米ハーバード大学による「高層大気に大量の微粒子を噴霧し、太陽を暗くする」という狂気の実験が、ビル・ゲイツ財団からの莫大な資金提供の中でついに始まる

投稿日: 2019年8月4日

2019年8月3日の米ゼロヘッジより


zerohedge.com




史上最大の気象介入実験がもうじき始まる段階に

アメリカで「地球を寒冷化に導くための空中エアロゾル散布プログラム」が、名門ハーバード大学での科学者たちを中心に、計画が進められていることをご紹介したのは、昨年 1月の以下の記事でした。
これは、歴史上、巨大火山の噴火の後に、火山灰が太陽光を遮断するために、地球全体の平均気温が下がったという観測がなされて以来、
「その火山の噴火と同様の状態を人工的に作り出す」
という一種の「狂気の発想」なんですけれど(巨大な火山噴火のエアロゾルの噴出量は人工的にどうこうできる量ではないですので)、それでも、このジオエンジニアリングという名の地球の気象への人為的介入計画は進んでいたようです。
7月30日の科学誌ネイチャーには、ハーバード大学に、このプログラムの諮問委員会が設置され、そして、資金提供も、ビル・ゲイツ氏が全面的におこなうことになりまして、現在、
「ほとんど実行直前の段階」
になっているようです。
2019年7月30日のネイチャーより


nature

これについて、昨日の米ゼロヘッジは、アメリカのメディア記事を引用して、このことを伝えていました。
今回は、この記事をご紹介したいと思います。
わりと長いですので、まずその記事をご紹介させていただきます。

Harvard Scientists Funded by Bill Gates to Begin Spraying Particles Into the Sky In Experiment to Dim the Sun
Zero Hedge 2019/08/03

ハーバード大学の科学者たちがビル・ゲイツ氏の資金援助を受け、太陽からの光を暗くするための実験のために高層大気に粒子を噴霧するプログラムに着手した

米ハーバード大学は、太陽からの光を暗くするというジオエンジニアリングをテストするために、成層圏に粒子を噴霧するという彼らの計画を推し進めるための諮問委員会を創設した。
なお、この記事の内容は、陰謀論的なものとは関係ない。ここで取り上げる情報は、事実であり、正確なものであることを先に書いておきたい。
この「地球の気象を操作する」ためのジオエンジニアリング技術は、たびたび物議を醸してきた。かつては、ケムトレイルというような単純化された表現で呼ばれていたが、ハーバード大学の科学者たちは、太陽からの光を遮断し暗くするために、高層上空に粒子を散布する実験を世界で初めておこなうことを計画しており、そして、もうじき、それは現実となりそうだ。
「大気中に粒子を散布する」という、かつては陰謀論の話題であったものが、議会で議論されており、今やハーバード大学の科学実験の主題となっている。

ハーバード大学の科学者たちは、世界初の太陽光に対してのジオエンジニアリング実験で、火山の噴火による地球の冷却効果と同様の状態を再現しようとしている。同大学は、この 8月、ハーバードの研究者たちによって開発されたこのジオエンジニアリング・プロジェクトの倫理的な問題、環境的な影響、そして地政学的な影響を調べるための外部諮問パネルを創設したと発表した。

7月30日の科学誌『ネイチャー』によると、持続可能性と経済的繁栄を促進する州機関であるカリフォルニア戦略成長評議会(California Strategic Growth Council)の上級代表者であるルイーズ・ベッズワース(Louise Bedsworth)氏は、7月29日にハーバード諮問委員会の代表に就任すると発表した。 他の 7人のメンバーは、地球科学の研究者たちと、環境および気候政策の専門家を含む。

この実験は「成層圏制御摂動実験(SCoPEx)」と呼ばれており、地球の高層大気に炭酸カルシウム粒子を噴霧し、太陽光を遮る火山灰の影響を模倣して、地球に冷却効果を生み出すものとされている。
この実験の具体的なことについては、昨年のネイチャー誌に以下のように発表されている。
すべてが計画通りに進んだ場合、ハーバード大学のチームは太陽光へのジオエンジニアリングの実行場所を、研究室から実際の成層圏へと移行させ、世界初の戦略的成層圏制御摂動実験(SCoPEx)を行う。
試験の第一段階は、アメリカ南西部で上空 20キロメートルにある操作可能なバルーンを 2回飛行させ、テストを行う。この第一段階の予算は 300万ドル ( 3億3000万円)だ。このテストは、2019年の前半には早くも開始することが可能となっていた。
いったん配置されると、実験では、炭酸カルシウムによる「粒子の煙」を放出することになる。これは、それぞれが約 100グラム程度で、市販の制酸剤の平均的なボトルに含まれる量とほぼ同じだ。その後、バルーンが粒子の分散状態を観察する。
 
当然のことながら、この実験に対して、環境団体を含む多くの人々が懸念を表明していることが、科学誌ネイチャーに記されている。実験に反対する科学者たちは、このような試みは、気候変動に対する恒久的な解決策には結びつかず、一時的な気晴らしのようなものに過ぎないと言う。
この実験の概念にある「地球を寒冷化させるために、大気中に粒子を注入する」という考えは、1991年にフィリピンのピナツボ火山が噴火した後、地球の平均気温が下がったことによる。
この時のピナツボ火山の噴火は、20世紀に起きた火山の噴火の中で二番目に大きなものだったが、この噴火は、成層圏に 2000万トンの二酸化硫黄エアロゾルを噴出させた。このエアロゾルが地球の気温を下げた。
2000万トンというような大量のエアロゾルが大気中に噴出されたにも関わらず、下がった気温は 0.5℃であり、気温の低下が続いたのは 1年だけだった。
ハーバード大学の研究チームは、数年間、戦略的成層圏制御摂動実験に取り組んでいるが、参加しているすべての科学者たちが、このプログラムの内容に完全に同意しているわけではない。
たとえば、気候科学者ではないフランク・クーチュ (Frank Keutsch)氏は、以前は、この考え方を「まったく狂気の沙汰だ」と考えていた。しかし、クーチュ氏はその後、考えを変え、この実験に賛同するようになったことがネイチャーの記事に書かれている。
この実験の疑わしい性質をさらに増しているのは、この実験の資金のほとんどが、マイクロソフト社の創業者であるビル・ゲイツ氏によって行われているということもある。
ビル・ゲイツ氏が、世間的に物議を醸すような科学的実験に資金を提供することは、これが初めてのことではない。ゲイツ氏は、数多くの科学実験やプロジェクトに公的に資金を提供している。
たとえば、「赤ちゃんに自動的にワクチンを接種するためのインプラント装置」の研究に資金を提供していることが、2017年に報じられている。

この「上空に人工的に粒子を噴霧して、地球の気象を変えようとする」というハーバード大学の実験は、初めて聞かれる方には、ディストピア的 SF 映画の話のように響くかもしれないが、現実は、このジオエンジニアリング的な考え方は、長い間、各国の政府の検討議題でもあり、また、世界中のシンクタンクが検討していたものだ。

実際、2018年11月に英学術誌「エンバイロメンタル・リサーチ・レターズ(Environmental Research Letters)」に掲載された研究は、地球温暖化を防ぐためのジオエンジニアリング実験として、航空機により大気中に微粒子を噴霧するという、ハーバード大学の実験とまったく同じことを行うことについてのものだった。
他にも、いくつかの同様の科学的研究がある。
さらに、2016年に当時の中央情報局(CIA)長官であったジョン・ブレナン (John Brennan)氏は、外交問題評議会で演説した際に、地球を寒冷化に導くために大気中に化学微粒子を散布する同様のプロセスを詳述した。
会議でブレナン氏は、外交問題評議会との会議で、世界の安全保障に対する不安定性と、国境を越えたアメリカへの脅威について述べた。その中で、ブレナン氏は、ジオエンジニアリングのトピックを提起した。
また、地球規模の気候変動による温暖化の影響を逆転させるための、もうひとつの公的プログラムとして、「 SAI プログラム」がある。これは、成層圏へエアロゾルを注入することで、やはり火山の噴火と同じ効果を作りだし、太陽の熱を反射させるというものだ。

SAIプログラムは、地球規模の気温上昇を制限し、気温の上昇に関連するリスクを減少するとされる。また、このプロセスは比較的安価に実行できる。とはいっても、アメリカ国立研究評議会は、 SAI プログラムが完全に展開された場合、毎年約 100億ドル( 1兆1000億円)かかると見積もっている。

私たちは、ジオエンジニアリングについて、ますます多くの話を聞くようになっているが、1つ明らかなことがある。それは、ジオエンジニアリングにより故意に地球の気候を変え始める前に、まだ議論されることは数多くあり、そして、私たちが学ばなければならないことがまだたくさんあるということだ。

 
ここまでです。
これについては、以下の記事など、わりと多く取り上げてきていますけれど、そもそも、地球の気温自体が、公的なデータでは、3年前から「下降局面」に入っていまして、
「この 3年間は、過去 1世紀で最大の寒冷化を記録している」
のです。
この記事で、取り上げましたアメリカのメディアの記事は以下のようなものです。

「過去最大の寒冷化事象が起きていることをご存じだろうか」より

2016年2月- 2018年2月の 2年間で、世界の平均気温は 0.56℃低下した。
これは、それまで過去最大の平均気温の低下を見せた 1982年- 1984年の 2年間の気温の低下 0.47°Cを上回る数字だ。

このデータの数字はすべて NASA ゴダード宇宙科学研究所による GISS 地球表面温度分析からのものであり、これは、世界の平均気温の報告について、世界中のほとんどのジャーナリズムの報道で使用される標準的データソースであり、公的な記録がそのようになっているのだ。

2016年から 2016年のこの「大寒冷化」は、2つの小さな寒冷化に主導された。ひとつは、2016年2月- 6月と、もうひとつは 2017年2月 - 6月/の期間だ。
そして、仮に 2018年2月から 6月までも同様の事象が起きた場合、地球の平均気温は、1980年代よりも低くなる。
 
つまり、過去 3年くらいの正確なデータ分析を見れば、(それまで温暖化していたとしても)「 2016年には、すでに温暖化は終わっていた」わけです。
ですので、このハーバード大学の計画のようなプログラムは、実際には、実行目的そのものに意味がないということにもなります(気温を下げる局面ではないため)。
それでも彼らはやると。
それに、そもそも今年の 2019年は、アメリカも、そして日本なども、7月頃まで「何が問題だったか」ということについて、たとえば、アメリカでしたら、以下の記事のように、
「異常な日照不足が続いた」
ことが問題だったのです。
日本でしたら、ほんの 1週間ほど前の以下のような報道タイトルだけでも思い出しますけれど、やはり、信じられない日照不足が問題でした。

記録的な日照不足、小売業に影響じわり−衣料品販売など低迷
 ブルームバーグ 2019/07/28

今後の太陽活動の推移の予測から考えますと、来年も、またその次の年も次の年も、このような状況は続く可能性が高いと考えられまして、むしろ「太陽の光が貴重になる」地域が、とても多くなりそうな感じはあるのです。
今年に関していえば、アメリカでも日本でもヨーロッパでも、現時点では、猛暑が問題となったのは「ほんの数日から 1週間ほど」であり、それ以外の春から夏の多くの日々は、ひたすら、日照が不足していたのです(ただし、アラスカやシベリアは異常な熱波が続いています)。
このハーバード大学ののような実験が成功するとは、あまり思っていませんけれど、もし成功した場合は、それはそれで、
「ただでさえ日照不足に苦しんでいるのに、これ以上それを加速させてどうする」
という話でもあり得ます。
しかも、以下の記事で取り上げさせていただきましたが、現在の太陽の放射照度、つまり「太陽からの光の強さ」は、観測史上で過去最大級に弱いのです。
 
それにしても、ビル・ゲイツさんは、科学の研究に資金提供することに熱心で、特に「物議を醸しやすい科学的研究」に積極的に資金提供しているようで、過去記事でも、以下のような「遺伝子ドライブ」というようなものに多額の研究資金を提供しています。
遺伝子ドライブというのは、人為的に遺伝子を改変することで、
「生物種全体を改変することができる」
と考えられている遺伝子技術で、こちらもわりと「狂気の世界」であるのですけれど、この遺伝子ドライブ技術の試験も成功していますしね。
ビル・ゲイツさんが関係すると、わりとよく実験が成功するみたいですので、今回のハーバード大学の実験も、ある程度の「成功」を収めることになるのかもしれないという念はあります。
実験成功後の気象は、どうなっちゃいますかね。


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終焉に近づくビッグバン理論 : 「145億年前の惑星の存在」と「2つ存在する宇宙の年齢」という矛盾を理論で打破できない科学界が再考するフレッド・ホイル博士の主張

投稿日: 2019年8月10日

天文学上の発表に関しての2019年8月4日の報道より


The Nation UAE




計算的な矛盾が増し続ける現代宇宙モデル

今日、ビッグバン理論についての英語の記事があり、それを見ていましたら、記事の中段に非常に大きくフレッド・ホイル博士の写真が掲載されていました。
最近のメディアで、こんなに大きくホイル博士の写真が掲載されているのは見たことがなかったです。
下の写真でした。
フレッド・ホイル卿(1915 - 2001年)


Aidan Sullivan

 
記事は、先月、アメリカのカリフォルニアで開かれた世界的な天文学の会議についてのもので、実は今、
「天文学界が大揺れ」
していることにふれたものでした。
現代の宇宙論の前には、ふたつの「根本的な大問題」があり、それがどうしても解決できないまま月日が過ぎていっていることについて書かれていました。
そのふたつとは、以下の大問題とは以下のものです。
138億年前とされているビッグバンより古い惑星(145億年前)が存在する理由が見出させないこと
計測によって「宇宙に 2つの年齢が観測される問題」が解決できないこと
どちらも、現代の宇宙論の根幹に関係する問題であり、そういう中で、最近、フレッド・ホイル博士のかつての主張が注目されていることを知りました。
フレッド・ホイル博士は、強硬な「アンチ・ビッグバン理論」の主要な人物であり、アインシュタインの一般相対性理論を観測に適用し、
「宇宙は無限であり、年齢はない(宇宙は生まれていない)」
とする科学的主張を亡くなる最後まで持っていました。
私が、このようなことを偶然とか夢のお告げなんかで知ったのは、11年くらい前でしたが、このフレッド・ホイル博士のさまざまな主張を知った時には、まさに、目からウナギが落ちるような感じで、明らかに私は目を覚まされました。
このことが In Deep というブログを書き始めた大きな原動力ともなっています。
ともあれ、冒頭の記事は、そのあたりがいろいろとわかりやすく書かれていますので、ご紹介したいと思います。
「正しい学問こそ生き残ってほしい」というのが、ブログを書き始めてからの私の願いでもありますが、ホイル博士の亡霊は、その目的のためにも、そう簡単に滅びはしないようです。
 

Have we been wrong about the age of our universe all along?
The Nation 2019/08/04

私たちは、宇宙の年齢について、ずっと間違った考えを持ち続けていたのだろうか

宇宙の年齢そのものよりも古い年齢を持つと考えられる惑星の存在について、天文学者たちは理解しようと努力し続けている。これは、現代の天文学の中での、宇宙についての深刻な問題でもある。なぜ、宇宙の年齢より古い星が宇宙に存在し得るのか。
このことは、宇宙の年齢を確立しようとしている天文学者たちが直面している難問であり、その解決の中で、科学的革命が引き起こされる可能性もある。
先月、米カリフォルニアで天文学に関する国際会議が開催された。そして、当初は、この会議において、この問題に対しての解決策が見つかるのではないかと期待されていた。
ところが、会議で発表された最新の調査結果は、宇宙がどのように機能するかについての現在の天文学の考え(現行の宇宙モデル)に根本的に間違った何かがあるという疑いを確認しただけのものとなってしまった。
現在の宇宙モデルの理論は、1世紀以上前にアインシュタインによって発表された一般相対性理論として知られる重力理論に基づいている。
この一般相対性理論は、おそらく最も成功した科学理論のひとつだろう。ブラックホールから、重力が時間に及ぼす影響まで、予測されたすべてが、その後の天文学による観測で正確に確認されている。
しかし、この一般相対性理論を宇宙全体に対して適用すると、しばしば驚くべき結果がもたらされる。
最初のものはアインシュタイン自身が発見したもので、彼の理論では、宇宙は膨張しているに違いないことを示していた。これは常識を無視したものだった。というのも、宇宙が始まりを持っているに違いないことを示唆していたものだったからだ。そのため、アインシュタインは、方程式を微調整し、現実と一致させるように導いた。
しかし、1920年代後半までに、天文学者たちは元の方程式が正しかったことを発見した。宇宙は膨張している。これにより、天文学者たちは、膨張が始まった時期を計算できはることになり、その試みを開始した。宇宙の年齢という概念が確立されようとしていた。
その計算の中で、次の衝撃が科学者たちの前に登場した。その際の計算では、宇宙がこの世に現れたのは、わずか 20億年前であると導き出されたのだ。ということは、宇宙の年齢は、46億年とされている地球の年齢の半分より短いということになってしまう。
このような逆説に天文学が直面する中、英ケンブリッジ大学の天体物理学者であるフレッド・ホイル教授は、無の空間から新しい宇宙が生まれるという自然の力に対して、新たな考えを持ち込んだ。
ホイル教授の考えは、アインシュタインの方程式と組み合わせると「宇宙の年齢は無限となる」という効果があった。
このホイル教授の考えにより宇宙の年齢の問題は解決されたが、しかし、ホイル教授のこの「宇宙に年齢はなく、無限」だという主張は、最初に提示された謎よりもさらに神秘的なものに響いた。
そのため、その後、新しい天体の観測により、宇宙の年齢が約 100億から 200億年であることが示されたとき、ほとんどの科学者たちは、ホイル教授の理論の支持をやめ、その後も、ビッグバン理論として確立された宇宙の年齢が、一般的なモデルとなった。
しかし、今になり、天文学者や理論物理学者たちの中は、その当時のフレッド・ホイル教授の提唱したような「クレイジーな考え」に立ち返ろうとしている人たちが出てきた。
宇宙の年齢の問題が、また持ち上がってきているためだ。
先月のカリフォルニアの会議では、天文学者たちのいくつかのチームは、宇宙が作られたビッグバンが起きた年代に関する最新の推定値を示した。
この会議で示されたような宇宙の年齢に関しての調査結果は、少し前なら、大騒動となっていたかもしれない。なぜなら、宇宙の年齢は、ビッグバンが残した熱の研究によって明らかにされたとという約 10年前の考えに依っているからだ。
その熱の宇宙全体への広がりを測定することにより、周回衛星は約 138億年前に、ビッグバンが起きたと示した。誤差はプラスあるいはマイナス数千万年だ。
この数値は、驚くほど正確であるだけでなく、この数値は、遠方の銀河にある星を使用した宇宙膨張を直接測定して見出された数値ともよく結びついている。
この計算では、宇宙で最も古いと知られている星よりも、宇宙そのもののほうが古かった。
ところが今、宇宙は天文学者に別の大きなクエスチョンを投げかけている。最新の研究では、宇宙には「 2つの異なる年齢がある」ことが示されているのだ。
比較的近くの銀河を使用して行われた測定では、宇宙は、ビッグバンから外に放射している熱によって示される年齢よりも数億年若いことが示されている。それらの数値の誤差は、まぐれとして却下するには大きすぎる。
さらに悪いことに、測定結果の一部は、この宇宙は、既知の最も古い星よりも若いことを示しているのだ。つまり、「宇宙の年齢より古い星がある」のである。
この惑星「 HD 140283」は、メトセラ星と名づけられている。この星は 1912年に最初にカタログ化されたもので、地球からわずか 190光年のところにある。
かなり目立たない惑星のように思えるかもしれないが、観測により、この星には、鉄がほとんど含まれていないことが今では知られている。つまり、この星は、鉄という元素が宇宙で一般的になる前に形成されたに違いないと考えられる。
そして、このことは、HD 140283 が宇宙自体の年齢とほぼ同じくらい古いに違いないことを意味しているのだ。
軌道を周回するハッブル宇宙望遠鏡を使用して観測した天文学者たちは、メトセラ星の年齢が、約 145億年であると 2013年に推定した。誤差は前後約 8億​​年だ。
つまり、このメトセラ星は、最も若い推定値で計算した場合で、今から 137億年前に生まれ、最も古い場合は、今から 153億年前に誕生している。
これは、宇宙が 138億年にビッグバンで生まれたこととの整合性がつかない。一体どういうことなのだろうか。
明白な説明の 1つは、現在の宇宙の年齢についての 138億年という推定値に何か問題があるということだ。
この宇宙の年齢は、ほとんどは宇宙の膨張率に基づいており、銀河が互いに遠ざかる速度とその距離の両方に対して正確な値が必要となる。
最も可能性の高いエラーの原因は後者だ。天文学者たちは、遠方の銀河までの距離を推定するために多くの「仮定」をしなければならず、この仮定が信頼できないことが過去に証明されている。
これを回避する 1つの方法は、宇宙膨張率を測定する独立した方法を使用することだ。最も有望なのは、重力波の分析だ。重力波とは、2つの巨大な星の合併などの非常に暴力的な事象によって形成される空間と時間の波紋だ。
先月のカリフォルニアの会議の数日前に、天文学専門誌「ネイチャー・アストロノミー (Nature Astronomy)」は、2017年にそのような事象から検出された重力波の分析に基づいて、宇宙膨張率の推定値を発表した。
しかし、残念ながら、メトセラ星の逆説や 2つ存在する宇宙の年齢の謎を解くには、まだあまりにも大ざっぱな段階としか言えない。
その間、多くの科学者たちが、この難しい問題を解決できるかもしれない新しい物理学を夢想し、考え続けている。
科学者たちの中には、後に英国でナイトの称号を与えられたフレッド・ホイル教授が考え続けた「どこからも強制できない力 (force-from-nowhere)」を、再び夢想する人たちがいる。
先月の会議では、現在の宇宙の年齢に対しての「行き詰まり」を、世界の一流の天文学者たちは、科学的危機と説明した。「歴史は繰り返す」という言葉があるが、かつてクレイジーな考えと一蹴されたホイル教授のような「あり得ない考え」によって、この宇宙的難問が解決できる時がくるかもしれない。
科学者たちは、今、宇宙からの最大の難問に対し、夢想し続けている。

 
ここまでです。
このメトセラという星については、ずいぶん以前に、以下のブログ記事でご紹介したことがあります。

145億年前の星が発見される : その星の由来の人物メトセラの死の直後に地球は創世記の大洪水に包まれた
 In Deep 2013/08/26

観測により145億年前のものと計算されたメトセラ星

A Fujii

 
その後、天文学の世界から、このことに対して特に発表らしきものがなかったのですけれど、今回の記事を読みまして、
「いよいよ、どうにもならなくなっている」
という部分もありそうなことを知ります。
 
私がフレッド・ホイル博士の理論を読んで、とても衝撃を受けましたのは、ホイル博士は、ビッグバン理論を全面的に否定するだけではなく、いわゆる化学的進化論も徹底的に否定していました。
ホイル博士により、理詰めの中で構築された理論がで、私が知り得たことは、
宇宙に起源はない
というものであり、そして、
生命は地球で生まれたものではない
ということでした。
以下の記事で取り上げさせていただいたことがありますが、最近では、ダーウィン進化論も、「 10万種の生物種の DNA と、500万の遺伝子断片の全検査」という徹底的な調査がおこなわれた結果、
「地球の生物は進化していない」
ということが導き出されたりもしています。
ホイル博士が生涯をかけて拒否し続けたビッグバン理論も、そして化学的進化も、それらの理論は、最新の科学の調査と観測の中で、少しずつこの世から消えようとしつつあります。
地球や宇宙というのがどんなもので、そして、人類を含めた「この世の生物」というものがどんなものなのか。
それについての「価値観の極めて大きな変転の時」が近づいているといえます。
このブログをはじめてから、たった 10年ほどですが、そのような短い間でさえ、驚くほどのスピードで理論は変化していっています。
「こうやって世界は変わっていくんだなあ」と思いながら、ホイル博士のことを知らしめてくれた「偶然」とか「夢の中のレクチャー」とかに感謝したり。

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ジョンス・ホプキンズ病院やメイヨー・クリニックなどアメリカの最高位クラスの医療施設で「レイキ」が正式な治療プログラムとして次々導入され続けていることを知る

投稿日: 2019年8月5日

2019年8月1日の米メディアの記事より


collective-evolution.com




西欧でレイキを採用している医療施設は800にのぼる

みなさまは「レイキ」という言葉をご存じでしょうか。
これは、手のひらからのエネルギーを治癒に用いるという民間療法で、実は、私も少し前までは知らなかったのですけれど、これは日本語で「霊気」と表記する、何となく怪しい感じのものでもあります。
このように、もともとが漢字で表記されているということで、つまり、これは日本発祥のものなのですけれど、日本の方はわりとご存じない方が多いと思われます。
というのも、じつは「レイキ」は、アメリカやヨーロッパのほうで、むしろ広く知られているものとなっていまして、たとえば現在のアメリカでは、冒頭にありますように、アメリカの最も最先端の医療を提供している、つまりアメリカを代表する病院の多くが、レイキを正式に採用しているのだそうです。
ジョンス・ホプキンズは、その医学大学はアメリカで最難関の超エリート校でもあり、ジョンス・ホプキンズ病院は、事実上アメリカのナンバー1病院だといえますし、そのような多くのアメリカの大病院がレイキを採用しているのです。
後でご紹介しますが、アメリカ最大の総合病院であるメイヨー・クリニックのウェプサイトによれば、今では、全世界で 800の病院と医療施設がレイキを正式に採用しているのだそうです。
レイキが日本で生まれた後に、むしろ西洋で広まった経緯は、Wikipedia から抜粋いたししますと、以下のようなものだったそうです。
レイキは民間療法であり、手当て療法・エネルギー療法の一種である。
明治から昭和初期にかけて海外から導入された思想・技術と日本の文化が融合して多種多様な民間療法が生まれたが、霊気はこの民間療法における霊術・民間精神療法の潮流のひとつである。
霊術の世界で「霊気」は、手のひらから発する癒しのエネルギーを指す言葉として一般的に使われていた。レイキは、臼井甕男が始めた臼井霊気療法に始まり、これが海外で独自に発展・簡略化したもの。
レイキは身体に備わっている自然治癒力への東洋の信仰に基づくともいわれ、西洋自然魔術の伝統に連なるとも考えられる。施術者は、患者の治癒反応を促進することを目的とし、患者に軽く手を当てる、もしくは患者の真上に手をかざして、手のひらから「レイキ」というエネルギーを流すと考えている。
ニューエイジの考え方の一つとして、西洋では広く人気となった。
こういうようなことで、発祥した日本より、西洋のほうが、大きく支持されているということのようです。アメリカやヨーロッパを中心に数百の病院で正式に採用されているのに比べますと、発祥地の日本ではどうなんですかね。
冒頭の記事の中から、アメリカでのレイキの採用についての部分をご紹介したいと思います。
ここからです。

Reiki Is Now Reaching The Top Hospitals In The US
Collective Evolution 2018/08/01

レイキは今、米国のトップクラスの医療施設で採用されるようになった

米国メリーランド州にあるジョンズ・ホプキンス統合医療・消化器センターでは、レイキを「深いリラクゼーションを生み出し、治癒を早め、痛みを軽減し、その他の症状を軽減するために」患者に積極的に提供している。
ジョンズ・ホプキンスでは、鍼治療、統合的心理療法、および治療的マッサージ等と共に、レイキを採用している。

2017 - 2018年度のアメリカ最高の病院を決定するベスト・ホスピタルズ・オーナー・ロール (Best Hospitals Honor Roll)で 1位となった米メイヨー・クリニックでは、治療に対しての最新の開発と技術が適用されており、たとえば、ガン治療中の患者たちの精神的および感情的なニーズが扱われる統合モデルを用いた治療をおこなっている。

メイヨー・クリニックの統合ヒーリング強化ボランティアプログラムとクリニックの補完統合医療プログラムでは、レイキが含まれている幅広い治癒と健康維持のための医療提供を行う。メイヨー・クリニックは、レイキとは何かについての簡単な説明も行っている。

コネチカット州で 2番目に良い病院と評価されているハートフォード病院は、6つの成人専門分野と 5つの手術分野で高い成績を上げている。ハートフォード病院の教育病院と、一般診療科および外科施設では、特別に訓練されたレイキのボランティア・スタッフが、治療科、ガンセンター、透析ユニット、および外来診療所等の多くの場所で無料のレイキセッションを行っている。

ハートフォード病院では、患者は、看護師または医師を通してレイキのセッションを依頼することができる。

ペンシルベニア大学は、大学内のすべてのガン関連活動に役立つガンセンターが 1973年に設立されたが、 ここでは、レイキセラピーを、輸液を受けている人、または放射線腫瘍科で治療を受けている人のいずれも利用できる。このレイキ治療法は、ペンシルベニア大学のペレルマン先端医療センターで利用できる。

他にも、アメリカでは多くの医療施設でレイキが採用されている。

 
ここまでです。
あと、上にも出てきましたアメリカのメイヨー・クリニックのウェブサイトには、以下のようなページがありましので、ご紹介しておたきいと思います。
 

9 Facts about Reiki
Mayo Clonic

レイキについての9つの事実

レイキと呼ばれる、このリラクゼーション方法が世界中で、どのように用いられているかについての 9つの事実を共有したいと思います。レイキとは、リラックスして体のシステムとバランスが調和される状態に向かわせることを可能にすることを手助けする穏やかな接触を使う代替療法です。

 
1. ハートフォード病院で行われたレイキの効果に関する調査研究で以下のことがわかった
・患者の 86%が睡眠改善を報告した
・78%の患者が痛みの軽減を報告した
・80%の患者が悪心の減少を報告した
・妊娠中の女性の 94%が妊娠中の不安の軽減を報告した
 
2. 現在、800以上の病院と医療施設がレイキを患者への医療提供として、組み入れている
 
3. メイヨー・クリニックのボランティアサービスは、入院患者と診療施設の患者の両方にレイキを提供している
レイキセッションを受ける前と受けた後に、患者の痛みが軽減したか、悪心や不安が軽減したかについて評価しています。
 
4. レイキはメイヨークリニック・ガンセンターで体験的な教育経験として提供されている
 
5. レイキは 1990年代半ばには早くも手術室で使用されていた
 
6. レイキは、包括的な看護の「実践の範囲と基準」に、認められたケアの形態として挙げられている
 
7. ニューヨークのコロンビア長老医療センターでは以下の発表があった
心術手術と心臓移植の間、手術室でレイキなどのエネルギー技術が使われた結果、レイキを受けた 11人の心臓病患者のうち、通常起きる術後のうつ症状を経験した人は一人もいなかった。

心臓バイパス患者たちは、術後の疼痛も下肢脱力もなかった。
心臓移植患者たちは、臓器拒絶反応を経験しなかった。

 
8. レイキは、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロの悲劇の後に続く医療努力の中で、被災地での消防士と最初の対応者を治療するために採用された
 
9. プロのスポーツチームは、選手が手術や怪我からより早く回復するのを手助けし、パフォーマンスを向上させるためにレイキの施術家を採用している

 
ここまでです。
・78%の患者が痛みの軽減を報告した
・80%の患者が悪心の減少を報告した
というのは、正確な数値であるならば、なかなかの効果だと思います。
また、医学的な証拠を調査する、信頼できる医療評価団体コクラン共同計画は、「疼痛(痛み)」に関して、レイキの研究の評価から「疼痛を緩和する可能性がある」としています(論文)。ただし、コクラン計画は、不安やうつ病に対しては、「レイキの有効性を示す充分な証拠はない」としています。
ちなみに、「手かざし」というようなニュアンスから、宗教的な意味合いを感じられる部分もありますが、レイキそのものは宗教とは関係ないです。
なお、このレイキの方法は、よく考えますと、私が好きな日本最初の整体師である野口晴哉さんがおこなっていた健康法の「愉気法 (ゆきほう)」と同じですかね。
野口整体では、愉気というのは、人間に備わっている本能的な癒しの力で、誰でも行うことができるとされる。しかし、現代人は長い間「手を当てる」ということの効用が忘れていると共に、その能力も錆びついてきているという。そこで、手に気を集めて、愉気のできる手を作るための方法を、野口整体では「合掌行気法」という。
体には、意識を集めると、感覚が高まるという性質があるとされ、手に「注意」を集めて、気の出入りを感じ取る訓練をすることで、気に対して敏感な手をつくることができるという。
 
だいたい、野口晴哉さんが、治療者の道に入った経緯は、以下のようなものですからね。
東京下谷に職人の子として生まれる。12歳のときに関東大震災に被災し、このとき本能的に手をかざして治療をしたことを契機に、治療家を目指したという。後に霊術家の松本道別に学ぶ。17歳で「自然健康保持会」を設立、入谷に道場を開き門人を育てた。
 
だいたいやねぇ(なんで竹村健一さん)、日本語の「手当て」という言葉もまた、「手を当てる」と書くわけで、この方面の歴史は、日本では長いものなのかもしれません。
関係ない話になるかもしれないですが、「こういうこと考える人の人生って、たいてい、ものすごい挫折をしていて、その様子が派手だったりするんだよなあ」と思いまして、レイキを生み出した方の人生を読んでみました。
これがまず何がすごいって、名前がすごい。名前が読めないのです。
レイキの創始者は、「臼井甕男」さんという方で、特に「臼井」の次の漢字が、どんな漢字なのか判別さえできないです。
拡大しますと、
となっておりまして、この漢字は「かめ」ですかね・・・と思っていましたら、このお名前は「うすい みかお」と読むのだそうです。
あの難しい感じは「みか」とも読むのですね。
漢字はともかく、レイキの創始者である臼井甕男さんの人生は以下のようなものでありました。

臼井甕男さん(1865 - 1926年)

職業は、公務員、会社員、実業家、新聞記者、政治家後藤新平の秘書などさまざまに経験する。
その体験から「人生の目的とは何か」という大命題の探求から、禅の道に入り、真の悟りともいえる安心立命の境地を目指し修行するも、どうしても悟りを得られず、悩みぬいた末に禅の師に相談したところ、
「それなら一度死んでごらん」
と答えられ、「自分の人生も、もはやこれまで」という覚悟を決め、1922年春に京都の鞍馬山にこもって断食を始める。修行のための断食と言うよりは、死を覚悟してのものだったらしい。

断食に入り3週間目の真夜中ごろ、脳の中心部あたりに落雷をうけたような激烈な衝撃を感じ、そのまま意識不明の状態に陥る。 数時間後、ふと気がつくと夜が明け始めた頃で、心身爽快な気分に満ちて目覚め、その衝撃のときに感じたエネルギーが心身を貫き、体内との共鳴、一体感を達成し、求めていた悟りの境地を完成したことを知る。

悟りが得られたことに喜び勇んで山を降りる途中、石につまづき足の指の爪がはがれ、思わず手を当てたところ痛みが去り、血が止まり即座に治癒してしまったという。
山のふもとまで降りてくると、小さな食堂があり、主人が止めるのも聞かず腹いっぱい食べた。主人の孫娘が顔が腫れるほどのひどい虫歯で、頬に手を当てるとたちどころに痛みが引いた。
さらに、家族にも試したところ即効的な効果があり、「広く世の中の人にこの力の恩恵を与えたい」との思いから、工夫研究の結果、この能力を他人に伝授し、心身改善に活用する方法を見出す。これが臼井霊気療法という手当て療法の始まりとされる。
1922年4月に指導法などを定めた上で臼井霊気療法学会を設立する。
ここまでです。
もう、いろいろとアレですが、
> 石につまづき足の指の爪がはがれ、
という、石につまづいただけで足の指の爪がはがれる、という派手なつまづき方をするあたりも大人物といえますし、臼井さんの禅の師も、気軽に、
「それなら一度死んでごらん」
と弟子に言うあたり、やはり大人物と言えます。というか、結果的に、この禅の師の言葉のお陰で、レイキが生まれたわけですしね。
大人物というのは、何だか、みんなヘンなオジサンたちです。
ところで、この臼井甕男さんの Wikipedia の項目は、「日本語版より英語版のほうがはるかに長い」のでした。
そして、英語版は、日本語版と内容そのものが違うのです。英語版 Wikipedia では、「レイキとイエス・キリストの関係」などにもふれられていて、興味深いです。
ちなみに、先ほど野口晴哉さんが、整体治療師となるキッカケについて、
> 12歳のときに関東大震災に被災し、このとき本能的に手をかざして治療をしたことを契機に
とありましたが、臼井甕男さんの英語版 Wikipedia によれば、その関東大震災の時には、臼井さんは被災地で、レイキにより多くの人々を救ったと書かれてありました。
まあ、いずれにしても、この臼井甕男さんという方もまた、とても興味深い方ではあります。
レイキの有効性については、完全な科学的研究の数が少ないのは事実ですが、アメリカのトップクラスの病院を含む世界 800の医療施設が代替医療として採用しているということについては、日本の医療界も多少は注目してもいいのではないかと。
特に、ガンをふくめて、現代社会は「疼痛を伴う病気」がとても多いです。
それに対して、多少なりとも効果があるのならば、消炎鎮痛剤で薬漬けになる生活を送るよりも「あくまで補完的なもの」として考慮することは無意味ではないと思われます。
私はレイキを特に支持するものではないですけれど、せっかく日本のおかしなオジサンが作りだした療法が、日本では医療現場で無視され続けているというのはやや寂しい気はします。
それにしても、日本の医療現場が、「代替医療」という言葉に、アメリカ以上に拒否反応を示す場合が多いのはどうしてなんでしょうかね。


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2008年のギリシャで始まり、2019年の香港のデモで本格化した「革命」は、世界を文明の終末へと導くだろうか

投稿日: 2019年8月6日

2019年8月5日の米ニューヨークタイムズより。デモ参加者たちの装備に注意


NY Times




11年の時を経て私の前に広がるその光景は

香港で大規模なデモが発生した際には、個人的には、「それほど長く続かないだろうな」というように考えていました。
その理由は、今が太陽活動の極小期に向かう時だからであり、そのような時には、基本的には、人間の中には、「暴力への強い衝動がなくなっていく」からです。
「しかしなあ・・・」
と、やはり思うのです。
日本では、史上最悪規模の放火、アメリカでは、毎日のように銃乱射が発生して、夥しい数の人たちが亡くなったと報じられ続けています。ちなみに、報道によれば、アメリカの今年に入ってからの銃乱射は以下のようになっています。
2019年のアメリカでの銃乱射
・発生件数 254件
・死者数  268人
ちなみに、これまで、アメリカで  1年間で最も銃乱射が多かった年は 2016年だそうで、この年には 1年で 382件の銃乱射が起きていましたが、今年は、今のペースだと、この過去最悪の記録を上回る可能性が高そうです。
むしろ太陽活動の大きな時より、活動極小期の今のほうが「人間が暴力的」になっている。
昨年の 12月に、以下の記事で、
「次第に、過去の太陽と人類の関係性が崩壊してきているのかもしれない
ということを書かせていただいたことがあります。
実際にそうなのかどうなのかはわからないですけれど、2019年に入ってからの地球は、基本的に暴力的であり、敵対的であり、「憎しみがまず前面に出る状態」であり続けています。
 
その中で、冒頭のニューヨークタイムズの香港のデモに関しての記事の中の写真を見て、
「あ、これはあの時と同じだ」
と初めて知ったのです。
 
そして、それが意味することは、今の香港のデモ参加者たちは、ただ憎しみや反発の中で暴力をおこなっているのではなく、
「排除されることをできるだけ避けて、冷徹に戦い続ける方策の中で行動している」
と知ったのです。
どういう意味かといいますと、実は、私が In Deep ブログを書き始める前の年になりますけれど、2008年の暮れに、つまり、今から 11年も前ですが、その時はタイトルが違いましたけれど、「初めてブログに時事を書き始めたキッカケ」となった出来事があったのです。
その 2008年頃も、太陽活動はとても弱い時で、非常に長い間、太陽にはまったく黒点が出ない日々が続きました。
まあ、太陽活動のことはともかくとして、その「出来事」とは何かといいますと、
ギリシャでの暴動
だったのです。
当時、偶然そのニュースを知った時に、インターネット上でギリシャの若者たちは、その頃実用化され初めていた SNS を使って、ギリシャ全土で情報を共有しました。
暴動は、2008年暮れから 2009年に入っても続きましたが、若者たちはデモに参加する同士で以下のようなメッセージを共有したのです。
2008年12月から始まったギリシャの暴動で若者たちが共有したメッセージの内容の一部
デモに参加する時の服装はパーカーにすること(頭部を守ることができ、どこでも眠ることができる。また、暴動が始まったのが冬だったので防寒の意味も)
リュックを背負うこと(水、食料、薬、その他の道具は自分で持ち運ぶ。また、どこででも眠ることができるようにするためにも)
ゴーグルを着用する(目の保護と催涙弾対策)
口はタオルかバンダナで隠す(催涙弾対策と身元の露呈を避けるため)
最も望ましいのはガスマスクの着用(催涙弾とあらゆる化学兵器に対応する)
できるだけヘルメットなどを被る(頭部の保護のため)
 
2008年暮れに最初にギリシャで暴動が始まった頃には、誰もがそのような経験のない大学生や失業者たちの「素人集団」だったのが、これらの情報共有により、1ヶ月も経たないうちに、以下のような「戦闘集団」と化していったのです。
2009年初めのギリシャ暴動の若者たち
 
治安部隊の移動情報なども SNS で共有し、お互いの行動を支え合いました。
この当時、私は、ギリシャの報道から写真をたくさん集めてコレクションしていましたが、上はその中からのものです。
 
ギリシャでは、その後も、2011年、2012年、2015年と暴動が発生しますが、基本的に、この 2009年の「学習」が踏襲されていました。
2012年9月のギリシャの暴動より


American Front

上は、2012年の時の写真ですが、リュック、ガスマスクなど、デモ参加スタイルが確立されていることがわかります。
私はなぜか、この 2008年に始まったギリシャの暴動に精神的な共時性を感じ、私自身が暴力的な人間だからかもしれないですが、そのギリシャの暴力の光景に、強烈な美しさを感じていました。そして、この時から、私が「ブログに時事を書く」ということが始まりました。
 
さて、11年前にそのようなことがあったということを前提に、現在、香港で起きているデモの写真をご覧いただきたいと思います。
 
2019年8月5日 香港


BBC


NY Times


Al Jazeera

誰も丸腰で暴れてなどいません。
先ほどの 2008年からのギリシャで、若者たちが共有していた「戦闘スタイル」、すなわち、

・リュック
・ゴーグル
・ガスマスク
・ヘルメット

などが、ほとんどの参加者たちに浸透していることがわかります。
おそらく気温も非常に暑いと思われ、水は必携でしょうし、また参加者の中には、傘を持っている人もたくさん見られまして、最初は、日傘の役割かと思っていましたけれど、催涙弾などに対しての簡単な「楯」の用途もありそうで、有用だと思います。
そして、この出で立ちと表情を見てわかったのですが、
「この人たちは、ただ不満や反発から暴れているのではない」
ということになりそうなのです。
それが可能どうかはともかく、
「戦闘を持続させて、勝ち続けようと(排除されないと)している」
ようなのです。
ただ暴動を起こすことが目的なら、適当に暴れて逃げ帰ればいい。しかし、この装備はそういうものではないです。
現実として、たとえば、軍などが投入された場合は、対抗でき得るはずもないですが、警察隊が相手のうちなら、やり続けるつもりだと。
表情も冷静ですし、そのあたりも、2009年のギリシャの若者たちと共通のものを感じます。
つまり、暴動というよりは、「革命」ですね。
 
「 11年経って、ギリシャ暴動魂が香港の人たちに移行したのか…」
 
ということに気づきまして、またも、2009年のように、突然、香港の人たちに精神的な共時性を感じ初めてしまっています。
 
2009年当時、私は、「民主主義を含めて、現代に通じる多くの文明を築いたのがギリシャならば、その現代に至る文明を破壊するのも、ギリシャ人の役割」だと思っていました。
しかし、まさか、2009年のギリシャと同じ光景が、2019年の香港で展開されることになるとは・・・。
 
なお、「軍(人民解放軍)の投入」については、8月6日のブルームバーグの記事の冒頭が、その困難性を現していまして、本当に収集がつかなくなった場合以外は、そう簡単には実行されない気もします。

香港の混乱収拾、習国家主席に限られた有効な選択肢

ブルームバーグ 2019/08/06
香港が終わりの見えない混乱に揺れる中、中国の習近平国家主席に残された事態打開への選択肢はどれも良いものではない。
民主化を求めるデモ参加者に甘い対応を取れば、混乱の広がり次第で政変も可能であることを本土の反体制派に示すことになりかねず、共産党の権力掌握が脅かされる。
一方、治安回復のため人民解放軍を出動させれば国際的な反発を招く恐れがあり、成功する保証もないまま香港経済に取り返しのつかない打撃を与える可能性もある。
 
なお、人民解放軍が出動した時には、
「世界は、一種の終末的な黙示録に突入する可能性がある」
ほどのもののようにも思います。
それでも、今のカオスが拡大するようなことがあれば、その可能性もないではないのかもしれません。
なお、8月5日までの香港において、デモなどの混乱が発生した場所と、警察による催涙弾が使用された場所は以下のようになっており、香港全土に広がっています。


NY Times

あまり関係ないことですけれど、8月6日午後の時点で、アジア周辺には、台風8号、台風9号、台風10号と 3つの台風がありまして、このうち、台風 9号は、香港に直撃するか、影響を与えそうです。
2019年8月6日の3つの台風


台風情報

こう見ますと、台風10号は、日本列島直撃コースとなりそうですね。
そして、先ほども書きましたけれど、この香港のデモは、今では中国地域だけの問題ではなくなってきています。
仮に「人民解放軍の出動」という事態が起きた場合の、さまざまな国や地域の反応によっては、
「香港のカオスが世界全体のカオスにつながる」
という可能性もないではないのかもしれません。
そして、現在の香港の人たちが、2009年のギリシャの人たち同様に「冷徹に計算して行動し続ける」限り、その可能性に近づくこともあり得るかもしれません。
世界は今、緊迫した場所に立っているようです。


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「アメリカでは毎48時間ごとに500人が医療ミスで死亡している」という天体物理学者による投稿が物議を醸す中、計算し直してみたら「48時間で1300人以上」だった件について

投稿日: 2019年8月7日

2019年8月6日の米国科学メディアより


sciencealert.com




 

最近のアメリカでは連日のように乱射事件で人命が奪われていますが、そのような中、8月4日、アメリカの著名な天体物理学者であるニール・ドグラース・タイソン (Neil deGrasse Tyson)さんという方が、2日間で 34人の方が犠牲になったということを引き合いにしながらも、以下のようなツイートを投稿し、それが物議を醸しました。

下はその投稿の一部です。
2019年8月4日のニール・ドグラース・タイソン博士のツイートより


Neil deGrasse Tyson

アメリカでは 48時間という時間のあいだに、これだけの数の人たちが、このような原因で亡くなっていると。

500人が医療過誤で死亡し
300人がインフルエンザで死亡し
250人が自殺で死亡し
200人が自動車事故で死亡し
40人が拳銃で撃たれて死亡している

 
これは、乱射の犠牲者の数との比較ということではなく、アメリカの医療従事者の人たちに対して、アメリカの医療をさらにより良くしてほしいというメッセージのつもりだったと博士は後に述べています。
しかし、この投稿の直後から、医療関係者あるいは科学関係者から、この投稿に対しての反対意見が相次ぎました。
つまり、
「アメリカでは、医療ミスでそんなにたくさんの人は亡くなってはいない」
という反論が相次いだのです。
冒頭のサイエンス・アラートの記事もまた、このタイソン博士の投稿の内容に異議を唱えるものでした。これは非常に長い記事で、アメリカの医療ミスの統計についての、さまざまな過ちの歴史などが書かれているのですが、この記事そのものは、ご紹介することに意味があるものとは思えませんでしたが、しかし、そういう医療研究の専門家の方々はともかくとして、私たち「一般人」にしてみれば、そういうものの正確な数値を知りたいのなら、
「最も権威のある医療統計を信じる」
という方法しかないような気もするのです。
たとえば、世界で最も権威ある医学誌のひとつに、イギリス医師会が発行するブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)があります。
その BMJ に、2016年に掲載された「医療過誤(医療ミス)」に関しての論文をご存じでしょうか。そこに掲載されている数が真実に近いものなら、何と、先ほどのタイソン博士が述べた数字よりもさらに、「医療ミスで亡くなっている人の数は多い」ということになってしまうのです。
以下は、その BMJ の論文について報じた AFP の記事です。
 

医療ミス、米国で死因3位

AFP 2016/05/05
医療ミスが米国における死因の3位になっているとの研究結果が、3日の英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)に掲載された。
研究によると、2013年に、回避可能なミスにより死亡した人は少なくとも25万人に上った。この人数は、脳卒中とアルツハイマー病を合わせた死亡者数よりも多く、また、毎年それぞれ約60万人の死亡の原因とされる心臓疾患とがんに続き3番目に多い。
また、この人数には介護施設や通院患者は含まれておらず、これらを含めると医療ミスによる死亡はさらに多くなるという。

研究結果をまとめた論文の主著者で米ジョンズホプキンス大学医学部のマーティン・マケリー(Martin Makary)教授は「バクテリアや心臓疾患だけが死因ではない。人はコミュニケーションの失敗、医療の細分化、診断ミス、過剰投薬などによっても死亡する」と述べた。

マケリー教授は「これらを合わせると米国の死因3位になる」と続け、世界の保健問題において報告が実際より最も少ないのが医療ミスだと付け加えた。過去の研究によると、医療ミスによる死亡者は推計で年間25万〜44万人に上る。

 
ここまでです。
この論文に対しても、多くの反対意見が出たと思われますが、しかし、西洋医学の世界で、「 BMJ に掲載されたジョンズホプキンス大学医学部の研究」を信じてはいけないのなら、私たち一般人は何を信じていいのだろう、という話でもあるのです。
ちなみに、このジョンズホプキンス大学の研究の数値に従うと、以下のようになります。
先ほど、タイソン博士は、「アメリカでは 48時間ごとに 500人が医療過誤で死亡している」としまして、そして、この数値に対して「そんなに多いわけがない」という反論をたくさん受けたのですけれど、上の報道にありますジョンズホプキンス大学の研究によるアメリカでの医療過誤での死者数の推計値の中の「最も少ない数」である 25万人だとすると、
250000 ÷ 365 = 684人
となり、「 1日平均で 684人の方が医療ミスで亡くなっている」ことになります。
ということは、48時間で 1368人となり、タイソン博士の数より、さらに大きなものとなりまして、
アメリカでは 48時間ごとに 1300人以上が医療過誤で死亡している
ということになってしまうのでした。
あるいは、ジョンズホプキンスの研究での最大値である「 44万人」ですと、
アメリカでは 48時間ごとに 2400人以上が医療過誤で死亡している
ということになります。
また、上の AFP の報道では、
> この人数には介護施設や通院患者は含まれておらず、これらを含めると医療ミスによる死亡はさらに多くなるという。
という下りがあることから、医療過誤による現実的な死亡数は、相当なものとなっている可能性があります。
特に、過剰投薬に関しては、結果として、かなり多くの人に害を与えていると思われます。
たとえば、頭痛や関節痛などの時に誰でも服用する「鎮痛剤」ですが、一般的に処方される消炎鎮痛剤のほぼすべてが「非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)」と呼ばれるもので、この薬の「致死率」もかなりのものです。
私も、十数年前に、整形外科で処方されたボルタレンという非ステロイド性抗炎症薬を服用している中で胃潰瘍を発症し、その後、深夜に大吐血をして救急病院に運ばれ手術をして入院するハメになったという思い出があります。
こういう薬の副作用などについては、一般的には医療過誤には入れられませんが、医療過誤に「薬の害」の事例を含めますと、相当な数になっていくと思われます。
なお、先ほどの鎮痛剤に関して、非ステロイド性抗炎症薬 - Wikipedia には、以下のような記載があります。
NSAIDsを処方された患者の10〜20%に消化器症状が現れ、アメリカでは年間に10万人以上が入院し、1万6500人が死亡している。また、薬剤が原因の救急患者の43%をNSAIDsが占めている。
日本人の場合は、アメリカ人より、ピロリ菌という胃に炎症を発生させやすい細菌を胃に持つ人が多いですので、アメリカでの事例以上に、鎮痛剤から胃潰瘍になる方は多いと思われます。
ちなみに、ピロリ菌に関しては、私の自身の経験(ピロリ菌の除菌)から、「ピロリ菌は、人間にとって悪さをする細菌ではない」と確信していますが、それについては以下の記事などをご参照下さればと思います。除菌したことは本当に誤った選択だったと思いますが、一度除菌されたピロリ菌が戻ることはありません。
そして、最近は、以下の記事でご紹介しましたけれど、なんということもない症状に使われる「ありふれた薬」が、認知症の発症リスクを増加させていることなどもわかってきています。
その認知症発症リスクの増加ぶりは、それほど軽視できるものではなく、こういうものは、医療過誤とは言われないものですけれど、「何とかしたほうがいいのではないか」とは思ったりすることもあります。
 
なお、アメリカ人の死因の上位は、以下のようになっています。


CDC

1位の心臓疾患で亡くなる方と、2位のガンで亡くなる方が、それぞれ年間 60万人くらいですが、医療過誤での死亡数に関しては、先ほどのジョンズホプキンス大学の研究の「 25万人から 44万人」という数字を照らし合わせれば、ガンの次の 3位ということになりそうです。

私個人としては、先ほど書きましたように、「薬による幅広い副作用の影響」を考慮すると、あるいは「死因の 1位なのかもしれない」と思うこともあります。
とはいっても、これは医療を非難しているわけではありません。西洋医学というものは、そもそもが「仕方のない犠牲」の上に進んできたものだということの前提上にあると私は理解しています。
副作用のない西洋薬というものが存在しないように、西洋医学そのものの中に「何かを犠牲にして何かを治す」という思想は常にありまして、その思想の流れの中では、医療過誤による死亡数が多いことは当然でもあるのかもしれません。
なお、医療過誤のような経験をしないための唯一の方法は、「医療にかからない」ということになるのでしょうけれど、現実の世の中は、それとかけ離れていることなどを含めまして、なかなか難しい時代です。


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