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昨日、野党の雇用政策に疑問を呈しましたが、現在の日本の雇用状況は過渡期であり、非常に難しい状況です。
特に組み立て現場における、技術のチープ化は目を覆うばかりです。
最近の例で上げますと、パソコンですね。
以前は工場で組み立てていましたが、今は一般消費者がパーツを買って組み立ていますよね。
昔からのトレンドなんですが、工賃を安くする目的で、設計は部品のモジュール化を図り、技術のチープ化とコストダウンを図っています。
結果、生産機械の発達もあり生産現場において付加価値を産み出せ難くなっており、人件費の高い日本から産業が駆逐される結果を招いています。
以前から続いていた、このトレンドはまず間違いなく今後も続く事と思われます。
ところで過去と違い、現在がツライのはなぜでしょう?
それは雇用の受け皿となる成長産業が見当たらない事です。
繊維⇒TV(家電)⇒車と生産現場の雇用を吸収できる成長産業が常に日本にありましたが、現在はありません。
したがって過去と違い産業の空洞化は即、深刻な雇用情勢を招く事になります。
最近の空洞化業種としての最右翼は液晶TVです。
シャープの亀山も危ないかと。
といかピンチです。
部品であるパネルの生産はまだ、良いとしても。TVの組み立てラインは・・・。
車も動力が電気モーターになると、同様な事が起こると予想されます。
この結果、予想される状況は非常にツライ。
日銀の円安誘導(バブル)のおかげで、一部、工場が国内回帰しましたが、一過的な現象です。
いろんな意味で製造現場が利益を生み出さなくなっており、雇用の受け皿としてなり得ない事が予想されれます。
正直、液晶の亀山モデルが成り立った理由は、安い工賃のおかげと思います。
そんな状況で、野党が推し進める正社員化をおこなったら、確実に海外移転です。
(もうすでにシャープは一部のラインを中国に移動し始めています)
また、彼ら、政治家は企業の内部留保を吐き出せと言っていましたが、将来の投資となりえない分野に出資するのは自殺行為であり、非常に疑問である。
野党の言うとおりの事をすれば、産業の空洞化が進むだけである。
工場の海外移転を加速させてどうするんだと言いたい。
残念ながら技術の進歩により、工場の生産現場で働く人は確実に少なくなります。
従って根本対策は、生産現場で働く人の正社員化でなく。
違う職種への転換であると思います。
正直、介護や福祉等の労働集約的な職種に転換して欲しくないです。
格差を開く結果を招き、社会問題になるだけです。
財政が豊かならば、税金でそれらの給与を底上げするのが望ましい姿ですが、日本は土木工事に夢中でそのお金がありません。
やはり、知識集約型の職業。
医者・弁護士・会計士・研究者・開発・ソフトエンジニアなどの職種を目指してもらいたいと感じます。
そのためには高度な教育が必要になるわけなんですが、今の日本の教育は知識偏重で知恵を育てていません。
よって教育システムの大幅な変更が必要かと感じていますが、はて、さて・・・。
取りあえず、今の状態はジリ貧状態 です。
所見
本来は生産現場に人手をかけなくて済むわけなので、良い事なんですがね。
現在の日本の苦境、成長性の希薄感は、雇用の受け皿を準備できていない事につきます。
つまり成長戦略を、ここ20年描けなかった日本の政治の無策の結果であり、そんな政治家を選んだ我々有権者のせいなんでしょう。
現在の閉塞感を招いたのは我々、日本人の所為なのである。
特に投票に行かなかった方々には猛省を促したい。
安易に政治家のせいにせず、有権者の皆様には、自分の未来を守る為、次期衆院選おいて賢明なご判断をお願いしたいところです。
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知識産業を日本で育てるのに必要なのは、合理的な効率的な電子政府の実現、国内での実践的な英語教育の充実、海外への日本語の普及の3つです。
特に、日本の英語教育のカリキュラム自体はいわれるほど酷くないのですが、他教科で英語の生の資料「も」参照する習慣を付けるなど、とにかく実践の場を増やすことが必要でしょう。
2009/7/29(水) 午前 3:48
知識集約型の職業が労働集約型の職業よりも何故、高額な年収かと言えばそれは、個々人に高度な能力と多大な努力が必要とされ、しかも誰もが成れる訳では無いが故でしょう。知識集約型の職業に就けなければ、労働集約型でも止むを得ませんし、その中でも比較的条件の良い製造業の必要就業人口が少なくなれば、条件の劣る他業種に流れざる他、有りません。
トヨタがロシアで生産工場を稼働させましたが、ロシア人は「我々はロシア人が作るトヨタ車には乗りたく無い。日本人が作るトヨタ車に乗りたいのだ。」と言っているそうです。高品質や安全、安定、安心の代名詞とされるMade in Japanはまだ必要とされる所も有るでしょう。要は住み分けの問題、ガラパゴス製品と揶揄される日本の高付加価値工業製品を欲しがる海外の富裕層向けビジネスを模索する手もあるのではないでしょうか。
2009/7/29(水) 午後 10:55 [ 憂国烈士 ]
怪盗さんへ
英語の授業についてですが、日本の場合、それ以前の状態かと。
日本語が出来ているのか心配です。
母国語が出来ない学生に、外国語を教えても・・・っと思います。
次善の策として出来る学生に、まず教えるという事がありますが、現在の画一的な教育システムの見直しが出来るかどうか?さて、次期政権与党の予定、民主党のバックは日教組です。難しい印象は持ちますね。
2009/7/29(水) 午後 11:29 [ K9 ]
憂国烈士さんへ
ブランドを軸に商売するのも、良い案だと思います。出来れば機能だけでなく、デザインも含めてブランド化(特許化)出来れば、勝機アリです。
でないと工業製品なので・・・、実際、モジュール化の進んだパソコンで生産地を気にする方は少ないと思います。自分で自作するぐらいですからね。
車も電気モータになると、かなりコモデティ化が進むので、ロシアでも良い車、もっというなら中国で安くて、高性能な車を作れる可能性が出て来ます。その時、Made_in_Japanで差別化が出来れば、日本は万事休すですね。
2009/7/30(木) 午前 0:01 [ K9 ]
続き
根本的には、工場等における生産活動の省人化は、人類が楽したいと感じたときからの欲求で止める事は不可能と感じます。
従って、生産活動以外に従事しない方は、他に活動の場を求め必要が出て来ます。これは避ける事が出来ない変革のイタミです。
チャップリンの映画みたいですね。
で、私としては、その変革のイタミを、ただの安易な自己責任論議で片付けるのでなく、共同社会全体の課題として対応して欲しいと、切に願っており、気分が乗ったときに記事を書いています。
だいぶご無沙汰ですが・・・。
現役世代については、イタミの緩和(お金)と再教育。
特に、まだ社会に出ていない子供達には、現状に合わせた教育をするチャンスがありますので、一刻も早く、将来の成長産業に合わせた教育を施してあげたいとは思っています。
取りあえず、選挙ですね。
2009/7/30(木) 午前 0:01 [ K9 ]
> 母国語が出来ない学生に、外国語を教えても・・・っと思います。
まだ国語が苦手だから、音楽を教えるのはまだ先ってことはないですよね。日本語と英語はまったく別の表現と考えたほうがよいと思います。日本人が英語でつまずく最大の原因です。
2009/7/30(木) 午後 5:33
言葉の基本は母国語だとは思います。
日本語の『ありがとう』が理解できないと、『thank you』が理解できないのでは?って考え方です。
非常に基礎的な学力が低下しているのではないかという危惧からの発言です。ある程度の学力があるのでしたら基本賛成です。
2009/7/30(木) 午後 8:21 [ K9 ]
日本語の『ありがとう』と英語の『Thank you』は全く別の概念です。ですから英語がいくらしゃべれても、日本語の代替にはならないですし、その逆も真です。ということで、日本語をしっかりやった上で、英語もしっかりやる。それ以外にありません。
2009/7/30(木) 午後 9:10
>日本語をしっかりやった上で、英語もしっかりやる。それ以外にありません。
結局、勉強するしかないということですね。やはり学校教育をいろいろ改革しないと、対応できそうもありません。時代の要請ですので、仕方がないのかもしれませんが・・・。
2009/7/30(木) 午後 9:18 [ K9 ]
平安貴族の頃は、唐の最盛期でしたが、当時漢文の素養が必須だったことは大いにヒントになると思います。日本人は本来異文化交流は得意であり、そのことが日本を発展させてきたのだと思います。文字は中国、文法は朝鮮、発音と基本語彙はポリネシア、そしてさらに最近はカタカナ語という日本語の構成が雄弁に物語っていると思います。
2009/7/30(木) 午後 9:31
新しい産業、グリーンエネルギーとは言ってますが、具体的に何と何をやって、どうやって雇用を生み出すのか、全然打ち出せていませんよね。
そういう長期目標、ビジョンというものが欠けています。
そして、今そのために、何をやるべきかも出てませんよね。
小泉さんが総理を辞めてから、バイオエタノールと言い出したのには驚きでした、それもサトウキビを使って・・・
何を言ってるんだぁ、この人は・・・と怒ってしまいましたよ。
2009/7/30(木) 午後 11:25 [ whitesnow1489 ]
・・・母国語と英語のお話しに横から入らせていただくと
言葉の後ろの文化を学ぶのに、自分の国の文化をよく知らないでいる
っていう背景がありますよね。
いかに豊かな美しい感性を育むか、競争社会と真逆のものだと思います。
でもそういった観点から次世代の仕事が生まれてほしいな、なんて夢物語でしょうか*
2009/7/31(金) 午後 10:58 [ -- ]
whitesnow1489さんへ
産業を興すのは良いのですが、ここまで機械化が進むと、雇用もそんなに生まれないでしょう。もう少し、この国のグランドデザインについて政治家は話すべきだと思います。
製造業がいつまでも国の成長のエンジンでいられるわけではないので・・・。
2009/8/1(土) 午前 0:07 [ K9 ]
はなこ さんへ
理想ではないと思います。生産活動外の仕事はそういったモノも含まれると思います。ただ、国が、国民がそういったモノにお金を出しても良いよねって思う必要があると思います。
今は、安易に大量生産された食や工業製品を喜んで消費している段階なので、そういった手作り感のある、人間味あふれた高級品を買う程までは消費者意識が辿り着いていません。が、徐々にですが、そういったモノが評価されつつあるので。いつかはそういったモノに価値観を見出してくれるハズです。
今は残念ながら、その手の高級品は欧州産ですかね。
2009/8/1(土) 午前 0:17 [ K9 ]
雇用を考えた先には、必ず経営者がいるわけです。つまり雇用とは、どんな職種であっても経営者に「選ばれて」働く立場なのだと思います。経営を考えれば、ムダな雇用を抱えたくない。そうなると、雇用の創出ばかりを考えるのは限界かと・・
いつから人間は、みな第2次産業・第3次産業ばかりに偏ったのかと思います。こういった産業は人間が文明的な暮らしをするための産業なので、豊かになればいらなくなることは当然。でも、第1次産業は決して不用にはならない。個人的な考えですが、農業人口が産業に流れてることが雇用の創出という「義務」を生み出したように思います。まぁその農業も、いろんな政治的思惑が絡み、一筋縄ではいきませんけどね・・。
世の中、需要があって供給がある。雇用の話を聞くたびに、「雇用を創出してもらって、働かせてもらう」なんて、おかしな話だと思うわけです。
2009/8/3(月) 午前 1:18
あい さんへ
日本人はほぼ、生きるための生産活動から開放された言って良いかと思います。折角出来た余力です。一生懸命働かなくても良いような気がします。
もう少し、余暇を楽しんでも良いかと。ですので、無理に産業を創出し、雇用し、働く必要があるかと言うと、私もおかしな話と思うときがあります。
物質的な豊かさ、以外に価値観を求める社会の出現もありかと、最近、思っています。
2009/8/3(月) 午後 8:57 [ K9 ]