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石見智翠館高校女子ラグビー部のブログ
サニックス、コベルコ、全国U18女子の高校3冠、太陽生命WSS最高5位と総合トップ8を狙う、石見智翠館女子ラグビー部のblog。

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一本の鎖

朝、夕は肌寒く、秋のにおいが感じられる季節となってきました。
ただ、日中は依然気温が高く、寒暖の差が激しい折、皆様もご自愛ください。

菅原です。

10月4日、5日に、愛媛県は久万高原町で行われた、

「第72回国民体育大会 愛顔つなぐ愛媛国体2017」

に参加してきました。

結果は既報の通り、準優勝でした。
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今回の島根県女子ラグビーチーム、最終登録メンバーは以下の通り↓

1、中 美咲(追手門学院大学4年、追手門学院大学ヴィーナス)
2、辰己 千亜希(東海大学2年、東京フェニックス)
3、黒川 碧(立正大学2年、アルカスクイーン熊谷)
4、藤埜 瑳紀(追手門学院大学4年、追手門学院大学ヴィーナス)※今大会主将
5、小林 花奈子(日本体育大学1年、日本体育大学ラグビー部女子)
6、青木 蘭(慶應義塾大学3年)
7、杉江 朋香(法政大学2年、ラガールセブン)
8、阿部 恵(立正大学1年、アルカスクイーン熊谷)
9、西岡 真里奈(日本体育大学3年、日本体育大学ラグビー部女子)
10、阪本 結花(追手門学院大学2年、追手門学院大学ヴィーナス)

現役高校生が4名出場した前回大会でしたが、今回は10名全て「ふるさと選手」である本校卒業生でのチーム編成。
皆全国選抜大会優勝メンバーです(''◇'')ゞ

練習時には、その優勝記念Tシャツが揃いました(^^♪
イメージ 2
右から、初優勝(モデル:藤埜)、2連覇(モデル:青木)、3連覇(モデル:小林)、4連覇(モデル:阿部)の記念Tシャツです。。

それはさておき、予選プール組み合わせです↓
イメージ 3

各ブロックの代表10チームが出場した今大会。
その10チームを3つのプールに分け、Ⅰ、Ⅱプールの1〜6位を、Ⅲプールの1〜4位を決定し、Ⅰ、Ⅱプール上位5チーム、Ⅲプール上位3チームの計8チームが翌日の決勝トーナメントに進出します。

Ⅱプールに入った我々。

day 1
予選プール初戦、対三重県
17-15 win

昨年度もベスト4をかけた試合で対戦、近年急速に強化が進む「三重パールズ」のメンバーを中心とする強豪と激突しました。
監督の磯谷も「予選のいきなりの山場」と位置付けたこの試合。
一進一退の攻防が続きます。
そして後半終了間際、スコアボードを動かしたのは、三重県。
準備されたサインプレーで右隅にトライを奪われます。
万事休す、かと思われた後半ラストワンプレー。
連続攻撃から相手の反則を誘い、最後は先日の女子ラグビー大学選手権(に相当する大会)で大会MVPを獲得した小林花奈子がタックラーを引きずりながらトラーーーイ!!!
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強豪相手に見事な逆転勝利で、山場を乗り越えました♪

予選プール第2戦、対北海道
27-0 win

北海道は、太陽生命ウィメンズセブンズに参加する強豪「北海道バーバリアンズディアナ」のメンバーの多くが所属するチーム。
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初戦の勢いそのままに、無失点で勝利できました。

この結果、Ⅱプール1位が確定し、Ⅰプール首位の福岡県と、Ⅰ、Ⅱプール順位決定戦での対戦が決まりました。

Ⅰ、Ⅱプール順位決定戦(1位、2位決定戦)、対福岡県 
5-22 lose

かつて幾度となく全国大会でしのぎを削り合い、練習試合やイベント等での交流も数多くともにした盟友「福岡レディース」を母体とする、今大会優勝候補との対決でした。
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開始早々、我々が先制するも、相手のディフェンスの圧力に耐えかね、徐々に福岡ペースに…。
後半連続トライを許し、完敗。

Ⅰ、Ⅱプール2位という結果で、翌日の決勝トーナメントに進みました。

day 2
決勝トーナメント1回戦、対秋田県
36-5 win

試合の入りが悪く、先制点を許す展開に。
思わず観客席から「いい加減目ぇ覚ませやゴラァーーー!!!」とゲキが飛ぶほど( ゚Д゚)
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しかし、そのゲキが効いたのか、その後は相手を圧倒。
この勝利で、昨年の成績に並ぶベスト4以上が確定しました。

決勝トーナメント準決勝、対埼玉県
14-12 win

女子ラグビー界の絶対女王「アルカスクイーン熊谷」のメンバーに、強力な組織をあげ女子ラグビー強化に乗り出した「自衛隊体育学校」のメンバーを加えた、前回大会覇者であり、今大会優勝候補筆頭のチーム。
さらに先日の15人制ワールドカップ日本代表メンバー数名もリストイン。
厳しい戦いになることは、容易に想像できました。
ただ、選手たちの表情は、気合いに満ち溢れていました。
あの表情は「本気で勝ちに行く」表情です。
本当に頼もしいヤツらです。
「心配はしていないが、相手を勝手に自分たちより強くしないこと。君たちも充分強い。」
そう言って選手たちを送り出しました。
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試合は、序盤に相手に2本のトライを連取される苦しい展開。
「やっぱめちゃくちゃ強いわ…。」
思わずつぶやいてしました|д゚)
しかし前半終了間際、阪本結花のラインブレイクから、猛スピードでサポートに走った杉江朋香につながりビッグチャンス到来!!!
最後はキャプテンの藤埜が前に空いたスペースを見逃さず、追撃のトライ!!!
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ゴールも決まり7-12で折り返します。
後半も決死のディフェンスで、相手に食い下がります。
そして迎えた後半5分。
攻撃を継続し、阿部恵のランニングから、最後はパスを受けた中美咲がゴール中央まで回り込みフィニッシュ!!!
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ゴールも決まり、ついに逆転!!!!!!
残り約2分間も、相手のえげつないプレッシャーを何とか凌ぎ切り…。
そして歓喜の瞬間((((oノ´3`)ノ
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今大会最大のアップセット(下剋上)と言っても過言ではないでしょう!!!
14分間、女王相手に最後まで「本気で」「戦い」続けた選手たち。
見ただけで涙が出そうになる、そんな最高の表情です↓
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いや、マジでスゲーわこいつら( *´艸`)
年甲斐もなく飛び上がって喜んでしまいました(笑)
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これで昨年を越える、2位以上の成績が確定!!!

愛顔つなぐえひめ国体 女子ラグビー競技 決勝戦 対福岡県
0-19 lost

悲願達成まであとひとつ。
そして「盟友」との再戦。
まさに最高の舞台です。
しかし…。
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大事な局面でのミスタックルが勝敗を分けました。
1度もトライチャンスを迎えることなく、完封負け。
ここでとうとう、とうとう力尽きました。
本当に「力尽きた」とか「精魂尽き果てた」という表現がピタリと当てはまる、そんな状況でした。
選手たちは本当に自分たちの全てを出し切ってくれました。
そして、それを福岡県は、跡形もなく蹴散らしていきました。

これで福岡県は初優勝。
敵ながらアッパレ!!!
決勝の相手が福岡県でよかった!!!
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今大会を振り返って。

冒頭でも紹介した通り、登録10名全て、本校卒業生で臨んだ今大会。
「智翠館の仲間と、もう一度日本一を目指したい!!!」
多くの卒業生たちが口々にそう言い、島根県での国体出場を志願してくれました。
中国ブロック予選、そして本大会。
メンバー登録締め切り間際まで、磯谷監督は大いに悩んでおられました。
「一体誰を最終登録メンバーに入れるのか」
関係者共通の疑問。
最終判断は、監督に委ねられました。

そんなある日、監督が話していました。
「こうやって、智翠館に帰ってきたいって言ってくれている選手が、こんなにもいるなんて、ホント最高のことだよな〜。」

…激しく同意!!!

悲願達成は来年以降へ持ち越されましたが、今回出場した選手、出場できなかった選手たちの気持ちが本当に嬉しかった。

高校でラグビー人生を終えた卒業生の多くも、会場まで応援に駆けつけてくれました。

チームの集合から解散まで、本当に笑顔の絶えないチームでした。
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そして今大会、三重県戦、埼玉県戦の勝利が決勝進出につながりましたが、スコアでもおわかりのように、ともにキック差(2点差)での勝利です。

本校女子ラグビー部には、創部以来今日まで受け継がれる教訓があります。
そのひとつが、
「絶対にゴール中央にトライさせない、絶対に最後まで諦めずに相手を追いかけ続ける」
という磯谷監督の教えです。

スタミナの消耗が激しい7人制ラグビー。
独走する相手を追いかけると疲れ、次のプレーに影響を及ぼすことから、この競技ではあまり行われないプレーというか、推奨されない考え方です。

どちらが正しいのかを明確にしたいのではありません。

ただ確実に言えることは、
「必死に追いかけ、トライされてもゴール中央へのそれを防いだ結果、相手に2点を追加させず、その2点が勝敗を分けた試合が2試合もあったこと」
「高校卒業後、大学、社会人のトップクラブで活動する卒業生たちが、高校時代のその教えを実行してくれたこと」
この2つです。

…何か嬉しくなりませんか??

今大会でも、多くの卒業生保護者の皆様に、現地まで足をお運びいただきました。
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卒業しても惜しみなくサポートをしてくださる皆様。
本当にありがたかったし、助けられました。

…感じたこと、書きたいことが多すぎて、まとまりそうにありませんので、最後にひとつ。

本校卒業生、在校生、保護者、スタッフ他、関係者全てが、石見智翠館高校女子ラグビー部という、

「一本の鎖」

でつながっています。
いくら切ろうとも、そう簡単には切れません。

そんな素敵なチームに携わらせていただいているありがたみを、改めて感じられた期間でした。

関係者の皆様全てに、素敵な機会を与えてくださったことを感謝いたします。
本当にありがとうございました。
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