宇宙創造の秘密

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第二章 高次元宇宙論的自己組織化論
(1) はじめに
高次元宇宙論的自己組織化論は素粒子における高次元理論とヘーゲル哲学を統合止揚した理論です。また、弁証法は潜在的なものの顕在化の運動でありましたが、ここでは、弁証法的発展を自己組織化と捉えます。
素粒子理論における高次元理論は、高次元空間の意味するところが分かっていません。ただ統一場の理論をつくろうとして、数学的につじつまを合わせるためには時空が11次元でなければならないと分かっただけです。哲学的にこれと言った指針もありません。そこで、私は高次元時空を生命力である生命場、精神力である精神場と考える哲学的指針を与えたいと思います。この場が自分よりも低い次元の場に作用したら秩序が生まれると考えます。生命場と精神場はともに秩序を生むので、秩序場とも言えます。また、哲学用語で言えば、秩序場は目的因とも言えます。

(2) 自己組織化
 普通に考えると、秩序は人間が理性を働かせて実践した結果生じるものと考えられています。自動車や飛行機やパソコンが人間が何もしないのに勝手に出来上がることはありません。しかし、よく考えてみると、雪の結晶は自分勝手に秩序を作っています。また、生命も自分勝手に分子機械とも言うべき高度な機械になっています。このように、外部からの制御を不要とする秩序形成を自己組織化と言います。
 自己組織化の元祖はプリゴジンです。彼は非平衡開放系で時間的秩序や空間的秩序を生じることを説明して見せました。しかし、プリゴジンの自己組織化論では、主体と言うものが説明できません。まだ、あくまでも物質が自己組織化されただけであり、生命力や精神力は前提されていません。まだ生命不在、人間不在の理論でしかありません。
 そこで、私は高次元の場が物質場に作用して秩序が生成されると考えます。

(3)高次元宇宙論的自己組織化論
 精神や生命が単なる物質と異なるのは主体を持つことです。主体を持つということは、認識能力と実践能力を持つということであり、したがって、その結果自己組織化能力を持つということです。即ち、精神や生命の特質は、自己組織化能力を持つことです。
現在の物理学は主体―客体の関係が記述できないし、また主体の存在は錯覚であると考えます。全ては物理の法則に従う客体であると考えています。そこで、私は高次元宇宙論の観点から主体―客体の関係を導出することを考えました。高次元場の理論では場と電荷のような荷量は相対的であると考えられます。低次元の部分空間の場は、高次元の場にとって荷量であり、高次元の場が低次元の場もしくは荷量に作用すると自己組織化が生じると考えます。さらにこの低次元の場はそれより低い次元の場もしくは荷量に作用してさらに自己組織化を引き起こすと考えるのです。
このアナロジーを考えてみましょう。図3(a)のように、次元の低い空間として、1次元空間としての螺旋を考えます。この空間に質点が分布しているとします。質点はこの螺旋に沿ってしか運動できません。自分の住んでいる空間が曲がっていると自覚しない1次元の住人から見れば、図3(b)のように最初はこの質点は無秩序に分布しています。そこへ、3次元のユークリッド空間内に下向きの質点に作用する場が生じたとします。すると、質点は振動しながらやがて図4(a)のように下の地点で止まります。これを、1次元の住人から見れば質点が前後に往復運動を行い、図4(b)のように、なぜか分からないが、等間隔に分布して止ったというように見えます。この等間隔に分布して止まるのが秩序形成であり、この過程が、高次元の場が低次元の荷量に作用することによる自己組織化のアナロジーです。ここでは、高次元の場が主体であり、低次元の場が客体です。この考えでは、高次元の場が単純に見える座標を取ると、低次元の空間は複雑な構造をしている必要があります。実際の高次元宇宙論でも、4次元時空を超えた空間は単純に軸の数を増やした空間ではなく、複雑な多様体でしょう。すると、逆に高次元空間が単純に見える座標を取ると、4次元時空は複雑に見えるので、このアナロジーは妥当でしょう。というのは、このアナロジーでは高次元のユークリッド空間が簡単に見える場では低次元空間は螺旋と言う複雑な空間構造を持っています。しかし、螺旋内の住人が自分は単純な直線上に住んでいると思うと、高次元の空間の場はとても複雑に見えます。何か、神秘的な力で質点が等間隔に並んだように見えます。実際4次元時空が単純に見える座標をとると、生命場や精神場のある高次元空間は大変複雑で、逆に生命場や精神場が単純に見える座標を取ると4次元時空は複雑に見えると考えられます。私はこの考えで精神や生物の自己組織化を説明したいと思っています。

(4)自己組織化としての自己変革
人間は自己変革して人格を築き上げていきますがそれを自己組織化として捉えましょう。先ず、重要な知識として、「精神には深さがある」ということがあります。ボケーっとテレビをみている状態は心の中心は浅いところにあります。自分の思考パターンを反省してより良い思考をしようと自己認識しているときは心の中心は深いところにあります。自己認識するときは、見る自分と見られる自分に自己が分裂しますが、見る自分は見られる自分よりも深いところにあります。自己認識とは常に深い自分が浅い自分を見るのであり、逆に浅い自分が深い自分を見ることは不可能です。
そこで、問題の自己変革ですが、私はこうであらねばならぬという理念がその段階での最も深い自分でありますが、その理念はそれより浅い精神に作用し自己に従わせます。もちろん、理念はあるのだが浅い精神がその理念になかなか従わないことがありますが、それは理念が十分に深くなかったのであり、その理念に従わない浅い精神は別のもっと深い無自覚の理念に従っていたと考えられます。その浅い精神を自分の自覚している理念に従わせるためにはもっと深く心を掘り深い理念を把握する必要があります。
精神―物質の統一理論の構築のためには精神とは何であるかということを十分認識する必要がありますが、私の見るところ、精神をより深く精密に認識したのは、ヘーゲルと西田幾多郎です。科学者にとって、実証性の無い哲学は空理空論と思われるかもしれませんが、私は、自分で自分の精神を認識した結果、二人の主張する哲学は空理空論ではないと実感しました。そこで、彼らの哲学を実証性が無いからといって無視せずに、寛容な態度で学びいかに実証するかは自分の課題とするのが発展的態度だと思います。一般に観念論的哲学者は精神の認識は得意だが実証的科学は苦手でそこで間違ったことを言う傾向にあります。その点彼らからその長所を学び、短所は補うようにするのが理想の態度でしょう。
そこで、もとに戻って精神についての知識で、今必要なのは、「精神には深さがある」ということと、「深い精神は浅い精神を自己に従わせる」ということです。これが、精神における自己組織化です。低次元の精神の空間は高次元の精神の空間から見れば複雑な構造を持っているのでしょう。そこで、この知識を高次元宇宙論と対応づけすると、「精神が深い」ということは「精神の場の次元が高い」ことに対応することがわかります。即ち、心を深く掘るということは、より次元の高い精神場をキャッチしたことになるのです。
 第四部で説明した弁証法的発展は高次の精神場を顕在化する運動です。しかし、ヘーゲル哲学を修正したところがあります。ヘーゲルは「概念は事物に内在する」と言う言い方をします。内とはどこかが問題です。例えば観念が人間に内在するからといって特に脳をいくら調べても原子しか出てきません。3次元空間のどこを調べても観念は見つかりません。あるのは素粒子だけです。しかし、主観的には内面と言うものがあります。この内面こそが高次元なのです。この内面を深く追求すればするほど、より高次の精神場が顕在化するのです。そして、内面を深く掘るためには自己否定が必要なのです。現状の自分に満足していては肯定的方向への自己変革は不可能なのです。

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「哲学は空理空論ではないと実感しました。そこで、彼らの哲学を実証性が無いからといって無視せずに、寛容な態度で学びいかに実証するかは自分の課題とするのが発展的態度だと思います。」との内容に関心あります。どのように心(精神)を研究してどのように実証し研究を確立しようとしているのでしょうか?

2006/10/30(月) 午後 6:03 [ ]

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先ず何よりも内省能力を高めることです。すると、内界は個人を超えて行きます。それを数学的に表現して物理学と融合していくという方法をとります。内界が個人を超えるというのは、古代インドで仏教以前のウパニシャッド哲学で梵我一如の境地として知られていて、宇宙と我との合一です。それ以来多くの宗教家と哲学者が経験しているものです。実証は内省により知られた心の法則を物理の法則と融合し、物と心の関係を明らかにして可能になると思います。

2006/10/31(火) 午前 1:27 [ jyu*do*3104 ]

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私も、ヘーゲルの言う絶対精神が仏教の宇宙即我に対応しているのではないかと考えています。般若心経の空即是色、色即是空も物理学的に説明可能と聞いた事があるんですが…どう思いますか?

2006/11/1(水) 午前 0:02 [ G.W.F.HEGEL ]

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色とは現象界の物質的存在のことで、そこには固定的実体がない(空)と解釈すると、色即是空は素粒子物理の世界では常識です。どんな素粒子も、その反粒子があり、それと接触すると消滅して光子に変わります。素粒子には色や形はありません。電子の従う方程式である、シュレディンガー方程式も確率波であり、もはや日常生活の常識を超えています。

2006/11/1(水) 午後 8:27 [ jyu*do*3104 ]

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湯川秀樹の言うところでは、量子力学は「現象即実在論」です。海の波の場合海水が実体でありそれが運動して波と言う現象が生じるのですが、量子力学に出てくる波は何かの実体の運動ではなく、波の背後の実体は考える必要がないということです。

2006/11/1(水) 午後 8:32 [ jyu*do*3104 ]


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