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政策とは

日本の政策分析をすると度に、その幼稚さに目眩を覚える。
 
なぜなら、政策立案者たる彼ら、政治家に理想がなく、理想はあってもそれを具現化する現実的な数字、数値目標がないからだ。
 
総てがおぼろげである。
 
行えば、おそらく良くなるだろう的な政策が多すぎる。
 
そんな陽炎のような政策に、借金漬けの日本、民主党は計6兆円を超える国費を投入しようとしている。
民間企業でありえない事が、リアルとして国民の前にあらわれる。
そして、その無理は、将来、なんらかの形で晴らされるのであろう。
収入に対し、過大な生活。
アメリカでは国民が借金して住宅バブル(過剰消費)をエンジョイしたが、日本は政府が借金して身の丈に合わない生活をエンジョイしている。
 
なぜ?日本は自己成長の為に資金を投入せず、生活(一時的公共投資や福祉)に投じるか?
親の遺産が無くなった後、誰に喰わせてもらうのだろう?
それとも逆か?
子(国民)の資産を親(国家)が食い潰しているのかもしれない。
 
日本の国債は家庭内借金だから、よそ様は関係なく大丈夫と言っても、子の資産を勝手に食いつぶす権利が親にあるのであろうか?
 
何度も言うが、社会福祉関連で50兆円以上の赤字を抱え、公務員の人件費(途上国でなくOECD諸国平均の2倍の給与、日本とニュージーだけ突出して高い)が50兆円もあるにも関わらず、その財源として増税を検討している。
 
なぜ?自己投資を並行して検討しないのか?私は不思議でしょうがない。(検討しているのだろうけど・・・)
増税して福祉では、今のジリ貧状態は変わらないだろう。
もし、福祉の拡充を行うのなら、政策の目的があってしかるべきだ。
福祉も上手く政策的に行えば成長につなげる事が出来るのは間違いない。
 

自己思索の長期テーマの一つでもあるが、個々が抱えるリスクをどう考え、そのリスクヘッジに社会が協力する意味と、その影響をどう見るか?である。
 
 
福祉の本質はリスクヘッジだが、民主党のリスクヘッジ政策は社会に正しい正の流れを呼び込むモノであろうか?
多分、ダメだろう。
モラルハザードを逆に呼び込む気がする。
 
福祉(権利)の裏付けたる義務(税収)を論議しなかったツケは誰かが払うのである。
後は、国母君と同様、権利対権利の醜い争を行うだけだ。
 
 
旧与党自民党は、景気回復の名の基に効果の定かでない630兆円以上もの巨額な公共投資を行った。
結果、日本の国土舗装率は世界でも有数のレベルであり、あちらこちらに維持費も担保できない施設、道路、橋、空港が出来た。
結果、国土の3%が舗装されたのだから大したモノだと思う。
将来のイタミを考えず、良く造ったというところか・・・。
 
この目標が定かでなく、効果も怪しい政策に国民が嫌気を感じたからこそ、昨夏の政権交代(理由の一つ)につながったと個人的に思っているが、その期待に反し、民主党はコンクリートから人へ対象物を変えて効果の定かでない政策を行おうとしている。
 
 
無常だ。
 
 
子ども手当の記事に対するコメントとして、少子化対策が必要なのか?という趣旨のコメントを頂いているが、非常に正鵠を得た発言だと思う。
 
なぜなら、民主党(自民党含む)の政策には理想と現実がないからだ。
 
理想の将来像があって、理想の人口構成があり、現状に対する理想の原状回復目標とそれに伴い発生する費用とその影響についての言及があってこそ政策である。
(少子化対策が上手く言った場合、その費用負担は莫大なモノになる。それを理解しているのか甚だ疑問。所詮、イタミ止めなんだろう。)
 
少子化対策が必要ならば、理想の生活、理想の人口分布のあり方と、理想の日本人のあり方(教育、社会構造、多岐に渡る)を指し示すべきだ。
単純に人口増、子どもが増える事が、現在のイタミの緩和になるのか?
おそらく答えはNoだろう。
途上国の人口ボーナスが先進国において期待できないのは常識である。
その現実の前に単純に人口、増やせでは・・・。
 
グローバル社会の本質は地域間競争である。
日本の高い税率、高い人件費に見合う魅力を国として提供できなくなった時、それは国における夕張の現出だ。
体力のある金持ちから日本を見捨てていくだろう。
 
そのロジックを考えると、法人税、所得税は下げざるおえず、その分、消費税UPになるのかもしれない。
が、消費税もUPし過ぎると、今度は消費が国外に逃げてしまう。
(EUでは良くある話、海に囲まれた日本で可能かは不明だが、耐久消費財や高額商品で可能だろう?出来ないのは生鮮食品、しかしジャンクフードが可能な事を考えると・・・)
 
企業が逃げるか?、消費が逃げるか?、が逃げるか?
 
日本人を含む、日本は地域間競争の真っただ中だ。

国は、その競争に打ち勝つ方法論を個人に投げたいようだが、それで良いのであろうか?
 
社会でなく個人が個人で勝った時、その個人はどう判断するのだろう。
私はより良い環境を求めて他の国への移住を当然のように考えると思う。
東京と地方の関係が、日本と他国で現出するのである。
イチロー(LEDの開発者も含む)が良いモデルケースだろう。
アメリカにマッチポンプのように吸い上げられる可能性が大である。
残るのは貧乏人だけ。
笑えない未来だ。
 
流出を防ぐ一つの方法論としては、個人でなく全体(日本)で世界に勝つ事だと私は思ってしまうのだが、皆さんはどう思うのであろう。
それならば、個人(才能)の流出によるイタミはそれ程でなく、日本は耐えられるだろうし、個人を回りが活かす環境に代われば、才能も出て行かないだろう。
 
日経ビジネス、今週号の標題は、『伸びる会社は全員力』であった。
(自民党に対する皮肉にも聞こえる。谷垣さんの『みんなで頑張ろうぜ』は何に?)
 
全体に埋没する人材(バブル崩壊前の日本)でなく、個がしっかりした上で他と共同できる企業文化の確立を急ピッチで各企業が行っているのをトレンドとして感じてはいたが、金融危機(1998年)の頃より本格化した動きが、やっと表面化してきた。
(日経の察知能力は極めて低いのだが、逆に日経に掲載さる事は、全体に認知されつつある状況と判断する事も出来る)
 
資源のない日本が世界で伍してゆくには人材力、もしくは人材育成能力であり、それこそが持続可能な成長をもたらすモノと信じている。
 
私の理想は日本が将来にわたって豊かな国になる事である。
であるが故に、政治に期待する事はあらゆる分野での人材育成能力(実務、ココロを含む)の強化でもある。
その意味で民主党(自民党も)の諸政策、子ども手当を代表とする政策効果にイタミ緩和以外の目的を私は見出す事は出来ない。
 
出来あがった人材を手に入れる方法も効率的だが、それだと世界標準で日本人は競争にさらされる。
算数も満足に出来ない大学生が半分ほどいると思われるが、強烈な競争者社会の強者たる外国人に能力で勝てるのだろうか?
国語力は総ての学生に必要だし、算数も同じだ。
 
にも関わらず、最近の大学入試は選択だ。
日本人の基礎学力は確実に落ちているだろう。
おまけに大学の単位取得に対する労力も以前と比較し半分になってしまった。
(大学改革で通年の2単位が半期2単位、つまり通年4単位になり、必要単位数が変わらなかった事で実質的に半分)
 
大学も含む、日本の教育改革、ゆとりは個人に自由な時間を与える事で、個人の自立を求めたと思うが、その理想に対し現実はかくも残酷である。
 
強制の伴なわない日本人の学習時間は国際比較で最低である。
 
民主党の基本理念は機会の平等であって、その機会の有効活用については自己責任と考えている。
従って子ども手当(使い道フリー)のような政策になるのだが、その方法論は悲しい事に、理想と現実が折り合っていないのではないかと強く思う。
 
ゆとり教育の本質は自由(時間)を与えた事であり、その事により日本は知恵を育むはずであったが、知識まで失いつつある。
子ども手当や高校無償化でカネを与えた事で、日本は何を失うのだろう?
勿論、自己責任とやらで、有効に使う家庭とそうでない家庭で差が開くのだが、同様な事をしているアメリカの例と、その結果に対し、日本人は何を感じるのだろうか?
 
カネと自由、時間は等価である。
 
カネによる消費は時間を買う事であると定義される。
従って導き出される答えは『ゆとり』と同じ結果になるのでは?っと当然のように思うのだが・・・。
 
『ゆとり』教育を否定した日本社会が、『ゆとり』と同じ意味の『カネ』を求める。
 
そんなに破綻がしたいのだろうか?
 
将来における日本の適正人口と及び、その産業形態を政治家は我々に指し示す事が出来るのであろうか?
 
政策の本質は未来を語る事だ。
 
産業は正直、自己責任でも構わないが、それに正しく対応出来ている日本人がどれだけいるのであろう?
読み書き算盤が満足に出来ない日本人というか、大学生が多いが、この国は本当に大丈夫なんだろうか?

増え続ける社会保障費にピヨピヨしている以上、望みが薄いと言わざるおえない。
この鳩山首相のピヨピヨ感が、全政党共通であり政策の骨組みが見えず、総ての政策においてまとまりがない。
(国民新党の下地さんは除外)
 
全体の枠組み(日本の理想実現)の中で、少子化対策、農家の所得保障、高速道路無料化(これは理解できるが副作用も大きい)、高校無料化の位置が明確でない以上、何もかもが幻のように見えてしまう。
 
会社でこのようなプロジェクトが存在するとしたら、その会社は潰れるしかないだろう。
その意味で、日本は潰れようとしているとしか見えない。
 
 

閉じる コメント(12)

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基本、わが国はその最盛期を過ぎています。
ここで、どう踏ん張るかでしょう。
恐らく、ここ4,5年で、完全に貿易黒字すら出なくなる。
もう日本の技術優位は、それほどもちません。
デジタル革命。技術移転の速さ。人材すら海外流出していく。
国内経済は、縮小の一途。
人口が減少し、税金が高く、将来の高負担が確実な国に、外国からの投資が増すことはありえない。

根本的に作り変えないことには、ジリ貧です。
ところが、民主党は、パンとサーカスで票を買うだけ。

何とかしなければ、、、、

2010/3/27(土) 午後 2:41 みずがめ座

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水がめ座さんへ
>ここで、どう踏ん張るかでしょう。
恐らく、ここ4,5年で、完全に貿易黒字すら出なくなる。

数年前に2017年までに貿易赤字になるという試算が出ていますから、赤字転落は確実だと思います。
なぜなら、何の対策もしていませんから。
笑える状況です。
将来予想される苦境に対し、何ら日本社会は手を打っていない。
少子高齢化もそうですが、対処療法を行うにしても時期を逸しています。
>何とかしなければ、、、、
皇室に関するお話がそうだと思いますが、非常に興味深く読ませて頂いております。
国母君絡みの話で最後は皇室に行きつくのですが、記事をそのまま流用したい思いです。
<m(__)m>

2010/3/27(土) 午後 3:43 [ K9 ]

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民主党現政権の主だった政策は、選挙で集票する為のバラマキ政策以外の何物でも無いでしょうね。ですから政権交代が成果そのものですし、政策を実行する事が政権維持に繋がる訳です。そこに国家の将来像はほとんど無関係と言えます。
拙い事に財源が無いまま、実行に移しましたから、その先には増税が待っています。社民主義化していますから、主なターゲットとなる大企業や高所得者は海外へ逃げ出すでしょうね。かくして日本社会は競争性を失う事で経済成長が鈍り、かつての社会主義国家の道を辿りかねません。
国民が理解した上でそれを望んでいるのならば良いのですが。

2010/3/27(土) 午後 4:33 [ 憂国烈士 ]

政治家が、将来の日本を考えて今に痛みを求めても票が集まらないのが現実。彼らにとって国家の未来像を考えることはなんの利益もないことなんですよね。そうである限り政治に日本の将来を託すことはムリだと思います。
たとえ失策しても明日のメシに困るわけではない。今の自民党がそうです。重鎮は残り(比例区を利用してでも)、選挙に弱い若手が泣きをみるだけ・・
どなたかの記事で見たのですが、選挙に「この人はなってほしくない」という投票を入れてはどうか?と。これは案外効果的だと思いましたよ。
まぁ・・未来を語らないでバラまくほうがオイシイとしてしまってるのは有権者ですから、その罪は大きいかもしれません。そして、政策の本質でなく政治家のスキャンダルしか書けないマスコミもしかり。
どこから手をつけたらまともになるんでしょうね・・

2010/3/27(土) 午後 5:06 あい

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憂国烈士さんへ
>主なターゲットとなる大企業や高所得者は海外へ逃げ出すでしょうね。
日本の低所得者は諸手を上げて賛成しそうですな。
実際、子ども手当の財源を大企業や高所得者に求めていましたし。
何人かに掲示板で上記ロジックを説明すると、感情論に近いコメントを頂きました。
私はイタイんだそうです。
イタイのはわかるのですが・・・。

ちなみに民主党の政策は自民党潰し以外の何者にも見えません。
ですから、国の将来像など・・・。
民主党の小宮山女史あたり文句を言いたそうですが、政権交代を焦ったツケですね。

2010/3/28(日) 午前 8:59 [ K9 ]

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あい さんへ
>どこから手をつけたらまともになるんでしょうね・・

制度論で言うなら分権でしょう。有権者に変化がないと政治家は変わりまへん。
ちなみに今の40代以下の政治家は結構、真面目に考えていますよ。
が、悲しいかな職業政治家の限界で、自らの失職、生活破綻の現実に耐えられないようです。
橋元府知事が思いきった改革をするのも、職業政治家でないからでしょう。
理想を言うなら職業政治家がホボ100%の状態は異常ですね。
もっと芸能人以外の民間人の登用を進めるべきです。
まぁ、言わば政治の官民交流ですね。

内田樹先生やワタミの社長、原監督(芸能人ですが彼ならやれる)等々です。
生活に心配のない方は大ナタを振るってくれそうなので期待大です。

同じ事が選挙区安泰の大物議員。
小沢氏等にも言えますが、皮肉な話です。
もっとも森元首相はダメですが。(笑)

2010/3/28(日) 午前 9:09 [ K9 ]

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共産党の先生方が真顔で、企業の内部留保は埋蔵金だから徴収せよと言われるのには驚きますね。内部留保は企業の埋蔵金であって、国家の埋蔵金では無いのですが、強盗案を口にされている事に気が付いていない様ですし、社会にも同じ考え方をする人は多いのでしょう。
努力をした人が成果を挙げ、その成果が努力をしない人に渡されるのならば、誰も努力をしなくなります。ソ連や東欧で何故、共産主義が崩壊し、中国で市場経済を取り入れてから、急速な発展を遂げたかを鑑みれば、誰にでも理解出来る事だと思いますが、違うのでしょうね。

2010/3/28(日) 午後 5:36 [ 憂国烈士 ]

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本質的な議論をせずに、肥大化、先送りし続けてきた、ツケが、子供や孫の世代に大きくのしかかっていますが、財政健全化より目先の利益に目がいっていた我々国民の責任も問われますね・・・

それ以上に深刻なのが、メディアが本質的議論より、大臣の日々の行動等、政局よりだというのは非常に深刻だと思っております

2010/3/29(月) 午後 9:14 かいざぁー

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憂国烈士さんへ
弱者が強者になりかねない世の中に危惧を覚えます。
助けられて当然のモノと思い始めた風潮に危機感を覚えます。
当然、そう思わない人もいるので、争い諍いは目に見えています。

共産党の考え方は、ある種、理想主義、究極の性善説になりたっていますが、人はそこまで善きモノではありません。
仰る通り、誰も努力しなくなるでしょう。

2010/3/31(水) 午後 7:55 [ K9 ]

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カイザーさんへ
>メディアが本質的議論より、大臣の日々の行動等、政局よりだというのは非常に深刻だと思っております

本来、世論のリード役たるメディアが警鐘、もしくは我々を教化、導くべきだと思います。
だからこそ、メディアは知識人と見られるわけですが、彼らの多くは金稼ぎに走り、国民の民度を下げる番組作りに夢中です。
そして、そんな番組を望む国民がいます。

無常です。

2010/3/31(水) 午後 7:59 [ K9 ]

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最近、政策重視ですが、あわせて戦略(特に国際競争力)もセットで考え抜いてほしいものです。企業や団体も、陳情の際に、同じ費用をどこから捻出するか提示してほしいものです。

「富の再分配」より、「痛みの再分配」に突入していることを実感すべきでしょうね♪

2010/4/14(水) 午後 10:08 かいざぁー

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カイザーさんへ
>「痛みの再分配」に突入していることを実感すべきでしょうね♪

だから自民党政治が行き詰ったんですが、民主党も同じ轍を踏みそうです。
本当はそんな党でないハズなのに、国民をバカにする事で、大衆迎合政策を行い深みに嵌る。

無常です。

2010/4/14(水) 午後 10:14 [ K9 ]


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