宇宙創造の秘密

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(5)脳と精神場の関係
 私の提唱する高次元宇宙論的自己組織化論の立場では、意識もしくは精神は4次元時空を超えた精神の場であるとします。そして、精神と脳の関係は脳が精神を生むのではなく、高次元の精神場と物質場からできている脳の相互作用と考えます。
この立場で、意識と脳の関係を説明してみましょう。人間の脳は学習により、シナプス結合が増加することが知られています(実証されたのか、あるいは有力な仮説なのかが勉強不足でわからないが)。これは、脳が「考える」という行為に重要な役割を果たしている証拠です。しかし、私は「脳が考える」とは考えません。別の表現をするならば、「脳が主体である」とは考えません。なぜなら、4次元時空内の物理学の範囲では主体というものは考えようがないからです。全ては、単純に物理の法則にしたがって運動する客体です。すると、何が主体であるかと言うと、高次元の精神場が主体です。脳に精神場が作用して自我を形成しますが、どこまで顕在化しているかは人によってまたは時間によって異なります。自覚されている人生の根本目的が顕在化した主体なのです。潜在的にある人生の根本目的が合って、それが顕在化しないうちは、その観念は主体とはなりきれていません。高次元の精神場は脳に作用し、自己組織化を生じさせるというのが私の考えです。ただし、高次元の精神場は一様に無条件に物質場に作用するのではなく、特定の構造をとったときのみ物質場に作用すると思われます。生物の意識のレベルを見ればわかるように高度な意識を持てば持つほどその生物の構造は複雑です。したがって、より高次の精神場の作用をうけるためにはより何らかの決まった複雑な構造を要求されるらしいことが推測されます。
すると、脳の役割は考えることではなく、精神場を感受することであり、そしてそれにしたがって肉体を制御することでしょう。学習によるシナプス結合の形成は、精神場が脳に作用することによる自己組織化であると考えられます。努力して観念を想起しているとき(このとき、自己を排除して観念を想起すると言う努力をしている)、その観念の場が脳に作用してシナプス結合を自己組織化しているのでしょう。これは、弁証法的発展時の脳の運動です。また、一旦シナプス結合が形成されると、観念の想起が容易になって学習した状態になるが、それはシナプス結合の有る状態と言うのが観念を感受しやすい状態になっているのに対応するのでしょう。第三部の弁証法的発展でいくらか説明したように高次の観念を顕在化させるためには自己否定が必要です。特に弁証法的思考のときは、高次元の精神場の感受が多く行われます。思考という自己否定によって脳の精神場に対する感受性は高まると考えられます。逆にボケーとしているときは、高次の精神場を感受しにくい状態にあると考えられます。このように、思考は脳と精神場の相互作用です。
これが、高次元宇宙論的自己組織化論の立場での脳の学習のメカニズムです。しかし、このメカニズムの詳細は素粒子論的レベルにあると思います。現代の脳生理学は脳の機能を電磁相互作用のレベルでのみ説明しようとしていますが、私は、脳の機能をきちんと説明するためには、原子核以下、あるいはクォークレベル以下の物理も要求されると思います。というのは、生命というのは物理の法則を巧みに活用して進化してきたのであり、原子核以下の物理の法則が生命の機能に無関係であるとは考えられないからです。

(6)生物の自己組織化
生命体も素粒子の集まりですが、それは単なる分子機械ではなく、主体を持っています。そして、それは階層構造を持っています(図5参照)。例えば、図で臓器というのは臓器そのものではなく臓器を形成しようとする統合力のことを指しています。まずは、統合力を持った生命の目的因の体系は、先ずは原子核と電子であり、そして原子、そして細胞内小器官、細胞、内臓、個体となっています。個体が死んでもしばらくは内臓は生きているし、内臓が死んでもしばらくは細胞は生きています。このように、生命は階層構造になっています。
また、細胞には細胞独自の主体があり、内臓には内臓独自の主体があって、そして個体はもちろん主体を持っています。内臓の主体はその主体を保ちながら個体の主体に従います。そして、細胞は細胞独自の主体を保ちながら内臓の主体に従います。もちろん、電子は電子の主体に従いながら、言い換えるならば、シュレディンガー方程式に従いながら細胞内小器官の主体に従うのです。主体があるということは、統合作用があるということです。すなわち、生命の個体の主体は、その生命の身体の構成要素を自分の目的に合わせて統合しているのです。そして、このように、物質場が生命の個体の主体に従っているということが、宇宙の創造以前にあった二つの観念の止揚であり、したがって生命の出現は宇宙の進化です。

(7)弁証法的発展と秩序場
 次元の低い目的同士が対立しているとき、より高次の観念が顕在化して、この矛盾が解消されると言うのが弁証法的発展でありました。これを秩序場の立場から見ると、弁証法的発展と言うのは、文字通り、物理的に次元の低い場があって、それらが対立しているとき、高次元の秩序場が低次元の場に作用して矛盾を解消し秩序を産むことであると考えられます。
 また生命や精神は体系を成していますが、これも高次の場が低次の場に作用し、すなわち高次の場の統合力で低次の場を制御すると考えます。
 このように、弁証法的発展や統合力をより客観的に認識し、数学的に表現することがこれからの科学の重要な課題と考えられます。

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「宇宙創造の秘密」、拝読しました。たまたま隣人が持っていて、偶然頂いたのですが、自分には非常に興味深い内容でした。観念を深く洞察する力、感銘を受けました。アリストテレスとヘーゲル、目的論などの下りが、自分にとりましては特に印象深かったです。
逆に、場や量子力学、統一場といった、理系の部分は、前半の「哲学部門」が強力だっただけに、そして著者のキャリア・足跡から期待してしまったため、え?これだけ?と、思いっきり肩透かしを食った印象がありました。(笑)
しかし、哲学的な思索・試論として、とても気合の入ったものを感じましたし、自分にとりまして得るものが大きかったです。

2012/9/14(金) 午前 1:48 [ SN ]

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ちなみに自分は哲学を勉強したわけではありませんが、自分で考えるのは大好きです。ですので、著者の考えに対していろいろ思う部分もなくはないのですが、とにかく、気合の入った、自分にとって充実した一冊であったことは疑いありません。現代へのメッセージ性、というところから見ても、とても有意義な内容があったと思います。
ところでちょっとネットで調べたのですが、碧天社は、どうも困ったことになっていたようですね。。。なんてこった、なんともったいない・・・と思いました。(こういう内容の書籍に反応できる人が、どれくらいいるのかは、全く見当がつきませんが。。。)

2012/9/14(金) 午前 1:49 [ SN ]

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自分などがちょこっと書いたからって、何かの足しになろうとも思いませんが、しかしささやかながらエールを送らせていただきます。良書をありがとうございました!
もっと真剣に書けば、いろいろ書くことはありますが、とりあえず応援の一票を、ここに入れさせて頂きます!!

2012/9/14(金) 午前 1:49 [ SN ]

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応援ありがとうございます。

2012/9/20(木) 午後 1:42 [ nakamura3104 ]

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心の数学的表現に苦慮しています。ヘーゲルの大論理学が参考になるのではと思って勉強しています。心を客観的に扱うためにはどうしても哲学の知識が必要になります。「宇宙創造の秘密」にしても自己認識して得た知識も先駆者がいるものです。納得いく結論が出たらどこか哲学の学会でも発表しようかと思っています。

2012/9/20(木) 午後 1:49 [ nakamura3104 ]


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