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 以前に2007年3月20日六甲登山架空索道の登山口駅に訪問しましたが山上の施設にはなかなか行く機会が持てませんでしたが、この時やっと行く事が出来ました。

 ここには、六甲山を縦走する県道16号線から山上駅を結んでいた道路に架かっていた月見橋が残っていると聞きました。
 この月見橋は、実は神戸市内で一番、標高の高い位置にある橋だそうです。
 そう言った背景で用途廃止後も解体されなかったようです。

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 その山上駅は、六甲山郵便局の裏側にあったそうです。
 郵便局は、郵政公社になって改装されましたが、今も同じ位置に郵便局はあります。


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 郵便局の前、県道16号線から月見橋方向を見ると太い杉の木や紫陽花等に視界が阻まれパッと見にはそんな遺物があるようには見えません。

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 しかし、少し県道から山に分け入ると杉の木立の中に月見橋が見えてきました。

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 思っていたより結構大きな橋です。
 デザインもなかなか凝っています。1944年に廃止され60年以上放置されたコンクリート製の橋はまだしっかりと残っていたのです。

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 橋の横からではやはり、橋の上には登れないので県道16号線側に回りました。
 すっかり県道との合流部分は崩れてなくなっています。
 県道側からは、まともに行っても藪漕ぎをしなければ、月見橋には近寄れません。空中橋状態です。

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 橋の欄干には、月見橋と書いてあります。間違いなくこの橋の事です。
 反対側の欄干は、撮影不可能なぐらい木々に埋まっていましたが、「昭和六年」と架橋された年月日が書いてありました。
 建設年月日から言うと、1931年ですから、77年前に建設されて、13年後には廃止になるとは短命な橋です。


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 県道側から山上駅の方向を見たものです。
 橋の長さは40mぐらい、幅は6m程ですか…コンクリート製です。
 表面はかなり傷んでいます。山上駅の昔は駅があったと思われる位置には別の建物が建っています。


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 その建物は、当時の山上駅の基礎の上に建てたものかどうかは、見ただけでは分かりません。
 その建物自体もかなり古く、今は誰も住んではいないようなのですが、倉庫として使われているような形跡があります。

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 橋の欄干の上にはドーム状の飾りが付いています。結構緻密な造りです。こちら側にはひらがなで「つきみはし」と書いてありました。


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 今度は反対側の県道側を見たものです。当時のものでしょうか?センターラインが薄っすらと残っていました。
 戦後、一時的には復活させようと言う動きはあったようですが、その為にラインを引いたとは思えませんが…
 
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 近寄って見ると今のものより若干細く見えます。資料で当時の写真を見てみると駅前まで自動車が入ってたみたいなので、その頃のものと思いたいです。


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 山側の欄干は大半が木々に埋まっていますがこの部分とかは、両側が見れますので当時の感じがわかるかと思います。
 コンクリートの表面が大きく、捲れている場所がありました。よる年月は確実に橋を蝕んでいます。


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 表層はタイル状の舗装がされていたようです。


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 欄干もコンクリートが崩れ鉄筋が見えてしまっている位置もあります。
 しかし、今ならまだ補修し保存する事も可能だと思います。
 神戸市内で一番標高の高い位置にある橋なのできちんと後世に残して欲しいです。


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 海側を見てみましたが、この日は天候が悪く視界が利かない状態でした。


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 霧が晴れていたらこの山の間から、海と街が見えているはずです。南側なので夜に月が昇れば名前の通り月見橋というロマンが味わえるでしょうね。

 六甲ケーブルも戦時中、さらに戦局の悪化で鉄材回収の対象になったのですが、殆どそのままの形で終戦を迎え、戦後再開したのと比べると、かなり対照的な末路です。
 その後のレジャーブームに阪神電鉄系のケーブルに輸送力で押されていた阪急電車は「ロープウエイなどは時代遅れだ、それよりも道を直せ」と言う小林一三氏の鶴の一声に、更に1938年の阪神風水害で壊滅的被害を受けそのまま放置されていた表六甲ドライブウエイの復旧を優先したため六甲登山架空索道は放置され、今は歴史の中に埋もれようとしているのです。

閉じる コメント(8)

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こんばんは。
六甲山にはハイキングやドライブで良く出掛けたものですが
こんな橋が現存しているとは知りませんでした。
朽ち果ててはいますが、当時の建造物にしては立派な橋だったのでしょうね!
お疲れさまでした。

2008/12/16(火) 午後 11:13 S-TEC 西野

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昭和六年だからこそ、建設された橋なのでしょうね。あと7〜8年後であれば、鉄もセメントも不足し、このような山奥に立派な橋はかからなかったでしょう。鉄筋剥離が見られますから、まだ鉄に多少の余裕があったのでしょうね。

2008/12/18(木) 午後 6:47 銀ぎつね

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西野さん>六甲山は結構いろんなものが隠れていますよ。私は知っていたのに結構記録に取り損ねています。
いまだに使われているものもありますが、廃墟や倉庫になっているものがありますよ。

2008/12/29(月) 午後 7:29 こういち

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銀きつねさん>戦前の建築物なのでもう残っていないかもとか思っていましたが登山口駅含めてかなり残っていました。
山上駅跡の基礎がさて残っているのか気になります。聞いた話しでは支柱の基礎が山中に残っているそうです。
機会があれば行ってみたいです。

2008/12/29(月) 午後 7:40 こういち

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この記事、懐かしいと思いませんか。

私の記事の関連記事と云うことで、案内されましたので、遊びにきました。

2010/6/27(日) 午後 6:11 [ 出水の秀ちゃん ]

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出水の秀ちゃんさん>いらっしゃいませ。関連記事があったのですね?
忘れられていく神戸の歴史のひとつなんですよ。今の六甲山の状況を見ると仕方ないのかもしれません。
近々ホテルがまたひとつ消えるそうです。

2010/7/15(木) 午後 10:20 こういち

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六甲山ロープウェイ唯一のHPがfecebookで更新を10年ぶりに再開していました。下の駅は民間の不動産会社の管理だそうですが、山上駅跡周辺は未だに六甲山ホテルの管理だそうで、跡地整備は例えば山上カフェやコンビニの形で建物を再現して月見橋周辺を庭園にするのは可能じゃないか?って気はします。

2011/9/19(月) 午前 0:37 [ hokochan ]

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hokochanさん>いらっしゃいませ、山上駅は六甲山ホテルの所有ですか?
橋の先の建物はどうしようもないですが、その様に再現されたら素晴らしいですね。
歴史のあるものですから有効に利用して欲しいです。

2011/10/3(月) 午後 6:38 こういち


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