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百日告別 Zinnia Flower
2015年 台湾作品
監督・脚本:トム・リン
出演:カリーナ・ラム、シー・チンハン
レポート遅くなりました。東京国際映画祭3本目、台湾映画見ました。
同じ事故で、パートナーを失った二人が、百ヶ日までにたどる心の物語。
ミンは婚約者を失い、ユーウェイは妊娠中の妻を失う。
ミンは、婚約者の家族に家族として受け入れてもらえず、彼女の悲しみを
理解されない。新婚旅行で行くはずだった沖縄に、婚約者がたてた
プランどおり一人で旅をする。
ユーウェイはの悲しみも、友人たちには理解されない。妻のピアノを封印し
前もってもらっていた月謝を、生徒たちに返しに行く。
ミンは、婚約者の弟と悲しみを共有したことで初めて号泣し、
ユーウェイは妻の教え子が弾くショパンを聴いたことで初めて
泣き崩れる。
全く面識のない二人は、別々の場所で人生を送っていますが、同じ経験をし
同じ時間経過の中で、茫然自失と喪失感、悲しみの再生と昇華を経験していきます。
映画はその心の動きを、初七日、四十九日、七十七日といった仏教的な
節目を辿りながら描いていきます。二人が出会うのは節目節目の法要だけで
ほとんど言葉をかわすわけでもありません。でも、100日後には
どこか同じ時ような表情を見せています。
実は監督、実際に奥様を亡くしたことで、この映画をつくることと
なったようです。こんなことは、本当に経験した人でないと書けるものでは
ないかもしれません。
結婚、出産を経て復帰のカリーナ・ラムと、五月天のギタリスト、ストーンが
主演。二人とも、人生の苦しみを知る大人の演技でした。
上映終了後、監督とシー•チンハン(ストーン)が並んだすべての人たちに、
サインとスマホ写真に答えておりました。
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Jyujaiさんがここで取り上げて下さるレビューに惹かれることが多いですが(特にアジア映画)、こちらの作品、観てみたくなりました。観たくなるJyujaiさんの端的な記しかたゆえ・・・でもあります。
二人が演じた大人の演技、サポートし まとめ上げる監督さんご自身の体験や想いから、よりいぶし銀の味になったのでしょうね。
僕は観た作品が少ないからダメだけど、個人的には、台湾はじめアジアの映画には、台詞で声高に大声を上げることが少ないような印象があります。そのぶん、ひたひたと伝わって来る。作品タイトルの穏やかさにも惹かれます。セリフもタイトルも、どっちもそのぶん、ジワリとくるものがあって。
気付くとTV画面の向こうでしょちゅうワーワー大声あげ合ってる日本のTVドラマが鼻につくから、余計にそう思うのかな?(笑)
2015/11/12(木) 午後 8:20
> こえださん
アジアの映画でも、日本の映画でも、お国柄とか監督の作風で随分違いますねえ。あと、テレビドラマと映画では、違う。香港映画も、いろいろあるしね〜。でも、どんなものでもいいところがあるって、これは淀川長治さんが言ってたことですが。
これからも、いろんないいとこ見つけるために、映画を見たいと思います!
2015/11/12(木) 午後 11:30