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一方、タケシは片桐のウサ晴らしに付き合わされていたのは言うまでもない。
女の浮気は男と性質が違う、女の浮気の方が罪深い などと世間では言われているが果たしてそうだろうか?
男性的な女性もいて、人妻であるからこそ後腐れなくうまくやっている場合もあるだろうし、男性でも不器用な性格の場合は取りかえりのつかないことになってしまうこともあるだろうと思う。
なので一概に男とか女とか言うべきではないのではないだろうか?
と隣で
「女の浮気を認めない」
ごく普通の会社の近所の居酒屋での片桐の発言に世界を観てきたタケシはちょっと同意しがたいものがあった。
しかし、ここは上司がひどい目にあっているのにそれを議論したって、何の解決にもならないし余計に話がこじれて自分の立場が危うくなるだけなので うん。うん。 とうなづいて、今夜は片桐の愚痴を思いっきり聞いてやろうと心に誓った。タケシであった。 しかし意外と片桐はタケシを遅くまではひっぱらずに日付が変わる手前で 「一人になりたい」
と言い残してタクシーに乗り去っていった。
早くに解放されたタケシはほんの少しだけほっとしたが、しかしやはり片桐の気持ちもわかるだけにもやもやした思いで夜道を歩いていた。
「?」 ふと、横断歩道の向こうから泣きながら歩いてくる若い女性に目がとまった。
かわいそうに、変な男にでもひっかかった・・・・あれ?
「小谷さん!?」 呼びかけられて佳子はびくっと肩をふるわせ涙目でタケシを凝視した。 「あ、か、課長・・・。」 かすれた声の佳子。少しの間二人の間に沈黙が続いた。 とりあえず信号がもうすぐ赤に変わりそうなので渡ろうとしていたタケシだが、佳子を自分が今来た歩道へと誘導した。
近藤と佳子の間に何が起こったのか、タケシは
これはきっとオレにとってはまたとないチャンスに違いない そう感じた。 つづく。 |
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やっぱあいつか
でも、こいつも〜
やはり、ここはわたしが
2011/4/13(水) 午前 1:22 [ OYAGE45 ]
大変失礼しました

11話 飛ばして読んでました
なるほどそんなことが・・
それじゃあ、佳子ちゃん泣いちゃうわ
2011/4/15(金) 午後 6:09 [ OYAGE45 ]
OYAGE45さんコメントありがとうございます。
そうなんですよ〜。さてさて、ここからがタケシくんの腕のみせどころです。
2011/4/16(土) 午後 9:49 [ ヒロピーナ ]