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しかし、あす何が起こるかは分からない。
朝が迎えられるかどうかさえ分からない。 そういう状態なのに、何でもないかのようにぼんやりしているしかない。 |
私事(わたくしごと)
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平凡な生の 断片です。つまらない些事ばかり。
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頭は冴えている。
何もすることがない。本は読みたいと思わない。音楽は聴けない。絵でも観ようか。 |
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何もできず無為に過ぎて行く。これまでにしておかなければならなかったことだ。
急に締切が早まった原稿のようなものだ。とても間に合わない。 |
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昼頃、病室で家を売る仮契約をした。二ヶ月後本契約。
それまでに家をカラにしなければならない。私はもういない。 引っ越しの時にももういない。 妹はひとりでどうするだろう。 |
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完全な入院患者となった今、決まり切った事柄に対応するだけなので、話す必要は殆どない。次第に無口になって行く。
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