2019年も含めた「9で終わる西暦の年」は激動の年になりやすい?

投稿日: 2019年8月12日


Meteo Balkans




 

2019年も半分以上を過ぎ

いろいろな写真や風景を、SNS やサイトなどで、日々見たりするのですけれど、今年 2019年の、特に空の光景には、「空から何かが迫ってくるようなもの」が多いですね。
冒頭の写真は、ブルガリアのコズロドゥイという場所で 6月に撮影されたものですけれど、細部を見ますと、恐ろしげな形相的…というのか、そういうものが雲の中にたくさん見えたりするのですけれど、こういう空の風景が多くなりましたね。


Meteo Balkans

世界の多くの場所で、気象そのものが荒れる傾向が強くなっている中では、このような迫力のある雲が出やすいのは当然なのかもしれないですが、毎日、空の写真を見ては、「すごいなー」というように思い続けています。
さて、そのような現在は 2019年というようなことになっていまして、これは、「 9で終わる年」なのですけれど、アメリカのメディアを眺めていましたら、
「 9で終わる年は、変化と激動の年になりやすい」
という内容のものがありました。そんなに単純なものでもないだろうと思いつつ読んでみますと、過去 100年においては、なるほど、この「 9で終わる年」には、非常に大きな出来事がよく起きていることがわかります。
皆様がどのように思われるかはわからないですが、その記事を翻訳したものをご紹介させていただこうと思います。
この記事は、アメリカ人の方が、アメリカなどを中心として 9で終わる年に起きたことを取り上げているものでしたので、「日本やアジアはどうだったのだろう」ということで、記事の後、捕捉として調べたものを少し載せておきます。
 

Years That End In “9” Tend To Be Times Of Great Upheaval
theeconomiccollapseblog.com 2019/08/08

「9」で終わる年は大変動の時代になる傾向がある

今年は 2019年だが、以前、「このように 9で終わる年は、歴史的に大きな変化と激動の年となる傾向がある」と指摘されたことがある。実際にそうなのかどうか、過去 100年について調べてみると、奇妙なことに、確かに「 9」で終わる年は歴史的に重要な事件や出来事が発生していた。

この奇妙なパターンが、なぜ起きるのかはわからないが、何か私たち人間の心理的な部分によって引き起こされるようなものもあるのかもしれない。
過去 100年の「 9」で終わる年はどんな年だったかを見てみたいと思う。
 
まず、1929年。

大規模な株式市場の暴落のほとんどが秋に発生する傾向があるが、この年の秋、すなわち、1929年10月29日には、アメリカでこれまで見たことのない壊滅的な株式市場の暴落が起きた。歴史的には、この日の暴落が、世界恐慌の引き金となったとされている。この大恐慌は、約 10年間続いた。

 
次に 1939年。
この1939年は、9月に第二次世界大戦が始まった年だ。これは世界でそれまでに起きた戦争の中で最も壊滅的な戦争であり、1945年まで終わらなかった。
この第二次世界大戦では、およそ 7,000万人から 8,500万人の人々が死亡したと推定されている。この戦争は地球に大きな衝撃を与えた。
 
1949年。
この 1949年は大きな変化の年であった。それは東西の冷戦が明確になった時であり、また、この年に、中国共産党が中国本土を完全に掌握し、中華人民共和国が正式に樹立された。
さらに、1949年に、ソビエト連邦が最初の原子爆弾の実験を行った。また、ドイツの東西分裂が確定した
NATO (北大西洋条約機構)が結成されたのも、この1949年の 4月4日のことだった。
 
1959年。
フィデル・カストロがキューバ革命の成功で政権を握ったのが、この 1959年だった。キューバは、西半球で最初の共産主義勢力となり、これは、最終的に 1963年のキューバ危機に至る。
 
1969年。
この 1969年は非常に激動の年だったため、この 1年間を描くドキュメンタリーが作られたこともある。この年は、アポロによる月面着陸があり、ウッドストック・フェスティバルが行われた。チャールズ・マンソンによる殺人事件が起きたのも、この年だ。
アメリカでは、リチャード・ニクソンが大統領に就任し、25万人のアメリカ人がワシントンでベトナム戦争に抗議し、また、パレスチナ解放機構が設立された。
 
1979年。
この年には、イラン革命が起きた。アヤトラ・ ホメイニ師が、この年の 2月に権力を握った。1979年はマーガレット・サッチャーが最初に英国の首相になった年でもあり、1990年までその職を続けた。
1989年。
この 1989年には、中国で「もうひとつの革命」が起きた。6月に北京の天安門広場で起きた民主化運動が中国政府によって粉砕されたのだ。
チェコスロバキアでは「ビロード革命」が始まり、最終的に国は、チェコ共和国とスロバキアに分割された。
ジョージH.W.ブッシュが、この年に米国大統領として宣誓され、ベルリンの壁は、この年に崩壊した。
 
1999年。
この 1999年は、ユーロが欧州連合の公式通貨になった年だ。
 
2009年。
この 2009年は、間違いなく「変化」の年だ。 1月20日に、バラク・オバマが、アフリカ系アメリカ人として最初の米国大統領となった。一方、アメリカのこの年は、1930年代の大恐慌以来、最悪の景気後退に見舞われた。
2009年の 「大不況」の間に 880万人の雇用が失われたと推定され、何百万人ものアメリカ人がサブプライム住宅ローンのメルトダウンの結果として家を失った。
そして、今、私たちはまた、9で終わる年にいる。
ここまで 2019年は、アメリカと中国の貿易戦争が激化し、アメリカでは過去最悪の乱射事件が続いている。そして、農作が大規模な失敗に陥っており、アメリカとイランは戦争の一歩手前にいる可能性がある。
今のアメリカ人は、現代アメリカの歴史において、最も怒りやすくなっており、イライラし、そして人と人が分裂している。そのような中で、主要メディアはほとんど役に立っていない。
この 2019年という年は「何もかもが本当に壊れつつある」可能性を持って、ここまで進んでいる。
多くの人たちは、最悪の事態は来ないだろうと考えているが、果てしてそうだろうか。それはわからないが、その「芽」はあまりにも多く顔をのぞかせている。
 

 
ここまでです。

確かに、いろいろと大きなことが多いですが、考えてみれば、たとえば今の日本と韓国の関係なども、歴史的な破局の局面にあったりもしていることなどを考えますと、過去 100年くらいのこの「 9で終わる年の日本とアジア」というものも少し、振り返ってみたいと思いました。アジアではなくとも、先ほどの記事ではふれられていないことで、印象的なものも挙げておきたいと思います。

まずは、1929年からです。

日本とアジアの「 9で終わる年」の100年

1929年
1939年

・2月 日本で、政府が国民に対して「金製品回収・強制買い上げ」を実施。
・5月 満蒙国境で日本・ソビエト連邦両軍が衝突(ノモンハン事件)。日本軍の死者7,696名。
・7月 日本で国民徴用令が公布される。政府が国民を強制的に徴用できるように。
・8月 アメリカでマンハッタン計画(原爆製造計画)が始まる。

1949年
・4月 東京証券取引所設立。
1959年

・4月 皇太子明仁親王(現上皇)と正田美智子さんが結婚
・コンゴで、人類初の HIV 感染による死亡者が出る。

1969年
1979年

・1月 アメリカと中国が国交樹立。
・10月 韓国の朴正煕大統領(第18代大統領の朴槿恵の父親)が暗殺される。
・12月 韓国で粛軍クーデター、全斗煥少将が軍の実権を掌握。

1989年

1月 天皇裕仁(昭和天皇)が崩御。昭和が終わる。
・2月 ソ連がアフガニスタンから撤退。
・6月 ポーランドで独立自主管理労働組合「連帯」が選挙で圧勝。東欧革命の始まりに。
・11月 ベルリンの壁崩壊。
・12月 アメリカとソ連の冷戦の終結。
・12月 日経平均株価が史上最高値の38,957円を記録し、バブル景気の頂点に。

1999年
2009年

・世界全体の経済成長率が戦後最低に
・5月 韓国の第16代目大統領だった盧武鉉(ノ・ムヒョン)氏が自殺。

このような感じなのでしょうかね。
「 9で終わる年」が、激動になるのかどうかは、あと 5ヵ月ほど残っている 2019年が証明してくれるでしょうが、大激動ではなくとも、実は 2019年は、すでに稀に見る激動を起こしているという事実はあります。

日本ではヒトとマウス、米国ではヒトとヒツジ、中国ではヒトとサル…。臓器移植という大義名分の中で次々とつくられる「動物と人間の異質同体キメラ」

投稿日: 2019年8月8日

ヒトとサルの交配種の作成を伝えるスペインの報道より


elpais.com

ヒトとネズミを交配させた「臓器」の言及の承認を伝える日本の報道より

ネズミ体内で人の臓器 文科省、東大のiPS研究了承

日本経済新聞 2019/07/24
文部科学省の専門委員会は24日、東京大学のチームが申請をしている動物の体内で人の臓器を作る国内初の研究計画について、実施することを大筋で了承した。
同省は、動物の体内で人の臓器を育てる研究を禁止していたが、3月に関連指針を改正し条件付きで解禁した。
ネズミなどの小型動物の体内で人の細胞の臓器が正常にできれば、将来は人間の臓器の大きさに近いブタやサルを使い、実際の移植に使える可能性がある。糖尿病など向けに新たな移植治療への道が広がる見通しだ。




科学の恵みかパンドラか

最近、世界中で、
「ヒトと他の動物の混合生命体」
が作り出された報道、あるいは、その実験が承認されたという報道が相次いでいます。
正確には、他の動物の胚にヒトの幹細胞を移植するという改変のですが、なぜ、そのようなことをするかといいますと、「他の動物の体内に、ヒトの臓器を作るため」で、そして、目的は、「臓器移植のため」ということになっています。
この2週間くらいの間に、中国では、スペイン人科学者によって、ヒトとサルの交配種を作る実験が順調に進んでいることが報じられ、そして、日本では、それまで禁止されていた、「人間以外の動物の体内でヒトの臓器を育てる研究」が、文部科学省によって承認されたことが、世界的に報じられています。
この交配種のことを、科学用語では「キメラ」と呼び、あるいは、ハイブリッドと呼ぶ場合もありますが、いずれも、あまり馴染みはない言葉ではあります。
Wikipedia では以下のように定義されています。
キメラ - Wikiepdia
生物学における キメラ とは、同一の個体内に異なる遺伝情報を持つ細胞が混じっている状態や、そのような状態の個体のこと。嵌合体ともいい、平たく言うと「異質同体」である。
この語は、ギリシア神話に登場する生物「キマイラ」に由来する。
具体的には、どのように行うかといいますと、どのように動物でも、おおむね以下のような過程となり、その目的は、「動物の中で育った臓器を人間に移植する」ということを目指しています。

ヒトと他の動物との異質同体作成と臓器移植までの道筋

1. 他の動物(ネズミ、ヒツジ、サル、ブタなど)の DNA を改変する

2. ヒト幹細胞を対象の動物の胚に移植する

3. 新しい臓器を成長させるためにヒト幹細胞を使用する

4. 動物の体内で作られた新しい臓器をヒトの体内に移植する

 
私個人は、DNA や細胞の改変に関わる試みについては、生命を唯物的なだけのものと見るという観点から、個人的には否定的でして、そのあたりは、昨年、アメリカで「ヒトとヒツジのキメラ」が作られた時に書きました以下の記事でも少しふれています。
しかし、ここにきて、ヒトと他の動物のキメラが、世界中で、怒濤のごとく、つくり出されているという流れを見ても、このような状態はさらに加速する可能性のほうが高そうです。まあ、パンドラとは言いませんけれども、「何かのフタが開いた」というような状態にはなっているようです。
そして、この実験の問題は、実際には、「技術的なところではない」という部分があります。
たとえば、先ほどの日本の場合も、報道に、
> 同省は、動物の体内で人の臓器を育てる研究を禁止していた
とありますように、この実験や研究は、多くの国で禁じられてきたのですね。
冒頭で取り上げました「中国でヒトとサルの同位体がつくられた」ことに関しても、なぜ、中国でスペイン人の科学者がおこなっているのかといいますと、
「スペインでは、この研究は禁じられているため」
でした。
中国には、キメラの研究とその作成の実行に関して禁止する法律はなく、誰でも、このような同位体を造り出すことができるということで、スペインから中国にラボを移して、研究を続けているようです。日本でも、部分的に承認されてきているということで、今後、日本でも、多くの同じ研究や実験がおこなわれる可能性があります。
この冒頭の中国でのヒト=サルのキメラについての報道からご紹介します。
 

Spanish scientists create human-monkey chimera in China
elpais.com 2019/07/31

中国で、スペイン人科学者がヒトとサルのキメラをつくり出した

フアン・カルロス・イスピスア (Juan Carlos Izpisua)氏が率いる研究チームは、人間の臓器移植用の臓器を動物の体内で成長させる方法を探る研究の一環として、ヒト幹細胞を動物の胚に注入した。
イスピスア氏の研究者チームは、中国の実験室で、はじめてとなる人間とサルのハイブリッドを作成する作業を行っている。これは、人間の臓器移植に動物を使用する重要な一歩だ。
このチームは、米ソーク研究所とスペインのムルシア・カトリック大学(UCAM)のメンバーで構成され、器官の形成に不可欠な遺伝子を不活性化するためにサルの胚に遺伝子組み換えを行った。その後、あらゆるタイプの組織を作成できるヒト幹細胞を胚に注入した。
なお、この研究については、調査結果を国際的に著名な科学雑誌に論文を掲載する前であるため、詳細な情報を、まだメディアに提供していないが、研究チームは、これまでおこなわれたマウスやブタの細胞だけではなく、サルなどの霊長類に対しての実験を進めている。

イスピスア氏のチームは、以前、より類似した種同士のキメラ、たとえば、ラットとマウスの間にキメラを作成することに成功している。2017年には、革新的なゲノム編集ツール CRISPR を使用して、マウスの胚の、心臓や目、あるいは膵臓の発達に不可欠な遺伝子を非活性化した。その後、チームはこれらの臓器を生成できるラット幹細胞を導入した。

スペイン・バルセロナ再生医療センターの所長であるアンヘル・ラヤ (Angel Raya)博士は、キメラの実験は「倫理的障壁」に直面していると説明する。
倫理的な問題を回避するため、現在の科学界は、キメラの動物が妊娠した際には「 14日で妊娠を停止させる」というルールを暗黙の中で設定しているとラヤ博士は言う。
この日数は、胚が人間の中枢神経系を発達させるのに十分な時間ではない。そして、すべてのキメラ胚は、その妊娠期間が終了する前に破壊される。現在の規則では、どのような場合でも、妊娠したキメラ動物が、出産にいたることはない。
スペインでは、この種の研究は厳しく制限されており、致命的な病気の調査にのみ限定されている。そのため、イスピスア氏は、サルを使った実験を中国でおこなっている。しかし、スペインの倫理委員会は、2017年に、ヒトとブタのキメラ実験については承認している
研究者たちの最終的な目的は、動物の体内に、人体に移植可能なヒトの臓器を作ることだと述べる。

 
ここまでです。
日本で、キメラ作成に対しての承認のニュースが出た時に、ロシアの報道メディアは、ロシア科学アカデミーの科学者で、ロシアの移植人工臓器医療調査センターの所長であるセルゲイ・ゴチエさんという方に話を聞いていますが、ゴチエさんは以下のように述べています。

「日本の研究者らの行っていることは異種移植と言われるものです。このメソッドを使う際に一番障害となるのは感染の危険性です。動物に寄生するウイルスが人体に入り込む恐れがあるからです。自家移植であれば、ヒトが臓器のドナーであるのでこうした恐れはありません」 (略)

「こうした実験が最終的にどんな結果をもたらすか、それを正確に予見できる人はいません。人間が動物とヒトの両方の遺伝子を体内にもった場合、どうなるか。ヒトとしての動きができるのか」
「これは医師が動物を人間のように改造するという、あの有名な、ジョージ・ウェルズ作の『モロー博士の島』を思い起こさせます。もちろんこれはSFですが、遺伝子技術は壮大な将来性を持っており、これが我々をどこに導いていくかは最後までわかりません。この理由からこうした研究は管理されており、国によっては禁じられてもいます。科学は進歩を止めませんが、これ以上進むのは危険だという境界線を見極めさせるのは人間の倫理です」
ここまでです。
なお、ヒトの胚の幹細胞について、「人工多能性幹細胞」という言葉から、日本では「 iPS 細胞」と呼ばれることがありますが、この iPS 細胞というのは、つまりは和製英語で、海外ではまったく使われないですので、ここでも使っていません。
このキメラに関しては、今後も、「科学の花形研究」となっていく可能性がありますので、今回は、個人的な感想にはふれないでおたきいと思いますけれど、それにしても、こういう報道を見るたびに、
「人間にとって、《人体》とは何なのだろう」
と、ぼんやりと思います。
唐突ですが、「イエス・キリストが生まれる以前のキリスト教」というような概念があり、いわゆるローマ法王庁を頂点とするキリスト教というものとは別に、「キリスト教の本質」について、歴史的に、たびたび語られてきました。
そこでは、キリスト教の最終的な目的は、「自分の肉体をすべて変容させること」だとされていたようです。そして、その変容とは、「肉体を持つ」ということ自体から離れていくことで、それがキリスト教の本質であると。
私もそうですが、ますます現代人は、「肉体という存在に縛り付けられている」ということになってきていて、 遺伝子改変とか、そういう方向もまた、「肉体こそすべて」という世になっているということなんでしょうかね。
ロシア人のスヴェトラーナ・セミョーノヴァという人の『ロシア宇宙精神』から、「キリスト教の本質」だと、その人が書いている部分を抜粋して締めさせていただこうと思います。私たち人類は今、こういうところと最も離れた場所へと向かっているようです。

セミューノヴァ『ロシアの宇宙精神』序論より

キリスト教の神秘主義的伝統においては、将来の神化のためには魂や知だけではなく、肉体をも変容させ、肉体に光を与えることが必要とされる。重要なことは、意識を肉体から引き離し、意識によって人間の肉体のすべての器官と力を霊化し、統御することなのである。
人類は低次元の自由にひたりきって自己満足しているが、この自由とは、右往左往し、もがき回る自由である。そのままでは決して最良の選択として精神圏という理想を選び取るような、高度の自由を手に入れることはできない。
そのために人類は、現在の自分の肉体の自然そのものを変革する活動をはじめて、自然の肉体が少しずつこの精神圏というキリスト教的な高度の理想を実現することができるようにしていかなければならない。
人間の道徳的完成を安定したものにするためには、その前に、それと並行して、人間の肉体を変革し、他の生物を食べ、押し退け、殺し、そして自分でも死ぬという自然的な性質から人間を解放しなければならない。


地球上の植物は今、これまでの地球の歴史的標準より「350倍速く」絶滅し続けていることが大規模な国際研究の中で判明

投稿日: 2019年8月25日

2019年8月25日のロシアの英字報道より


Plants on Earth began to die 350 times faster than before




地球の植物が消える時代へと

前回、以下の記事で、地球の生物種が急速な勢いで消滅していっていることを書かせていただきました。
そうしましたら、今日(8月25日)に、ロシアのメディアで冒頭の、
「地球の植物が、これまでの 350倍の速度で絶滅していっている」
という記事を見かけたのでした。
少し調べてみましたら、生物学や分子生物学などの科学論文が掲載される学術誌「カレントバイオロジー」に、8月23日に発表された論文を紹介している記事でした。
このことは、今日昨日のアメリカのメディアなどで、わりと詳しく報じられていますので、その中から、カンバセーションというメディアの記事をご紹介したいと思います。
この記事には、論文の内容と共に、「植物の絶滅の決定と、将来推測は非常に難しい」ということにもふれられていまして、それだけに、この 350倍という数値は正確なものでは決してないのですけれど、いずれにしましても、過去と比較して、とんでもない速度で、植物が絶滅していっていることは事実です。
今後 80年間の植物の絶滅は、過去の数千倍になるだろうということも科学者たちは述べていました。
以前、以下の記事で、「かつての大量絶滅では、まず植物が絶滅して、それから他の生物が絶滅していった」ということが、米ネブラスカ大学の研究でわかったことをご紹介しました。
前回の記事の最後のほうでも書きましたけれど、
「今後の数十年が人類の最期の時代になる可能性がかなり高くなった」
ということが、さらに確信できる感じでもあります。
この予測は、多少の年代の前後はあっても、おそらく外れないと思います。
といいますのも、昆虫種の絶滅が著しい中、昆虫種が 100年以内におおかた消滅する可能性があるという主張があり(過去記事)、そして、今回の論文を読む限り、植物種も 100年以内に激しく減少すると考えられまして、鳥類や魚類、哺乳類もそれに準じていくだろうということからの予測ですので、大体そのようなものだと思います。
年代に誤差はあっても「数千年」とか「数万年」という数になることはないということになりそうです。
絶滅の兆しが出始めてから、実際に生物種の絶滅に至るまでは意外と早いのかもしれません。
では、ここから記事です。
 

Plants are going extinct up to 350 times faster than the historical norm
The Conversation 2019/08/23

地球の植物が、歴史的基準よりも最大350倍も速く絶滅している

地球は、現在、前例のない種の絶滅を目の当たりにしており、一部の生態学者たちは、これを 6回目の大量絶滅と呼んでいる。 今年 5月、国連の報告書は、100万種が絶滅の危機にあると警告した。最近では、571種の植物種が絶滅したと宣言されている。
しかし、生命が存在している限り、生命種の絶滅そのものは常に地球上で発生していることであり、それが問題なのではない。重要な問題はその絶滅の「率」が変化しているかどうかだ。
8月23日に、学術誌「カレントバイオロジー(Current Biology)」に発表された研究では、一部の植物種が、これまでの地球の全歴史の平均よりも 350倍速く絶滅し始めていることを示した。
絶滅率の測定
「どれほどの種が絶滅しているのか」という答えは簡単ではない。まず、世界のほとんどの地域からの現代の絶滅に関する正確なデータが不足している。

また、植物種は世界に均等に分布しているわけではない。たとえば、マダガスカルには約 12,000種の植物が生息しており、そのうち 80%がマダガスカルでしか見ることができない固有種だ。一方、イングランドには 1,859の植物種しか生息しておらず、そのうち固有種は 75種(わずか 4%)だけだ。

マダガスカルのような、人間文明による破壊の深刻なリスクのある生物多様性と独自性を持つ地域を「ホットスポット」と呼ぶ。純粋に数値に基づくと、生物多様性のホットスポットは、イングランドなどの植物の多様性の少ない地域(コールドスポット)よりも多くの種が絶滅していることが予想される。
もちろん、多様性の少ない地域にも、重要な意味はあり、そこにも、完全に独自の固有種も見られる。
その上で科学者たちは、生物多様性のホットスポットとコールドスポットの両方で、291種の近代での植物の絶滅を調査した。絶滅の根底にある原因は何なのか、それらがいつ起こったのか、また、その種がどれほど独自性のある種なのかを調査した。
当然のことながら、ホットスポットでは、コールドスポットよりも多くの種をより速く失っていることがわかった。
農業と地域の都市化は、ホットスポットとコールドスポットの両方で植物の絶滅の主要な要因であり、生息地の破壊がほとんどの絶滅の主な原因であるという一般的な考えを裏付けている。
全体として、草などの草本多年生植物は、絶滅に対して特に脆弱だった。
ただし、コールドスポットは、ホットスポットよりも総合的に種を失う傾向があることがわかった。たとえば、7つのコールドスポットでの植物絶滅は、7つの属が消失し、1つの例では植物の目全体の消失につながっていた。
また、最近の地球での絶滅率は、ピーク時で、過去の地球の歴史での絶滅率よりも 350倍高いことを示した。
この絶滅の率から考えて、科学者たちは、今後 80年間で、植物の絶滅は、過去の地球の歴史を数千倍上回ると推測する。
しかし、植物の絶滅の推定値については、包括的なデータが不足しているため、現代の絶滅に関する推論は制限されており、正確な推論はできない。
また、「植物の絶滅」を明確に宣言することは困難だ。つまり、植物を見つけるのが非常に難しいためであり、また、「これがこの植物の最後の生きた個体である」かどうかはわからないからだ。
実際、最近の報告では、以前は絶滅したと考えられていた 431種の植物が再発見されたことが判明している。したがって、実際の植物の絶滅率と将来の絶滅は、高い低いどちらにしても、現在の推定値を大きく超える可能性がある。
しかし、生物多様性の損失は、気候変動とともに、人類が直面している最大の課題の一部であることは間違いない。
人間主導の生息地の破壊に加えて、気候変動の影響は植物の生物多様性に特に深刻であると予想される。植物の絶滅の現在の推定値は、おそらく、間違いなく過小評価されていると考えられる。
今後の植物の絶滅率が、科学者たちが推測しているような、数百倍、数千倍というようなことになっていった場合、私たちの地球と私たち人類は、極めて大きな打撃を受けることになる。



妊娠中の女性の「フッ素の摂取」は、お腹の赤ちゃんの「大幅な知能指数の低下」と関係することがカナダの大学の研究で判明

投稿日: 2019年8月20日


pressfrom.info




 

フッ素がお腹の赤ちゃんの「脳」に干渉することが明らかに

いわゆる「フッ素」については、過去にも何度か記事にしたことがあるのですが、昨年あたりからの科学的研究では、本人に対しての影響よりも、
「妊娠している女性がフッ素を摂取した場合に、その赤ちゃんの知的レベルに問題が起きる可能性がある」
ということについて、少しずつわかってきています。
今回は、8月19日にアメリカ医師会(JAMA)の小児科専門誌に発表された論文に関して、アメリカの医学メディアの記事をご紹介します。
簡単に書けば、
「妊娠中にフッ素を多く摂取していた女性から生まれた子どもは、IQ が大きく低下していた」
ことがわかったというものです。
アメリカとカナダでは、フッ素のほとんどは水道の飲料水から摂取されますが、日本では、水道の水にフッ素は添加されていませんので、事情は違いますが、赤ちゃんへの影響の問題ですので、気になる方もいらっしゃるかと思います。
わりと長い記事ですので、先にご紹介します。
なお、このカナダの研究を主導したのは、昨年の以下の記事で、妊娠中の女性のフッ素レベルと、生まれる子どもの ADHD のリスクに強い関係があることを見出した研究に参加していたカナダ・ヨーク大学のクリスティン・ティル准教授という女性の科学者の方です。
では、ここからです。

Could fluoride be bad for your baby during pregnancy?
Medical Xpress 2019/08/19

フッ化物は妊娠中の赤ちゃんに悪影響をもたらすのだろうか

カナダの新しい研究は、妊娠中の女性の水道水でのフッ化物への曝露が、胎内の子どもの知能を低下させる可能性があると述べている。
この研究は、トロントにあるヨーク大学の研究者たちが、カナダの 6都市からの 601組の母子のペアの研究に基づいたものだ。この調査では、尿中のフッ化物のレベルが高い妊婦から生まれた赤ちゃんたちは、3歳を過ぎたときに平均 IQ が低い傾向が顕著だった。
平均すると、妊娠している母親の尿中のフッ化物が 1リットルあたり 1ミリグラム増加した場合、その子どもたちは、 3〜 4歳に達するまでに、男児で IQ ポイントが 4.5ポイント低いと研究者たちは報告した。
このカナダの研究で、研究者たちは、妊娠期間中に妊婦の女性たちから尿サンプルを収集し、彼女たちひとりひとりのフッ化物レベルをテストした。また、彼女たちが飲んだ水、お茶、コーヒーおよび他の水道水ベースの飲料に関するアンケートに記入してもらうことによって、フッ化物への女性の潜在的な暴露を追跡している。
その後、彼女たちの子どもが 3〜 4歳になった時、その子どもの IQ スコアを評価し、これらのスコアを妊娠中の母親の尿中フッ化物レベルと比較した。
ヨーク大学で心理学を教える上級研究員のクリスティン・ティル (Christine Till)准教授は、次のように述べている。
「 IQポイントが、平均して 4.5ポイントも低いということは、社会的および経済的に大きな懸念事項だと言えると思われまして、これはとても大きな問題です。私たち科学者は、ヒトの鉛への暴露の重大性について語ることがありますが、それと匹敵するものです」
ティル准教授は、さらに次のように続けた。
「この平均値からは、おそらく、(フッ素の影響によって) IQスコアが 70未満の知的障害の範囲に入る子どもたちが何百万人もいるだろうと考えられます」
この研究は、アメリカ医師会の発行する小児科専門誌「 JAMA ペディアトリクス (Pediatrics)」で 8月19日に公開された。しかし、この研究は、観察的性質を持つため、研究者たちは、現段階では、関連性のみを発表している。
フッ素に関しての論争は、1950年代に北米の都市部の公共水道にフッ素が添加され始めて以来続いており、それは激化しているとティル准教授は言う。
研究者たちによると、アメリカ居住者の 3人に 2人が、現在、フッ素化された飲料水を使用している地域に暮らしている。
カナダでは、38%の人たちがフッ素化された飲料水の地域に住んでいる。なお、ヨーロッパでは、3%に過ぎない。
しかし、今回のような発見があるにもかかわらず、フッ化物の安全性の厳しい再考を促すためには、同様の結果を伴うさらなる研究が必要であると、ハーバード大学医学部の神経学教授である小児神経心理学者のデイビッド・ベリンジャー (David Bellinger)氏は述べる。
ベリンジャー教授は以下のように述べた。
「私の見解では、独立して実施された複数の研究が一貫した結果をもたらす場合は、強力な仮説の事例となり得ます。フッ化物の神経毒性に関しては、まだそこに至っているとは思いませんが、この研究の結果は、その方向へのさらなる研究への刺激となる可能性があります」
「疫学に関しては、いずれかの研究の結果に重点を置きすぎることは賢明ではありませんが、しかし、ティル准教授たちの研究チームは、非常に優れた環境疫学研究をおこなったと言えます」
このカナダでの研究結果を受けて、アメリカ歯科医師会は、以下のように声明を出した。
「公共水道のフッ素化は、虫歯予防に役立つ最も効果的な公衆衛生対策という側面を持っています」
さらに、歯科医師会は次のように声明を続けた。
「水道水のフッ素化は、70年以上の科学的研究と、実務経験による信頼できる証拠の圧倒的な重みを持ちます、それが一貫して示すことは、飲料水のフッ素化は体に対して安全であるということです」
「エビデンスに基づいたフッ素化の研究は、地域の飲料水のフッ化物処理に使用される推奨フッ化物濃度( 1リットル あたり0.7ミリグラム)が公衆にとって有益で安全であることを示し続けているのです」
「しかし、今後、この問題のさらなる科学的研究を私たちアメリカ歯科医師会は歓迎します。そして、より決定的な証拠を実証する方法で、今回の調査結果を再現できるかどうかを確認したいと思っています」
カナダの研究者たちの実験室での研究では、フッ化物は胎盤を通過し、そして、胎盤を通過したフッ化物は、胎児の脳領域に蓄積することを示した。その領域は、脳の記憶と学習に関与する領域だった。
また、フッ化物は、中枢神経系のタンパク質と神経伝達物質を変化させることも示されている。
研究者たちは、妊娠中の尿中フッ化物レベルは、男児の IQ スコアの低下と関連しているが、女児では統計的に有意な関連性は見られないことも見出している。
2017年に、メキシコの首都メキシコシティで、妊娠中の母親の尿中のフッ化物のレベルと生まれた赤ちゃんの IQ スコアの比較に関する研究が行われたたが、その際には、男児女児ともに 6.3ポイントの IQ の低下が関連付けられたがあるが、今回のカナダの研究は、それに続いて行われた。
この結果から、少なくとも妊娠中の女性たちは、フッ化物への暴露を減らすことを検討すべきだとティル准教授は述べる。
そのためには、フッ素化された公共の飲料水を避けなければならないかもしれない。なぜなら(アメリカとカナダでの)成人のフッ化物への曝露の 70パーセントは水道水からとなっているためだ。
ティル准教授は以下のように言う。
「歯のないお腹の中の胎児や、生まれた赤ちゃんたちに、フッ化物の利点は何もありません。むしろ妊娠中の女性がフッ化物の摂取量を減らすことで、赤ちゃんへの害が減ることになり、そして、お母さんがフッ化物の摂取をやめれば、お腹の赤ちゃんたちは元気に健やかに育つはずです」

 
ここまでです。
この記事の中には、以前の記事以来、確認したかったことが書かれています。
それは以下の部分です。
フッ化物は胎盤を通過し、胎盤を通過したフッ化物は、胎児の脳領域に蓄積することを示した。その領域は、脳の記憶と学習に関与する領域だった。
フッ素は胎盤を通過し、赤ちゃんの「脳の領域」に影響を与えるようなのですね。
今の赤ちゃんには、いろいろな化学物質などが、胎盤を通じて入りこんでいることについては、2015年に、

胎内で200種類以上の汚染物質に包まれながら成長して生まれてくる赤ちゃんたちのサバイバル…
 In Deep 2015年02月01日

という記事でご紹介したことがあります。
カナダのエンバイロンメンタル・ワーキングという環境団体による 2005年の調査ですが、
「アメリカの赤ちゃんのへその緒から 287種類の化学物質が検出された」
というもので、そこから一部抜粋しますと、以下のようなことがわかったのです。
エンバイロンメンタル・ワーキング(EWG)が実施した調査で、二つの主要な研究所の研究者たちは、アメリカの病院で 2004年 8月と 9月に生まれた 10人の赤ちゃんの臍帯中から、平均 200種類の産業化学物質と汚染物質を検出した。テストの結果この赤ちゃんのグループから合計 287種類の化学物質が見出された。
臍帯血から検出した287種類の化学物質のうち、180種類がヒト又は動物に発がん性があり、217種類が脳や神経系に有毒で、208種が動物テストで先天異常又は発達異常を引き起こすことが知られている。
現代の赤ちゃんたちは、ここにありますように、217種類もの、脳や神経系に有毒なものから、まだ胎内にいる時から影響を受けている可能性が高いわけですけれど、その中でも、北米などで最も大きな影響を赤ちゃんに与えているもののひとつが「フッ素」だと思います。
なぜなら、北米では、水道水にフッ素が添加されている地域が多いために、飲み水にしても料理にしても、その摂取量は膨大なものとなっているはずで、今回ご紹介しましたような「影響」が真実ならば、少なくとも、妊娠している間だけでも、フッ素(北米では水道水)は避けるべきなのではないかとも思います。
ちなみに、先ほども書きましたけれど、日本では、水道水にフッ素は入れられていませんので、ふだんの生活で過剰に気にすることはないはずです。
現在、世界の国々で、「水道水にフッ素が添加されている国」は、以下のようになります。
赤が濃ければ濃いほど、「添加されている地域が多い」ことを示します。アメリカやブラジル、オーストラリアなどは真っ赤ですが、これは、全体の 60%以上の人々がフッ化された水道水を使用しているということを示しています。
世界の水道水のフッ化の状況


Water fluoridation

この中で、「フッ化率が 0%の国」は、白で示されていますが、主要国では、日本とドイツだけです。
主要国では、日本とドイツの2カ国だけが、水道水をフッ化していません。
ですので、通常の生活で、私たち日本人が大量のフッ素に曝露する可能性はあまりないですが、唯一、フッ素と「日々の接点」があるのが「歯磨き剤」です。
私自身は、フッ素に関しての記事を書いて以来、ずっとフッ素の入っていない歯磨き製品を使っていて、子どもにもそうしていますが、これがまた探すのが大変なんですね。
普通のスーパーや、ドラッグストアで販売されているものは、ほぼ 100%といっていいほどフッ素が入っています。これは実際にスーパーなどでご覧になるとおわかりになると思います。「フッ素配合」という文字のないものを探すのがどれだけ大変か。
下のグラフは、日本の市販の歯磨き剤で、フッ化が配合されたものの比率の推移を示したものです。2002年頃からは、ほぼ 90%の製品がフッ素配合となっていることがわかります。これは現在も同じだと思われます。


white-family.or.jp

まあしかし、歯磨き剤は、基本的には食べたり飲んだりするものではないですので、それほど気にするものではないとは思いますけれど、妊娠されている時だとか、あるいは、「認知症の気配がある」といった場合には、避けられるのなら避けてもいいような気もします。
何となく「認知症」と書いたのですけれど、以前、以下の記事で「認知症の人たちの多くの松果体(脳の部位)が石灰化している」ということを記すと同時に、その石灰化を招く原因のひとつが、フッ素だということをご紹介しました。
他にも、この記事では、過去のフッ素に関する多くの研究をリンクと共に示していますが、まあ、一方の意見だけを主張するのもアレですが、いろいろと問題のある結果は出続けてはいるようです。
この記事で翻訳しましたアメリカの記事から一部抜粋しますと、以下のような部分があります。
現在、全世界の国々の飲料水の 50%がフッ化されている。ところが、ほとんどの先進国は水をフッ素化していない。西ヨーロッパでは、全人口のわずか 3%しかフッ化物水を使用していないのだ。
しかし、アメリカでは 74%がフッ化されている。アメリカは、世界の他の地域よりもフッ素化された水を飲んている人が多いのだ。
フッ素は虫歯を予防すると言われてもいる。それが本当ならば、フッ素は本当は悪いものではないのではないだろうか。しかし、これまでの多くの科学的・医学的研究は、フッ化物消費の危険性をより多く示している。下はその論文の一部だ。
・フッ化物が松果腺の石灰化を招く(論文
・フッ化物が関節炎を引き起こす(論文
・フッ化物が腎臓病を引き起こす(論文
・フッ化物は IQ を低下させ、脳の損傷を引き起こす(論文
・フッ化物は男性と女性の繁殖力を弱める(論文
・フッ化物は骨格の健康を弱める(骨格フッ素症)(論文
・フッ化物は鉛の吸収を増加させる(論文
このように、いろいろな研究が示されているのですけれど、虫歯予防にいいという一点の理由から、フッ素は歯科の世界で多用されています。
むし歯予防にいいのか悪いのかという論争はあまりなさそうですので、フッ素は虫歯予防にはいいのかもしれませんけれど、今回のカナダの研究を見ていますと、「そういう問題ではない」ということがハッキリしてきたような気がします。
何しろ、
「下がる必要のない人々の知能指数が下がってしまっている」
わけですから。しかも、お母さんのお腹の中で、それが起きている。
ティル准教授もおっしゃっていましたけれど、これは、社会的にも重大な影響を与えていると思います。
そんなわけで、フッ素に関しての「お腹の中の赤ちゃんへの影響」については、かなり実態が明らかになった面があります。
水道水がフッ化されていない日本では、過度に気にする必要はなくとも、妊娠されている方や、その可能性のある方、あるいはアメリカなどで暮らしている方などは、少し気にされるのもいいかとも思います。
なお、先ほど書きました「歯磨き剤」ですが、私がしばらく使っているのは、以下のものです。
上が、マウスウォッシュタイプで、下が歯磨きジェルです。

L8020 ラクレッシュ 歯みがきジェル

フッ素不使用の歯磨きは他にもありますけれど、なぜこれを使っているのかといいますと、この製品は、「殺菌剤も使っていない」のです。マウスウォッシュなどには殺菌剤を使うものが多いですが、それだと、「もともとの口内の細菌環境も死んでしまう」わけで。
腸内細菌環境ということを知った時から、「腸内細菌の環境がそんなに大事なものなら、他の人間の体のどこにでも、本来の大事な細菌環境はあるはず」と思うようになりまして、口内などにしても、過剰な殺菌はできるだけしないほうがいいのかなと探していたら、これがあったのでした。
というわけで、久しぶりとなりましたが、「フッ素」というものについての論文をご紹介させていただきました。


太陽に飛び込み「自決した」彗星 : 久しぶりのその光景を見る中で思い出す「宇宙の生命生産と拡散のメカニズムの原則」を悟った日のこと

投稿日: 2019年8月19日

2019年8月16日の米NBCニュースより


NBC News




彗星は太陽に突っ込んで自決する理由

アメリカの NBC ニュースで、冒頭の「太陽に飛び込んで自滅した彗星」が話題となっていました。
以下のように、太陽に彗星が飛び込んだという事象を紹介したものです。
2019年8月15日 太陽に飛び込んで消滅した彗星


NASA

このニュースの見出しには「初めての」というような言葉がつけられていますが、実際にはそういう現象ではなく、「とても珍しい」という程度のニュアンスでこの表現を使ったのかとも思います。
もうずいぶんと昔になりますが、東北の震災があった 2011年という年から 2013年ころの間には、この「太陽に飛び込んで自決する彗星」の事象が続発していました。
当時の私は、彗星のことなどをあまり知らない人でしたが、なぜか「自ら死んでいく彗星」の姿に精神的な共感をおぼえたことを思い出します。
以下は、当時、そのことについて記したすべての記事です。
2011年の太陽に飛び込んで彗星に関しての記事

エレニン彗星は 9月11日に太陽フレアの中でほぼ完全に消滅
 In Deep 2011年09月17日

突然出現して太陽に飛び込んでいった巨大な彗星。その名は「ラブ&ジョイ
 In Deep 2011年12月14日

 

史上最大の太陽接近型彗星「ラブジョイ」の太陽からのサバイバル
 In Deep 2011年12月16日

アイソン彗星は「太陽への自爆」で消滅。しかし、それにより改めて「彗星の意味」を気づかせてくれたこの偉大な彗星に感謝します
 In Deep 2013年11月29日

最近では、2016年の夏に起きた同じことを以下の記事で取りあげています。
 
このように、過去にもいろいろと「太陽に飛び込んでいく彗星」という事象があったのですけれど、まず、冒頭の NBC ニュースをご紹介しておきたいと思います。この記事のオリジナルは、宇宙関係メディアのスペース.comの記事ですので、そちらをご紹介いたします。
 

A Doomed Comet Just Fell Into the Sun. Here's the Video
space.com 2019/08/16

太陽に突っ込み消滅した悲劇の彗星

スペースウェザーの天文学者トニー・フィリップス (Tony Phillips)氏によると、8月15日、NASA の太陽観測衛星 SOHO のカメラが、「彗星が太陽に直接飛び込んだ光景」を捉えたという。
太陽観測衛星 SOHO の動画は、太陽の周囲を往来する多くの物体を観測することができる。以下の写真のように太陽そのものはブロックされている。これは、太陽も撮影すると、その光の反射で撮影できないためだ。
太陽の上の明るい光は金星だ。
以下の動画では、右下から彗星が出現し、太陽に向かっている光景がうつる。
 
彗星はこのコースを進んで、直接太陽に向かい、そして、太陽に飛び込み、最終的に破壊された。この彗星は、おそらくクロイツ群のサングレーザー(太陽に非常に接近する彗星)だと思われる。
もっとも、クロイツ群サングレーザー彗星とはどんなものかということについては、公式の定義は存在しない。しかし、非常に興味深い彗星のグループであり、何百年も前から観察されている。
最初は、1880年代から1890年代に、科学者ハインリッヒ・クロイツによって研究されたこれらの彗星は、今では、巨大な古代の彗星から派生した破片であると考えられている。

彗星の観測については、アマチュア天文学者たちが、この SOHO と、NASA の別の太陽観測衛星 STEREO のデータを利用し、サングレーザー・プロジェクト (Sungrazer Project)の名称でおこなっているが、この夏には、今回の彗星の他にも、6月20日にも彗星が特定された。

驚くべきことに、既知のすべての彗星の半分以上が、このサングレーザー・プロジェクトによって発見されている。
新しい彗星の発見は、科学者たちの彗星の研究に役立つものだ。そして、今回のようなサングレーザー彗星の発見は、太陽の科学的研究をも、さらにサポートするはずだ。

 
ここまでです。
2011年頃の私は、(理由が分からないままに)単に心情的に共感を感じていただけだったのですが、先ほどリンクいたしました記事にもあります2013年に、「アイソン彗星」という彗星が自決した時の様子を見ていて、
「ああ、なるほど、そういうことか」
と、彗星が太陽に飛び込む理由が翻然とわかったのでした。
それはどういうことか。
まず、「彗星とは何か」ということについての、私の持論……これは、フレッド・ホイル博士の持論でもあるのですけれど、
「彗星とは、宇宙で、生命を運搬しているもの」
です。
これは断言してもいいと思います。
今回の記事は、これについて語る場所ではないですので、以下の過去記事をリンクさせていただくにとどめたいと思います。

「生命発祥の要因は宇宙からの彗星によるもの」という学説が確定しつつある中でも「幻想の自由」の苦悩からは逃げられない
 In Deep 2013年09月18日

上の記事の中では、生前のフレッド・ホイル博士と共に、数多くの研究をおこなってきたチャンドラ・ウィクラマシンゲ博士の以下の言葉も掲載しています。
チャンドラ・ウィクラマシンゲ博士の言葉より
最近の驚くべき彗星の役割についての発見は、パンスペルミア説に対しての理論を補強している。
私たちは、次第に、宇宙から生命が地球にやってくることがどのようにして起きるのかというメカニズムも解明しつつある。土、有機分子、水、など生命に必要な要素がすべてそこにはある。
長い時間と、膨大な量の彗星たちは確実に地球の生命に関与している。
ちなみに、「地球の生命の最大の謎」に、
「地球の生物が、すべて左型のアミノ酸でできている」
ということがあります。
この地球上の生命の最大の謎に対して、日本の国立天文台は、2010年の観測結果と共に、「地杞の生命が宇宙からやってきたことで説明がつく」とした発表をおこなったこともありました。
以下は、2010年の読売新聞の記事です。

生命の起源、宇宙から飛来か…国立天文台など

読売新聞 2010.04.06
国立天文台などの国際研究チームは、地球上の生命の素材となるアミノ酸が宇宙から飛来したとする説を裏付ける有力な証拠を発見したと発表した。
アミノ酸には「右型」と「左型」があるが、人類を含む地球の生物は左型のアミノ酸でできている。しかし、通常の化学反応では左右ほぼ等量ずつできるため、なぜ地球の生物にアミノ酸の偏りがあるのかは大きな謎となっていた。
研究チームは、南アフリカにある近赤外線望遠鏡を使って、地球から1500光年離れたオリオン大星雲の中心部を観測。アミノ酸をどちらか一方に偏らせてしまう「円偏光(えんへんこう)」という特殊な光が、太陽系の400倍という広大な範囲を照らしていることを初めて突き止めた。
 
そして、結局、「宇宙から《生命の起源》が飛来する」というためには、彗星に登場してもらう他はないのです。
これについては、以下の記事をお読みいただけると幸いです。
 
まあ、このように、「彗星が、宇宙に生命の素材を運んでいる」という事実があるとしまして、そこで考えるのは、
「彗星がどういう場所で、どういう状態になったなら、生命の運搬に最も都合がいいのだろうか」
ということでした。
そして、そりゃもう、太陽の近くで爆発することなんですよ。
たとえば、太陽から磁気嵐というようなものが来ることを、たまに取り上げさせていただいていますが、それと共に地球にやってきているのは「粒子」であり、つまり、太陽は、物質を現実として周囲に移動させている
ということは、太陽風のある場所で、太陽に突入して物質が消滅してしまう前に「爆発してしまう」のが一番いいのだと。それで、彗星に存在する「生命の構成要素」の物質に、初めて「推進力」がもたらされる。彗星がなくとも、単体で移動できる。
幸い、宇宙空間というのは、極めて低い気温と、酸素がない状態の場所であるわけで、「物質の保存」という意味では、宇宙空間以上の場所はないのです。何万年そこを漂っていても、物質が消えることはないのです。
先ほどリンクしました記事には、欧州宇宙機関が探査したチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の表面から、以下のものが見つかったことが報告されています。
・グリシン (アミノ酸。生命のタンパク質の基礎を形成する)
・リン (DNA と細胞が使用する科学エネルギーを保存する分子の構成要素)
 
おそらく彗星の「内部」には、さらに多くの生命の構成要素が含まれているはずです。
 
また、この宇宙空間という場所には、生命を形作るための要素がすべて存在していることが、フランスの研究で突き止められたことを以下の記事で記しています。
しかし、彗星が宇宙空間を周回しているだけでは、宇宙に生命を運搬する上で、「惑星」に的確にさまざまな生命の構成要素を行き届かせることができない可能性がある。
それならば、太陽の「推進力」を借りるために、彗星は、
「あえて太陽に接近して爆発して、物質を拡散して死ぬ」
と。
彗星の内部は極端に冷却された環境ですから、爆発した瞬間に、超高速の太陽風で吹き飛ばされてしまえば、分子を含む微細な「物質」のいくつかは消滅せずに「宇宙空間に飛ばされる」はずです。それは、太陽の推進力と共に旅をして、たとえば、その中の一部は地球にもやってくる。
そこから先も、地球の大気圏に入ったりすることについて、いろいろと大変な状況がありながらも、「いつかは地球にそれらはやってくる」わけです。
新しい生命が宇宙から地球に入りこむ瞬間が、そこにあると。
 
これが、太陽に近づくサングレーザー彗星というものの意味について、私が、その 2013年のアイソン彗星の自決の時に瞬間的に思ったことでした。
 
歴代のサングレーザー彗星が、どれもこれも「同じような死に方」をしているところを見ても、そのすべてに、ここまで書きましたことと同じ目的があることは間違いないと考えます。
彗星は、宇宙全体に生命の構成要素を送り届けるために周回しているけれど、それと共に、定期的に「自爆して、太陽の力で確実に、惑星に生命の素を届ける」ものがいると。
どうして、そんな不思議な現象が存在しているのかということはわかりません。
そのあたりはもう考えてわかることではないと思います。
「コズミック・インテリジェンス」というような言葉もありますけれど、そのあたりも私にはよくわかりません。
 
結局、このあたりは、もう「原則の世界」だと私は考えています。そういうものなのだから、そうだとしか言いようがないと。
 
宇宙がある。
そこには生命の構成要素が飛び交っている。
それはさまざまな惑星に届く。
しかし、惑星の環境は、それぞれで違う。
その星々の中で、水や大気があるような生命の構成要素が「花咲くことができる星」には、いつかは生命が出現する。
そのような中には、たとえば、地球が含まれる。
その生命の開花の手助けを彗星と太陽がおこなっている。
 
というようなことですけれど、それがどうして起こり得るのかということについては、考えようがありません。
いずれにしても、そのおかけで、地球にはたくさんの生命がいて、そして、人間がいて、私自身がいて、多くの人がいて、アーノルド・シュワルツネッガーみたいな大きな人もいれば、玉川カルテットの二葉しげるさんみたいな小さな人もいる。
そして、そこから「♪ 金もいらなきゃ女もいらぬ、あたしゃも少し背が欲しい」というフレーズも生まれるという原則(何の原則だよ)。
まあ、とにかく、彗星のおかげで、こうやって生命や人間や文化が生まれて育ってきたということは素晴らしいことではないでしょうかと思うのです。
今回、太陽に飛び込んだ彗星を久しぶりに見まして、以前はよく考えていたけれど、最近はあまり思う時間がなかった、ここまで書かせていただきましたような、さまざまなことを思い出しました。
ありがとう、玉川カルテット(そっちに感謝するのかよ)。

[ すべて表示 ]


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事