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旧日本軍の細菌戦、二審も認定 731部隊訟で東京高裁
2005年07月19日23時09分
「不当判決」の垂れ幕などを掲げて抗議する原告団ら=19日午後2時46分、東京高裁前で
日中戦争中の1940〜42年、旧日本軍の「731部隊」(関東軍防疫給水部)などが行った細菌戦で自身や肉親が被害を受けたとして、被害者本人や遺族 ら計180人が国に1人あたり1000万円の損害賠償と謝罪を求めた訴訟の控訴審判決が19日、東京高裁であった。太田幸夫裁判長は一審と同様に、細菌戦 があったと認定する一方で賠償請求などについて原告側の主張を退け、原告の控訴を棄却した。原告側は上告する方針。 高裁は40〜42年、731部隊などが浙江、湖南両省で、飛行機からペストに感染したノミをばらまいたり、コレラ菌を井戸に投入したりする細菌戦を行い、多数の死者が出たと認定。ジュネーブ・ガス議定書(28年発効)に違反する行為だったと認めた。 一方、国際人道法や国際慣習法、日本の民法などを根拠とする原告側の請求については、47年の国家賠償法施行前の権力行為について国は責任を問われないとする「国家無答責の法理」を適用するなどして、いずれも退けた。 国側は一、二審を通じ、原告側が主張した被害や731部隊の行為について否定も肯定もしなかった。裁判は続く見通しだが、外務省中国課は 今後、部隊の活動実態などを調査するかどうかについて「731部隊の活動の詳細について政府部内に資料が見あたらない。部隊の性格や時間の経過にかんがみ れば極めて困難」としている。 細菌戦で親類を亡くし、原告団長を務めるとともに被害実態の調査を続けている王選さん(52)は判決後、「歴史の事実を共有することが 平和的共存の土台になる。土台がしっかりしていれば、経済などの面で争いが起きても小規模ですむ。日中で共同研究をするべきだ」と話した。
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731部隊と細菌戦、その実態 吉林省調査報告
講師 奈須重雄さんNPO法人 731部隊・細菌戦センター 理事
日時:9月24日(月)18時開場 18時30分開始
場所:ウィズ新宿 3階会議室 資料代:500円
日本軍による細菌戦の事実を決定付ける金子論文を発見し、長年七三一部隊の実態について研究してきた奈須重雄さんが金子論文に掲載されている細菌戦の被害実態を裏付けるために7月から8月にかけて吉林省農安に調査に行きました。
七三一部隊で研究された細菌兵器がどのような被害をもたらし,
どのような実態だったのか、また今回の調査で明らかになったことなどの報告をしていただきたいと思います。また、これまで細菌戦の事実を認めてこなかった政府に対し金子論文の意義等なども話していただければと思います。
主催 731部隊被害者遺族を支える会 電話 03-5379-2607
2012/9/1(土) 午前 7:59 [ イエスちゃん ]