浮気なぼくら

素人考えで自分勝手に望遠鏡を改造するブログです

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さて、昨晩テストした、インディゴ式等倍延長レンズ(http://homepage3.nifty.com/imdiygo/kobo7.html#maxbright)+ビノビューです。

イメージ 1

これは、もともとオレゴン・スター・パーティ用にKIKUTAさんから借用したものですが、現地で今ひとつ稼動できなかったので、せめて当方の50cmで試用してみようというテーマです。

このシステムは、双眼装置に必要な長大なバックフォーカスを鏡筒無改造で確保するとともに、コマ収差を補正コマの光線成分をカット(周辺光量は絞られます)して良像範囲を拡大する、という機能を有しています。ビノビュー用、MARK-V用、BS双眼装置用といった具合に各種専用品が用意されています。
さたに、周辺像の改善によって、ローコスト広視野アイピースが実用性を持つ、と言う部分にも大きなアドバンテージがあると思います。

また、小さなねじを緩めることでに前玉が前後にスライドするようになっていて、

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これにより、相当奥へ押し込まないとピントが来ない(ワイドスキャンのような)アイピースでも、楽々合焦してしまいますので、汎用性は抜群。31.7mmならすべてのアイピースが使用可と言っていいでしょう。

KIKUTAさんのセレクションは、ミードSW24.5mm(68°)ですね。http://homepage2.nifty.com/KIKUTA/144-bino-rire.html

イメージ 4

これも素晴らしい見え味でしたが、当方手持ちのアイピースでは、カサイのエクストラ・ワイドビュー16mm(85度)のほうが、見かけ視界が広い分見栄えがしましたので、これを中心にテストをおこないました。

イメージ 5

505mm、fl=2236mmにつけると、140倍、瞳径3.6mm、実視界0.6度となります。

イメージ 6

ご覧のように、延長レンズ先端がわずかに主鏡の上に影を落としていますが、これは当方50cmが88mmの斜鏡(中央遮蔽17%)で最小のバックフォーカス設定になっているためで、通常のニュートン式のバックフォーカスならまずこういうことは起こりません。

さて、テスト場所は高知市内の自宅なので、光害のため限界等級は3等程度、この条件なら対象はM57と27くらいになるでしょうか。

まず、周辺像の改善です。左が等倍延長レンズなし、右がありです。

イメージ 8  イメージ 7

手書きでちょっとわかりにくいかもしれないですが、エクストラ・ワイドビュー16mmをF4.4のニュートンに直付けすると、周辺星像が傘みたいな形になってとても見てられません。視野の50%くらいからもうだめです。これが、延長レンズの使用で、かなり改善され、さすがに全面ピンポイントとまでは行きませんが80%まではOK、最周辺も我慢できる範囲に収まっています。周辺光量カットの結果ではありますが、周辺の微光星がつぶれないので、星の数が増える? ような気もしました。

あと、特筆すべきは、双眼装置による減光作用によって、かなりバックグラウンドが黒く引き締まり、星雲が見やすくなっています。

左がイーソス13mm(単眼)172倍、瞳径2.9mm、右が等倍延長レンズ+ビノビュー+エクストラ・ワイドビュー16mm140倍、瞳径3.6mmによるイメージです(写真を眼視風に加工したもの)。

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あくまで光害地における比較なのですが、単眼による瞳径2.9mmではあまりにもバックグラウンドが明るくて星雲との境界線がつかみにくく、アレイの形がはっきりしないんですね。それに比べ、右のほうは星雲の構造が見えてきて充分観賞価値があるもので、何といいますか、光害地でのディープスカイ観望に一石を投じる雰囲気さえありました。

単眼でももっと瞳径を落としてバックグラウンドを暗くすればよいのかな、と思い、Or6mm372倍、瞳径1.4mmも試したところ、バックグラウンドはだいぶ暗くなったのですが、星雲自体も見にくく構造が見えるまでには至らなかったです。
この辺は双眼観察の有利性でしょうかね。
これらの傾向はM57でも同じでした。

(あと、これらのテスト中はアイピースや何やらを何種類も差し替えているのですが、ポンセットによる追尾で対象天体が視野から逃げないので非常にやりやすかったですね。こういうの、意外と時間がかかるので追尾がないと大変だったと思います。)

全体的に感じたのが「何も足さない、何も引かない」という雰囲気で、光学系のパフォーマンス発揮の脇役に徹する、といった風情を感じます。
正直今まで、双眼装置=像のシャープネスを失わせるもの、と理解しており、実際の検証でもそれは裏付けられ続けていたのですが、このシステムによる双眼装置の弱点の補完はその考えを覆すものでした。

・・・・素晴らしいですね!


***おまけ

と言うわけで、双眼装置を見直したわけです。
で、自分でもBS双眼装置というやつを持っているので、これにバローをつけてバックフォーカスを確保し、エクストラ・ワイドビュー16mmをつけて覗いてみたところ・・・・・・・ダメ(笑) ボケボケでボテッとした星像です。

・・・・・やはり普通のやり方ではダメなんですね。
まあ、双眼装置自体、ビノビューとBSでは倍以上値段が違うしね。
BS双眼装置もインディゴ式等倍延長レンズシステムでそこそこよみがえるかな?

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