遠い蒼空

末期ガン患者入院記録

手塚治虫

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コマの割り方 ケータイ投稿記事

手塚のデビューした頃は月刊誌で、マンガはメインではなく、小説や絵物語が多かった。
マンガも 8頁が普通で、次第に長くなっていったが、16頁くらいだった。
コマ割りは一頁に三コマが普通、稀に三コマのうちのニコマを合わせた大きなコマがある程度だった。
これが、一頁六コマになり、週刊誌の時代にはもっと細分化された。
手塚は月刊誌の時代から一コマを一頁にしたり、コマにこだわった描き方をしていた。それが週刊誌の時代にはさらなる発展をする。ニ頁一コマを最初に描いたのは手塚だ。
最も戦前にも既にそういう長編マンガはあり、手塚が戦後それを広めたというのが正確だろう。

四コマのマンガ。
次が伝説の「新宝島」。
但し、これは合作だし、手塚は全集に入れなかった(全集の「新宝島」は描き下ろしの愚作)。
「地底国の怪人」が手塚らしいデビュー作品。
その前に描いた「ロストワールド」の習作が出版ということを考えなければ真のデビュー作品だろう。

「地球の悪魔」 ケータイ投稿記事

付録についた原題は「地球1954」。
手塚はこの作品が気に入っていたらしく、漫画全集の最初の配本の8冊のなかに入れている。
これのなかに「大洪水時代」が収録されている。
「大洪水時代」は私の「覚書」のなかで、版型を変えたために小さな傑作が平凡な作品になってしまっている旨書いておいた。
その後、手塚死後、手塚治虫初期傑作集というハードカバーのシリーズが出た。
そこでは元版の大きさに戻してあった。
手塚の有名なスターシステムについても手塚死後の評論で触れたものがなかったので、私はその点をも強調しておいた。その後、手塚プロが盛んにスターシステムについて触れるようになった。
手塚晩年のある作品をほんの一行で批判した。その作品が文庫化された時、解説にマンガ批評家としても有名なN氏が私の意図を敷延して書いていた。
マンガの世界ではアイディアのパクリは平然と行われるから、それは仕方がないことだ。パクられた方はいい気持ちはしないが。

手塚治虫漫画全集を ケータイ投稿記事

小型にしたシリーズが出ている。
全集が出る時、講談社は普通のコミックサイズでと考えていた。手塚は少しでも大きな版を望み、その結果、B6サイズになった。
それを小さくして出版するとは、趣味的なものだろうが、あらあらと思う。原稿大のサイズが一番望ましい。
絵が見にくく、セリフも読みにくい小型を考えるのが分からない。
大友克洋の「童夢」原稿大版を見て、その魅力が分からないのだろうか。

多分、小学四年生。
夢中になってきたのは五年生から中学まで。出会った時がちょうどよかった。
もう童話など読む気にならない年代で、いきなり「ロストワールド」という、本来、青年向きに習作を描いていた作品。伝説の「新宝島」のようなたわいない内容の作品ではなかったのが幸いだった。古本屋で手塚治虫を探す。滅多に見つからない。
それでも稀に一冊だけひっそりと置いてあることがあった。
中学までに買ったいわゆる初期B6などは探して売ってみたら、50冊近くあった。大半は海賊版である。
「罪と罰」を見つけたのは中学何年の時だったか。そのよさはしっかり分かった。
後年、大学生になってからドストエフスキーの原作を読んだ。面白かったが、文学として第一級の作品とは思えなかった。
手塚治虫の「罪と罰」は原作のダイジェストではなく、それ自体独立した作品になっている。読み返しても原作に比べて遜色ない。むしろ、原作の不備を補って原作を越えている。
マンガだから、と侮れない。小説を映画化して原作を越える場合もある。
ドストエフスキーの「罪と罰」は「悪霊」「未成年」に比べて出来が悪い。その作品を手塚は全く別の傑作にしてしまった。
私が中学の時に読んだのもよかったのだろう。原作を読んでからだったら違和感を感じたかもしれないのだ。


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