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1990年 香港作品
監督・脚本:ウォン・カーワイ
撮影:クリストファードイル
出演:レスリー・チャン、マギー・チャン、カリーナ・ラウ、アンディ・ラウ、ジャッキー・チュン、トニー・レオン
一人の人間にはいろいろな面があって、他人が見るのはその一部だけである。
自分が見ることのできる現実に沿った側面だけ。
主人公のヨディ(レスリー・チャン)は、女たちから見たらずいぶん薄情な男である。
彼がひとところにとどまれず、刹那的であるのは心の中にある大きな隙間のため。
女たちには見ることのできない、彼の側面。
彼も、彼の義母も、本当の母親も、船乗りになった警官も、皆心のどこかに埋められない
場所がある。その心のうちの隙間をはきだすことが出来るのは、女だけである。
ウォン・カーワイの作品は、映像が際立っており、分かりにくさから当時の香港ではあまり
受け入れられないところがあったようだ。その後の作品なんかも、台本がなくてその場に
ならないと分からないという話も聞く。でも、改めてこの作品を見ると、彼は脚本家だったんだなと思う。
忘れられない台詞を数多く残している。
〜ヨディがスーを虜にした、“君といた一分間”。
〜ヨディが独白で語る“生きている間は飛び続け、死ぬときにだけ地上に降りる足のない鳥”。
言葉なしには、この映画を思い出すことができない。
レスリー・チャンが亡くなって、今年で10年。彼にも、いろいろな面があり、映画で語られる
“足のない鳥”のように、最後に地上に降りた。彼は、ヨディが言うように、最期に何かをみたのだろうか。
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そう、レスリーが亡くなって10年なんですよね。
SARSの年と同じ年。
この映画はもうほんと大好きな映画です。何度見ただろう。
ただし、ビデオ、VCD、DVDで映画サイズでは見てないですが。
セリフの1つ1つ、セリフの間、映像の光の加減、音楽、何を1つとってもたまりません。先日、itunesでPerfidiaとAlways in my heartを購入しました。そしてリビングには香港で買ったポスターが貼ってあります。香港グリーンな感じなポスター、構図といいロゴといい芸術品です。
「足のない鳥」・・・ほんとにレスリーは最後に空から何を見たんだろう。
2013/4/14(日) 午前 9:45
おー。
わたしはまだ10年しか経過してないのかー。
と感じました。
レスリー、最後に本当に飛んじゃいましたね。
だからなのか…?
ヨディが一番レスリーに重なります。
いつもノーテンキなわたしから見ると、
感受性が強いこの映画に登場する若者達は、
見ていて痛々しくて、レスリーだけじゃなく、
『全員抱きしめてあげたい〜。』
と思いながら当時この映画を見ました。
2013/4/14(日) 午後 1:22
Korota様
10年前の香港、本当にいろいろあった年でした。
私もこの映画、オンタイムで見たわけではないんですが、
後から何度か劇場へ足を運びました。
スクリーンいっぱいの、列車の中からみる青みがかったジャングル。
2013/4/14(日) 午後 1:52
夢でも見ているような、この冒頭と終わりのシーンも
忘れられません。
2013/4/14(日) 午後 1:54
一美様
お久しぶりです。
もう10年、まだ10年。どっちも感じる気がします。
私もヨディとレスリーが一番かぶります。どこか浮世離れしてる
のか、この世に馴染んでいないのか。
心のままに恋に泣くカリーナも、思いが伝わらないジャッキーも
切なかったですね〜。
2013/4/14(日) 午後 2:03
こんにちは!
何度か4月に香港に行ったことがあるのですが
そのつど街中でレスリーを偲ぶイベントに出会いました。
レスリーは香港人にずっと愛されていますね。
欲望の翼はそんなレスリーの魅力がいっぱいの映画で
ファンとしてはとっても大切な作品です。
皆さんが仰っているように、ホントにヨディとレスリーが重なって愛おしくなりますね。
2013/4/17(水) 午後 5:31
I-style様
確かに、天使のようであり、悪魔のようであり、刹那的で
乱暴だったり、繊細でこわれそうでもあり、いまさらながら
レスリーの魅力に、またはまってしまいそうです。
2013/4/17(水) 午後 11:32