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1.2位数×2位数の計算をしたくなる教材
子どもから進んで計算するための条件として「きまり」は大切な要素である。
今回は「(n+1)2−n2=(n+1)+n」というきまりを教材化したい。
連続する2桁について考えさせ、先生がその違いがすぐ分かるという設定で授業に取り組んだ。
2.「あやしい…、タネがあると思う。もう一回やって。」
まず、冬休み中に計算を使った手品できるようになったので見てほしいと伝えた。
ある子に好きな2桁の数(28)を聞き、子どもたちに見えないように紙に数を書いた。
その紙をAさんに持たせた後、28を2回かけ、28より1つ小さい数(27)を同じように2回かけて、かけ算の答え同士を引くように指示した。計算を終えた子どもたちから「56」という声が聞こえた。
みんなで、この計算が56になるかどうか黒板に計算して確認し,Aさんに紙に書いた数を読み上げてもらった。
「えっ!56。」
それを聞いて驚いた子どもたちの中に、こんな声もあった。
「あやしい…。タネがあると思う。もう一回やって。」
手品のタネを教えてもらうのではなく、自分で分かりたいと考えたところがいいと褒めた。
そして、もう一度、手品を披露した。
次の数は20。同様に行うと,計算した数と紙の数,どちらも39だった。
すると,たくさんの子どもから次のような声が上がった。
「先生,もう一回!」
3.「言葉でやり方を説明したい。」
次の数は24。計算した数と紙の数,どちらも47だった。
先ほどの20の計算の時,机間指導の際に「ねえ,先生,タネ,分かっちゃった。」と声をかけられた。
つまり,既にタネに気づいている子がいたのである。
また,3つの事例が集まった今であれば,黒板をじっくり見ればより多くの子が気づくだろう。
そこで,手品のタネについてノートに書く時間をとることにした。
みんなのノートを見ると,5人が気づいたことが把握できた。
「気づいた人が5人いました。この人たちに色チョークでヒントを書き込んでもらおう。」
ある子は28と27を囲み,次の子は20と19と39に線を引いた。
これを見て,
「ああ,何だ!!」
とほとんどの子がタネに気づくことができた。
すると,
「言葉でやり方を説明したい。」
という声が聞こえてきた。
説明したいというところがとてもいいと褒めて,説明させた。
「28と27だったら,その2つを足して56。20と19だったら足して39。24と23だったら,その2つを足して47です。」
みんなが頷いて聞いている中に,
「だったら,3桁になっても,この手品ができるんじゃないかな?」
というつぶやきが聞こえた。そこで,各自で好きな3桁の数で試してみることにした…。
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