遠い蒼空

末期ガン患者入院記録

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アルゼンチンの「天使の歌声」、スサーナは70年代の初め頃か。
日本の歌を見事に歌って魅惑された。
「粋な別れ」は絶品だった。「竹田の子守唄」もとてもいい。
今のCDにはなぜか「粋な別れ」は収録されていない。
「遠くに行きたい」「雪が降る」「誰もいない海」など。
が、やはりスサーナの代表作は「アドロ」。歌詞の一部分を引用。
 
 「アドロ 微笑むあなた
  夜の優しい言葉
  アドロ あなたの匂い
  接吻(くちづけ)のとき  突然私に

  死んでもいいわ
  あなたの胸に抱かれて 私は炎
  あなたは火の鳥 燃やして 燃やして
  すべてを わたしのすべてを」(毬まどか作詞)

    

大相撲

うちにテレビがきた日は内心うきうきしていたと思う。
半世紀近く前のことである。
夕方、学校から帰るとすぐテレビを観る。
観るものは決まっていたが、ぼんやりと観ていることもある。
野球中継は他の番組と重複するので、あまり観なかった。
大相撲はまだ年4場所時代だったと思うが、夕方に観るものは他にない。
時代は栃若時代の前である。千代の山、鏡里、吉葉山、東富士。
以来、帰宅して暫くぼんやりしている時に大相撲を観るようになった。
大鵬の時代、北の湖、貴ノ花、それから千代の富士、若貴時代まではちょくちょく観ている。
贔屓の玉之海(玉の島)の急死は惜しかった。
古い四股名なら知っている。

ラブレター(6)

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いつまで続くのでしょうね?(笑)

「夜 寝ようとするとまた あの香料がふっとただよった。なかなかねつけない。このごろのくせだ。原因は心理的なものだろう。自分でもよくわからない。もういいかげんねむくなるはずの時間だし、生活に支障をきたさないようにしようと思えばねむらなければならないはずだ。何がどうだというのか。別にねむれなくなるような悩みや不安があるわけではない。
結局、自分の状態が 自分にも雲をつかむようでたよりないというのが原因なにか。いや、それもちがう。なぜなのか。
私は自分をあまりに束縛しているのだろうか。ふざけながらでなければ甘えられず、自分をつっ放して、拒否されることを前提としてでなければメロメロの恋におちこもうとしない、これほどの防衛心をいつどうして身につけたのか。何かみたされないものが、私自身の意志とか、理性とかに反抗しているのか。どうしたらしあわせな気持がやってくるのだろう。どうしたら「これも夢だ、いつかは消える、何かのまちがいだ」というさめた意識をすて去れるのか。
会っていない時、私は二つの感情にひきさかれる。一つは、彼のことをひたすら考えてこういうぼんやりとけだるい気分にひたっていたいという感情と、もう一つは、すべてを失わないでたんたんと生きていくために、すべてを得ようという気持をすて、気分を変え、何事もないかのように気軽にすごしたい、という感情と。
すべてを得たい、どこまでもつっ走りたいというもえるような思いにこがれる状態を私は夢みる。それは禁じられたものなのか。自分で禁じているのか。それとも本当に私の中の生身の私が枯れつきているのか。
こういういらだたしさで私は時間の大半を失ってしまう。そしてあきらめてねむろうとしたとき、とつぜんかすかに香料の幻覚がくる。それは一瞬のきわめてもろいしあわせな気持の到来だ。しかしその後にはまたいらだたしい分裂の状態がつづく。今夜もまた、つかれきってどうでもよくなるまで、私はねつかれないだろう。」

「網走番外地」

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映画は封切当時は観ていない。DVDで観た。
主題歌はよく聴いて知っていた。高倉健の歌もいいが、藤圭子が歌っている方が好きだ。
ジーンとくる。
「命火」「命預けます」などもいいなぁ。

女性の下着(1)

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以前に小説を書こうとして必要あって60年代の女性の服装、下着などを調べたことがある。
自分の経験だけでは狭い範囲のことしか分からない。それにもう一度確かめるのも大切だと思ったからである。観察眼がない、というか、気にしていなかったから、鮮明に思い出せないのだ。
いろいろの本を読んでみた。一般的な服装の歴史はあっても、ある年代に限ったものは少なかった。
以下、参考にした本を順不同に紹介してゆく。
目的は実際にその時代を生きた方からの経験をお聞きしたいためである。エロ目的ではない。

鴨居羊子「下着ぶんか論」。昭和33年刊、凡凡社。
ご存知、下着デザイナー。「女は下着でつくられる」という映画の監督、演出をしていると初めて知った。
これは下着概論ではあるが、出版が60年代より早いため直接には余り役に立たなかったが、下着革命の書である。
あとがきに「この本をだいたんにも公にしました理由は、ただひとつであります。それは本書がこんにちの因襲化した下着観、停滞した下着からの解放につらぬかれていると信ずるからであります。
そして、その解放が、女の従属的な性を、男と対等なものにし、女の社会的位置の向上にやくだつとかんがえた・・・」
ドレスアップする際にはノーパンティであることを薦めたりしている。

これは古本で買ったのだが、元の持ち主が女性だったようで、本のなかに石坂浩二の学生時代の雑誌からの切り抜き写真、フォーリーブスの写真が挟みこまれていた。序でだからそれもアップしておこう。

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