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一部引用。 「小説を書く上の手法として、私が以前から考えているものに、次のようなものがある。小さな断片を雑 然と積み重ねてゆく。その断片は一見互いに関連がないようだが、最後の一つの断片を積み上げた瞬間、 それまでの堆積が正確なピラミッド型になり、一つの抽象的な主題が明確に浮び上ってくる。 その方法を使って、十年ほど前、私は「祭礼の日」という短篇を書いたが、十分に成功することができな かった。数年前、庄野潤三の「静物」に、私はその手法を見た。それが成功を収めたのは、周知のことで ある。」
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2007年02月28日
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70年代後半から80年代、エロマンガの巨匠は石井隆だった。 名美シリーズのあと、女たちは拳銃を手にし始める。 「黒の天使」は私の愛読書。写真は1998年のリヴァィヴァル版から。 帯には「世紀末の闇のなか 黒の天使の銃口が光る」とある。 初版の私が一番好きな部分がリヴァィヴァル版には載っていない。なぜだろう。 マンガのインパクトは映画化したものでは無理だ。
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「・・・セックスにはどうもわからない部分があって、そのわからない部分にかかわり合って、ぼくは小 説を書いていると思う。・・・ ぼくはね、女ばかり書いているようにおもわれるだろうが、最近まで女ってものは書いてない。つまり ね、女に対応してる男の自意識を書いてきたわけで・・・。 ・・・わからなさってのは、これはセックスを通路にして人間を考えてみる場合が、ぼくには多いわけな んだけど、結局、人間のわからなさつていうものかね。そこに落着くかも知れないなあ。そういう一種 の抽象的な思考というものがあって、その角度で追っかけてるから、作業が続いてんじゃないかと思う。 ・・・「精神」という花が開いているとするね。それを摑んで引っぱってたら、根元から出てくるもの は、人によってはセックスであり、政治であり、いろんなケースがあると思うんだ。」 1971年、大光社から刊行された語りおろし「生と性」より。
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という本が出てきた。いつ買ったのか記憶がない。 洋古書店で買ったのだろう。読んだ形跡もない。 1941年、エミール・ポール社刊。正確には「パリのリルケと「マルテの手記」」という題名だ。 なぜ読まなかったのか、内容は興味深い。「マルテの手記」の成立までを辿っている。 モーリス・ベッツは小説も書いている。リルケについてのエッセイもあり、何より「リルケ全集」8巻を訳しているようだ。 読んでみよう。 写真は「マルテの手記」の最初の草稿。
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本を探していると、肝心なものは見つからず、変なものが出てくる。
いろいろ発見したが、内田善美「星の時計のLidell」の第3巻と、エロマンガが出てきた。 1巻と2巻はいずこ? 写真は3巻にあった完結記念プレゼント、ピンナップカード3枚の一つ。そして、エロマンガ。どちらも80年代。ブログは過激になる一方です。 |



