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、、、で、思い出したようにブログを更新(笑)。 いやいや、普通にやってはおるんですよ。 でも、老眼は進むし、PCはそろそろくたびれて来たし。なかなか大変ではあるんだよ。
そう言いながら、R・シュトラウスのオペラ「カプリッチョ」。 昔から好きだった。 が、ここ10年ぐらいで、以前にも増して好ましく感じるようになった。
劇中劇を、もう一つ外から見るような入れ子構造のコンストラクションが面白い。それを支える、詩的なテキストの美しさ(台本は、指揮者クレメンス・クラウスが作曲者と共作。初演の指揮も)。 それから、晩年のシュトラウス特有の、簡潔かつ繊細な音楽。小規模ながら極めて高密度、見る側のイマジネーションを刺激する創意に満ちている。
実演は未見。 もっぱら録音や映像ソフトで楽しんでいる。、、、ま、この田舎じゃ、なかなかこの手のオペラの実演には接し難いんだけども。
今んとこ、写真のフレミング主演によるパリ・オペラ座盤がベストかな?と。シルマーの指揮も、手堅く好感度高し。 フレミングは、この伯爵令嬢マドレーヌ役が十八番。 当DVDの他に、メトロポリタンとウィーン国立歌劇場の二つの映像が発売中。、、、人気あるよね、彼女。オカメ顔だけど。
このパリ・オペラ座盤は、ロバート・カーセンの演出が秀逸。劇の構造を逆手にとって、半分ライブ、半分映画のような手法で全体が構成されていて。 ドラマが進むにつけ、「なるほどなぁ!」と納得する部分が多々あります。広瀬大介氏による、綿密なライナーノートも参考になる。
フレミングの安定した演技と歌唱もさりながら、女優クレロン役のフォン・オッターが光っている感じ。妙に楽しそうに見えるのは気のせい?
で、このオペラの美味しい所を入れた音源となると、やはりカラヤン&ベルリン・フィルの晩年の録音。 トモワ・シントウがマドレーヌを歌って、間奏曲“月光の音楽”からラストのマドレーヌのモノローグまでを演奏している。
これがもう、絶美の演奏。 ベルリン・フィルの音色の変幻を、心ゆくまで味わえる。サ〜ッとやってみたら、めっちゃいい音楽になりました!みたいな。 メインの「4つの最後の歌」より、こっちの方が断然良い感じ。トモワ・シントウっていうソプラノ、あんまり好きじゃないんだけど。
、、、カラヤンは何故、「カプリッチョ」を全曲録音しなかったのか?「ナクソス島のアリアドネ」や「影のない女」を遺しているのに。 計画はあったんじゃなかろうか? 彼の健康が、それを許さなかったか? 是非、聞いてみたかった。
三つめの写真は、「バラの騎士」抜粋盤(64年)。ヴァルヴィーゾの指揮によるウィーン・フィル、クレスパン、ゼーダーシュトレーム、ギューデン他の歌唱。ゾフィー役のギューデンが、誠にチャーミング。
そして何より、ウィーン・フィルの伴奏! まるで、生クリームが溶けてゆくようなルバートのニュアンス。、、、こんな音源が存在するの、知らなかった。 |

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