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ジョンス・ホプキンズ病院やメイヨー・クリニックなどアメリカの最高位クラスの医療施設で「レイキ」が正式な治療プログラムとして次々導入され続けていることを知る

投稿日: 2019年8月5日

2019年8月1日の米メディアの記事より


collective-evolution.com




西欧でレイキを採用している医療施設は800にのぼる

みなさまは「レイキ」という言葉をご存じでしょうか。
これは、手のひらからのエネルギーを治癒に用いるという民間療法で、実は、私も少し前までは知らなかったのですけれど、これは日本語で「霊気」と表記する、何となく怪しい感じのものでもあります。
このように、もともとが漢字で表記されているということで、つまり、これは日本発祥のものなのですけれど、日本の方はわりとご存じない方が多いと思われます。
というのも、じつは「レイキ」は、アメリカやヨーロッパのほうで、むしろ広く知られているものとなっていまして、たとえば現在のアメリカでは、冒頭にありますように、アメリカの最も最先端の医療を提供している、つまりアメリカを代表する病院の多くが、レイキを正式に採用しているのだそうです。
ジョンス・ホプキンズは、その医学大学はアメリカで最難関の超エリート校でもあり、ジョンス・ホプキンズ病院は、事実上アメリカのナンバー1病院だといえますし、そのような多くのアメリカの大病院がレイキを採用しているのです。
後でご紹介しますが、アメリカ最大の総合病院であるメイヨー・クリニックのウェプサイトによれば、今では、全世界で 800の病院と医療施設がレイキを正式に採用しているのだそうです。
レイキが日本で生まれた後に、むしろ西洋で広まった経緯は、Wikipedia から抜粋いたししますと、以下のようなものだったそうです。
レイキは民間療法であり、手当て療法・エネルギー療法の一種である。
明治から昭和初期にかけて海外から導入された思想・技術と日本の文化が融合して多種多様な民間療法が生まれたが、霊気はこの民間療法における霊術・民間精神療法の潮流のひとつである。
霊術の世界で「霊気」は、手のひらから発する癒しのエネルギーを指す言葉として一般的に使われていた。レイキは、臼井甕男が始めた臼井霊気療法に始まり、これが海外で独自に発展・簡略化したもの。
レイキは身体に備わっている自然治癒力への東洋の信仰に基づくともいわれ、西洋自然魔術の伝統に連なるとも考えられる。施術者は、患者の治癒反応を促進することを目的とし、患者に軽く手を当てる、もしくは患者の真上に手をかざして、手のひらから「レイキ」というエネルギーを流すと考えている。
ニューエイジの考え方の一つとして、西洋では広く人気となった。
こういうようなことで、発祥した日本より、西洋のほうが、大きく支持されているということのようです。アメリカやヨーロッパを中心に数百の病院で正式に採用されているのに比べますと、発祥地の日本ではどうなんですかね。
冒頭の記事の中から、アメリカでのレイキの採用についての部分をご紹介したいと思います。
ここからです。

Reiki Is Now Reaching The Top Hospitals In The US
Collective Evolution 2018/08/01

レイキは今、米国のトップクラスの医療施設で採用されるようになった

米国メリーランド州にあるジョンズ・ホプキンス統合医療・消化器センターでは、レイキを「深いリラクゼーションを生み出し、治癒を早め、痛みを軽減し、その他の症状を軽減するために」患者に積極的に提供している。
ジョンズ・ホプキンスでは、鍼治療、統合的心理療法、および治療的マッサージ等と共に、レイキを採用している。

2017 - 2018年度のアメリカ最高の病院を決定するベスト・ホスピタルズ・オーナー・ロール (Best Hospitals Honor Roll)で 1位となった米メイヨー・クリニックでは、治療に対しての最新の開発と技術が適用されており、たとえば、ガン治療中の患者たちの精神的および感情的なニーズが扱われる統合モデルを用いた治療をおこなっている。

メイヨー・クリニックの統合ヒーリング強化ボランティアプログラムとクリニックの補完統合医療プログラムでは、レイキが含まれている幅広い治癒と健康維持のための医療提供を行う。メイヨー・クリニックは、レイキとは何かについての簡単な説明も行っている。

コネチカット州で 2番目に良い病院と評価されているハートフォード病院は、6つの成人専門分野と 5つの手術分野で高い成績を上げている。ハートフォード病院の教育病院と、一般診療科および外科施設では、特別に訓練されたレイキのボランティア・スタッフが、治療科、ガンセンター、透析ユニット、および外来診療所等の多くの場所で無料のレイキセッションを行っている。

ハートフォード病院では、患者は、看護師または医師を通してレイキのセッションを依頼することができる。

ペンシルベニア大学は、大学内のすべてのガン関連活動に役立つガンセンターが 1973年に設立されたが、 ここでは、レイキセラピーを、輸液を受けている人、または放射線腫瘍科で治療を受けている人のいずれも利用できる。このレイキ治療法は、ペンシルベニア大学のペレルマン先端医療センターで利用できる。

他にも、アメリカでは多くの医療施設でレイキが採用されている。

 
ここまでです。
あと、上にも出てきましたアメリカのメイヨー・クリニックのウェブサイトには、以下のようなページがありましので、ご紹介しておたきいと思います。
 

9 Facts about Reiki
Mayo Clonic

レイキについての9つの事実

レイキと呼ばれる、このリラクゼーション方法が世界中で、どのように用いられているかについての 9つの事実を共有したいと思います。レイキとは、リラックスして体のシステムとバランスが調和される状態に向かわせることを可能にすることを手助けする穏やかな接触を使う代替療法です。

 
1. ハートフォード病院で行われたレイキの効果に関する調査研究で以下のことがわかった
・患者の 86%が睡眠改善を報告した
・78%の患者が痛みの軽減を報告した
・80%の患者が悪心の減少を報告した
・妊娠中の女性の 94%が妊娠中の不安の軽減を報告した
 
2. 現在、800以上の病院と医療施設がレイキを患者への医療提供として、組み入れている
 
3. メイヨー・クリニックのボランティアサービスは、入院患者と診療施設の患者の両方にレイキを提供している
レイキセッションを受ける前と受けた後に、患者の痛みが軽減したか、悪心や不安が軽減したかについて評価しています。
 
4. レイキはメイヨークリニック・ガンセンターで体験的な教育経験として提供されている
 
5. レイキは 1990年代半ばには早くも手術室で使用されていた
 
6. レイキは、包括的な看護の「実践の範囲と基準」に、認められたケアの形態として挙げられている
 
7. ニューヨークのコロンビア長老医療センターでは以下の発表があった
心術手術と心臓移植の間、手術室でレイキなどのエネルギー技術が使われた結果、レイキを受けた 11人の心臓病患者のうち、通常起きる術後のうつ症状を経験した人は一人もいなかった。

心臓バイパス患者たちは、術後の疼痛も下肢脱力もなかった。
心臓移植患者たちは、臓器拒絶反応を経験しなかった。

 
8. レイキは、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロの悲劇の後に続く医療努力の中で、被災地での消防士と最初の対応者を治療するために採用された
 
9. プロのスポーツチームは、選手が手術や怪我からより早く回復するのを手助けし、パフォーマンスを向上させるためにレイキの施術家を採用している

 
ここまでです。
・78%の患者が痛みの軽減を報告した
・80%の患者が悪心の減少を報告した
というのは、正確な数値であるならば、なかなかの効果だと思います。
また、医学的な証拠を調査する、信頼できる医療評価団体コクラン共同計画は、「疼痛(痛み)」に関して、レイキの研究の評価から「疼痛を緩和する可能性がある」としています(論文)。ただし、コクラン計画は、不安やうつ病に対しては、「レイキの有効性を示す充分な証拠はない」としています。
ちなみに、「手かざし」というようなニュアンスから、宗教的な意味合いを感じられる部分もありますが、レイキそのものは宗教とは関係ないです。
なお、このレイキの方法は、よく考えますと、私が好きな日本最初の整体師である野口晴哉さんがおこなっていた健康法の「愉気法 (ゆきほう)」と同じですかね。
野口整体では、愉気というのは、人間に備わっている本能的な癒しの力で、誰でも行うことができるとされる。しかし、現代人は長い間「手を当てる」ということの効用が忘れていると共に、その能力も錆びついてきているという。そこで、手に気を集めて、愉気のできる手を作るための方法を、野口整体では「合掌行気法」という。
体には、意識を集めると、感覚が高まるという性質があるとされ、手に「注意」を集めて、気の出入りを感じ取る訓練をすることで、気に対して敏感な手をつくることができるという。
 
だいたい、野口晴哉さんが、治療者の道に入った経緯は、以下のようなものですからね。
東京下谷に職人の子として生まれる。12歳のときに関東大震災に被災し、このとき本能的に手をかざして治療をしたことを契機に、治療家を目指したという。後に霊術家の松本道別に学ぶ。17歳で「自然健康保持会」を設立、入谷に道場を開き門人を育てた。
 
だいたいやねぇ(なんで竹村健一さん)、日本語の「手当て」という言葉もまた、「手を当てる」と書くわけで、この方面の歴史は、日本では長いものなのかもしれません。
関係ない話になるかもしれないですが、「こういうこと考える人の人生って、たいてい、ものすごい挫折をしていて、その様子が派手だったりするんだよなあ」と思いまして、レイキを生み出した方の人生を読んでみました。
これがまず何がすごいって、名前がすごい。名前が読めないのです。
レイキの創始者は、「臼井甕男」さんという方で、特に「臼井」の次の漢字が、どんな漢字なのか判別さえできないです。
拡大しますと、
となっておりまして、この漢字は「かめ」ですかね・・・と思っていましたら、このお名前は「うすい みかお」と読むのだそうです。
あの難しい感じは「みか」とも読むのですね。
漢字はともかく、レイキの創始者である臼井甕男さんの人生は以下のようなものでありました。

臼井甕男さん(1865 - 1926年)

職業は、公務員、会社員、実業家、新聞記者、政治家後藤新平の秘書などさまざまに経験する。
その体験から「人生の目的とは何か」という大命題の探求から、禅の道に入り、真の悟りともいえる安心立命の境地を目指し修行するも、どうしても悟りを得られず、悩みぬいた末に禅の師に相談したところ、
「それなら一度死んでごらん」
と答えられ、「自分の人生も、もはやこれまで」という覚悟を決め、1922年春に京都の鞍馬山にこもって断食を始める。修行のための断食と言うよりは、死を覚悟してのものだったらしい。

断食に入り3週間目の真夜中ごろ、脳の中心部あたりに落雷をうけたような激烈な衝撃を感じ、そのまま意識不明の状態に陥る。 数時間後、ふと気がつくと夜が明け始めた頃で、心身爽快な気分に満ちて目覚め、その衝撃のときに感じたエネルギーが心身を貫き、体内との共鳴、一体感を達成し、求めていた悟りの境地を完成したことを知る。

悟りが得られたことに喜び勇んで山を降りる途中、石につまづき足の指の爪がはがれ、思わず手を当てたところ痛みが去り、血が止まり即座に治癒してしまったという。
山のふもとまで降りてくると、小さな食堂があり、主人が止めるのも聞かず腹いっぱい食べた。主人の孫娘が顔が腫れるほどのひどい虫歯で、頬に手を当てるとたちどころに痛みが引いた。
さらに、家族にも試したところ即効的な効果があり、「広く世の中の人にこの力の恩恵を与えたい」との思いから、工夫研究の結果、この能力を他人に伝授し、心身改善に活用する方法を見出す。これが臼井霊気療法という手当て療法の始まりとされる。
1922年4月に指導法などを定めた上で臼井霊気療法学会を設立する。
ここまでです。
もう、いろいろとアレですが、
> 石につまづき足の指の爪がはがれ、
という、石につまづいただけで足の指の爪がはがれる、という派手なつまづき方をするあたりも大人物といえますし、臼井さんの禅の師も、気軽に、
「それなら一度死んでごらん」
と弟子に言うあたり、やはり大人物と言えます。というか、結果的に、この禅の師の言葉のお陰で、レイキが生まれたわけですしね。
大人物というのは、何だか、みんなヘンなオジサンたちです。
ところで、この臼井甕男さんの Wikipedia の項目は、「日本語版より英語版のほうがはるかに長い」のでした。
そして、英語版は、日本語版と内容そのものが違うのです。英語版 Wikipedia では、「レイキとイエス・キリストの関係」などにもふれられていて、興味深いです。
ちなみに、先ほど野口晴哉さんが、整体治療師となるキッカケについて、
> 12歳のときに関東大震災に被災し、このとき本能的に手をかざして治療をしたことを契機に
とありましたが、臼井甕男さんの英語版 Wikipedia によれば、その関東大震災の時には、臼井さんは被災地で、レイキにより多くの人々を救ったと書かれてありました。
まあ、いずれにしても、この臼井甕男さんという方もまた、とても興味深い方ではあります。
レイキの有効性については、完全な科学的研究の数が少ないのは事実ですが、アメリカのトップクラスの病院を含む世界 800の医療施設が代替医療として採用しているということについては、日本の医療界も多少は注目してもいいのではないかと。
特に、ガンをふくめて、現代社会は「疼痛を伴う病気」がとても多いです。
それに対して、多少なりとも効果があるのならば、消炎鎮痛剤で薬漬けになる生活を送るよりも「あくまで補完的なもの」として考慮することは無意味ではないと思われます。
私はレイキを特に支持するものではないですけれど、せっかく日本のおかしなオジサンが作りだした療法が、日本では医療現場で無視され続けているというのはやや寂しい気はします。
それにしても、日本の医療現場が、「代替医療」という言葉に、アメリカ以上に拒否反応を示す場合が多いのはどうしてなんでしょうかね。


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環太平洋火山帯での地震と火山の噴火が過激化している中で、北緯33度線を地震が駆け抜け、富士山麓河口湖の水は涸れて

投稿日: 2019年6月30日

2019年6月26-28日  パプアニューギニアで連続して2つの火山が大噴火


Jakarta Post




激化する環太平洋火山帯の活動

この数日、世界の火山の噴火がとても活発で、冒頭の報道はパプアニューギニアのマナム山という火山が噴煙 15キロメートルを上げる大噴火を起こしたことについての報道ですが、バブアニューギニアでは、その 2日前にも、ウラウン山という火山が、噴煙 19キロメートルにおよぶ噴煙を伴う巨大噴火を起こしたばかりでした。

それにしては、以下の記事で取りあげています。
冒頭のマナム山が噴火した同じ日には、メキシコのポポカテペトル山も大噴火を起こしています。
2019年6月28日 メキシコ・ポポカテペトル山


Webcams de Mexico

その数日前には、千島列島にあるライコーク火山という火山島で巨大噴火が発生しています。 国際宇宙ステーションから撮影されたその噴火の様子は壮絶なものでもありました。
このライコーク山の噴火も噴煙の高さが 15キロにおよぶ巨大なものです。
2019年6月22日 噴火した千島列島のライコーク火山


NASA

ライコーク山の噴火に関しては、以下のふたつの記事で取りあげています。

千島列島のライコーク火山が95年ぶりに大噴火。噴煙の高さは1万3000メートルに達する。そして、これは「まったく前兆のない」噴火だった
 地球の記録 2019年6月22日

千島列島ライコーク火山の噴火のすさまじい様相がNASAの人工衛星の撮影などで明らかに
 地球の記録 2019年6月26日

これらの火山すべては、環太平洋火山帯に位置しているもので、特にライコーク山は、日本から、なかなか近い場所にある火山島です。

巨大噴火を起こした千島列島のライコーク山の位置

Google Map

ライコーク山の北部のカムチャッカ半島では、わりと頻繁に火山が噴火することもあるのですが、それよりも日本に近い場所での噴火は、珍しいことなのではないでしょうか。
このように、環太平洋火山帯での地質活動が活溌化しているような感じの中で、数日前、「河口湖の水位が極端に低下し続けている」ということが報じられていました。
以下は、産経新聞からの抜粋です。

河口湖、島が地続きに ネットでは「富士山噴火と関係」の憶測も

産経新聞 2019/06/26
富士山の麓にある河口湖で、いつもは湖面に浮かんでいる島が、湖岸と地続きになっている。島には日蓮にちなむ史跡「六角堂」があり、観光客らは「海が割れるようだ」と歩いて渡っている。
近年、水位の低下で夏場に地続きになることがあり、ネット上では富士山の火山活動と関係しているのではという憶測もあるが、専門家は否定的だ。
県治水課によると、河口湖の6〜10月の水位の目安は基準水位のマイナス1・5メートルだが、昨年10月に台風24号が県内を通過した際にマイナス0・75メートルに上昇したため、水位の調整で湖水を放出した。
しかし、その後も水位は徐々に低下し続け、今年4月に島が地続きになった。現在の水位はマイナス2・9メートル前後になっている。
河口湖の研究を続けている県富士山科学研究所の内山高専門員は「水位の低下は雪や雨が少なかったことと、晴れの日が多く湖水が蒸発したため。富士山の火山活動が関係している可能性は低い」と説明する。
 
こういうことですが、河口湖のあたりの降水量が今年は平年を大きく下回っているということで、それが水位が低下した原因なのでしょうけれど、こう各地で巨大な噴火が続いてますと、火山の話題には何となく敏感になります。
実際には、富士山が噴火する時には、少なくとも前回の宝永噴火の時の記録を例にとれば、「突如」ということはあり得ないと思われます。
前回の富士山の噴火は、噴火までに以下のような経過を辿りました。

1707年11月23日の富士山の噴火(宝永大噴火)までの経緯

10月04日 富士山の噴火の始まる 49日前にマグニチュード 8.6 - 9クラスと推定される宝永地震(南海トラフ地震)が発生( 2万人が死亡)
10月05日 富士宮付近を震源とする強い地震が発生
11月10日 富士山の山麓で地響きが始まる 
11月22日 この日から M4- 5の強い地震が数十回発生
11月23日 噴火
このようになっていたようでして、富士山の噴火というのは、いつもそうではないのかもしれないですが、「事前の徴候が派手」なもののようです。
前回の噴火の際は、まず南海トラフ地震が発生して、その後も大きな地震が繰り返される中で、地響きが始まり、噴火に至ったようです。
仮に、この宝永噴火と同じような経緯を辿るとすれば、「もうこれは噴火するしかないだろうな」と、多くの人が感じている中で噴火することになりそうです。
なお、意外な感じもするかもしれないですが、この富士山の宝永噴火では、
「噴火による直接の死者はゼロ」
でした。
それでも、火山灰の被害は非常に大きく、また長く続いたようです。
Wikipedia には以下のような下りがあります。
噴火から20年以上を経ても復興できない地域が多くあり、小田原藩の米の収量が元に戻るまで90年程を要した。
 
酒匂川流域では流入した大量の火山灰によって河川の川床が上昇し、あちこちに一時的な天然ダムができ水害の起こりやすい状況になった。足柄平野での土砂氾濫は約100年繰り返された。
このように、地域によって、
> 農作状況が元通りになるのに 90年かかった
とか、
> 火山灰による河川の地形の変化による土砂災害が 100年も続いた
という、非常に長い影響を残したもののようです。
それにしても、先ほどの「富士山が噴火するまで」を見てみますと、この宝永噴火の頃の日本は本当に騒然としていた状況だったのかもしれません。
何しろ、南海トラフ大地震が起きて、その後も大地震が連続し、その中で富士山が噴火するという状況ですから、地域によっては混沌としていたと思われます。
なお、この宝永噴火の際の火山灰の影響を現代に当てはめますと、以下のようになるようです。
横浜や東京都の一部でも最大 1メートルなどの火山灰が降り積もる可能性があるようで、影響は大きそうです。


気象庁推計 富士山噴火で都心降灰10センチ

 
 

富士山の噴火と南海トラフ地震はマウンダー極小期に起きた

ところで、富士山の噴火に関しまして、前回の宝永噴火が、
「どんな時に起きたか」
ということについて、ある観点から注目しますと、今の時代とわりとリンクするのです。
下のグラフは、西暦 1600年代からの太陽活動の推移に、富士山噴火の年を示したものです。
富士山が噴火した時を太陽活動の推移から見てみると


springer.com

おわかりでしょうか。
前回の富士山の噴火は、「観測史上最も太陽活動が弱い時に起きた」のでした。
1645年から 1715年までは、太陽にほぼ黒点が出ない日が続いたマウンダー極小期と呼ばれる時期ですが、その渦中の 1707年に富士山が噴火しています。
同時に、その時に、南海トラフ地震も起きていたことになります。
先日、以下の記事で、NASA が「これからの太陽活動は、過去 200年間で最も弱いものとなる」ことを発表したことを取り上げました。
これからのその期間が、マウンダー極小期のように数十年続くといったような状態になるかどうかはともかくとして、太陽活動の強弱の問題だけでしたら、「マウンダー極小期と匹敵するような弱い太陽活動になっていく」可能性は高いです。
実際には、マウンダー極小期のような状態に至るのは、あと数年、十数年かかるのかもしれないですけれど、
「最近はいろいろなことの進行が早い」
ということを実感しますので、どうなりますかは、よくわかりません。
いずれにしましても、富士山の噴火とか南海トラフ地震などのような懸念されている自然の事象もまた、「太陽活動が著しく弱い時に発生しやすい」という部分がありそうです。
「宇宙線が噴火や地震のトリガーになる得る」という原理を考えますと、理解できますが、だからといって、それがいつ起きるのかがわかるというものでもありません。
 
ところで、タイトルに「北緯33度線を地震が駆け抜けている」というようなことを書きました。大したことではないのですが、個人的に気になったものですので、簡単にふれておきます。
以下は、今日 6月30日の午前の時点の「過去 24時間に発生したマグニチュード 3以上の地震」です。
2019年6月30日に発生したM3以上の地震


Earthquake report world-wide for Sunday, 30 Jun 2019

最近は、「ふだんはほとんど地震が起きないような場所で、地震が起きる」というようなことが増えていますが、この 6月30日の状況は、「環太平洋火山帯ではない場所で地震がたくさん発生している」というようなことになっています。
特に、中国、中東、ヨーロッパ、アメリカを結ぶ「北緯 33度線」に沿って地震が走っていく様相が印象に残ります。中国、中東、ヨーロッパなどのこれらの場所は、通常は地震がほぼない場所です。
そして、これらの位置が、まさに北緯 33度線なのですね。

33度線

だからどうしたということではないですが、活溌化する地質状況の中で、こういう様相も見られるのだなあと感銘を受けた次第です。
千島列島まで迫ってきた火山活動が、日本列島にまで波及するかどうかはわからないですが、最初のほうに取り上げました世界のここ数日の激しい火山活動を見ていますと、環太平洋火山帯の地質活動はさらに活溌化しているかもしれないとも思います。
そして、マウンダー極小期の再来が近づいているかもしれないといわれる中で、かつてと同じような自然災害が起きるのかどうか。


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アメリカでのトウモロコシと大豆の歴史的な収穫不足が決定的に。納豆、豆腐、油揚げ…日本の国民食の根幹の大豆はそのほとんどがアメリカからやってきていて…

投稿日: 2019年6月24日

アメリカ農業の危機を報じるブルームバーグの記事より


It’s Not Just Corn, U.S. Farmers May Forgo Near-Record Soy Acres

2017年の日本の大豆の国内生産と輸入状況


帝国書院




 

毎日、納豆を食べる私に迫る危機

今年は、春の早い段階から、主に気象の問題による「農業への影響」がかなり強く出ていることを、例えば以下のような記事を含めて、何度か取り上げさせていただいたことがあります。
その中でも、食糧品の超輸出大国のひとつであるアメリカは、特に中西部を中心に洪水によって農作地が壊滅的な影響を受けたことが伝えられました。
その後も、アメリカ中西部での大雨は断続的に続き、主力農産物のひとつであるトウモロコシなどが「植え付けできない」状態が拡大しています。
そして、最近、米ブルームバーグなどの調査で、この記録的ともいえる植え付け不能の状態が、「大豆」にも広がっていることがわかりました。
それらの記事を読んだ時、私は、「大豆はいかんよ、大豆は」と呟きました。
私個人の話ですけれど、昨年以来、「腸内環境の改善」というようなものに興味を持ち始めまして(そういうことに興味を持つほど、体調が良くなかったということです)、そこそこの月日が経過しようとしています。
私自身がどうだということは今回の記事とは関係のないことですので、長く書かないですけれど、「腸の状態」を最も客観的に、しかも的確に見分けることができるのは何かといいますと・・・まあ、尾籠な言葉となるのは恐縮ですが、いわゆるベンハーとかベン・ジョンソンとか英国ビッグベンとか、そういう言葉に含まれるものだと思います。
今は、それらの調子が、人生で経験したことのないほど良くてですね。
そういうような変化が・・・まあ、いろいろ試して数カ月から1年くらいかかっていますので、時間のかかるものではあるのかもしれないですが、専門用語で言いますと、「うんちくん絶好調!」ということになるでしょうか。
それに伴い、他のいろいろもおかげさまで快調な感じなんですけれど、どうして、今回の記事にこんなことを書いているかといいますと、
「腸の調子と体調が回復するにつれて食べ物の嗜好に極端な変化が出てきた」
のです。
簡単に書けば、動物性タンパク質への興味が消えたのです。
私はベジタリアンではないですし、出されたものや作ってもらったものは食べますけれど、朝と昼は基本的に自分で作りますが、まったく肉類、魚類を食べたいと思わなくなってしまったのでした。
食べておいしいと思わないので、必然的に買うこともなくなりました。
じゃ、今は何が好きかといますと、納豆や豆腐、海苔やワカメ、エノキやマイタケというものを、ご飯と食べるということが多いのですけれど、このような面子の中では、「納豆の栄養とカロリー」は重要な気がしますし、そもそも昔から「1日1回納豆食べないとどうにもならない」人でもありました。
東日本は、納豆をよく食べる生活習慣の家も多いかと思いますが、北海道の私の育ったあたりも過度に納豆を食べる場所で、朝食の食卓に納豆が置かれてないということはまずなかったです。
納豆そのものがおいしいかどうかはともかく、幼少時から十数年などの間、ずっとそういう食生活をしていると、「納豆は人生の必然」ということになってしまうのですね。
2011年の東日本大震災の直後も、私本人がとても困ったのが、「納豆が手に入らない」ということでした。これは結構長く続きました。
そしてですね。
その「大豆」の日本での生産状況はどのようになっているかといいますと、冒頭に示しました通りなのであります。
大豆の国内生産は 7.3%のみ。
そして、輸入大豆の大部分がアメリカ産。
「豆腐は日本の国民食」とか「納豆は東日本の心」とかいうようなことを、いくら言ってみたところで、すでに今の日本は「自力では、豆腐も納豆もほぼ作ることができない」という状況なのが現実です。
この状況はずっとそうですから、今後もそうなのだと思いますけれど、「大豆だけは何とかならんのか」と昔から思っています。
大豆を原料とした日本特有の食べ物がどれだけあることか。
輸入大豆の大部分がアメリカ産と、先ほど書きましたけれど、そのアメリカで、トウモロコシに続いて、大豆の植え付け状況も、「過去最悪級」となっていることが報じられています。
今回は、その状況について、ブルームバーグの記事やアメリカ農務省などの資料をまとめた、アメリカのブログ記事を翻訳したいと思います。
現段階では、日本に対して、どの程度の影響になるかはわかりません。
しかし、すでにアメリカの大豆の植え付け面積は平年より極めて低い上に、今後、仮に、夏の気候などに異常なことがあれば、さらに農作物の状況は壊滅的になる可能性もあります。
ここからです。

US farming crisis: It’s not only corn! American farmers now face the prospect of also failing to plant soybeans because of rampant rainfall
strangesounds.org 2019/06/21

アメリカの農業危機 : それはトウモロコシだけではない。アメリカの多くの農家が、雨のために大豆の植え付けに失敗するという見通しに直面している

今年のアメリカは、記録的な数のトウモロコシの植えつけができない農場の面積が記録されている。そして今、アメリカの多くの農家は、雨のために大豆の植え付けにも失敗する見通しに直面している。
トウモロコシ関連産業について
イリノイ州で 1957年からトウモロコシの栽培をおこなっているマッキューン氏は、「この時期にトウモロコシの高さがこの程度だとは考えもしなかった」と言い、手で腰のすぐ下あたりを示した。
イリノイ州は、アメリカで2番目にトウモロコシの生産量が多い土地だが、今年は、あまりにも条件が悪く、そのため、農家の人々の士気も著しく低い。この日、マッキューン氏を含む地元の 125人の農家の人々が、地元のレストランに集った。
農作物の生産者たちが直面している逆風の要因は複数ある。
記録的な大雨がアメリカ中西部を浸水させ、ミシシッピ川の交通を奪った。これらは、農家の人々が必要とする物資を引き入れるため、そして彼らが農作物を出荷するためのルートに極めて重要なのだ。
この春、トウモロコシの植え付けが失速したため、6月の報告書でアメリカ農務省は、今年のトウモロコシの収穫予測を引き下げることを余儀なくされた。
マッキューン氏と他の農家の人々は、今年のトウモロコシの収穫が、どれほど悪いものになるかについてのアメリカ農務省の報告書はまだ完全に把握はしていないと述べた。
マッキューン氏によれば、現在まで、彼の 2500ヘクタールの農場の面積のうち、まだ 380ヘクタールしか植え付けできていない。悪天候が原因だという。
同じイリノイ州で農家を営むスネッチャー氏は、トウモロコシの植え付けを行ったが、「それは戦いだった」と述べる。
「1週間かけて植え付けをした。そうしたら、その3日後に激しい雨に見舞われ、結局その1週間後には、はじめから植え付けをやり直すしかなかったんだ。今年は、大雨の泥に対処することにうんざりしているよ」
大雨以外にも、農家の人々で、ドナルド・トランプ大統領による中国との貿易戦争を非難している人も多い。しかし、マッキューン氏とスネッチャー氏は、トランプ大統領を支持しており、彼らはむしろ、アジア諸国による不公正な取引慣行が問題だと述べる。
イリノイ州タンピコで農家を営んでいるウェッツェル氏は、トウモロコシ生産地帯の影響は長く続くだろうと警告する。ウェッツェル氏は、およそ 400ヘクタールの畑のうちの 75%に植え付けすることができたが、しかし、彼は次のように言う。
「正常な状態に戻るには、2年から 3年の歳月が必要だろう」
1000ヘクタールの農場を営むクリステンセン氏は、今年はふだんの収穫量の 3分の1さえ植えることができなかったと述べる。
先祖がドイツからアメリカに移住して現在に至るコスター氏は、イリノイ州の一部の農家は、この深刻な状況を乗り切ることができなかったと語る。
「この小さな町では、農業の影響がすべてに波及するんだよ。肥料の事業、種子の事業、農作機械の事業、輸送、エレベーター関係、すべてが農業に依存している」
 
大豆関連産業について
深刻な農作状況に陥っているのは、トウモロコシだけではない。アメリカの農家は現在、あまりにも降雨量が多いために、大豆の植え付けにも失敗する見込みに直面している。
アナリストの平均推定によると、大豆の生産者たちは 89万ヘクタールという広大な面積で大豆の植え付けができなかったとして、保険会社に保険金の請求をおこなうと予測している。
トウモロコシについては、19人のアナリストの調査によると、大雨や洪水など自然の状況により植え付けができなかった農地面積は、総計 270万ヘクタールとなっていた。
これは、5月30日にブルームバーグがおこなった世論調査の平均値である 240万ヘクタールから増加している。
なお、アメリカの過去 1年間は、過去 125年の記録の中で最も雨が多かった。アメリカ農務省が、平年より早い時期に、トウモロコシの予想収穫量を引き下げたのは、ここに理由がある。
大豆についても、7月11日に発行されるアメリカ農務省の月例報告で、予想収穫量が引き下げられる可能性がある。
人工知能と機械学習を使用して農業を分析する企業 Gro インテリジェンス社の最高経営責任者(CEO)サラ・マンカー氏は次のように述べている。
「予測は現時点でも良くありません」
今年の雨の見通しは、農作物の損失や収穫時の価格の下落をカバーする保険契約の植え付け期限に間に合わなかった。
Gro インテリジェンス社の上級アナリストは次のように述べる。
「農家の方々は、トウモロコシを植えることができませんでした。そして今は大豆を植えることができていません。作物の植え付け面積の減少のリスクが最も大きい地域としては、イリノイ州、インディアナ州、アイオワ州、ミネソタ州、サウスダコタ州があります」
「長い大雨によって荒れた畑が乾燥するまでには、かなりの時間がかかります。乾燥するのを待つあいだに、植え付けできる期間が終わってしまうのです」

 
ここまでです。
なお、このアメリカ中西部の今後の中長期の気象予測は「 7月は冷夏」ということになっています。
そして、雨が多い状況はさらに続くと予測されています。
以下の図は、アメリカ海洋大気庁 (NOAA)による今年 7月のアメリカの降水量の予測です。「緑」は、平年より雨が多い予測であることを示します。
そして、この緑の地域こそ、今回ご紹介した記事に出てきた地域です。
NOAAによる2019年7月の米国の降水量予測


NOAA, Karen Braun

また、この地域は、気温もとても低くなる予測が出されていて、つまりは、

・寒い7月
・日照の少ない7月
・雨の多い7月

ということになっていまして、場合によっては、再度の洪水などもあり得ないわけではなさそうです。
 
日本の農作の状況も、地域によってはなかなか厳しくなっているようで、読売新聞の報道には、以下のような話も出ていました。
「田んぼを50年以上やっているが、6月半ばでまだ田植えができない年は初めて。収量はせいぜい平年の半分程度だろう」。12日、矢吹町のコメ農家高久正美さん(72)は、ようやく水が流れ込んできた水田を見つめ、無念そうに語った。
矢吹町やJA夢みなみによると、田植えが遅れているのは同町東部の沢尻地区など4地区の約3ヘクタール。まだ水を張れてもいない田もある。
というように、
> 50年で初めて
というような状況になっている場所もあるということで、日本も、地域によっては厳しい状況のところも出ているのかもしれません。
全世界的な農作の危機というものが拡大している気配がさらに強くなっています。
聖書のヨハネの黙示録には、以下のような下りが出てきます。
新約聖書「ヨハネの黙示録」 06章06節
すると、わたしは四つの生き物の間から出て来ると思われる声が、こう言うのを聞いた、「小麦一ますは一デナリ。大麦三ますも一デナリ。オリブ油とぶどう酒とを、そこなうな」。
「デナリ」は当時の通貨単位で、具体的にはどれほどなのかはわからないですけれど、小麦もオリーブオイルもワインも「価格というものによる統制が効かなくなる時代」ということなのかもしれません。
1デナリ・・・500円くらいですかね(安いなオイ)。
まあ、食糧が高くなるだけならともかく、入手もできないような世の中になるのは困りますね。


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「日本人は他と違いすぎる」 : 世界120カ国を訪れたアメリカ人が描く日本人の特異性から思いだす私自身の2011年3月11日以来の「日本への狂気の愛」

投稿日: 2019年6月12日

2019年6月12日のアメリカのブログ記事より


sovereignman.com




むしろ心の中で肥大していく「日本人はエイリアン」の感覚

In Deep メルマガでは、たまに「日本人」のことについて書かせていただくことがあります。
それは、よくあるような愛国的な視点とはまるで違う観点からのもので、現在の私自身が持つ「日本人と日本語への異常なほどの愛着」を語ることになることが多く、場合によっては狂気にも近い内容になることもあります。とらえられ方よっては、「この人は吉祥寺のガイなのではないか」と思われかねないですので、ブログのような公開された場では、最近はあまり日本のことについては書かないですが、その想いは、終末的な世界状況が進む中でむしろ募るばかりです。
ちょうど前回のメルマガが、「本来の日本人」というものについて書かせていただいたもので、タイトルも以下のようなちょっとアレな感じのものでした。
 
基本的に、私の持つ日本人という存在への観念は、
「日本人と日本語は、この地球の中であまりにも突出していて、あまりにも他とは違うために《基本的に、他の国との共存はできない》」
というものでして、いわゆる鎖国主義者といっていいかと思います。
鎖国で日本がどれだけ貧しい国になっても、その代わりに得られるものの価値は、壮絶に大きなものだと確信しています。
実現不能なそういう夢はともかく、私が、このような考えになったのはいつかというと、2011年3月11日からの数日でそうなったのです。大震災の時です。
被災地の方々の姿を見ている中で、たちどころに、宇宙、言葉、生命、日本語、食べるということなどについてが、怒濤のごとく頭のなかに噴出してきまして、震災後の約 2週間ほどのあいだ、私は取り憑かれたかのように、ブログで殴り書きを続けました。
「取り憑かれたかのように」と書きましたけれど、その時は実際に取り憑かれていたようで、つまり「頭で考える前に、指がキーボードで文字を打っている」という自動書記でした。
まあ、何に取り憑かれていたのかというと、それは明白で、「別の自分に取り憑かれていた」のだと思われます。
つまり、「深層心理の中にい続けた《自分が気づいていなかった自分》が、表層の自分を支配していた時」だったのだろうなと。火事場の馬鹿力という表現がありますが、それの心理版のようなものかと。
その時期に書いたものは、ほとんどの内容が、「記事を書いた後」まで、自分でも気づいていなかったことでした。
震災から6日後の以下の記事の後半では、私は、「人類と宇宙の歴史の関係」に気づいています。もちろん、記事を書いている中でさえ、私はこんなことを思ったことはなかったのにです。

アカシックレコードからの脱却と独立を果たした奇跡の生命
In Deep 2011年03月17日

この記事の後半で、人類は「宇宙の記憶」から独立して歩んでいる唯一の存在だということが書かれてありますが、今でも何が書かれているんだかよくわからないです。「火事場の馬鹿潜在意識」というような感じでしょうか。
いずれにしても、その後、私はこの「人類は」という表現を「日本人は」というように考えるようになっていきました。
まあ何であれ、2011年3月に、私は自分の中にある価値観のすべてが変わり、背も20センチも高くなり、ハンサムになって、女の子にモテるようになりました(ここで変なウソを書くのかよ)。
まあまあ、それはともかく、この時を境にして、私は「人間の存在」というよりは、「日本人の存在」というものを、それまでとは違うように考えるようになりました。
その要点は、さきほど書きましたように「日本人は何もかもまったく違う」ということです。
これは大事なことですので、書いておきますが、日本人が「他と比較してすぐれている」と言っているのでは決してありません。優劣の問題とはまったく関係しません。
比較ができないほどの唯一性だと理解していただくとよろしいかと思います。
そうしましたら、今日、アメリカのブログ記事で、「日本人のあまりの特異性」について書かれてあるものがありました。
それはあまり良い意味で書かれているものではないですけれど、それでも、十分におもしろいものであり、最初にご紹介したいと思います。
なお、記事の冒頭に出てくる列車のエピソードは、2017年に海外で一斉に報じられたものです。下は当時の英国 BBC の記事の冒頭です。

日本の鉄道会社、定刻より20秒早く出発し謝罪
BBC 2017/11/17

日本の鉄道会社が14日、定刻より20秒早く出発したことで、謝罪した。
東京・秋葉原と茨城県つくば市を結ぶ「つくばエクスプレス」を運営する首都圏新都市鉄道は発表文で、「お客様には大変ご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます」と述べた。同社によると、電車の出発予定は9時44分40秒だったが、9時44分20秒に出発したという。
同社の謝罪にソーシャルメディアでは、驚きの声が多数上がった。
では、ここから記事です。

Who would possibly do something so crazy? Pretty much everyone in Japan
sovereignman.com 2019/06/11

誰がそんなクレイジーなことを行う? …日本のほとんどの人たちは、それをするのだ

2017年11月14日のことだ。その日の午前 9時44分を正確に 20秒経過したとき、東京の郊外にある南流山駅から、つくばエクスプレス 5255号が出発した。
電車が駅を出るということについて、特別に注目に値するようなことは普通はほとんどないだろう。電車は世界中で毎日無数に出発している。
このつくばエクスプレス 5255号の出発予定時刻は、午前9時44分を「 40秒過ぎた時」に出発する予定だったので、列車は、予定より 20秒早く出発したということになる。
世界の他のほぼすべてのどんな国であっても、列車が 20秒早く出発することについて、それが問題になることなど想像もつかないし、そもそも、誰もそんなことに気づきはしないし、気にすることもない。
しかし、ここは日本なのだ。
20秒早く列車が出発したことが大問題になる。
特別に遅れたわけでもなく、この列車が 20秒早く出発したことは、すぐに大問題となり、運営する首都圏新都市鉄道は、「なぜこのような犯罪的な出来事が起きたのか」として大調査を行った。
その後、列車の運営会社の CEO は、正式に謝罪したのだ。
もう一度書くが、起きたことは、「列車が 20秒早く出発しただけ」だ。
20秒……。
日本という国は、明らかに世界で最も珍しい場所のひとつだ。
私はこれまで 120カ国以上を訪れたが、日本の他の国との異なりようは、あまりにも大きく違いすぎて、どの国とも比較しようがないものだ。
このようなことから、私は、日本を「プラネットジャパン(惑星日本)」と呼んでいる。
勘違いしないでほしいが、私はこのような日本を揶揄するつもりもないし、悪く言おうとしているわけでは決してない。プラネットジャパンは、本当に素晴らしい場所であり、モダンで、魅惑的で、そして非常に訪れる価値のある場所だ。
実際、私がこれまで最も数多く訪れている海外が、この日本なのだ。
しかし、この日本は、その素晴らしさと同時に、果てしなくパラドックスに満ちた場所であることは事実だ。
日本が、2011年3月にマグニチュード 9.0の巨大地震に見舞われ、東日本が壊滅的な惨状となったときのことをご記憶かと思われる。
あのときの光景を思い出してほしい。
地震と津波で何もかも壊滅した直後の日本の人々は、そんな状況の中でもパニックに陥ることもなく、略奪が起きることもなく、被災者たちは、破壊された家の外で静かに座り、近くの原子炉がメルトダウンを起こしたときでさえ、静かに当局による発表を辛抱強く待ち続けていた。
あのような壊滅的な災害の後に、このような静かで忍耐強い光景が出現する国は、日本以外にはあり得ない。
しかし、そんな勇気があり、忍耐強い人たちの住む日本では、電車の中で頻繁に、女性に触れる性犯罪が日常的で、また、多種多様な、私たちには想像もできない性ビジネスが横行している国でもある。
東京の通りはどこも清潔で美しい。東京の通りを歩けば、何キロもゴミひとつ見ることもなく歩いて行くことができる。
この公共を清潔に保つ習慣も彼らの文化だ。しかし、そんな尊い文化を持つ日本人は、世界で最もアニメやオタク文化に熱中する人々が多い。
パラドックスは、文化だけではなく、経済にも広がる。
日本は、歴史上、唯一、原子爆弾で攻撃された国だ。1945年、終戦で焼け野原となった日本は、その後、経済発展に身を投じた。そして、日本は、すぐに経済力において世界で最も繁栄した国となった。そうなるのに、時間はほとんどかかっていない。
今日の日本は、裕福で非常に発達している。
ところが、その日本の経済は、もう数十年も停滞したままだ。
日本の一次株価指数である日経平均株価は現在約 21,000円だ。この株価は、1987年 3月の株価水準を、近年で初めて上回った。言い換えれば、日本の株式市場が、投資家の利益がマイナスからゼロまで戻ってくるのに 30年かかったことになる。
日本は非常に革新的な国だ。ここでは、最も基本的で日常的なものが最先端の作りであることが多い。たとえば、トイレのようなものでさえ、ロボット化や機械化がなされている。
こんなに革新的な場所なのに、日本には起業家精神がほとんどない。そして、若年労働者たちの間には自殺の問題が横行しており、2018年には 30年ぶりの最悪の水準に達した。
日本政府の債務負担は世界一だ。その額は、おおよそ 1100兆円で、これは、約 10兆ドルに相当する途方もない額であり、日本の債務は日本の経済規模の全体の 2倍以上の大きさとなっている。
そして、日本の債務は悪化し続けているだけで、好転する気配はない。
日本には、年金や健康保険などの優れた社会保障制度がある。…ところが、それはすでに国庫の大きな負担となっている。日本では著しい高齢化が進行しており、65歳以上の人口の割合が世界で最も高い。平均寿命も非常に高い。
最近、日本の財務大臣が、90歳になる頃の人たちへの将来の年金受給について懸念を表した。その際、財務大臣は、このように述べた。
「皆さんは、何歳まで生きるおつもりだろうか」
2018年には、債務を返済する分と、社会保障制度を支払うために、日本政府は税収の 95%を要した。 何と 95%だ。
たった 5%だけが文字通り政府の他のすべてのために残された。
このような状況では、日本政府は借り続けなければならないのだ。
そして、中央銀行は、金利をマイナスの水準に引き下げることを義務付けている。日本の 10年国債の現在の利回りは、何とマイナス 0.12%だ。
その中で、人々は、この破産したような政府の債券を購入しなければならない。
クレイジーだとはお思いにならないだろうか。
普通に考えれば、誰がマイナス金利などというものに投資するという異常なことをするだろうか?
ところが、日本のほとんどすべての機関がそれを行っている。
大手企業、中央銀行、個人投資家、あるいは年金受給者でさえ、これらのマイナス利回り債券に自分の現金を投資している。
そしてもちろん、日本の商業銀行もこれらの国債を購入しているのだ。
つまり、プラネットジャパンのほぼ全員が、銀行にお金を持っていても、このゴミのようなものにさらされていることになる。
しかし、これについては、今後、日本だけの問題ではなくなるだろう。
中央銀行が永遠にお金を印刷することができ、そして、各国の政府が永遠にお金を借りることができ、すべての銀行や大企業が永遠に融資を続けることができるようになる。
この方法は「すべてが終わるまでは」問題がない。
北米とヨーロッパの多くは、金融に関しては、現在の日本と同じ船に乗っている。
日本人がそうであるように、他の国の多くの人々も、その国で永遠にすべてが大丈夫に続くだろうという高い賭けの渦中にいる。
しかし、経済が混乱するか自然災害によって打撃を受けるか、あるいは政治体制が混沌とするか、どのような理由からでも、将来的に、あなたのお金や資産は、いつでもすべて失われる可能性がある。

 
ここまでです。
最後のほうが少し論調が変化していますが、実はこれを書いた方は、アメリカの作家の方のようで、結果的には、ご自分の著作を紹介していまして、そのために、このような書き方となっています。
記事全般のことは周知のことですので、ともかくとして、記事に、2011年3月11日の東北の震災のことが書かれてあります。
当時、世界中で報道を見ていた外国人たちが、心底驚いたのが、東北の人たちの、その姿でした。
これに関しては、震災数日後のアメリカのモダン・サバイバル・ブログというプレッパー系ブログの記事を翻訳してご紹介したことがあります。
それを再掲させていただきます。
私自身、この東北の被災者の方々の姿を見て、宇宙と人間に関しての「価値観が何もかも変わった」のでした。
ここからです。

巨大な自然災害の中での日本人の礼儀正しさを前にして

日本の大震災の発生以来、メディアを通じて、私は日本の光景を見続けている。
恐ろしくて凄まじい災害の光景と共に、われわれが驚くのが日本人たちのふるまいだ。どの映像を見ても略奪も奪い合いもない。
人々は恐怖と疲労の頂点の中で冷静な判断で淡々と現状を見つめている。
私たちアメリカ人にこのようなふるまいができるだろうか? いや、できる、できないではなく、私たちはこれらの日本人の態度を学ばなければならない。

これは単なる同情や無意味な賛辞ではない。
災害や大きなアクシデントの際に生き残りたいのなら、もっとも重要なことは、冷静な判断だ。これはとても重要なことなのだ。

多分、そのことをアメリカ人は忘れている。ハリケーン・カトリーナの後にどんなひどい略奪や奪い合いが起きたかを思い出しても、今のアメリカ人に、この日本人たちのような態度を期待するのは難しい。
しかし、私たちは学ばなければならない。
いつかは、アメリカもほぼ必ず同様の困難に見舞われる。その際に、アメリカに「奇跡」が起きるとしたら、我々が今の日本人のように振る舞えることだけなのだ。
アメリカ人である私たち個人が今の日本人を救うことは難しい。
しかし、私たちはこの日本人の光景を見続ける必要がある。
そしてここから学ぶのだ。私たちアメリカ人には想像もできないこの日本人の思考を学ぶのだ。
ここまでです。
これは、2011年3月16日の「日本人という存在理由」という過去記事に掲載しています。
 
いずれにしましても、日本や日本人というのは、もういろいろと違いすぎるのです。
その中で、私が最も他のすべてと相容れないと思うのは、たくさんあるとはいえ、たとえば、

・言葉
・食べ物のこと
・聴覚

などは別次元のものだと思っています。
くどいようですが、これは優劣の比較ではありません。「優れている」のではなく、「異なる」のです。比較できないものです。
言葉については、以下の記事で「日本語の異様性」を書いたことがあります。
 
上に挙げましたうちの「食べ物」というのは、たとえば、今の私たち日本人の一般的な食生活の根幹は、実は、
「縄文時代とあまり変わらない」
のです。
作家の山本七平さんの『日本人とは何か』という著作の中に、古代文明などを研究する学者の人々と会合した時に、そこに並べられている食べ物が「縄文時代と変わらない」ことに気づいて、笑い合う光景が書かれています。

山本七平『日本人とは何か』より

面白いのは、日本料理の中には今も縄文時代の食物の名残が数多くあることである。ある料亭で数人の学者と会合していたが、その一人が縄文時代の食物残渣を発掘した話をした。すると別の一人が、「では、いまわれわれが食べているものとあまり変わりがないのですな」と言った。
そこでみなが改めて食卓を見ると、栗・ぎんなん・貝・川魚・沢ガニ・エビなどがあり、みな思わず笑い出した。料理の仕方は変わっても、この種の日本の天然物を料理することは昔も今も変わっていない。
前述の中国人が指摘したように、料理に関する限り、日本人は縄文的であって中国的ではないらしい。一体なぜこのような、中国とも韓国とも違う食文化が生じ、それが現代まで継続しているのであろうか。
ここまでです。
縄文時代は、1万6000年前頃から 2300年前頃まで続いたとされていますので、私たちは、1万年以上前と同じような食事をしている。
1万年前と現代とで、基本的に同じような食事をしているという民族は、ほとんどないかと思います。
特に家庭料理は、その感じが強いです。今でも日本の家庭料理の根幹は、煮たり焼いたり生で食べたりと料理法はいろいろでも、山や海の素材のままのものが多いです。
逆にいえば、1万年以上前に、日本人の食生活は、日本人のための食餌としては、すでに「完成していた」のかもしれません。
あと、項目にある「聴覚」というのは、よくおわかりにならないかもしれないですが、これは、昨年 11月のメルマガの中に書いているのですけれど、
「日本人以外には、虫の声が聞こえない」
のです。
聞こえないという表現は正しくないですが、「虫の声としての認識はできない」のです。ほぼすべての外国人にとって、虫の声は、「環境の中の雑音」としか響きません。
これは、東京医科歯科大学名誉教授の角田忠信さんの研究でわかったもので、1978年の著作『日本人の脳』に書かれてありますが、
「西洋人は虫の音を機械音や雑音と同様に音楽脳(右脳)で処理するのに対し、日本人は言語脳(左脳)で受けとめる」
ということが研究でわかったというものです。
西洋人は、虫の声も他の環境の音も、すべて右脳で処理するために「雑音と虫の声は同じ処理」をされ、つまり、虫の声も街中のすべての雑音と一緒になり、虫の声だけに価値が見出されることはないのです。
日本語をネイティブで話す日本人の脳は、「雑音と、虫の声が別の処理」となるために、環境音の中から「虫の声が浮かび上がる」わけです。
あるいは、他の生き物たちが作り出すさまざまな声や音に対してもそうなのかもしれません。
ここでも書かせていだきますが、これは、良いとか悪いとか「比較としての価値観」の話ではないです。日本人を他の民族と比較するというのが、どれだけ意味のない行為で、そして、「そのこと自体が、どれほど日本人的ではないこと」かを知っていただれれば幸いです。私たちは比較される民族ではありません。優劣の評価など要らないのです。
まあ、この「虫の声」については、「合理的」に考えれば、そんなものはどうでもいいことで、たとえば、ビジネスだけに明け暮れているならば、虫の声を楽しむ必要なんてないし、それを環境音から聞き分ける必要もない。それらは単に「無駄な時間」といえます。
そういう意味では、
「日本人の脳は本来、合理的ではない」
わけです。
物質文明的な世界で言われる「合理的」という観念とは相容れない。
しかし、日本人の脳は、誰よりも自然の存在を楽しめる脳となっている。
もっと言えば、味覚などを含めて、
「日本人は、この世界を五感すべてで体験している」
ということかもしれません。
なお、日本人は「色彩感覚も違う」のです。
これについてふれると長くなりますので、割愛しますが、日本での「色の分類」の度合いの壮絶さを思い出していただければと思います。
 
そして、本来は合理的に生きることが合わない日本人は、先ほどのアメリカ人のブログにありましたが、戦後、怒濤のごとく、世界のビジネスシーンに登場し、あっという間に頂上に登っていきました。
西洋文明&中国文明型の「物質文明社会」の頂点に走り向かった。
私たちは、そういうことも確かに成し得た。
 
しかしですね。
 
もういいんじゃないかと。
 
日本語、そして、日本人の脳は、合理的に生きるようにできていません
地球の自然を五感すべてで楽しみ、合理的ではない、水のように流れる感情表現と、そして自然な礼儀の中で生きています。
食べ物をあえて音を立てて食べ、そして、日本人以外の方々には雑音にしか聞こえないさまざまな自然の音を楽しむ。
海外の人から見れば、狂気の民族ですよ。
そして、これらは、海外の方々が、どれだけ文献から研究しても、根本のところはわかりようがないのです。
 
まあ、最終的には以下の記事のように、どうも日本人は「出自」そのものに謎がありまして、「地球に奇妙な登場の仕方をした」可能性も高そうなんです。
 
何だか内容が混沌としてきましたので、いったん切り上げさせていただきますね。
日本について書き出すと、メルマガでも混沌として、わけのわからないものとなることが多く、申し訳ないと思っています。
 
締めは、江戸末期の 1861年に、日本に来たマーガレット・バラというアメリカ人女性の手紙からの抜粋で締めさせていただきます。

マーガレット・バラ(1841-1909年)

Margaret Tate Kinnear Ballagh

マーガレット・バラさんは、宣教師の奥さんとして 20歳で来日し、日本が気に入り、そのまま一生を横浜で暮らした方です。彼女が、アメリカに送った手紙の一部です。
今の日本人には、あまりこういう部分が見えづらいですが、日本人には本来こういう特性があるはずなのです。
マーガレット・バラの書簡より
いつまでも悲しんでいられないのは日本人のきわだった特質のひとつです。生きていることを喜びあおうという風潮が強いせいでしょう。
誰かの言葉に「自然がいつも明るく美しいところでは、住民はその風景に心がなごみ、明るく楽しくなる」というのがありましたね。
この国の人たちがまさにそれで、日本人はいつのまにか、そういう自然に感化され、いつも陽気で、見た目のよいものを求めながら自分を深めてゆくのです。


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令和最初の1ヵ月。日本では、120年に1度しか咲かない竹の花がさらにますます咲き続け、そして世界の空はひたすら黙示録的な表情を示し続けて

投稿日: 2019年5月22日

2019年5月21日 アイルランド・トラリー市の空に出現した赤いレンズ雲


Lenticular clouds in Tralee, Ireland, 05.21.2019




新しい時代の示唆として

平成が終わる 4月の終わりに、その週の世界の激しい光景を以下の記事でご紹介させていただいたことがあります。
上の記事から大体1ヵ月ほどが経つのですけれど、ますます世界の空や自然の光景が激しくなり続けていまして、今回は「令和最初の光景」として、それらをご紹介させていただこうと思います。
それにしても、冒頭のアイルランドの赤い空はすごいですね。
夕焼け時ではあるのでしょうけれど、雲がここまで赤くなると、なかなか迫力があります。
しかも、この雲は何か穴みたいなのが、ちょうど「顔的」になっている。
上にリンクしました記事では、1980年代のアメリカ映画グレムリンを引き合いに出したりしていましたけれど、このアイルランドの赤い雲は、かつて日本のテレビで放映されていた5分間の子ども番組に「クレクレタコラ」というのがあったのですが、その主人公が「怒りながら狂気に陥った感じ」(どんな感じだよ)でしょうか。

クレクレタコラ(1973年)とアイルランドの雲

クレクレタコラ公式

クレクレタコラの放映年を見ますと、私が 10歳のころに放映していたようですが、この年に実家に初めてカラーテレビが導入されたこともあり、たまに見ていました。
子ども番組にもかかわらず、暴力、死刑、狂気、差別、奸計などが頻繁に描かれたスラップスティック・バイオレンス・コメディだったように記憶しています。実際、主人公のタコラも、頻繁に狂気に陥ったり「そのフリをする」というようなことをしていました。
まあしかし、むしろ、子どもはそういう「この世の現実の実態」を見ていたほうが、正しい考えに導かれるのかもしれないと思う部分もないではないです。
今は何でもかんでも建前論的にキレイ過ぎて、「是と非」が二極化され過ぎています。
間違いはひたすら糾弾され、「善との悪の間の協調点を見出す作業」が消えてしまった世の中になってしまいました。今の世の中の過剰な潔癖性は、最近ちょっと耐えられないレベルに肥大していっている感があります。
子どもの成長というのは、悪いことと悪くないことの違いを学習していくためのものである必要があるのですから、「悪くないこと」だけを学んでも仕方ないはずです。
だから、年々、本当の善悪の価値観の区別がつかない人たちが多くなっている。自分の価値観から外れた人たちを責め立てることが当然だと思う人だらけになっていて。
まあしかし、そのようなことはともかくとして、令和最初の1ヵ月ということで、ふとニュースを見ていて気づくことがありました。
今年の 4月に「日本の各地で竹の花が咲いている」ということについて、以下の記事を書かせていただきました。
竹の花というのは、120年に 1度しか咲かないもので、しかも、「咲くと、竹林全体が一斉に枯れてしまう」のです。
そのように大変に珍しいことでもあるのですけれど、今年は日本で続々とその現象が起きています。
上の記事の締めでは以下のように書かせていただいていました。
今後も竹の花の開花のニュースは続くかもしれないですが、それは次の時代に希望を持てる示唆となっていると考えるのがいいのではないかと思うのです。
としたのですが、この記事を書いた時には、また竹の花の開花があったとしても、数カ月後などに一例二例があるかもしれないな程度に思っていたのですけれど、これが予想以上に連続しているのです
ご紹介しておきたいと思います。日付けは報道のあった日です。

令和の時代になってからの竹の花の開花例

5月12日 福岡県 福岡市
[報道]“令和の珍事”120年に一度、竹の花 福岡市植物園で開く (西日本新聞 2019/05/12)

福岡市植物園でマダケの一種「キンメイチク」11本すべてが、1980年の同園開園以来初めて花を咲かせた。マダケの開花は120年に一度といわれ、非常に珍しいとされる。

5月16日 石川県 加賀市
[報道]竹の花 120年に一度 大聖寺の能宮さん方で開花 (中日新聞 2019/05/16)

加賀市大聖寺五軒町の能宮謙一さん方で、鉢植えの竹に花が咲き、家族を驚かせている。謙一さんによると、竹は二十数年前、自宅に坪庭を造った際、園芸業者から買った。高さ2メートルに成長し、青々とした葉を茂らせているが、数日前、開花に気付いた。

5月4日 兵庫県 姫路市
[報道]120年に1度!?竹の花咲く 姫路・好古園のキンメイチク (産経新聞 2019/05/04)

世界遺産・姫路城を借景にした日本庭園「好古園(こうこえん)」で、マダケの一種「キンメイチク」が初めて花を咲かせた。同園によると、キンメイチクの開花周期は120年に1度ともいわれ、開花は非常に珍しい。同園は「令和改元の吉兆で、たくさんの人に観賞してほしい」と呼びかけている。

5月2日 神奈川県 横須賀市
[報道]数十年に1度 竹の花、開花 地元で話題 (愛媛新聞 2019/05/02)

数十年に1度しか咲かないといわれる竹の花が愛媛県新居浜市の久保松一さん方の庭で咲いた。
このように、令和になって 2週間ほどの間に、少なくとも 4件の竹の開花が報告されているということになっています。日常的に観察されていない自然の中にある竹林では、もっと起きている可能性もあるかもしれないですね。
前回の記事でご紹介したのと合わせれば、2019年だけで 10件前後の開花の報告がなされているわけで、竹の開花は 120年に 1度の稀少な現象だと考えますと、この集中はなかなかのものだと思います。
なお、「竹の花はどうして、このような周期で咲くのか」というメカニズムについては、いまだにわかっていないのですけれど、ここまで集中しているということは、何か自然から影響を受けるメカニズムがあるのかもしれないですね。
宇宙線など宇宙からの影響などもあるのかもしません。
というのも、宇宙空間に持っていった植物に肯定的な変化が現れることは、たまに報じられるところでして、たとえば、「発芽しないはずの種が開花したり」とか、異常な速度で成長を始めるとか、そういうことがあるのです。
下はそのような報道のひとつです。2011年2月の読売新聞の記事です。

宇宙帰りのサクラ異変…なぜか発芽・急成長

読売新聞 2011年02月21日
国際宇宙ステーションで2008年11月から8か月半、保管した桜の種を、地上へ持ち帰って植えたところ、発芽しないはずの種が芽を出すなど、異変が相次いでいることがわかった。
原因は不明だが、無重力で放射線の強い宇宙環境で、遺伝子の突然変異や、細胞が活性化したなどの見方もある。
宇宙を旅した桜の種は、北海道から沖縄まで13地域の子供たちが集めた名木14種類。このうち岐阜市の中将姫誓願桜は、樹齢1200年と言われるヤマザクラの一種で、米粒ほどの小さな種は、地元の保存会などがまいても発芽せず、接ぎ木でしか増やせなかった。
保存会が種265粒を宇宙に送り、248粒をまいたところ、昨年春に2粒が発芽した。
岡山県では、通常は1年に50センチ程度しか伸びない真庭市の醍醐桜10本が、昨年春に発芽して、今は90センチ以上。うち1本は160センチを超えた。
このようなことは他にも報じられていて、あるいは、こちらの過去記事では、宇宙帰りのプラナリアが、地球上では不可能な「進化」をしていたことが判明したことにふれています。
これらが宇宙のどんなエネルギーやメカニズムによってなされているのかはわからないのですけれど、既知のエネルギーによるものなのか、あるいは「未知のエネルギー」的なものの影響なのか、どちらかはわからないですが、何らかの宇宙の力が生体に働くことは事実のようです。
そういう意味では、120年に 1度というような稀少な竹の開花の現象の背景に宇宙の力があっても不思議ではないのかもしれません。
 
そして、日本で竹の開花の連鎖が起きている中で、世界の空や自然の「表情」は、ますます激しく、あるいは興味深くなっています。
「表情」というように書きましたけれど、何だか本当に「人間的な意味での表情」が垣間見えるような感じのものも多くなっているような気もします。
たとえば、下の写真は、4月の終わりに米アイダホ州のボイジーという街で撮影されたもので、コブフェフェ大統領的な、いかつい男性の顔のようなシルエットが雲に示されていると話題になりました。オリジナルは動画です。
2019年4月 米アイダホ州ボイジーにて


David E. Taylor

 
こういうのが最近多いのです。
それでは、令和の最初の時期の空と自然の光景を少しご紹介させていただきます。
 

2019年5月の世界の空と自然の表情

2019年4月23日 カナダに出現した何という現象なのかわからない夕暮れの光学現象


Christine McNaughton

5月1日 ウクライナ・ドネツク市のピンク色の空に浮かぶ異様な雲


Nata V

5月13日 クロアチアのリエカに出現した恐ろしげな表情の雲


Casa San Vito

5月9日 ロシアのモスクワでの「何かが空から殴りつけてくる」ような巨大なアーチ雲


razielll

5月12日 アルゼンチンのフフイ上空に出現した光の現象


Todojujuy

5月2日 ニュージーランドのクック山上空を移動するUFO船団的レンズ雲


Adam Lantner

5月8日 やはりUFO船団的なスペイン・シエラネバダ山脈上空の雲


Rubenfelaphoto

5月4日 米テキサス州デンバーシティ 空からマザーシップが生み落とされるような光景


twitter

5月11日 イタリアのパドヴァに出現した顔的なスーパーセル


facebook

5月5日 米テキサス州での生物的なフォルムのスーパーセル


DanielShawAU

5月18日 インドネシアのアグン山が噴火した瞬間


kubuindaresort.com

5月21日 ブルガリア・シュメン市上空のいろいろな連想ができる様相の雲


facebook

5月18日 米オクラホマ州メドフォードに発生した巨大な津波のような雲


fobosplanet

5月5日 米テキサス州での嵐の中のモンスター的な雲


DanielShawAU

5月10日 米フロリダ州 黄色の空に「虹と落雷と反薄明光線」が同時に出現した瞬間


Matthew Foster

5月17日 米アリゾナ州 地獄の蓋が開いたかのような雲と落雷の光景


JSAB

 
このあたりまでとさせていただきます。
これから起きてくるかもしれない変化はどのようなものになりますかね。


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