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2014年 アメリカ作品
監督:ティム・バートン
主演:エイミー・アダムス、クリストフ・ヴァルツ
ティム・バートン、新境地。ダークなファンタジーを描くオタクな彼が、
事実を元にした映画を撮るなんて。おまけに、大きなセットもCGもなくて
出演俳優の少ない、低予算映画。でも、こんな話本当にあったなんて驚きだけど。
60年代にアメリカで大ブームとなったアート作品、”ビッグ・アイズ”。
作家のウォルター・キーンは、一躍時の人となったが、実は本当の作者は
妻マーガレットだった。
マーガレットは、横暴な前夫から娘とともに逃れ、ウォルターと出会って
再婚するのですが、50〜60年代のアメリカがまだまだ女性にとって
厳しい社会だったのだということにびっくり。
世間知らずのマーガレットは、口のうまいウォルターに取り込まれていって
しまうのですが、ウォルターとて根は悪人なわけでなく、ただ自分の妄想に
飲みこまれていってしまう哀れな道化でもある。
ただ、実際にはマーガレットの置かれた状況は、ほとんど軟禁状態だったらしく
映画よりエグいことになっていたらしいです。ご本人は、映画のワンシーンでも
登場しています。(エンドロールだけじゃないと思うよ。)
今でも健在で、絵を描いているようです。
ともかく、こんなことが本当にあったなんて、ある意味ファンタジー。
ウォルター役のクリストフ・ヴァルツは、この映画で一番おいしいポジションに
いると思いますね〜。うまいのはもちろんですが、独壇場といってもいい。
マーガレットのほうには、当初リサ・ウィザースプーンにオファーが
行っていたようですが、彼女じゃコメディ色が強すぎそうなので真実味が
なくなっちゃったかも。エイミー・アダムスでよかったんじゃないですか。
二人とも、ゴールデングローブ賞のミュージカル・コメディ部門の
主演俳優・女優賞にノミネートされてます。
行った試写会は、石川三千花さんのトークショー付きで、
作品とティム・バートンの裏話もいろいろ聞けて楽しかったですよ。
ティムのオタクぶりと、ヘレナ・ボナムカーターとの関係と、
何より「Birdman」がらみで、マイケル・キートンの話が聞けました。
今年は、マイケル復活ですよ〜。ティム様、「ビートルジュース2」おねがい!
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いやぁ、この絵って知らないです。見かけた記憶もないなぁ。初めての情報のような気がします。
こちらの映画の紹介を読んでいて、そういえば日本で昨年音楽界でちょっと似たような偽作曲家の話があったなぁ、と思ったら週刊誌での評のイラストに作曲した人が使われていました。マーガレットキーンの言葉"Eyes are the window to the soul"が紹介されていたのですが、作者の孤独を目が表現しているらしいですね。
ティムバートンが大きな眼の自画像を書くようになったのもこの人の絵の影響なんですね。
短い期間にjyujaiさんの記事と週刊誌の記事で1つお利口になりました。
2015/1/18(日) 午前 6:53
korota様
私も実は、この絵について知らなかったんですけどね。
何しろ’60年代のアメリカのことですから。
ポップアートのハシリともいえる売り方で、そういう意味でウォルターは先見の明があったのかなあ、あの二人はお互いにないものを持っていたのかなあとも思ったり。いろんなこと考えさせられる映画でしたね。
私も、いつも映画からはいろんな勉強をさせていただいてます。
2015/1/18(日) 午後 10:06