) 午後 8:13 [ 遠い蒼空 ]