遠い蒼空

末期ガン患者入院記録

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

同じく、遠藤周作VS吉行淳之介、と題された対談。一部引用。

遠藤 きみは、おれが美しい女とみにくい女を、根本的に区別できん男だと思っているらしいな。

吉行 しかし、正直なところ、きみはわかりやすいタイプを好むところがあるね。

吉行 きみは女優というと目がないねえ。これを少し心理分析していただきたい。

遠藤 女優というのは、おれにとって特別な存在だという気が本能的にするんだよ。オナラもしないし、ウンチもしないというイメージがある(笑)。

吉行 どうすりゃなおる。
遠藤 でもぼくは、いつまでも期待をもっていたいという気がなきにしもあらず、なんだ。
吉行 ウンコすることがわかったらいかんか。
遠藤 おれも、もうおとなだからウンチしてもいいけど…

遠藤 おまえはあんな翳のないやつ嫌いなんだろう。だいたい痩せ型で、ちっちゃいやつだな。おれはデブで少し大柄なのがいい。
吉行 母性を感じさせるか。
遠藤 そうなんだね。女優にも、少年時代の母性的なものを感じてるんじゃないかな。そうだ。お姉さん意識と結びついているんだ。ぼくはいまでも、姉と弟の出てくる映画を見ると興奮する。

同じ「夜の噂」の月報。
遠藤周作の文章と遠藤周作と吉行淳之介との対談が載っている。
まず、遠藤の文章。
「     紙きれ
もう十五年ほども前に胸をやられて長い間、入院していたことがある。…恢復一向にはかばかしくなく、二度にわたる大手術にも失敗すると、さすがに意気消沈してしまった。原稿が書けなくなると入院費はおろか、家族の生活費もなくなってしまったのもこたえた。なにしろ三年間、病院にいたのだから。
その時、九官鳥を飼った。病室に九官鳥をおいて真夜中、こやつだけに本心を話しかけた。…
家族も見舞客も医者も看護婦も、私がなぜ、九官鳥を飼ったのか、もちろんわからない。退屈をまぎらわすため、と考えていたようだ。…私は三度目の手術の危険は予想していたから、ひょっとすると今度はおさらばかもしれぬと寂しく思った。私が死ぬ。空が晴れている。その時、この九官鳥が突然、私の声で一言、二言、なにか面白いことを言う。そうすると皆、びっくりするだんべえというのが私の最後の悪戯になる筈だった。
三度目の手術が迫ってきて、私が検査か何かで部屋にいなかった時、吉行がたずねてきてくれた。
部屋に戻った私は彼が来たことを、ベッドの上においてある小さな紙で知った。
吉行は九官鳥に目をつけ、すぐに私がなぜこんな鳥を飼ったかを見ぬいて、オヌシハ気ガ弱クナッテオルヨウダ、というような意味の言葉を紙きれに書いていた。彼の眼力にもおそれ入ったが、その優しさにじんときた。あの紙きれのことは忘れることはできぬ。
…吉行にはいろんな意味で優しくしてもらった。」

本や雑誌が落ちてくる ケータイ投稿記事

「ダカーポ」2005年、565号。
特集の「最高の文庫本 ベストイレブン」につられて買ったらしい。
特集の紹介はまたいずれ。
ダカーポニュースから一つ引用。
「名古屋嬢 世界のお客さまもビックリ!万博・名古屋は日本一の化粧天国
万博でにぎあう名古屋だが、その知られざる一面が明らかになった。名古屋の女性は日本で一番「化粧好き」だというのだ。
今年 5月、資生堂は「生活者と美の白書」というリポートを発表。スキンケア商品に費やす 1人当たりの平均支出額で、月 4168円の愛知県がトップだったという。
名古屋嬢のメークの実態はいかに。…
「たしかに、他県から来た人は名古屋の女性は化粧が派手だと言います。ファッションがブランド志向で、それに合わせ化粧も濃くなるのかもしれません」
しかし、名古屋嬢が化粧にハマる理由はまだあるという。
「名古屋人はもともと、見えっ張りな面があります。ブランドや化粧で身を固め、裕福な男にアピールするのが好きなのかも。また多くの名古屋嬢は家を持つ親と同居しており、生活にゆとりがあります。…」
愛知万博のテーマは「自然の叡智」。しかし、名古屋嬢の顔はナチュラルからはほど遠い!?」

銀座百点(4 ) ケータイ投稿記事

イメージ 1

イメージ 2

同じ 1981年 318号。
「銀座サロン」。ゲスト、尾崎一雄、松枝夫妻。ホスト役は、円地文子、吉行淳之介、河野多恵子。
「「私小説」的な話」というタイトルで、出張版。

河野 尾崎さんはいまでも、高校生と渡り合ったり…。
尾崎 湘南電車の中でね。
尾崎夫人 そういうことしたら、危ないですよね。
尾崎 だけど年寄りでしょう。彼らにしてみりゃ、一発でノック・ダウンできるような老人ですよ。それが、まじめな顔して、本気で、目をつりあげて言うんだから、手をあげないですね。
円地 どうなすったの?
尾崎 いやいや、たいしたことじゃない。
河野 なんか高校生が、ドアのところにもたれたりするので、車掌が注意したら…。
尾崎 高校生がそのとき、車掌の悪口言った。「なんだ、安サラリーマン」て。それでぼくが怒ったんですよ。
円地 どういうふうに怒ったの?ちょっと、怒りぶりを。
尾崎 「そういうことを言うもんじゃない」と、ドスをきかして言ったわけ。
吉行 ドスをきかして(笑い)。
尾崎 ぼくは暴力団みたいなやつにも、タバコやめろって言ったけどね。殴らないですよ、彼ら。

尾崎夫人 この人、自分が我慢してますから、人が喫んでると、気に入らないんですね。
尾崎 癪にさわるんです。「わしゃ、七十五だ。二十歳時分から吸ったけども、それでもこのとおり、我慢しているんだ」。そうしたら肩越しにね、横目で見て、またプーッと煙を(笑い)。
吉行 そりゃ…感じあるなあ。
尾崎 こりゃあ、冷戦だと思って、がんばろうとしたところへ、車掌がやってきて…。

河野 湘南電車に乗りますと、私は尾崎さんのお書きになっている車中のお話があれこれ思いだされてきましてね。
尾崎夫人 平塚―東京間は、タバコがいけないんですね。

河野 あの高校生との渡り合いでも、最後は両方でニヤッとなさるんでしょ。
尾崎 そうですね。そういう爺さんが珍しいんですよ。おそらくそんな爺さんに初めて会ったんじゃないかと思うんです。ホームに降りてから、窓ガラスをトントンと叩くんです。

尾崎 吉行さんは立回りなんかやったことないでしょ。
吉行 ないです。
円地 ないですよ、二枚目だから。
吉行 弱いから。
円地 女が止めに出るわ(笑い)。
吉行 そんな格好のいいことは…(笑い)。冗談じゃない。
尾崎 ぼくはやったんですよね。だいたい、心掛けがよくない。お巡りをからかったりするんですよ。銀座でね。

ブログ二周年 ケータイ投稿記事

おととし、ブログを読みはじめ、いくつかのブログを読ませてもらっていたが、どうせならブログを作ろうと思い立った。
といっても、読むのが目的であったので、いい加減に作りはしたが、記事を書こうという気にはならなかった。
が、そのうち、自分の記憶を辿ってみようと思い、少しずつ書いていった。おととしはレイアウトなども全く考えず、とっつきにくいと評されたブロガーの方がいらしたが、それはまさに私自身がそういう人間で、最初はとっつきにくいという印象を与えるらしい。親しくなるとかなり違う印象を持たれる、ブログに人間が表れるのかとやや驚いたものである。
ブログはその後、おととしの十二月にあるブロガーの方に教えられて、書庫を作ったりし多少は変わったが、とっつきにくいのは変わりないだろう。
そのまま、身辺雑記なのか文学についてなのか記憶を辿るのか、わけの分からないままに続けてきた。
これからまた辛い時期に差しかかるので、いつまで続くか、いつ姿を消すか分からない。三年目になり、少しは進歩したいと思いはするが、相変わらずコメントは下手だし、こんな状態が続くのだろう。
訪問をされ、コメントをして下さる方々にはお礼と感謝の気持ちを表したい。

ありがとうございました。これからも、命ある限り、よろしくお願い致します。

全1ページ

[1]


.
遠い蒼空
遠い蒼空
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
検索 検索

標準グループ

過去の記事一覧

Yahoo!からのお知らせ

[PR]お得情報

CMで話題のふるさと納税サイトさとふる
毎日お礼品ランキング更新中!
2019年のふるさと納税は≪12/31まで≫

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事