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太陽に飛び込み「自決した」彗星 : 久しぶりのその光景を見る中で思い出す「宇宙の生命生産と拡散のメカニズムの原則」を悟った日のこと

投稿日: 2019年8月19日

2019年8月16日の米NBCニュースより


NBC News




彗星は太陽に突っ込んで自決する理由

アメリカの NBC ニュースで、冒頭の「太陽に飛び込んで自滅した彗星」が話題となっていました。
以下のように、太陽に彗星が飛び込んだという事象を紹介したものです。
2019年8月15日 太陽に飛び込んで消滅した彗星


NASA

このニュースの見出しには「初めての」というような言葉がつけられていますが、実際にはそういう現象ではなく、「とても珍しい」という程度のニュアンスでこの表現を使ったのかとも思います。
もうずいぶんと昔になりますが、東北の震災があった 2011年という年から 2013年ころの間には、この「太陽に飛び込んで自決する彗星」の事象が続発していました。
当時の私は、彗星のことなどをあまり知らない人でしたが、なぜか「自ら死んでいく彗星」の姿に精神的な共感をおぼえたことを思い出します。
以下は、当時、そのことについて記したすべての記事です。
2011年の太陽に飛び込んで彗星に関しての記事

エレニン彗星は 9月11日に太陽フレアの中でほぼ完全に消滅
 In Deep 2011年09月17日

突然出現して太陽に飛び込んでいった巨大な彗星。その名は「ラブ&ジョイ
 In Deep 2011年12月14日

 

史上最大の太陽接近型彗星「ラブジョイ」の太陽からのサバイバル
 In Deep 2011年12月16日

アイソン彗星は「太陽への自爆」で消滅。しかし、それにより改めて「彗星の意味」を気づかせてくれたこの偉大な彗星に感謝します
 In Deep 2013年11月29日

最近では、2016年の夏に起きた同じことを以下の記事で取りあげています。
 
このように、過去にもいろいろと「太陽に飛び込んでいく彗星」という事象があったのですけれど、まず、冒頭の NBC ニュースをご紹介しておきたいと思います。この記事のオリジナルは、宇宙関係メディアのスペース.comの記事ですので、そちらをご紹介いたします。
 

A Doomed Comet Just Fell Into the Sun. Here's the Video
space.com 2019/08/16

太陽に突っ込み消滅した悲劇の彗星

スペースウェザーの天文学者トニー・フィリップス (Tony Phillips)氏によると、8月15日、NASA の太陽観測衛星 SOHO のカメラが、「彗星が太陽に直接飛び込んだ光景」を捉えたという。
太陽観測衛星 SOHO の動画は、太陽の周囲を往来する多くの物体を観測することができる。以下の写真のように太陽そのものはブロックされている。これは、太陽も撮影すると、その光の反射で撮影できないためだ。
太陽の上の明るい光は金星だ。
以下の動画では、右下から彗星が出現し、太陽に向かっている光景がうつる。
 
彗星はこのコースを進んで、直接太陽に向かい、そして、太陽に飛び込み、最終的に破壊された。この彗星は、おそらくクロイツ群のサングレーザー(太陽に非常に接近する彗星)だと思われる。
もっとも、クロイツ群サングレーザー彗星とはどんなものかということについては、公式の定義は存在しない。しかし、非常に興味深い彗星のグループであり、何百年も前から観察されている。
最初は、1880年代から1890年代に、科学者ハインリッヒ・クロイツによって研究されたこれらの彗星は、今では、巨大な古代の彗星から派生した破片であると考えられている。

彗星の観測については、アマチュア天文学者たちが、この SOHO と、NASA の別の太陽観測衛星 STEREO のデータを利用し、サングレーザー・プロジェクト (Sungrazer Project)の名称でおこなっているが、この夏には、今回の彗星の他にも、6月20日にも彗星が特定された。

驚くべきことに、既知のすべての彗星の半分以上が、このサングレーザー・プロジェクトによって発見されている。
新しい彗星の発見は、科学者たちの彗星の研究に役立つものだ。そして、今回のようなサングレーザー彗星の発見は、太陽の科学的研究をも、さらにサポートするはずだ。

 
ここまでです。
2011年頃の私は、(理由が分からないままに)単に心情的に共感を感じていただけだったのですが、先ほどリンクいたしました記事にもあります2013年に、「アイソン彗星」という彗星が自決した時の様子を見ていて、
「ああ、なるほど、そういうことか」
と、彗星が太陽に飛び込む理由が翻然とわかったのでした。
それはどういうことか。
まず、「彗星とは何か」ということについての、私の持論……これは、フレッド・ホイル博士の持論でもあるのですけれど、
「彗星とは、宇宙で、生命を運搬しているもの」
です。
これは断言してもいいと思います。
今回の記事は、これについて語る場所ではないですので、以下の過去記事をリンクさせていただくにとどめたいと思います。

「生命発祥の要因は宇宙からの彗星によるもの」という学説が確定しつつある中でも「幻想の自由」の苦悩からは逃げられない
 In Deep 2013年09月18日

上の記事の中では、生前のフレッド・ホイル博士と共に、数多くの研究をおこなってきたチャンドラ・ウィクラマシンゲ博士の以下の言葉も掲載しています。
チャンドラ・ウィクラマシンゲ博士の言葉より
最近の驚くべき彗星の役割についての発見は、パンスペルミア説に対しての理論を補強している。
私たちは、次第に、宇宙から生命が地球にやってくることがどのようにして起きるのかというメカニズムも解明しつつある。土、有機分子、水、など生命に必要な要素がすべてそこにはある。
長い時間と、膨大な量の彗星たちは確実に地球の生命に関与している。
ちなみに、「地球の生命の最大の謎」に、
「地球の生物が、すべて左型のアミノ酸でできている」
ということがあります。
この地球上の生命の最大の謎に対して、日本の国立天文台は、2010年の観測結果と共に、「地杞の生命が宇宙からやってきたことで説明がつく」とした発表をおこなったこともありました。
以下は、2010年の読売新聞の記事です。

生命の起源、宇宙から飛来か…国立天文台など

読売新聞 2010.04.06
国立天文台などの国際研究チームは、地球上の生命の素材となるアミノ酸が宇宙から飛来したとする説を裏付ける有力な証拠を発見したと発表した。
アミノ酸には「右型」と「左型」があるが、人類を含む地球の生物は左型のアミノ酸でできている。しかし、通常の化学反応では左右ほぼ等量ずつできるため、なぜ地球の生物にアミノ酸の偏りがあるのかは大きな謎となっていた。
研究チームは、南アフリカにある近赤外線望遠鏡を使って、地球から1500光年離れたオリオン大星雲の中心部を観測。アミノ酸をどちらか一方に偏らせてしまう「円偏光(えんへんこう)」という特殊な光が、太陽系の400倍という広大な範囲を照らしていることを初めて突き止めた。
 
そして、結局、「宇宙から《生命の起源》が飛来する」というためには、彗星に登場してもらう他はないのです。
これについては、以下の記事をお読みいただけると幸いです。
 
まあ、このように、「彗星が、宇宙に生命の素材を運んでいる」という事実があるとしまして、そこで考えるのは、
「彗星がどういう場所で、どういう状態になったなら、生命の運搬に最も都合がいいのだろうか」
ということでした。
そして、そりゃもう、太陽の近くで爆発することなんですよ。
たとえば、太陽から磁気嵐というようなものが来ることを、たまに取り上げさせていただいていますが、それと共に地球にやってきているのは「粒子」であり、つまり、太陽は、物質を現実として周囲に移動させている
ということは、太陽風のある場所で、太陽に突入して物質が消滅してしまう前に「爆発してしまう」のが一番いいのだと。それで、彗星に存在する「生命の構成要素」の物質に、初めて「推進力」がもたらされる。彗星がなくとも、単体で移動できる。
幸い、宇宙空間というのは、極めて低い気温と、酸素がない状態の場所であるわけで、「物質の保存」という意味では、宇宙空間以上の場所はないのです。何万年そこを漂っていても、物質が消えることはないのです。
先ほどリンクしました記事には、欧州宇宙機関が探査したチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の表面から、以下のものが見つかったことが報告されています。
・グリシン (アミノ酸。生命のタンパク質の基礎を形成する)
・リン (DNA と細胞が使用する科学エネルギーを保存する分子の構成要素)
 
おそらく彗星の「内部」には、さらに多くの生命の構成要素が含まれているはずです。
 
また、この宇宙空間という場所には、生命を形作るための要素がすべて存在していることが、フランスの研究で突き止められたことを以下の記事で記しています。
しかし、彗星が宇宙空間を周回しているだけでは、宇宙に生命を運搬する上で、「惑星」に的確にさまざまな生命の構成要素を行き届かせることができない可能性がある。
それならば、太陽の「推進力」を借りるために、彗星は、
「あえて太陽に接近して爆発して、物質を拡散して死ぬ」
と。
彗星の内部は極端に冷却された環境ですから、爆発した瞬間に、超高速の太陽風で吹き飛ばされてしまえば、分子を含む微細な「物質」のいくつかは消滅せずに「宇宙空間に飛ばされる」はずです。それは、太陽の推進力と共に旅をして、たとえば、その中の一部は地球にもやってくる。
そこから先も、地球の大気圏に入ったりすることについて、いろいろと大変な状況がありながらも、「いつかは地球にそれらはやってくる」わけです。
新しい生命が宇宙から地球に入りこむ瞬間が、そこにあると。
 
これが、太陽に近づくサングレーザー彗星というものの意味について、私が、その 2013年のアイソン彗星の自決の時に瞬間的に思ったことでした。
 
歴代のサングレーザー彗星が、どれもこれも「同じような死に方」をしているところを見ても、そのすべてに、ここまで書きましたことと同じ目的があることは間違いないと考えます。
彗星は、宇宙全体に生命の構成要素を送り届けるために周回しているけれど、それと共に、定期的に「自爆して、太陽の力で確実に、惑星に生命の素を届ける」ものがいると。
どうして、そんな不思議な現象が存在しているのかということはわかりません。
そのあたりはもう考えてわかることではないと思います。
「コズミック・インテリジェンス」というような言葉もありますけれど、そのあたりも私にはよくわかりません。
 
結局、このあたりは、もう「原則の世界」だと私は考えています。そういうものなのだから、そうだとしか言いようがないと。
 
宇宙がある。
そこには生命の構成要素が飛び交っている。
それはさまざまな惑星に届く。
しかし、惑星の環境は、それぞれで違う。
その星々の中で、水や大気があるような生命の構成要素が「花咲くことができる星」には、いつかは生命が出現する。
そのような中には、たとえば、地球が含まれる。
その生命の開花の手助けを彗星と太陽がおこなっている。
 
というようなことですけれど、それがどうして起こり得るのかということについては、考えようがありません。
いずれにしても、そのおかけで、地球にはたくさんの生命がいて、そして、人間がいて、私自身がいて、多くの人がいて、アーノルド・シュワルツネッガーみたいな大きな人もいれば、玉川カルテットの二葉しげるさんみたいな小さな人もいる。
そして、そこから「♪ 金もいらなきゃ女もいらぬ、あたしゃも少し背が欲しい」というフレーズも生まれるという原則(何の原則だよ)。
まあ、とにかく、彗星のおかげで、こうやって生命や人間や文化が生まれて育ってきたということは素晴らしいことではないでしょうかと思うのです。
今回、太陽に飛び込んだ彗星を久しぶりに見まして、以前はよく考えていたけれど、最近はあまり思う時間がなかった、ここまで書かせていただきましたような、さまざまなことを思い出しました。
ありがとう、玉川カルテット(そっちに感謝するのかよ)。

終焉に近づくビッグバン理論 : 「145億年前の惑星の存在」と「2つ存在する宇宙の年齢」という矛盾を理論で打破できない科学界が再考するフレッド・ホイル博士の主張

投稿日: 2019年8月10日

天文学上の発表に関しての2019年8月4日の報道より


The Nation UAE




計算的な矛盾が増し続ける現代宇宙モデル

今日、ビッグバン理論についての英語の記事があり、それを見ていましたら、記事の中段に非常に大きくフレッド・ホイル博士の写真が掲載されていました。
最近のメディアで、こんなに大きくホイル博士の写真が掲載されているのは見たことがなかったです。
下の写真でした。
フレッド・ホイル卿(1915 - 2001年)


Aidan Sullivan

 
記事は、先月、アメリカのカリフォルニアで開かれた世界的な天文学の会議についてのもので、実は今、
「天文学界が大揺れ」
していることにふれたものでした。
現代の宇宙論の前には、ふたつの「根本的な大問題」があり、それがどうしても解決できないまま月日が過ぎていっていることについて書かれていました。
そのふたつとは、以下の大問題とは以下のものです。
138億年前とされているビッグバンより古い惑星(145億年前)が存在する理由が見出させないこと
計測によって「宇宙に 2つの年齢が観測される問題」が解決できないこと
どちらも、現代の宇宙論の根幹に関係する問題であり、そういう中で、最近、フレッド・ホイル博士のかつての主張が注目されていることを知りました。
フレッド・ホイル博士は、強硬な「アンチ・ビッグバン理論」の主要な人物であり、アインシュタインの一般相対性理論を観測に適用し、
「宇宙は無限であり、年齢はない(宇宙は生まれていない)」
とする科学的主張を亡くなる最後まで持っていました。
私が、このようなことを偶然とか夢のお告げなんかで知ったのは、11年くらい前でしたが、このフレッド・ホイル博士のさまざまな主張を知った時には、まさに、目からウナギが落ちるような感じで、明らかに私は目を覚まされました。
このことが In Deep というブログを書き始めた大きな原動力ともなっています。
ともあれ、冒頭の記事は、そのあたりがいろいろとわかりやすく書かれていますので、ご紹介したいと思います。
「正しい学問こそ生き残ってほしい」というのが、ブログを書き始めてからの私の願いでもありますが、ホイル博士の亡霊は、その目的のためにも、そう簡単に滅びはしないようです。
 

Have we been wrong about the age of our universe all along?
The Nation 2019/08/04

私たちは、宇宙の年齢について、ずっと間違った考えを持ち続けていたのだろうか

宇宙の年齢そのものよりも古い年齢を持つと考えられる惑星の存在について、天文学者たちは理解しようと努力し続けている。これは、現代の天文学の中での、宇宙についての深刻な問題でもある。なぜ、宇宙の年齢より古い星が宇宙に存在し得るのか。
このことは、宇宙の年齢を確立しようとしている天文学者たちが直面している難問であり、その解決の中で、科学的革命が引き起こされる可能性もある。
先月、米カリフォルニアで天文学に関する国際会議が開催された。そして、当初は、この会議において、この問題に対しての解決策が見つかるのではないかと期待されていた。
ところが、会議で発表された最新の調査結果は、宇宙がどのように機能するかについての現在の天文学の考え(現行の宇宙モデル)に根本的に間違った何かがあるという疑いを確認しただけのものとなってしまった。
現在の宇宙モデルの理論は、1世紀以上前にアインシュタインによって発表された一般相対性理論として知られる重力理論に基づいている。
この一般相対性理論は、おそらく最も成功した科学理論のひとつだろう。ブラックホールから、重力が時間に及ぼす影響まで、予測されたすべてが、その後の天文学による観測で正確に確認されている。
しかし、この一般相対性理論を宇宙全体に対して適用すると、しばしば驚くべき結果がもたらされる。
最初のものはアインシュタイン自身が発見したもので、彼の理論では、宇宙は膨張しているに違いないことを示していた。これは常識を無視したものだった。というのも、宇宙が始まりを持っているに違いないことを示唆していたものだったからだ。そのため、アインシュタインは、方程式を微調整し、現実と一致させるように導いた。
しかし、1920年代後半までに、天文学者たちは元の方程式が正しかったことを発見した。宇宙は膨張している。これにより、天文学者たちは、膨張が始まった時期を計算できはることになり、その試みを開始した。宇宙の年齢という概念が確立されようとしていた。
その計算の中で、次の衝撃が科学者たちの前に登場した。その際の計算では、宇宙がこの世に現れたのは、わずか 20億年前であると導き出されたのだ。ということは、宇宙の年齢は、46億年とされている地球の年齢の半分より短いということになってしまう。
このような逆説に天文学が直面する中、英ケンブリッジ大学の天体物理学者であるフレッド・ホイル教授は、無の空間から新しい宇宙が生まれるという自然の力に対して、新たな考えを持ち込んだ。
ホイル教授の考えは、アインシュタインの方程式と組み合わせると「宇宙の年齢は無限となる」という効果があった。
このホイル教授の考えにより宇宙の年齢の問題は解決されたが、しかし、ホイル教授のこの「宇宙に年齢はなく、無限」だという主張は、最初に提示された謎よりもさらに神秘的なものに響いた。
そのため、その後、新しい天体の観測により、宇宙の年齢が約 100億から 200億年であることが示されたとき、ほとんどの科学者たちは、ホイル教授の理論の支持をやめ、その後も、ビッグバン理論として確立された宇宙の年齢が、一般的なモデルとなった。
しかし、今になり、天文学者や理論物理学者たちの中は、その当時のフレッド・ホイル教授の提唱したような「クレイジーな考え」に立ち返ろうとしている人たちが出てきた。
宇宙の年齢の問題が、また持ち上がってきているためだ。
先月のカリフォルニアの会議では、天文学者たちのいくつかのチームは、宇宙が作られたビッグバンが起きた年代に関する最新の推定値を示した。
この会議で示されたような宇宙の年齢に関しての調査結果は、少し前なら、大騒動となっていたかもしれない。なぜなら、宇宙の年齢は、ビッグバンが残した熱の研究によって明らかにされたとという約 10年前の考えに依っているからだ。
その熱の宇宙全体への広がりを測定することにより、周回衛星は約 138億年前に、ビッグバンが起きたと示した。誤差はプラスあるいはマイナス数千万年だ。
この数値は、驚くほど正確であるだけでなく、この数値は、遠方の銀河にある星を使用した宇宙膨張を直接測定して見出された数値ともよく結びついている。
この計算では、宇宙で最も古いと知られている星よりも、宇宙そのもののほうが古かった。
ところが今、宇宙は天文学者に別の大きなクエスチョンを投げかけている。最新の研究では、宇宙には「 2つの異なる年齢がある」ことが示されているのだ。
比較的近くの銀河を使用して行われた測定では、宇宙は、ビッグバンから外に放射している熱によって示される年齢よりも数億年若いことが示されている。それらの数値の誤差は、まぐれとして却下するには大きすぎる。
さらに悪いことに、測定結果の一部は、この宇宙は、既知の最も古い星よりも若いことを示しているのだ。つまり、「宇宙の年齢より古い星がある」のである。
この惑星「 HD 140283」は、メトセラ星と名づけられている。この星は 1912年に最初にカタログ化されたもので、地球からわずか 190光年のところにある。
かなり目立たない惑星のように思えるかもしれないが、観測により、この星には、鉄がほとんど含まれていないことが今では知られている。つまり、この星は、鉄という元素が宇宙で一般的になる前に形成されたに違いないと考えられる。
そして、このことは、HD 140283 が宇宙自体の年齢とほぼ同じくらい古いに違いないことを意味しているのだ。
軌道を周回するハッブル宇宙望遠鏡を使用して観測した天文学者たちは、メトセラ星の年齢が、約 145億年であると 2013年に推定した。誤差は前後約 8億​​年だ。
つまり、このメトセラ星は、最も若い推定値で計算した場合で、今から 137億年前に生まれ、最も古い場合は、今から 153億年前に誕生している。
これは、宇宙が 138億年にビッグバンで生まれたこととの整合性がつかない。一体どういうことなのだろうか。
明白な説明の 1つは、現在の宇宙の年齢についての 138億年という推定値に何か問題があるということだ。
この宇宙の年齢は、ほとんどは宇宙の膨張率に基づいており、銀河が互いに遠ざかる速度とその距離の両方に対して正確な値が必要となる。
最も可能性の高いエラーの原因は後者だ。天文学者たちは、遠方の銀河までの距離を推定するために多くの「仮定」をしなければならず、この仮定が信頼できないことが過去に証明されている。
これを回避する 1つの方法は、宇宙膨張率を測定する独立した方法を使用することだ。最も有望なのは、重力波の分析だ。重力波とは、2つの巨大な星の合併などの非常に暴力的な事象によって形成される空間と時間の波紋だ。
先月のカリフォルニアの会議の数日前に、天文学専門誌「ネイチャー・アストロノミー (Nature Astronomy)」は、2017年にそのような事象から検出された重力波の分析に基づいて、宇宙膨張率の推定値を発表した。
しかし、残念ながら、メトセラ星の逆説や 2つ存在する宇宙の年齢の謎を解くには、まだあまりにも大ざっぱな段階としか言えない。
その間、多くの科学者たちが、この難しい問題を解決できるかもしれない新しい物理学を夢想し、考え続けている。
科学者たちの中には、後に英国でナイトの称号を与えられたフレッド・ホイル教授が考え続けた「どこからも強制できない力 (force-from-nowhere)」を、再び夢想する人たちがいる。
先月の会議では、現在の宇宙の年齢に対しての「行き詰まり」を、世界の一流の天文学者たちは、科学的危機と説明した。「歴史は繰り返す」という言葉があるが、かつてクレイジーな考えと一蹴されたホイル教授のような「あり得ない考え」によって、この宇宙的難問が解決できる時がくるかもしれない。
科学者たちは、今、宇宙からの最大の難問に対し、夢想し続けている。

 
ここまでです。
このメトセラという星については、ずいぶん以前に、以下のブログ記事でご紹介したことがあります。

145億年前の星が発見される : その星の由来の人物メトセラの死の直後に地球は創世記の大洪水に包まれた
 In Deep 2013/08/26

観測により145億年前のものと計算されたメトセラ星

A Fujii

 
その後、天文学の世界から、このことに対して特に発表らしきものがなかったのですけれど、今回の記事を読みまして、
「いよいよ、どうにもならなくなっている」
という部分もありそうなことを知ります。
 
私がフレッド・ホイル博士の理論を読んで、とても衝撃を受けましたのは、ホイル博士は、ビッグバン理論を全面的に否定するだけではなく、いわゆる化学的進化論も徹底的に否定していました。
ホイル博士により、理詰めの中で構築された理論がで、私が知り得たことは、
宇宙に起源はない
というものであり、そして、
生命は地球で生まれたものではない
ということでした。
以下の記事で取り上げさせていただいたことがありますが、最近では、ダーウィン進化論も、「 10万種の生物種の DNA と、500万の遺伝子断片の全検査」という徹底的な調査がおこなわれた結果、
「地球の生物は進化していない」
ということが導き出されたりもしています。
ホイル博士が生涯をかけて拒否し続けたビッグバン理論も、そして化学的進化も、それらの理論は、最新の科学の調査と観測の中で、少しずつこの世から消えようとしつつあります。
地球や宇宙というのがどんなもので、そして、人類を含めた「この世の生物」というものがどんなものなのか。
それについての「価値観の極めて大きな変転の時」が近づいているといえます。
このブログをはじめてから、たった 10年ほどですが、そのような短い間でさえ、驚くほどのスピードで理論は変化していっています。
「こうやって世界は変わっていくんだなあ」と思いながら、ホイル博士のことを知らしめてくれた「偶然」とか「夢の中のレクチャー」とかに感謝したり。

米NASAが次の太陽活動周期サイクル25は「過去200年間で最も弱くなる」という予測を公式に発表。2032年頃まで続くその環境の中の地球はどうなる?

投稿日:2019年6月23日 更新日: 2019年6月24日


NASA




 

NASAが発表した最新の太陽活動予測の予想以上の「弱さ」

太陽活動は、約 11年の周期で繰り返されていまして、現在は「サイクル24」という活動周期の最後の時期にあたります。
そして、2020年から新しい太陽活動周期であるサイクル25が始まります。
これについて、先日、アメリカの NASA はウェブサイトで、公式に、
「次の太陽活動は、過去 200年で最低のレベルとなる」
と発表しました。
そのページの内容自体は、太陽活動が極端に弱くなることに対して肯定的なものでして、つまり、太陽活動が弱いと強い太陽フレアなどがあまり起きないため、太陽から放出される放射線が現象することにより「有人宇宙飛行には最適な環境」だとしています。
まあ、それはそれとして、次の太陽活動が、NASA が発表したような「極端な弱さ」だとした場合、やはり気になるのは、地球への影響なんですね。
いちばん影響があるのは、気象と気温でしょうけれど、NASA の予測通りですと、次の約 11年間、私たちは、
「過去 200年間、誰も過ごしたことのないような弱い太陽活動の下で生きる」
ことになりそうなのです。
現在の太陽活動サイクル24も、とても弱い太陽活動だったことについては、数年前からたまに取り上げていまして、以下は 2016年の記事ですが、この頃には、サイクル24が、「過去数百年の中でも記録的に弱い太陽活動だった」ことが明確になってきていました。
しかし、次の太陽活動周期サイクル25は、「それより弱い」と予測されているのです。
いろいろと思うところはありますが、まずは、その NASA の公式ページの記事をご紹介いたします。

Solar Activity Forecast for Next Decade Favorable for Exploration
NASA 2019/06/12

次の10年間の太陽活動は、宇宙探査にとっては有利なものであると予測される

NASA のアポロ計画の最後の宇宙飛行士たちはラッキーだった。このように書いているのは、彼らが、この月に飛行するミッションに選ばれたというだけの理由ではない。
このアポロ最後の飛行では、その途中で発生した宇宙飛行にとっては非常に悪い宇宙天気の被害を免れたからだ。
1972年8月、アポロ16号とアポロ17号のミッションの途中、巨大な太陽嵐が発生した。それと共に、危険な放射線が爆発的に宇宙空間に放出されたのだ。
地球上にいる私たちは、磁場によって、この太陽の放射線から保護されているが、宇宙空間では、その保護が少ないために、宇宙飛行士たちにとっては危険な状態となる。
今後の NASA の有人宇宙ミッションを計画する中では、このような宇宙天気を的確に予想する能力が必要となる。たとえば、NASA が、2024年までに再び月面への有人着陸を目指すアルテミス計画においては、ますます重要だ。
アルテミス計画は、月面に初めて女性を送り、そして次に男性を送ることになっている。
現在進行中の NASA の太陽活動に関する研究は、太陽活動の予測に対して信頼できる新しい方法を見つけた可能性がある。
太陽活動は 11年周期で増減するが、NASA の研究所の科学者の最近の研究では、「次の太陽サイクルは、過去 200年間で最も弱くなる」と推測された。
太陽活動レベルは、黒点の数で測定されるが、次のサイクルの黒点数の最大値は、現在のサイクル 24より、さらに 30〜 50%低くなる可能性がある。
この次の太陽活動(サイクル25)は、2020年に始まり、2025年にその活動最大期に達することを示している。
太陽黒点は、地球の何千倍も強い磁場がある太陽表面の領域だ。太陽活動最大期においても、太陽活動が弱いことにより、その黒点の数が少ないということは、それだけ、太陽フレアなどの危険な放射線の爆発が少ないことを意味する。
この新しい研究は、カリフォルニア州シリコンバレーにある NASA エイムズ研究センター内の「ベイエリア環境リサーチ研究所」の科学者であるイリーナ・キチャシュビリ (Irina Kitiashvili)研究員によって主導された。
研究では、NASA の2つの太陽観測ミッションである太陽観測衛星 SOHO と太陽観測衛星ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリーのデータと、そして、アメリカ国立太陽観測所の 1976年からのデータをすべて照会した。
太陽の活動を予測するために研究をする科学者たちの前に立ちはだかる問題としては、私たちは、いまだに太陽の内部の働きを完全には理解していないということがある。さらには、太陽の奥深くに出現する現象のいくつかの要因は特定できない。
そのため、それらの現象は、太陽黒点のような太陽の表面上に出現する現象の測定から推定しなければならない。
今回のキチャシュビリ氏の研究方法は、これまでの太陽活動の予測の推定法とは異なるものだ。これまでは、太陽の磁場活動の強弱は、黒点の数からあらわされた。
しかし、新しいアプローチでは、太陽の表面に現れる磁場の「直接観測」のデータを使用した。これは、過去4回の太陽活動サイクルの間のデータだけが存在する。
この 3つの太陽の観測源からのデータを、その内部活動の推定値と数学的に組み合わせることで、黒点数か、磁場の観測かを、それぞれ単独で使用するよりも信頼性が高くなるように設計された予測が生成された。

研究者たちは、2008年にこの方法を用いて予測をおこなった。それ以降、 10年間にわたって現在の太陽サイクルが展開し、このサイクルが終わろうとしている今、この方法による予測を評価できる段階となった。そしてこの方法は、太陽の活動の最大値の予測と、その時期について、現実とよく合致していた。

太陽がどのように振る舞うかを知り予測することは、深宇宙に進出する私たちの次の宇宙探査のために、宇宙飛行士たちを保護するための重要な洞察を提供することができる。
NASA は現在、今後 5年間のあいだに、アメリカの宇宙飛行士たちを、月の南極に着陸させる準備を続けている。
そして、今後 10年間の太陽活動の予測は、宇宙天気は非常に静かになる見込みで、宇宙探査には絶好の機会だといえる。

 
ここまでです。
私は今は、宇宙探査というものへの興味をほぼ完全に失っていますので、「アルテミス計画」という、月に女性と男性を送る計画があることも知りませんでした。
それにしても、NASA の予測による太陽活動の弱さは、事前に予測していた以上のものでした。
文中に、次のサイクルの太陽活動は、今より「30〜 50%低くなる可能性がある」とありますが、今のサイクルの太陽活動もとても弱かったのです。
今回の NASA の研究者の方の方法は新たなものということで、精度も高いものとなっているようですが、冒頭に示しましたグラフを再度示しますと、過去 200年の太陽活動と比較して、次のサイクル25は「現在のサイクル24の半分くらい」の活動しかないことが予測されています。


NASA

これを最近の太陽活動のグラフで大きく示してみますと、以下のようになります。サイクル24が唐突な感じで弱い太陽活動となっているのですが、次のサイクル25は、「この半分くらいにまで下がる」というのです。


woodfortrees.org

以前にも、太陽活動が「今後弱くなる」という予測は、さまざまになされてきました。
その中で際立っていたのが、ロシア人科学者たちによる複数の研究でした。
それらは、2015年から2016年にかけて、以下のような記事でご紹介しています。

ミニ氷河期は「2015年にすでに始まって」おり、今後「200年から250年間続く」というロシア科学アカデミーの科学者たちの主張が公開された
 In Deep 2016年11月5日

精度97%の「2030年までのミニ氷河期突入」予測は、その発表の元となったロシア人女性物理学者の「太陽活動の解析予測の実績」から実現確実な状勢に
 In Deep 2015年07月22日

下の「精度97%の「2030年までのミニ氷河期突入」予測…」の記事の内容は、当時の日本のメディアでも取り上げられていました。
以下は、2015年7月の日経ビジネスの記事からの抜粋です。

地球は2030年からミニ氷河期に入るのか?

日経ビジネス 2015.07.22
2030年頃から地球はミニ氷河期に突入する――。
英ウェールズで開かれた王立天文学会で英国の研究者が驚くべき発表をした。今後15年ほどで太陽の活動が60%も減衰するというのだ。
研究発表をしたのは英ノーザンブリアン大学のヴァレンティナ・ジャルコヴァ教授。太陽の内部にある磁場の変化によってミニ氷河期が訪れる可能性を示唆した。
同教授によれば、太陽内に2つの異なる磁気波があることを発見。2波は周波数が異なるが、両波ともに11年周期で変化するという。ジャルコヴァ教授は両波を基に太陽活動の動きを探る新しいモデルを確立した。精度は97%だという。
また、この研究で、「太陽磁気活動の進化の独特な物理数学的モデルを開発した」ことにより、正確な太陽活動予測の計算に貢献したロシア・モスクワ国立大学の女性物理学者であるヘレン・ポポワ博士は以下のように述べています。
「私たちの時代の将来の最大の気温の低下は、次の 3つの太陽サイクル(サイクル25から27)に訪れることを示し、それはこれからの約 30年間となります」
つまり、ポポワ博士は、この 2020年から始まるサイクル25の時点から、地球の気温の低下が始まることを計算しています。
太陽活動について語るモスクワ国立大学のヘレン・ポポワ博士


RT

さらに、先ほどリンクさせていただきました上のほうの記事「ミニ氷河期は「2015年にすでに始まって」おり…」では、ロシア科学アカデミーの天体物理学者による『エビデンスに基づく気候科学』という著作を取り上げていた記事をご紹介しています。
この説によれば、次の大きな太陽活動の周期の転換点は、2015年であり、そこから、数十年におよぶ太陽活動の低下の時期が始まるとあり、具体的には、2050年から 2070年の頃が最も気温の低い、いわゆるミニ氷河期の頂点となると予測しています。
このロシア科学アカデミーの天体物理学者の方の主張を今、読み返してみますと、以下の部分が気になります。
メキシコ湾の海流の流れの段階的な弱体化は、西ヨーロッパにおいての領域において寒冷化が強くなり、それは米国とカナダの東部にもつながる。
この「ヨーロッパと北米の寒波」は、すでに進行しているものでして、それが太陽活動と関係しているかどうかの断言はできないですけれど、今回の NASA の発表や、これまでの数多くの太陽活動の低下についての研究や論文を合わせて考えてみますと、程度はどうであろうと、
「私たちは、すでにミニ氷河期的な時代のすぐ手前にいる」
ということになってきているようです。
しかし、極端に弱い太陽活動がもたらすものは、寒冷化などの気温の変化が中心ではなく、むしろ他の部分が大きくなると思われます。
まず、
「宇宙線の到達量が多くなるため、雲が増え、気候が荒れる」
という状況が強く出てくるはずです。
具体的には、雨が増えていく
というか、もうその状態は出ている感じです。
雷も宇宙線が関与しているという説が主流になりつつあり、現在の世界での落雷の増加はものすごいものですが、今後さらに落雷現象が増えると思われます。
このような、「雨が増える上に、気温が低下傾向を示す」という状態は、やはり農作状況への懸念と関係します
さらには、過去のデータを見る限り、農業だけではなく、「非農業部門」の生産性も著しく低下します。

1875年から1930年までの太陽黒点数とアメリカの非農業生産指数の推移

Solar and Economic Relationships

この「生産性の低下」もまた、工業やハイテクを含めて、世界中ですでに顕著になりつつあるのではないでしょうか。
あるいは、「予期せぬ市場の暴落」もこの時期に頻繁に起きます。

世界恐慌の始まった1929年の株価と太陽放射の推移

Solar and Economic Relationships

 
以前から書くことでもありますが、こういうことは、歴史の中で何度も何度も繰り返されていて、因果関係はわからなくとも、「偶然ではない」ということだけは確かです。
そして、その次の「非常に弱い太陽活動」であるサイクル25が始まるのは、来年 2020年となると予測されています。
その後、通常の状態ですと、2032年頃までサイクル25は続きます。
その 11年間がどのような環境になるのかは、過ぎてみて、初めてわかるものなのかもしれません。
何しろ、今の地球に生きているすべての人間にとっての初めての体験となるのですから。

[衝撃] 太陽は地球を含む太陽系の惑星に支配されていた : ドイツの科学機関が、《太陽活動が金星 - 地球 - 木星の惑星直列にコントロールされている》ことを科学的に裏付ける

投稿日: 2019年6月9日

太陽系ではすべての惑星と恒星が共生しているかもしれない

2019年6月4日の科学メディア「ニューサイエンティスト」より


The planets might control the sun's activity - and it's not astrology




 

太陽は太陽系のボスではなかった

今回ご紹介するのは、個人的にはかなり衝撃的な科学研究の発表なんですけれど、昨日、冒頭の科学メディア「ニューサイエンティスト」に、
「太陽活動は、惑星直列に支配されている」
というようなタイトルの記事があるのを見たのでした。
さすがに、「権威ある科学誌が何というオカルトを語っているのか」とも思ったのですが、気にもなって調べてみましたら、この研究発表は、ドイツを代表する科学研究組織であり公益法人である「ドイツ研究センターヘルムホルツ協会」下の組織によるものでした。
その内容は、
「金星 - 地球 - 木星の惑星直列と、太陽活動周期の一致が確認され、そのメカニズムも解明された」
というものなのです。
これによりますと、「地球は、太陽活動サイクルを支配している惑星のひとつ」だということです。
太陽は、ものすごく特別感のある存在であり、太陽系の中でも別格の存在というイメージが強く、「太陽が他の星を支配している」というのならともかく、今回の発表を読む限りは、「太陽のほうが、惑星に活動をコントロールされている」ことがわかるのです。
あるいは、支配とかコントロールという表現が良くなければ、
「太陽活動は、太陽系の惑星と太陽の共同の動きによって作られている」
ということのようなのです。
まずは、そのヘルムホルツ協会ドレスデン・ルッセンドルフ研究所のウェブサイトのニュースリリースを先にご紹介します。
あまりに難解な専門用語は一般的な表現に置き換えたりしていますので、太陽物理学などにお詳しい方は、直接ニュースリリースをご覧いただいたほうがいいかもしれません。
 


The Sun follows the rhythm of the planets
HZDR 2019/05/27

太陽は太陽系のそれぞれの惑星のリズムに従っている

 
新しい研究は太陽活動に対する惑星潮汐力の影響を裏付けた

太陽物理学における大きな疑問の 1つには、太陽活動が 11年という規則的なサイクルをたどるメカニズムをもつ理由がある。この太陽活動のサイクルが正しく発生する要因について、ドイツを代表する科学研究機関であるヘルムホルツ協会「ドレスデン・ルッセンドルフ研究所(以下、HZDR)」の研究者たちは、新しい発見を発表した。

それは、金星、地球、木星の潮力が太陽磁場に影響を及ぼし、太陽周期を支配していることを示したという内容のものだった。
太陽のような恒星の磁気活動が周期的なサイクルを持つこと自体は珍しいことではない。しかし、過去のモデルは、太陽が示し続ける非常に規則的な活動の時間的周期を適切に説明することができなかった。
そのような中で、 HZDR の研究チームは、太陽系の惑星潮汐力が、太陽に対して、外時計のように振舞っており、それが太陽活動周期の安定したリズムを支える決定的要因であることを実証することに成功した。
この結果を達成するために、科学者たちは、過去 1000年間の太陽活動の歴史的な観測と、惑星の配列を系統的に比較し、その結果、惑星の配列と太陽活動という2つの現象が関連していることを統計的に証明したのだ。
この研究の主執筆者であるフランク・ステファニ (Frank Stefani)博士は、非常に興奮した様子で以下のように述べる。
「惑星の直列と太陽活動のあいだに驚くほど高いレベルの一致が見出されたのです。私たちは、90サイクル(約 90回におよぶ太陽周期活動 → 約 1000年)にわたって続く、惑星配列と太陽活動の完全な平行性見出したのです」
月の重力による牽引が、地球に潮汐を引き起こすのと同様に、惑星は太陽の表面の熱いプラズマを移動させる力を持っているということになる。
研究では、太陽に対しての潮力が最も強くなる時は、「金星 - 地球 - 木星」の3つの惑星が太陽に対して整列する時だった。この整列は、11.07年ごとに起きる。

実際には、この金星 - 地球 - 木星の整列と、太陽活動周期の時間的サイクルが一致することは以前から知られていたが、しかし、巨大な太陽に対しての潮力の効果はあまりに弱く、それが太陽の内部の流れまでを乱すことはできないと考えられきたために、このふたつの「一致」は長く科学的に無視されてきていた。

しかし、HZDR の研究者たちは、潮力によって太陽磁場に影響を与える可能性のある潜在的な間接メカニズムの証拠を発見した。
それは、「レイリー・テイラー不安定性」と呼ばれる現象による震動であり、これは、ある電流から導電体の挙動を変えることができる物理的な効果で、液体またはプラズマに作用する。太陽でいえば、太陽表面のプラズマに作用することができる。
この概念に基づいて、科学者たちは 2016年に彼らの最初のモデルを開発した。彼らはそれ以来、より現実的なシナリオを提示するために、新しい研究においてこのモデルを進歩させてきた。
 
大きな影響を与える小さな引き金「潮汐」は不安定性によって作用する
太陽の熱いプラズマでは、テイラー不安定性が磁束と磁場を乱し、それ自体が小さな力に非常に敏感に反応する。
テイラー不安定性の作用は、わずかなエネルギーの推力でも、かく乱が右巻きと左巻きのヘリシティ(運動量の方向へのスピンの射影)の間で振動を発生させるのに十分なのだ。
これに必要な運動量は 11年ごとに金星 - 地球 - 木星の惑星直列の潮力によって引き起こされている可能性があると研究者たちは考えた。これは最終的には、磁場が太陽の極性を逆転させるリズムを設定するものだ。
ステファニ博士は以下のように述べる。
「太陽活動の原動力(太陽ダイナモ)を、地球や木星や金星等の惑星の直列と結びつける考え方には、当初、私は非常に懐疑的で、そのような関係性を信じませんでした」
「しかし、私たちがコンピューター・シミュレーションで、ヘリシティ振動を受けて駆動しているタイラー不安定性を発見したとき、私は自分自身に次のように尋ねたのです - 太陽表面のプラズマが、小さな潮のようなかく乱の影響を受けた場合はどうなるだろう? と」
「その結果は驚異的でした。この振動は本当に、外部からのかく乱のタイミングと同期するようになったのです」
 
活動を促される太陽ダイナモ
太陽活動の原動力の標準的なシナリオ(ダイナモ理論)では、太陽の回転と太陽プラズマの複雑な運動が周期的に変化する磁場を作り出す。そこでは 2つの効果が相互作用する。プラズマは極ではなく、太陽の赤道でより速く回転する。
これは、オメガ効果(太陽などの恒星が星の差動自転により磁場を生み出すメカニズム)につながる。
プラズマ内で凍結された磁力線は、太陽の周囲に広がり、その磁場を太陽の赤道とほぼ平行に整列した磁場に変換する。一方、アルファ効果というメカニズムもあり、それは磁力線をねじって磁場を南北方向に戻すメカニズムを表す。
しかし、太陽に磁場を作り出す、このアルファ効果を引き起こすメカニズムの正確なところはわかっておらず、議論が続いている。
ステファニ博士のモデルは、このアルファ効果は、部分的にタイラー不安定性が担っていることを示す。
そして、研究者たちは、最も可能性のあるシナリオは、太陽運動の原動力であるダイナモが、地球や金星、木星によって励起された変調と組み合わされたものであると考えた。
ステファニ博士は言う。
「そこから導き出されたのは、太陽は、その活動サイクルが他の惑星の潮力によって同期されている、まったく普通の星であるということです。太陽は、年齢が他の惑星より古いというだけです」
「この新しいモデルの素晴らしいところは、黒点数の観測だけでは説明することができなかった、太陽活動のさまざまな状態の説明ができるところです」
太陽系の惑星の潮汐力は、太陽活動の 11年周期に影響を与えることに加えて、太陽に他の影響を与えている可能性もある。
例えば、磁束がより容易に伝導されることができるように、それらが太陽の内部放射領域と外部対流領域との間の遷移領域において、プラズマの層別化を変えることも考えられる。このような条件下で、かつてマウンダー極小期と呼ばれる太陽活動期間が訪れたことがある。この期間は、長期間にわたり太陽活動が大きく低下した。
長期的には、太陽ダイナモのより正確なモデルは、宇宙天気のような気候関連のプロセスをより効果的に定量化することの手助けとなり、おそらく、いつか宇宙天気予報を改善することにもつながると思われる。
この新しいモデルはまた、潮汐力の他に、これまで無視されてきた太陽活動のメカニズムを、これまでの太陽ダイナモ理論に統合しなければならないことをも意味してもいる。
現在 HZDR は、研究者たちが実験室でもこの基本的な問題を調査することができるように、新しい液体金属実験を始めている。

 
ここまでです。
ものすごく大ざっぱに表現しますと、たとえば、「月は地球の海の潮位に影響を与えている」ということがありますけれど、その中の、月が「金星 - 地球 - 木星の整列」であり、地球の海が「太陽の表面」に該当するという理解でよろしいのかと思います。
しかし、「太陽」という巨大な存在に対しての影響が本当に可能なのかということを科学者たちは突き止めていったと。
地球と金星と木星の惑星直列のような、そんなに弱い潮汐力のようなものが太陽のような巨大な星に影響を与えられるわけがないというのが、これまでの考え方だったようですが、しかし、「太陽」というのは、地球などのような「固体の惑星」ではないわけです。全体として「流体」であるわけです。
そのようなことから、そこを、レイリー・テイラー不安定性という「流体の運動が不安定化する現象」の理論から検証すると、結果的に、
「太陽表面に与えられる、わずかなかく乱でも、太陽の磁場生成を支配する」
ことがわかったと。
それは特に、金星 - 地球 - 木星が直列する時に、最大の効果となり、その直列がするのが、
「 11.07年のサイクル」
であり、まさに太陽活動サイクルと同じなのです。
これまで、「惑星直列」なんていう概念は、どちらかというと、オカルトの世界であり、それによって他の惑星に何らかの影響を与えるなどということは、科学的には認められていなかったことでした。
しかし、太陽のような流体のエネルギーで構成されている存在に対してなら、テイラー不安定性という理論から、「どんな小さな外部からの刺激であっても、影響する」ということがわかったのです。
このニュースリリースの中で興味深かったのは、以下の部分です。
> 太陽系の惑星の潮汐力は、太陽活動の 11年周期に影響を与えることに加えて、太陽に他の影響を与えている可能性もある。
 
そして、この後に、「マウンダー極小期」についての記述があるのですが、つまり、この「金星 - 地球 - 木星」の整列は、太陽の 11年周期の時間的サイクルだけではなく、
「太陽活動の増加や低下の程度にまで干渉している可能性がある」
ということのようなのです。
 
それにしても・・・・・。
 
これまで、ずいぶんと太陽活動については記事にしてきました。
そして「太陽が地球の環境と人間に与える影響」についても、ずいぶんと書かせていただいた気がします。
それらの影響の多くが太陽活動そのものと関係しているものであり、磁場や気象や社会の状況など、多くの影響があることがわかっています。
しかし今、
「その太陽活動をコントロールしていたのは地球自身でもあった」
という、わりとショッキングな発見が見出されているわけで、太陽と地球と人間の関係性への理解も、なかなか混沌としてきた感があります。
 
そういえば、最近、「太陽活動と、地球での降雨量」が完全なリンクを示していることが見出された科学発表がありました。
これはまた別の記事として、ご紹介したいとも思っていますが、やはりドイツの科学者により見出された「 黒点数とヨーロッパの降水量の関係」を示したのが下のグラフです。
西暦1900年(サイクル14)からの降水量と太陽黒点数の推移


notrickszone.com

かなり完ぺきなリンクを示していますが、「どうしてこのようなことになるのか、そのメカニズムは不明」と記事には書かれてあります。
いずれにしましても、気象、人間社会、人間の健康などさまざまな分野に太陽活動の影響は及びますけれど、その太陽活動を作りだしてるのが、地球を含めた「太陽系の惑星たちだった」というこの科学的発見は、今後、太陽活動の考え方をどのように変えていきますかね。
なお、以前、以下のようなタイトルの記事を書いたことがあります。
これは、「人間の自律神経のリズムが地球の地磁気活動とシンクロしている」というようなことが述べられている記事をご紹介したものですけれど、このこと自体はともかくとしても、太陽と地球と人間の関係の理解というのも、新たな段階に入ってきたのかもしれません。そして、太陽と地球と他の惑星と人間と他の生命は「すべてがお互いに共鳴、共生していて、全体がつながっている」ということがさらに実感されてきます。
今回の件から、ルドルフ・シュタイナーの太陽に対しての考え方(太陽は宇宙の光と力を地球に反射している)を思い出しますと、それなりに感慨深いものがありますが、ここでそれらを取り上げますと、話が混乱しますので、今回は科学的な主張についてだけをご紹介させていただきました。


発生要因不明の「惑星間空間衝撃波」が地球を直撃していた。そして、この現象が「宇宙線を生成していた」ことが独自調査により判明。同じ日に起きたペルーの大地震との関係は?

投稿日: 2019年5月29日

2019年5月27日 惑星間空間衝撃波が発生した時のデータ


NASA




 

惑星間空間衝撃波とは何か

5月27日に、
「地球が《惑星間空間衝撃波》の直撃を受けていた」
ことが、NASAなどのデータにより明らかになったことが、スペースウェザーで報じられていました。
以下のような短い記事です。

INTERPLANETARY SHOCK WAVE HITS EARTH
Spaceweather 2019/05/28

惑星間衝撃波が地球を直撃

弱い惑星間衝撃波が 5月26日 22:00(世界時)に地球を直撃した。
この、まるでコロナ質量放出( CME )のような現象による磁場による攪乱は、事前に予測されていないものだった。
この惑星間衝撃波は、地球の周囲の太陽風の密度を突如として4倍にし、惑星間の磁場の強度は2倍となった。 地球の磁気圏はその衝撃によって乱れたが、地磁気嵐は引き起こされなかった。
この「惑星間衝撃波」という物々しい単語は、In Deep の過去記事のタイトルにも1度出てきたことがあります。以下の記事です。
 
ところが・・・この惑星間衝撃波なのですけれど、この定義がどうもわからない。
上の過去記事の際にも、どれだけ調べても、これが「どういう場合に使われる言葉なのか」がわからないままだったのです。
というより、「惑星間衝撃波 (Interplanetary Shock Wave)」という科学用語は正式には存在しないようなのです。
そのような状態を表している単語ではあっても、何らかの科学的定義を持っている用語ではないようなのですね。
報道にもほとんど出てこないのですけれど、この言葉が出てくる報道としては、たとえば、今から 19年前の 2000年6月の国立天文台ニュースの、

巨大な惑星間空間衝撃波が地球を直撃
 astroarts.co.jp 2000/06/09

にまで遡らなければならないのですが、その出だしは次のようなものです。
2000年6月6日19時42分(世界時)、NASAの太陽観測宇宙天文台 SOHO は、太陽を包み込むコロナを全て吹き飛ばした巨大なコロナ質量放出(CME)である「フルハロー CME 」を観測しました。
このようにありまして、つまり、この場合は、太陽から噴出した巨大なコロナ質量放出により惑星間衝撃波が生まれたという解釈でいいようなのです。
 
では、今回の 5月27日の惑星間衝撃波はどうだったか。
 
太陽では何にも起きていないのです。
 
太陽フレアもなし。
もちろん、コロナ質量放出もなし。
太陽では何にも起きていないのです。
 
しかし、太陽活動的なものがない状態の中で惑星間衝撃波は確かに発生したわけです。
もう少し手かがりはないものかと調べていましたら、東京大学の地球惑星物理科のウェブサイトに以下のような記述がありました。
そのまま抜粋しましても難解すぎるものですので、示させていただきたい部分だけを抜粋しています。

東京大学地球惑星物理科「宇宙空間衝撃波・宇宙線物理」より

惑星磁気圏の周りには太陽風が超音速で流れているため、高速プラズマ流が磁気圏を障害物となって急激に減速され、風上には衝撃波が作られます。(略)
非常に興味深い点は相対論的速度をもつ高エネルギー粒子も同時に形成されることです。
(略)
どのようにしてそのような相対論的エネルギーを持つ粒子を作るかは未だ謎に包まれています。
このようにありまして、要するに、この、
> どのようにしてそのような相対論的エネルギーを持つ粒子を作るかは未だ謎に包まれて
という部分で何となく納得しました。
つまり、今回の 5月27日に発生したような、太陽フレアやコロナ質量放出のような太陽活動を「伴わない」惑星間衝撃波は、
「それがなぜ発生するのかは基本的にまだわかっていない」
もののようなのです。
ですので、いくら「惑星間衝撃波」という言葉で検索しましても、それは報道としても科学用語としても出てこないのだと思われます。
地球を地磁気嵐を発生させる直前の状態にさせた大きな宇宙空間での現象であるにも関わらず、スペースウェザーの記事が極めて短かったのも、そのためなのかもしれません。
つまり、「科学的に説明することができない現象」ですので、長い記事にはしにくいものなのかもしれません。
 
なお、先ほどの東京大学のページには以下のような記述もありました。
宇宙からは宇宙線と呼ばれる高エネルギー粒子やX線やガンマ線で観測される高エネルギー光子などは、多かれ少なかれ宇宙での衝撃波加速によるものであると考えられています。
これによりますと、「宇宙線とは、宇宙での衝撃波によって作られ、加速して宇宙を進んでいる」ということが、現在の天文学での推測となっているということですが、仮にこの推測が正しいのであれば、私は結構大変なことを思ってしまったのですね。
それは、以下のようなことです。
「 5月27日のような発生要因不明の惑星間衝撃波もまた《宇宙線を作っていた》かもしれない」
という考えで、これつまり、惑星間衝撃波による磁場の直撃を受けていたこの 5月27日の地球は、
「同時に強い大量の宇宙線の直撃も受けていたかもしれない」
と思ったのです。
もちろん、これは推測というか、妄想に近いものですけれど・・・と思いながら、「そういえば、宇宙線観測モニターがあるやん」と思い出し、フィンランドのオウル大学にある宇宙線観測モニターのリアルタイムデータを見てみましたら、
この 5月27日は、地球で観測された宇宙線量が今年最大となっていた
のでした。
下のグラフのマルで囲んだところが 5月27日の宇宙線量の観測数値ですが、「ほぼ直線に瞬間的に上昇している」ことがおわかりでしょうか。


オウル大学

そして、グラフを見る限りでは、この 5月27日の地球での宇宙線観測値は、「今年最大の数値」だと考えられます。
グラフの他の部分を見てみましても、この日のように「グラフが垂直に上がる」というような変化は、他では見られないもののように見えますので、おそらくは、この急激な上昇は、惑星間衝撃波の発生によるもの、あるいは、それと関係があるものだと考えられます。
太陽では、太陽フレアなどの活動は起きていませんので、このように唐突に宇宙線量が急上昇する要因は他には考えにくいです。
「なるほど、惑星間衝撃波という現象は宇宙線を作るのか」
と、妙に感心していましたが、その後、ふと、
「だとすると、この現象は、地球の気候だとか、あるいは地質活動にも介入した可能性も?」
というように思いに至りました。
宇宙線が地球に対して、どのような影響を与えるのかは、正確にはほとんどわかっていませんが、わかってきている部分としては、以下のようなことがあります。

宇宙線が地球に与えていると考えられる影響

雲の量と雨量 (宇宙線が増加すると増える)
雷の発生 (宇宙線が増加すると増える)
ヒトの心臓疾患の増減 (宇宙線が増加すると増える)
火山の噴火の増減 (宇宙線が増加すると増える)
地震の増減 (宇宙線が増加すると増える)
これらに関しては、以下の記事に比較的詳しく書かせていただいていますので、ご参照いただければ幸いです。
この記事の中に、東京工業大学地球生命研究所の特命教授である丸山茂徳氏が 2008年にテレビ番組で述べていたことを記しています。
2008年に丸山茂徳教授が述べていた理論
・火山の噴火は、宇宙線が主要なトリガーとなっている。
・地震を起こす主要なトリガーも宇宙線。地震の起きるシステムは今まで語られていた力学的なものではなく、化学的(ケミカル)な反応現象。
・宇宙線は地球内部まで到達できる物質である上に、極めて高いエネルギーを持つ物質であり、このようなものは宇宙線しか存在しない。
私も、世では「杉並の宇宙線小僧」と呼ばれた人物でもあり(どんな人物だよ)、宇宙線の果てしない影響を想うひとりですが、しかし、「発生」については、あまり考えたことはありませんでした。
そして今回の出来事は、
「地球から比較的近い場所でも、宇宙線が発生している可能性がある」
ことを知った気がします。
そして、この 5月27日には何があったかといいますと、それはいろいろとありましたでしょうけれど、以下の記事で取りあげました「ペルーのマグニチュード 8の大地震」という今年最大規模の地震がありました。
インドネシアでは、シナブン山が噴煙の高さ 15kmに及ぶ巨大な噴火を起こしています。これは以下の記事でとりあげさせていただいています。
もちろん、これらの現象が、惑星間衝撃波あるいは、それにより作られた宇宙線と関係があるのかどうかはわかりません。
ただ、現実にデータで宇宙線量が急激な上昇を示していることからも、何らかの関係はあるのかもしれないと自分としては思います。
しかし何より、今回は「宇宙線が、宇宙のどこでも作られている可能性」を知ったことが大きなことのように考えています。
同時に、「今はそういう現象が起こりやすい時期に突入したのかもしれない」というようなことも思ったりします。現実に、発生要因がわからない惑星間衝撃波が数日前に太陽系の中で起きたわけですし。
仮にですが、
「このような惑星間衝撃波が、太陽系の中で頻繁に起きるようになった場合」
を考えてみますと、その場合は、地球の近くで次々と宇宙線が作られるのですから、そりゃあ地球への影響大だと思われます。
先ほど書かせていただきました「宇宙線の地球への影響」が正しいものだとすれば、天候は大荒れの連続になるでしょうし、火山の噴火や地震も増加するという状況になる可能性もあるのかもしれません。
宇宙の状態は、この 10年ほどのあいだ、どんどんと変化していまして、その中で、そのような状態になっていったとしても不思議ではありません。


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