第四段落3 瞬間的知覚の如きものでも決してこの形に背くことはない。例えば一目して物の全体を知覚すると思う場合でも、仔細に研究すれば、目の運動とともに注意は自ら推移して、その全体を知るに至るのである。 かく意識の本来は体系的発展であって、この統一が厳密で、意識がおのずから発展する間は、我々は純粋経験の立脚地を失わぬのである。 [考察]
この形:統一を保ちながら体系的発展をしていくという形式のこと。 例えばみかんを瞬間的にこれはみかんと知覚した場合でも、細かく見れば位置、色、形を意識が体系的に発展することによって知覚しているということを主張したい。 意識が統一を保ちながら体系的に分化発展していくのが純粋経験である。意識が他と衝突し体系的発展が破れたときそれは純粋経験ではない。この衝突は自覚と言う形で反省されるものとなる。 |
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