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映画 『?嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』 予告編 1991年 台湾作品
監督:エドワード・ヤン
出演:チャン・チェン、リサ・ヤン、ワン・チーサン、クー・ユールン
エドワード・ヤン監督が亡くなって10年。4Kデジタルリマスター、
オリジナル3時間56分版で25年ぶりに蘇ったこの映画。
日本では、権利関係がいろいろあって、長いこと見ることがかないませんでしたが
今回観ることができ、本当によかったと思います。
映画の舞台は、1960年の戒厳令下の台北、?嶺街。
暗い時代背景の中、一人の少年が一人の少女と出会います。
ただし、この映画にあるのはそれだけの話ではありません。
登場人物が多く、暗めで弾きの多い画面で誰がどうなのか掴みにくいのに
だんだんと引き込まれていきます。多くは語らないのに、人の感情とか
人間関係、社会や時代の背景が浮かび上がってくる。
外省人の社会、大人のヒエラルキーが、子供社会にも反映している。
同じ外省人といっても、貧富の差があり、力の差がある。
子供達は徒党を組み、自らを守ろうとする。
少年小四の行動や、少女小明の言葉すら、当時の混沌とした社会を
象徴するかのよう。
こんな映画はそうそうないと思います。ぜひ、DVDが出るように
心から祈るばかりです。
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